貞操逆転って何ですか? 作:永遠のスランプ
「貴方のせい……」
ああ、俺のせいか。俺がまた何かやらかしたのか?前世で無自覚にやらかして道化を演じる異世界転生者が嫌いだったのに、気付いたら俺もそうなっていた。ああもう全てが嫌になる、何も上手くいかない。
「……貴方が悪いんですよ。半裸だから見えるエッチなへそで私をムラムラさせて。お陰で天才的な私の右腕が腱鞘炎になったんです。どう責任取ってくれるんですか?」
馬乗りになった彼女は、俺の上でそう叫ぶ。が、俺は疑問を抱き彼女に質問を投げつけた。
『え?何で?何で腱鞘炎になったの?』
「何でって。ナニをしまくったからに決まってるじゃないですか。馬鹿なんですか貴方は。ここ一週間、学校にも行かず朝から晩まで四六時中。ご飯以外はずっと貴方でオカズにしてました。凡人だとしても自慰行為ぐらいするでしょう?」
俺が頭おかしいの?彼女は何を言ってるんだ?いや、普通の事か。確かにオ●ニーぐらい俺だってするけど。いや、ごめん。自分で自分をオカズにはしないな。
「あの時、貴方の配信を見てから天才な私は変わってしまったんです。今までは何とも無かったのに、男の人を見るとなんだか変なんです。最近は教科書のキャラクターにまでその症状が現れまして。それで分かったんですよ、これが……」
恋?もしくは一目惚r。
「
「だから、貴方の家に来たんですよ人参マン。これを抑えられるのは男の人と繋がれば抑えられると叡智の書に書いてあったので」
深刻そうに身の内を語る彼女を見て、最初は家に忍び込み。突然馬乗りになって襲われて警戒心がマックスになっていた俺の心が揺さぶられてしまった。
でも。でもだ。
『……今何歳なんだ?』
「十●歳ですが何か?」
飛び級で、私は色々免除して貰って教員免許を持ってます。と自慢げに見せつける教員免許状を見て、この世界の公務員は碌でも無い人達だなと思ってしまう。勿論全てが全てじゃないだろうけど。
最近言われて気づいた。その碌でも無い人を惹きつける様にしている動きをしているらしい、俺は。でもそんな事を言われても今更どうする事も出来ないって二人に言ったら「馬鹿は生きづらいですね」って言われた。
馬鹿じゃないから、俺は。そこだけは否定させて貰う。まぁ、そんな事は置いといて。状況を整理しよう。
初配信から約一週間が経った。毎度毎度告知も何もないゲリラ配信なのに、何処からともなく。言い方はかなり悪いが、ハイエナのように嗅ぎつけて皆見てくれた。それが恐怖であり、嬉しくもあった。
だから俺はこの世界の事を忘れてた、男が襲われる事もあると言う事を。いや、でもだよ?でも、まさか昼夜堂々と普通に入ってくるとは思わなくない?
と言うか、なんであの二人はどちらも気づかないんだ?
開きっぱなしのドアに視線を送ると、上に乗る彼女にバレた様で。まるで悪戯が成功した子供の様に彼女は言った。
「あぁ、あの二人なら寝てます。天才な私特製のお薬でね。だから邪魔するものは何も無い。それに、そろそろ頃合いじゃないですか?」
『な、何が?』
何だ?急に頭がぼーっとして来た。なんかどうでもよくなって来た。
「睡眠薬などの効果作用がある香水。貴方の為に作りました。段々ゆっくりジワジワと意識を奪い、ゆっくり寝ている間に全て終わらせますから。だ、大丈夫です。経験は無いですが、映像資料や書籍などで経験豊富ですから、凡人な貴方は天才な私に任せて下さい」
駄目だ。と、心で叫ぶが脳みそはなぁなぁで済まそうとして来る。お互い気持ち良くなれるんだから良いだろ?何をそんなに頑なに否定してるんだ?と悪魔は囁く。
馬鹿な考えで古臭いものだと言われるかもしれないが、初めてはやっぱり好きな人としたい。獣じゃないんだからやりたくなった時にやってそれで終わりはなぁって思ってしまう。あくまでも俺の考えだ。
「良い子ですね、そうそのまま。これからパンツを脱がしますからね」
どうでも良いけど、いちいち実況されるの嫌だな。なんかやましい気持ちよりも、数十年後の未来の介護の方を想像してしまった。歳はとりたくないなぁ。俺、この世界でジジイになったらどうなるんだろうな。
そんな事を考えていれば、次第にパンツが俺の元から離れていく。それを見て彼女は同じ様に下着を脱いだ。そして。
「ええ……な、ナッ!何ですか!?コレは……こんなの。こんなのっ、私のデータにはありません!」
余談だが、俺の身長は高い方じゃない。それは前世でも変わらなかったのだが、もう一つ変わらなかった事がある。
それが●ン長だ。昔からデカいデカいと言われていたが、俺は良く分からなかった。こんなもんだろって思ってたら遂に見比べることも出来なくなってしまったが。やっぱりデカいのか。
『どうした?先生。教えてくれるんじゃないのか?』
他人に見られて興奮してるのか、それともこの状況に興奮しているのか分からないが、薬から解放されて自由になった俺は後退りして俺の身体から離れた彼女に迫る。
『なぁ、センセイ。教えてくれよ』
「ひっ、ひいぃぃぃぃ。いや、えっとその。……そ、そう。は、補習!また次の機会にしましょう!」
そう言ったが最後、彼女は逃げる様にしてその場から離れた。
……パンツ。忘れてるけど、良いのかな。まぁ、良いか。神様、いるのならデカくしてくれてありがとうございます。
神様「いや、しらないしらない。その一物はあげたつもり無いから」