Blue Archive SCHALE! Former Trio   作:只のナギサ推し

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コレを書く日のお昼、シーフードラーメンを食べました。

今回、独自設定的なものがあるかも。


第9話 始めてのラーメン

セリカが部屋を出ていき、ノノミが追いかけに行って数分経った。

 

ULB「………」

 

Dust「………」

 

Insanity「………」

 

3人『気まず…』

 

物凄く気まずい。恐らくホシノ達も同じであろう。

 

Dust「なぁ、さっき借金とか言ってたけど…説明してくれるか?」

 

ホシノ「まぁそうだねー」

 

ずっとこうしてるんけにもいかないので、俺は借金の事について聞いた。

 

ホシノ「…えーと、簡単に説明すると…この学校、借金があるんだー。まぁ、ありふれた話だけどさ」

 

Insanity「…金額は?」

 

ホシノ「えーっと…ざっと9億ぐらいあるんだよねー」

 

アヤネ「…正確には、9億6235万円、です」

 

ULB「9…億…」

 

Dust「間近…」*1

 

いやいやいくらなんでも9億はヤバすぎるだろ!?

この金額を高校生の頃から払ってるなんて…

 

アヤネ「これはアビドス…いえ、私たち対策委員会が返済しなくてはならない金額です。これが返済できないと、学校は銀行の手に渡り、廃校手続きを取らざるを得なくなります」

 

なるほどな…恐らくこれが一番、アビドスの復興を妨げてる要因だろうな。

 

アヤネ「ですが、実際に完済できる可能性は0%に近く…ほとんどの生徒は諦めて、この学校と街を捨てて、去ってしまいました」

 

シロコ「そして私たちだけが残った」

 

アヤネ「学校が廃校の危機に追いやられたのも、生徒がいなくなったのも、街がゴーストタウンになりつつあるのも、実は全てこの借金のせいです」

 

ULB「こりゃあ思った以上に深刻な問題だな」

 

Dust「逆に聞くが、どうしてそこまで借金が膨らんだんだ?」

 

アヤネ「…数十年前、この学区の郊外にある砂漠で、砂嵐が起きたのです。その地域では以前から頻繁に砂嵐が起きていたのですが、その時の砂嵐は想像を絶する規模のものでした」

 

Dust「どれくらいの範囲で被害が出たんだ?」

 

アヤネ「えっと確か…はい。こちらは、被害を受けた範囲を示す地図です」

 

アヤネが取り出した地図を見ると、殆どの範囲が砂に埋もれていた。

 

Insanity「確かに、これほどまでの被害の大きさならこの金額にもなるな…」

 

アヤネ「この地図が指し示す通り、学区の至る所が砂に埋もれ、砂嵐が去ってからも砂が溜まり続けてしまい…その自然災害を克服するために、我が校は多額の資金を投入せざるを得ませんでした…」

 

ULB「それでも、足らなかったのか?」

 

アヤネ「…はい。なので、銀行などから支援を受けようとしたのですが…このような片田舎の学校に、巨額の融資をしてくれる銀行はなかなか見つからず…」

 

Dust「黒い所に頼るしかなかった、てことか」

 

シロコ「ん、その通り。悪徳金融業者に頼るしかなかった」

 

アヤネ「…はい。最初のうちは、すぐに返済できる算段だったと思います。しかし砂嵐はその後も、毎年さらに巨大な規模で発生し…学校の努力も虚しく、学区の状況は手が付けられないほど悪化の一途をたどりました…そしてついに、アビドスの半分以上が砂に呑まれて砂漠と化し、借金はみるみる膨れ上がっていったのです…」

 

まさか、これほどまでアビドスが危機的状況に陥っていたとは…

 

アヤネ「…私たちの力だけでは、毎月の利息を返済するので精一杯で…弾薬も補給品も、底をついてしまっています」

 

シロコ「セリカがあそこまで神経質になってるのは、これまで誰もこの問題にまともに向き合ってくれなかったから。話を、聞いてくれたのは、先生達が初めて」

 

ホシノ「…まぁ、そういうつまらない話だよ」

 

Dust「確かに…セリカがあそこまで神経質になるのもわかる。頼れる大人がいなかったんだろ?」

 

ホシノ「まぁそうだねー…で、先生達のおかげでヘルメット団っていう厄介な問題が解決したから、これからは借金返済に全力投球できるようになったってわけー。もしこの委員会の顧問になってくれるとしても、借金のことは気にしなくていいからねー。話を聞いてくれただけでもありがたいし」

 

シロコ「そうだね。先生達はもう十分力になってくれた。これ以上迷惑はかけられない」

 

シロコやホシノはもう十分力になってくれたし、これ以上は迷惑を掛けられないと言った。

しかし、彼女らはそう言ってくれてるが事情を知ったうえで「そうですか、じゃあサヨナラ」みたいな人の心が無い奴みたいな事はしない。

 

Dust「お前らはそう言ってくれるかもしれないが、オレ達は先生だ、生徒を助けるのが仕事だからな。これからも手伝わせてくれ」

 

ULB「今はまだ信用してくれてないかもしれないけど、これだけは信じて欲しい。オイラ達は絶対にアンタらを見捨てるような真似はしない、裏切ったりもしない。ピンチになったら絶対に助けてやる」

 

Insanity「もし困った事があったら何時でも相談しに来い。俺達は、アンタらの味方だからな。それだけは忘れないでくれ」

 

アヤネ「そ、それって……あ、はい!!よろしくお願いします!ULB先生、Dust先生、Insanity先生!!」

 

ホシノ「へぇ、先生も変わり者だねー。こんな面倒事に首を突っ込もうなんて」

 

アヤネ「良かった…シャーレが力になってくれるなんて…これで私たちも、希望を持ってもいいんですよね?」

 

Dust「YES」

 

ホシノ「そうだね、希望が見えてくるかもしれない」

 

Insanity「それは俺達とアンタら、対策委員会の頑張りにもよるな」

 

そうして、対策委員会の顧問にULB達が就任した。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

セリカ「……」

 

その様子を、教室の外からセリカが見聞きしていた。

彼女にとって、ULB達は気に食わないのだろう。

 

セリカ「ちぇっ…」

 

舌打ちをしてセリカは去っていった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ノノミ「セリカちゃん…どこにいるのかしら?」

 

一方、ノノミは未だにセリカを探し続けていた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

………次の日………

 

 

DustとInsanityがアビドスの街中を歩いていると、見知った顔に出会う。

 

Dust「ようセリカ。おはようさん」

 

Insanity「おはよ」

 

DustとInsanityが声を掛けると、セリカは少し気まずそうな顔になる。

 

セリカ「え?な、なによ…」

 

Dust「何って挨拶しただけなんだが…」

 

Insanity「そんな気まずそうな顔すんな?せっかく美人さんなのに…」

 

Insanityの言葉に、セリカは顔を赤くする。

 

セリカ「な、何言ってんのよ!!朝からほっつき歩いて!!」

 

Dust「朝の運動がてら散歩してたんだ。因みにULBはホシノ達に会いに行ってる」

 

セリカ「いや別にそこまで知りたいわけじゃないんだけど…」

 

Insanity「それよりも、セリカは何処に向かってるんだ?」

 

Insanityが質問する。

 

セリカ「別に先生達には関係ないでしょ、ほっといてよ…」

 

Dust「いや別に深い意味は無いぜ?ただ気になっただけ」

 

セリカ「なら尚更じゃないの」

 

はいその通りでございます。

 

セリカ「何それ、ストーカーでもするの?」

 

Dust「して欲しいのか?」

 

セリカの顔が真っ赤になり、Dustに平手打ちを喰らわそうとする。

 

Dust「危な!!」

 

そして避けた平手打ちがInsanityに直撃する。

 

Insanity「はやおーーーーー!!!??」

 

セリカ「サイテー!!あっちいけ!!ダメ大人!!!」

 

セリカは全速力で走って行った。

Dustの代わりに平手打ちをくらったInsanityに目もくれず。

 

Dust「大丈夫かインちゃん」

 

Insanity「もう許さん…マジで許さん妹子…」*2

 

Insanity「あと俺をインちゃん呼びするな」

 

Dust「ULBもインちゃん呼びしてたじゃねぇか?」

 

Insanity「アイツのその後を忘れたのか?」

 

Dust「イエハッキリオボエテイマス」

 

まぁそんなことはさておき。

 

Dust「追いかけるか」

 

Insanity「だな」

 

2人のストーカー劇が今始まった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

《モモトーク》

  

ULB{今から昼メシ食いに行くんだが、ホシノ達がオススメの店があるって教えてくれたんだ。そこ行くか?)

 

ULB{セリカがバイトしてるラーメン店らしい。)

 

       (OK今すぐ合流するわ。}Dust

 

ULB{“柴関ラーメン”って名前の店だ。)

 

        (オーキードーキー}Insanity

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

セリカ「いらっしゃいませー!3名様ですね!」

 

「3番テーブル替玉追加です!」

 

セリカ「いらっしゃいませー!何名さ…ま」

 

ホシノ「やっぱりいた〜」

 

アヤネ「こんにちは…セリカちゃん」

 

Dust「よう。さっきぶりだな」

 

セリカ「な、何でいるのよー!!」

 

ULB達に誘われ柴関ラーメンに来たら、そこにはバイト姿のセリカがいた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ノノミ「先生、私の隣へどうぞ!」

 

シロコ「ん、私の隣も空いてる。」

 

ULB「え、どうする?」

 

Dust「ここは公平にじゃんけんで決めようじゃないか」

 

Insanity「了解」

 

じゃんけんで席を決め、結果的にオレはシロコの隣。ULBはノノミの隣。Insanityは新しい椅子を出して座ることになった。

 

セリカ「そこ!窮屈でしょ!ちゃんと座って!」

 

Insanity「だとよ」

 

ノノミ「仕方ないですねー」

 

セリカ「はぁ、ご注文は決まりましたか?」

 

ホシノ「セリカちゃ~ん、もっとシャキッと〜」

 

セリカ「ご、ご注文は決まりましたか!!」

 

ホシノ「お〜その調子その調子。じゃあ私は味噌で」

 

シロコ「ん、醤油」

 

ノノミ「私も醤油で♧」

 

アヤネ「塩でお願いします」

 

Dust「えっと…じゃあ俺も醤油で」

 

Insanity「豚骨で」

 

ULB「じゃあオイラは魚介にしよっかな〜」

 

セリカ「醤油3つに味噌1つ、塩1つに豚骨1つ、あと魚介1つですね。かしこまりました」

 

ラーメンって始めて食べるから楽しみで仕方ない。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

料理を注文して数分後、全員のラーメンが届いた。

 

ノノミ「わぁ〜美味しそうです♪」

 

シロコ「ん、いい匂い」

 

ホシノ「じゃあ早速食べちゃおっか〜」

 

目に映ったのはスープの中に麺が入っており、ネギやなんか良く分からん黄色くて細長いものが入った食べ物。これが“ラーメン”なのだろう。

しかしそれとは別で一番気になるものがある。

 

Dust「……なんだこれ?」

 

目の前にある2つの棒。

皆はそれを使って器用に食べるが、オレ達はうまく使えず、苦戦していた。

ふと、ノノミがこちらを見ているのに気づいた。

 

ノノミ「先生、もしかして“お箸”が使えないんですか?」

 

Insanity「箸?これは箸って言うのか…」

 

ホシノ「もしかして今までフォークとか使ってた感じ?」

 

ULB 「そのとぉ↑ーり」*3

 

Dust「使い方教えてくれねぇか?」

 

その後、ノノミ達に箸の使い方を教えてもらった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

Dust「美味かった…」

 

Insanity「何杯でもいけるなこれ」

 

ULB「また食べてーなー」

 

ラーメンを食べ終わって、会計をしているところだ。

あのスープとコク、香り、麺の弾力など…なぜ今までラーメンを食べていなかったのか不思議に思うくらいには美味かった。

また食べに来るか。

 

あ、因みに勿論全部オレらの奢りね。

 

ノノミ「美味しかったです〜!」

 

ホシノ「また来るね〜」

 

ULB「バイト頑張れよ」

 

セリカ「みんな嫌い!!死んじゃえーー!!!」

 

セリカに押し出され、店をピシャンと閉められた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ULB「さて、帰るか〜」

 

ホシノ「そうだね~」

 

全員が学校に戻ろうとする。しかし、DustがULBとInsanityに近付き…

 

Dust「オレは残る」

 

ULB/Insanity『わかった』

 

そう告げ、皆とは別の方向に歩いていった。

*1
これは誤字ではなく、作者が意図的に変換したものです。

*2
濡れ衣を着せられるまたしても何も知らない小野妹子(仮定1431歳)

*3
ピアノ売ってちょうだい!!




Dust君、一体何をする気なんでしょうね〜?

誤字・脱字方向お願いします!!
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