Blue Archive SCHALE! Former Trio 作:只のナギサ推し
ULB「まぁまぁ、高校受験まで受けるテストで一番重要なもんなんだろ?」
Dust「元気だせよ」
ナギサ推し「怖いもん、しゃーないやん」
Insanity「なぜ関西弁?」
ナギサ推し「大阪の血が流れてるんで」
Dust「だから銀行強盗回オレ関西弁だったのか…」
ナギサ推し「というわけでテストにタックルしてきます(?)」
ULB「意味がわからん…」
アビドスへと帰還し、例の書類の中身を見ていく対策委員会とヒフミ、そしてDust達先生。
そこには衝撃の事実が記されていた
セリカ「なっ、何これ!?一体どういうことなのっ!?」
セリカは怒りのあまり台パンした。そりゃそうもしたくなるだろう。
『!!』
ULB「黒で確定だな」
シロコ「現金輸送車の集金記録にはアビドスで788万円集金したと記されてる。私たちの学校に来たあのトラックで間違いない…でも、その後すぐにカタカタヘルメット団に対して任務補助金500万円提供って記録が…」
ノノミ「…ということは…それって…」
セリカ「私たちのお金を受け取った後に、ヘルメット団のアジトに直行して任務補助金を渡したってことだよね!?」
アヤネ「任務だなんて…?カタカタヘルメット団に…?」
ヒフミ「ヘルメット団の後ろにいるのはまさか…!?」
Dust「…ほぼカイザーと見ていいだろう。しかも銀行単位ではない…本社の息がかかっているんだろうな…」
ヘルメット団の後ろにいる存在は、カイザーでほぼ確定したようだ。
『………』
ノノミ「ど、どういうことでしょう!?理解できません!学校が破産したら、貸し付けたお金も回収できないでしょうに…どうしてそのようなことを…?」
Dust「恐らくだが、カイザーの目的は金じゃないと思うんだ」
ULB「まぁ、恐らくは…」
ノノミ「え?どういうことですか?」
Dust「ノノミがさっき言ってただろ?「学校が破産したら、貸し付けたお金も回収できないでしょうに」って。それをアイツラが理解してない筈が無いと思うんだ。だったら金は元々オマケ程度に考えてて、本命は別って事。それで、その本命ってのが、この校舎とかだと思うんだが…それ手に入れた所で何?って感じなんだけどな」
金は二の次で何か別の本命があるんじゃないかと、3人は考えた。
アヤネ「確かに、そう考えればいろいろと辻褄が合いますね…」
Insanity「そういえば…すまん、少し質問をしてもいいか?」
ノノミ「先生?どうしたんですか?」
ふと、Insanityが何か疑問に思ったことがあるらしく、アビドスの皆に質問をした。
Insanity「お前ら、寝る時はどこで寝ている?……いや、こう質問したほうがいいか。お前らは夜間ここにいるか?」
セリカ「え?いや、普通に家に帰って寝てるけど…」
ノノミ「私も同じくです。」
Insanity「なるほどな…」
そこでInsanityは、本題を喋りだした。
Insanity「だったら何故ヘルメット団は夜間に攻めて来ない?」
『!!』
皆は驚いた様子でいる。どうして早くこの考えにたどり着かなかったのかと、Insanityは思った。
Insanity「夜間には誰も居ない。つまり、侵入し占拠するには絶好のチャンスだ。さらにアビドスでは過疎化が進んでいる。窓ガラスを割って侵入するにしても近隣の住民に気付かれる可能性は低いだろう。ならどうしてそれをしなかった?」
Insanityはヘルメット団は夜間に侵入して占拠すれば良いのに、何故それをしなかったかと疑問に思っていた。
セリカ「た、確かに…!」
ホシノ「言われてみればそうだね〜、しかしまぁ、よくそんなこと思いついたねー」
Insanity「ターゲットや獲物が無防備な状態を狙うのは、戦う奴らからしたら常識中の常識だからな」
Dust「言われてみればそうだな…」
ノノミ「しかしそうなると、カイザーは何が目的なんでしょう…」
ULB「なんか色々飛躍してるかも知れないけど、もしかしてカイザー、アビドスの土地が狙いなんじゃねぇか?」
アヤネ「と、土地!?」
ホシノ「うへ、なんでまたそんなのを…」
ULB「いや、今のアビドスでカイザーに最も価値があるものは何かなーって考えたんだが、オイラ的にはもう土地しか思い浮かばなかったんだ。ただ…」
『ただ?』
ULB「いっちゃ悪いが…ここって過疎化が進んで住民もいない。大きな工場や企業、何か特別な物が取れるところがあるわけでもない。それに毎年砂嵐による砂漠化の侵出もある。大手企業からしたらデメリットだらけの自治区だからさ…」
ULB「そこまでしてどうして土地を欲しがるのかが理解できないんだ」
ULB「あくまで土地狙いだったら、の話だが…」
ULBはもしカイザーがアビドスの土地を狙っていたとしたら?という考えを皆に話した。
しかしまぁ、アビドスの事をボロクソに言ってしまったのだが…
シロコ「ボロクソに言うね。先生」
ULB「これでもオブラートに包んだ方だと思うんだが…」
この後も色々と話し合って考えていたが、ヒフミをそろそろ帰らせたほうがいいということで一時停止になった。
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ヒフミ「皆さん、色々とありがとうございました。」
ホシノ「どーいたしまして」
アヤネ「変な事に巻き込んでごめんなさい、ヒフミさん」
銀行強盗が変な事?そんなレベルではないと思うんだが…
ヒフミ「あ、あはは…」
ULB「近い内にトリニティに遊びに行くと思うから、その時はよろしくな」
ヒフミ「はいっ!!もちろんです」
ヒフミ「まだ詳しいことは明らかになっていませんが…これはカイザーコーポレーションが、犯罪者や反社会勢力と何かしら関連があるという事実上の証拠になり得ます。戻ったら、この事実をティーパーティーに報告します!!それと、アビドスさんの現在の状況についても…」
ヒフミはそう言ってくれた、本当に優しい子だ。
だが…
ホシノ「ま、ティーパーティーはもう知ってると思うけどねー」
ホシノはもうティーパーティーはアビドスの現状を知っていると思うらしい。
ヒフミ「は、はいっ!?」
Dust「まぁ、大方予想はつくな」
Insanity「ティーパーティーはトリニティのトップなんだろ?知らないわけない」
ホシノ「そうそう。先生達の言う通り。みんな遊んでるわけじゃないだろうしさ」
ヒフミ「そ、そんな…知っているのに、皆さんのことを…」
『………』
ホシノ「うん、ヒフミちゃんは純真でいい子だねー…でも世の中そんなに甘くないからさ」
ホシノは勿論、他の皆も今まで色んな奴らに騙されてきたんだろう。だから、世の中がそんなに甘くない事を知っていた。
……オレ達も、その事を知ってる。
ホシノ「ヒフミちゃんの気持ちはありがたいけど、そっちに知らせた所でこれといった打開策が出るわけじゃないし、かえって私たちがパニくることになりそうな気がするんだよねー」
ヒフミ「そ、そうですか…?」
ホシノ「ほら、今のアビドスって廃校寸前じゃん?トリニティとかゲヘナみたいなマンモス校からのアクションをコントロールできる力がないんだよ。言ってる意味、分かるよね?」
ヒフミ「…サポートするという名目で悪さをされても、それを阻止できない…ってことですよね…そうですね、その可能性もなくはありません。あうう…政治って難しいです…」
Dust「ってかそもそもこういうの子供にやらせてるのが異常な気が…」
ノノミ「でも…ホシノ先輩、悲観的に考えすぎなのではないでしょうか?本当に助けてくれるかもしれませんし…」
ホシノ「うへ〜、私は他人の好意を素直に受け取れない汚れたおじさんになっちゃってねー…
「万が一」ってことをスルーしたから、アビドスはこの有様になっちゃったんだよ」
『………』
そう語るホシノに、3人はどう声を掛けたらいいか分からなくなっていた。
それと同時に、絶対過去に何かあったんだと、3人は察してしまった。
恐らく、それはホシノにとって誰にも知られたくないことなのだろう。
ヒフミ「…では…えっと…本当に…1日で色んな出来事がありましたね…」
Insanity「あぁ…まさか本当に銀行強盗することになるとは思わなかった…」
シロコ「うん、すごく楽しかった」
Dust/ULB『もうやるなよ?』
シロコ「…」*1
Dust「…大丈夫かおい…?」
セリカ「楽しかったのはシロコ先輩だけじゃないの?」
ヒフミ「あ、あははは…私も楽しかったです」
ホシノ「いやぁーファウストちゃん、お世話になったね」
ヒフミ「そ、その呼び名はやめてください!!」
ULB「よっ、覆面水着団のリーダーさん!!」
Dust「違ぇ『Swimsuit Time Octet』だろ」
Insanity「我らがリーダー!!」 *2
Dust「ハァ☆」*3
アヤネ「皆さん…それに先生方も、ヒフミさんが困ってるじゃないですか…」
ULB「あごめん」
ヒフミ「い、いえ!!全然大丈夫です。と、とにかく、これからも大変だとは思いますが、頑張ってくださいね。応援してます。それでは…みなさん、またお会いしましょう」
そう言ってヒフミはトリニティへと帰っていった。
アヤネ「みなさんお疲れ様でした。今日はゆっくり休んで、明日改めて集まりましょう」
ULB「だな」
ホシノ「解散〜」
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Insanity「しかしまぁ、カイザーが裏にいたとはな…あのゴミクズが…ゼッテーにぶっ潰す…」
ULB「珍しくInsanityがキレてるな」
Dust「あのスクラップ共が何を企んでいるのかは分からねぇが…警戒しておくにこしたことはねぇだろう」
Insanity「アイツらには地獄の業火で燃えてもらわないとな」
Dust「たく…」
Dust(にしても、ホシノは何か大きな物を抱えてるな…これは骨が折れそうだな。骨だけに)
ULB「今ダジャレ言っただろ?」
Dust「なんで心の声聞こえてんだよ」
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銀行強盗から数日後。危うい場面は何度もあったが、何故か奇跡的に正体は全員判明しておらず、オレ達は今まで通り暮らしていた。
そんで今はアビドスにInsanityと2人で来ている。ん、ULB?アイツは今Gasterとなんかしてる。
シャーレで仕事をし、一通り終えたところで休憩という形でアビドスにやって来た。ちょうど昼頃だったもんで…ランチにちょうど良いとある場所に訪れていた。
大将「いやぁ、初めて来た時に比べたら箸の使い方、かなり上手くなったんじゃないか?」
Dust「散々、教え込まれたんでな」
Insanity「それにこの前夢を見たんだ。ノノミにあーんされる夢…大人として、先生としての威厳がこのままじゃ失われると思ってな。ナントシテモウマクナラナイトイケナインダ」プルプル
大将「お、おう…そうか…」
今日は味噌ラーメンを頼んだ。
ミソの濃厚な香りが食欲を唆る。オレ達は、この世界に来てから気に入った柴関ラーメンで空腹を満たしていた。
ここは定期的にサービスしてくれる上に値段は安く、シャーレからの給料はあるものの無闇に散財は出来ないので、まさに理想の場所だ。
なんだったらオレ達の好物がケチャップだと大将に教えたら、なんとオレ達特製の「ケチャップラーメン」を作ってくれたんだ!!いやぁ~本当に大将は優しいな!!
因みにそのケチャップラーメンはInsanityが食ってる。本人曰く「なんだこの味は!!口の中に広がる小宇宙!!以下略」*4とか言ってた。めっちゃ気に入ってんな。
大将「しっかしブラックマーケットの闇銀行を襲撃するなんて、度胸のある奴もいるもんだよ」
Dust「ま、まぁ、そうだな」
大将「しかも中には数十人の追手を振り切った奴もいたんだってね?もはや賞賛の域に値する、ってやつだね!!」
Dust「………」
Insanity「うめ、うめ」ズゾゾゾ
Dust「…あぁ。そうだな…」
それって俺のことじゃん。
他に客も居ないのでカウンター席で店主と話していると、後ろの入り口がガラガラと開く音が聞こえる。どんな客が来たのかと体を傾けて見てみると、視界に映ったのは頭の一対の角に高価そうなコート…あぁ、彼女だ。
アル「また来たわよ!店主!!」
社長の快活な声と共に便利屋68のお出ましだ。構成しているメンバーも勢揃いでやって来た。ここ最近は何かとよく遭遇する…また良からぬ事でも目論んでいないといいのだが…
しかし彼女達は特段何かをする訳でもなく、盛りに盛られたラーメンを前に満面の笑みを浮かべていた。ただ食べに来たのならわざわざ関わる必要も無いだろう、そう思いオレ達もラーメンを食べ始めた。
そうして店主と何気ない会話を繰り広げている中、耳を疑いたくなるような言葉が聞こえてきた。
ハルカ「それって……こんなお店はぶっ壊してしまおうってことですよね、アル様?」
Dust/Insanity((…はっ?))
物騒な言葉が耳に飛び込んでくる。流石に聞き間違いだろうと再び振り返るが、ハルカは何処から取り出したのか、如何にも怪しい装置を握っていた。
ハルカ「良かった、ついにアル様のお力になれます」
恍惚とした表情でそう呟くと、少女は………
Dust/Insanity『ちょまっ……』
ヒュルルルル…
どこからともなくなんか飛んでくる音が聞こえてくるのは気のせいだろうか…
何の躊躇いもなく、スイッチを起動した。
ドンッデデーン☆
Insanity「」ヒュー*5
アル「」*6
Dust「」*7
悲報 : Insanity先生、ケチャップラーメンと共に散る。
朗報 : Dust先生、遂にアルと共に例のアル顔を披露する。
なんてこった。柴関ラーメンが更地になっちまった。
Insanity、散りました。
次回は風紀委員会との戦闘を予定しています。
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