虚空生まれのモンスター   作:たられいら

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息抜き投稿

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虚空を漂う

・・・ここはどこ?

そもそも私は何?

目の前にあるのは小さな輝きを放つ星のような物だけ

・・・何故だろう、触れれば何か分かるような、そんな気がする

 

ホロア LV?? ??:??

     虚空

 

 

「・・・そうだ、私はホロアだ」

 

でも、その前に別の名前があったはず、フロギー、ナキムシ、オワライチョウ、ヒョーボウ、ナンシー、アーロン、ウォッシュ、かざんチャン、ツンデレ飛行機、トリエル、パピルス、アンダイン、その他諸々・・・私は、それらのチリの集合体で、ホロア

 

「なんでここにいるんだっけ・・・チリになってあの世界を漂って、気づいたらまた実態を持って、またチリになって、それの繰り返し」

 

思い浮かぶ場面は様々な場所だけど、どれも同じ世界での出来事だ、そして、どれも決まって、ニンゲンに殺されている

 

「とりあえず、ここから出ないと」

 

記憶を掘り起こすより、なにもない空間から脱出するのが先決だ、話せる相手も無いからなにも分からない

 

「って言っても、私が持ってる記憶に世界を移動する仮説も能力も何も無い」

 

仮に記憶に合っても使用出来やしないけど

 

「あー、どうしよ!」ヴンッ

 

ん?今、空間が動いた、いや、私に呼応した?

よく集中してみれば、回りの空間にはエネルギーが走ってる

 

「...物は試し、やってみないと」

 

右手を広げて、指先に意識を集中させる

グググッ

指に何か引っ掛かる感覚がする

 

「これを、引っ張れば!」グイッ!

ズルルルッ!

「うわぁ!?手に付いてくる!?」

 

空間が私の手に吸い込まれて、全身を何かが駆け巡る

 

「うっ、くっ、あぁ!」ズンッ!

 

流れ込むのは、エネルギーと、世界の知識?

表現が分からないけれど、そんな物が頭に、流れる

 

「世界はゲーム、飽きれば繰り返され続ける・・・そんなことが分かった所でどうすれば」

 

そもそも私、名前と知識があるだけで何ができるかわかりゃしな

ズズッ

 

「?身体が、引っ張られる!?」

 

ま、待って!まだ私が何も分かってない!知識が増えただけだし、応用も何も無いんだけど!?

 

「あああああー!?」ギューン

 

ホロアの身体が世界へと落ちていった

 

 

 

回廊に設置されたガラスから光が差し込み、一体のモンスターと一人のニンゲンの影を浮かび上がらせる

 

「何回繰り返せば気が済むんだ?」

 

青いパーカーを着用し人間を睨みつけ、目を青く光らせるスケルトン、サンズがうんざりしたような声でニンゲンに問いかける

 

「お前は何度も全てのモンスターを殺し、世界を何度も壊している、わざわざ壊した世界を再生するなんて、何考えてる」

 

「私が何を考えているか、強いて言うならば、変化を求めている」

 

サンズの前にたつ、横にラインが一本入っている服を着用したニンゲン、キャラはそう応える

 

「変化だと?」

 

「そう、君は世界は同じ世界が作られていると思っているようだが、それは間違いだ、世界を壊し、作り直す事で、世界は僅かに変化が生じる、と言っても、物の位置がズレたり、君たちの言葉が変わったりと、本当に僅かなことだが」

 

キャラがナイフをサンズに向ける

 

「それを繰り返すことで、新しいものを見たいのさ」

 

「へっ、どうやら、相当狂ってるみたいだな」

 

キャラのナイフに赤が纏わりつき、サンズの目が一層強く輝きを放った瞬間、二人の間に穴が開いた

 

「「は?」」

 

二人の声が重なると同時に、開いた穴から黒い物体が流れ込んでくる

 

「っ!?」ヴンッ

 

サンズがブラスターを呼び出し、キャラがナイフの切っ先を物体に向け直す

 

バシャッ

一際大きな塊が排出され、形を形成する

「ぐべっ!?いったたぁ、急に引き寄せられるなんて」

 

塊がゆっくりと起き上がると、人間の女性程の体格になり、真っ白な目がキャラを捉えた

 

「・・・何だ、私に何か「・・・ニンゲン」ヴンッ!

 

キャラの全身に青骨が突き刺さり、炎と仲良しカプセルが囲む

 

「っ!はや」

 

「死ね」

 

動けないキャラの全身をカプセルが貫き、炎によって骨すらも焼失した

 

「…あっ!これ殺して大丈夫な時間軸!?」

「あー、大丈夫だ」

「そっかぁ、あー良かった!」

 

サンズの前で、液状の少女は安堵している

 

「お前、何者だ?俺の知らないモンスター?だが」

「えっとー、説明が難しいな、落ち着いて話せるところって無い?」

「…グリルビーズにいくか?」

「いいね、賛成」

 

サンズは少女に触れようとする

 

「あ、先に近道していいよ、私も出来るから」

「!?、知ってるのか」

「まぁね、行こ?」シュンッ

 

少女の姿が消える

 

「…何者なんだ?」シュンッ

 

グリルビーズ

 

「誰もいないかぁ」

「アイツのせいだけどな」

 

カウンターに座り、サンズがホロアに問いかける

 

「それで、お前は何者なんだ?何故俺の近道やら、時間軸を知ってる?」

「そうだねぇ、まず私はホロア、虚空って場所で生まれた、皆のチリの集合体だよ」

「チリの?」

「うん、知っての通りモンスターは死ぬとチリになる、そしてこの世界は何度もリセットがされてる、リセットされる度にチリは世界から漏れて少しずつ虚空に集まった」

 

ホロアは真っ黒な目でサンズを見る

 

「積もったチリに意識が目覚め、虚空の力を吸収して、世界に吸い込まれてここに来た、塵の中には君もいるんだよ、サンズ」

「俺もいるって事は、俺の知識もあるって訳か、そりゃ知ってるわけか」へへッ

「そういうこと、だから、地上に出た記憶もある」

「!」

「私が望むのは誰も死なずに地上へいく、そのルートを辿る事、だから今の、虐殺が行われたルートをリセットしないといけない」

「だが、それはニンゲンの力だ、アイツのケツイを上回れないと、手は出せない」

「簡単だよ、ケツイを折るなんて」

 

ホロアの目の奥が、紅く輝きを放っている

 

「お前!」

「あいにく、時間がないんだ、次の時間軸で話そう、サンズ」

 

世界が崩れ、再構築された、一つの異物を巻き込んで




主人公について

ステータス

ホロア ATK ??? DFS ???

リセットされる度に僅かに世界の外へ流れていたモンスター達のチリと世界の外に満ちていた虚空が混ざり合い生まれたモンスター
黒い粘液が本体のため、容姿は不定形だが基本的にニンゲンの女性の姿を形取る
全てのモンスターの知識と魔法、虚空に混ざっていた並行世界の世界の記憶も有している
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