太平の世を作るために   作:多聞丸

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前回、虹が丘家を拠点とすることにした無名とソラ。新しい武器とソラとの絆を深めていく。

前回第3話が挙げられましたが、作成途中であげてしまいましたので再度あげます。すいません…!


ー第3話ー 探索!スカイジュエルを探せ!ー裏山の戦いー

ー虹が丘家、離れー

無名が日課にしている鍛錬から帰ってくると、ましろの祖母である虹が丘ヨヨが待っていた。

 

ヨヨ「無名さん、少しよろしいかしら」

無名「…なんでしょうか」

ヨヨ「これ、倉庫から出てきたんだけど使ってみないかしら?」

 

渡されたのは工具であった。

 

無名「…これは?」

ヨヨ「宝石の細工道具よ。ソラさんから無名さんは器用そうだから使えるんじゃないかって言われたから渡しに来たの。これで作品を作って売ってみるのはどうかしら?」

無名「…タダで頂いていいのですか?」

ヨヨ「私じゃもう扱えないし今は無名さんが持っているのが1番有意義だと思うわ。さ、受け取って」

無名「…ありがとうございます」

 

『拠点で宝玉生成が出来るようになった』

※宝玉とは身につけると武器に特殊な効果が上乗せされる。1人1つのみ装着することが出来る(複数つけると効果がない)。宝玉はとある素材から作ることでのみ生成することが出来る。また他人に渡すことでその人の親密度を高めることが出来るだろう(効果はその人に受け継がれる)。

ヨヨ「さあ、朝ごはんが出来ましたよ」

 

ヨヨが出ていった後、胸元が光る。光源を取り出すと玉が弱い光ながら光っていた。黒いモヤは取り除かれたようだ。

 

??『汝、太平の要よ』

 

いつの間にかベットに白髪の男が腰掛けていた。無名に似た格好をしている。

 

白髪の男「玉に光が戻ったようだな。それこそこの地の乱れが少し取り除かれた証」

白髪の男「今はまだ弱き光。しかしその光は人々の希望の形…」

白髪の男「人は希望があれば、生きる意思をもつ。人が動けば世が動く」

白髪の男「その積み重ねが世を太平に導き、お主の失われし過去、そしてお主がどう生きるかの指針になろう」

 

『どういうことか』←

『あなたは一体…』

『…………』

 

白髪の男「それはお主が考えよ」

白髪の男「汝、太平の要よ。その力を己が成すべきことに使え」

 

ヨヨ「無名さん、どうしました?」

 

ヨヨがドアを開けると先程までいた白髪の男は消えていた。

 

ヨヨ「朝ごはんが冷めますよ」

無名「…はい、行きます」

 

無名はこの世界に来てから少しずつではあるが口数を増やすようになってきた。しかし、まだこの世界に慣れていないのか積極的には話しかけに行くことは無い。

 

ー虹が丘家、リビングー

虹が丘あきら『ましろちゃ~ん!』

あきら『早くこっちでの仕事を終わらせて会いたいよ~!』

あきら『ホワッホワッの真っ白のわたぐも…ま・し・ろ・ちゃん!』

ましろ「や…やめてよパパってばそういうの…。もう子供じゃもう子供じゃないんだから」

 

ましろが頬を膨らます。

 

あきら『えぇ…そう…』

ましろ「そうそう!」

虹が丘まひる『元気でやってる?寂しくない?』

ましろ「大丈夫、おばあちゃんもいるしそれに新しい友達もできたし(無名さんのことは言わない方がいいかな…)」

ましろ「そっか…今度帰ったら紹介してね」

あきら「また連絡するから」

ましろ「うん、じゃあ2人とも。お仕事頑張って!」

2人『うん、じゃあね』

 

そう言ってテレビ電話は終わった。

 

無名「…両親と離れて暮らしているのか」

ましろ「あ…はい。ちょっと遠くでお仕事をしています。無名さんは家族のこと…なにか思い出とかありますか?」

無名「…思い出…」

 

先日、燃える里の中で瀕死の女性を抱き抱えている夢を見た。あれが俺の家族だったのか…?

 

無名「…」

ましろ「無名さん?」

無名「…いや、思い出せない」

ましろ「…そうなんですね。なにかのきっかけで思い出すのかな…?」

無名「…」

エルちゃん「うえぇ…うぇぇぇん!!うぇぇぇん!!」

 

突然エルちゃんの声が聞こえたため、この話は中止になった。

 

ましろ「エルちゃん…?」

エルちゃん「うぇぇぇ…!!うぇぇぇん!!」

ソラ「ヨシヨシ…ミルクですか?どうぞ」

エルちゃん「エルゥ!」そっぽを向く

ソラ「じゃあ、おしめですか?」

エルちゃん「エルゥ!エルゥ!」

 

エルちゃんは首を横に振る。

 

無名「…家族に会いたがっているのか?」

ソラ「えっ…無名さん、わかるんですか?」

ましろ「…パパとママに会いたいの?」

 

ましろがエルちゃんに目線を合わせる。エルちゃんは頷いた。

 

ソラ「そうなんですか…ですが、スカイランドに戻る方法は分からないままですし…」

ましろ「う~ん…だよね。せめてパパとママの顔を見せて上げられればな…」

無名「…今のままでは難しいな」

ましろ「…お手上げだね…」

ヨヨ「出来るわよ」

ソラ、ましろ「えっ?」

無名「…ヨヨ殿、なにか方法があるのですか」

ヨヨ「ええ、これを使えばスカイランドと通信することが出来るわ」

 

ヨヨが手に持っていた鏡のようなものを見せた。

 

ソラ、ましろ「ええぇ?!」

 

ー虹が丘家、リビングー

ヨヨ「これは『ミラーパッド』、好きな場所を映せるの。スカイランドにいるこの子の両親ともお話出来るのよ」

 

椅子に座ったヨヨが語り始めた。実際に操作すると、様々なソラシド市の街中が映されていく。

 

ソラ「へぇー、この世界には便利な道具があるんですね~」

ましろ「いやいや!そんなの無いよ!おばあちゃん、一体何者なの?!」

ヨヨ「実はね…」

ヨヨ「私はスカイランド人なの」

 

そう答えてヨヨが目を細める。ソラは固まり、ましろは目を点にした。無名はただ静かに聞いている。

 

ましろ「そっか~おばあちゃんはスカイランド人なんだ〜ね……」プシュー…

 

ましろ「す…スカイランド人?!?!」

 

自分の祖母が異世界と知ったら驚くのは当然である。

 

ソラ「本当にヨヨさんが?」

ヨヨ「ええ、スカイランドで博学者だった私は50年前にこの世界のことを調べにやってきたの…」

ヨヨ「な~んて…んふ、いきなりこんな話をしても信じられないでしょ?」

ヨヨ「でも…今なら夢なんかじゃないって…信じてもらえるかしら?」

 

ヨヨがエルちゃんの方を少し見て、また正面を向いた。

 

ましろ「う…うん…」

無名「…だから、ソラと俺を快く家に引き入れたのか」

ましろ「あ…だから」

無名「…その鏡でおそらく来ることをわかっていたのでは無いのか?」

ヨヨ「ええ、スカイランドのことをこの鏡を通して見ていたわ」

ソラ「だから私とエルちゃんを…でも無名さんはあの悪者と最初に出会った際に穴の中にいませんでしたよ?」

 

ソラがエルちゃんとであった経緯を話す。

スカイランドの誕生日にエルちゃんはあのカバトンに誘拐され、それをソラが助けようとしてカバトンが逃げ込んだ穴に入ってエルちゃんを保護した。

しかし、カバトンが生み出した異空間を抜けた先が、ソラシド市の上空であり、そのままましろとの会合になったというわけである。

 

ましろ「じゃあ…無名さんはスカイランドの人じゃない…?」

ましろ(確かに…無名さんが着ている服とか剣を持っている時点でソラちゃんとは出身が違うのかな…って思ったけど…)

ましろ(…じゃあ無名さんはどこから来たの…?)

ソラ「…無名さんはどうやらスカイランドとはまた別の世界から来たと考えればいいんじゃないでしょうか?」

ましろ(確かに…今でこそそこまで驚いてないけど、ビルとかも見たこと無さそうだったし…無名さんも異世界なのかな…)

ましろ(……そう考えると私の家…異世界人だらけじゃない?!)

 

ヨヨ←スカイランド人

ソラ←スカイランド人

エルちゃん←スカイランド人

無名←??

ましろ←スカイランドと地球人の混血(クウォーター)

 

ソラ「ところで、ヨヨさんは私とエルちゃんがスカイランドに戻る方法も知っているんですか!」

ヨヨ「ええ、ちょっと時間は掛かるけど、私に任せておいて」

ソラ「…ありがとうございます!」パァ!

ヨヨ「だから今は…」

ソラ「寂しそうなエルちゃんのため、スカイランドと通信するのが先、ですね!」

 

ヨヨが1冊の本を取り出す。

 

ヨヨ「通信をスカイランドまで届けるにはたっくさんのエネルギーが必要なの。エネルギー源はこの宝石よ」

 

ヨヨがページを開くと青い宝石が書かれていた。

 

ソラ「スカイジュエル!この世界にもあるんですね!」

ましろ「スカイジュエルって?」

ソラ「スカイランドにある様々なエネルギー源になる鉱物です」

ましろ「こんなの見たことないし、簡単には見つからなさそうだね…」

 

ましろがエルちゃんを見る。エルちゃんは悲しそうな顔をしていた。

 

ましろ「…でも、私スカイジュエルを見つけてパパとママに会わせてあげたい!」

ソラ「ましろさん!私も同じ気持ちです!どこへなりとも行きます!無名さんもですよね!」

無名「…ああ」

ましろ「どこに行けば見つかるの?」

 

ヨヨは笑って答えた。

 

ヨヨ「うちの裏山に行けばあると思うわ」

 

ソラまし「だぁぁ?!」ステン!!

ソラとましろのふたりは目を丸くしてひっくり返った。

 

ましろ「う…裏山に…?」

ソラ「意外と近場でしたね…」

ヨヨ「そうなのよ、宝石の在処はあなたのミラージュペンが導いてくれるはず」

ソラ「そうと決まれば早速向かいましょう!」

エルちゃん「エル~!!エル~~!!」

 

エルちゃんがまた泣き始める。

 

ソラ「エルちゃんも行きますか?」

ヨヨ「一緒にお出かけしておいで」

ましろ「うん!じゃあ準備してくるね」

ソラ「じゃあ私はエルちゃんを…」

ヨヨ「ああ、それなら心配要らないわ」

 

ー5分後ー

ソラ「スリング装着完了です!ありがとうございます、ヨヨさん!」

ヨヨ「色々と役に立つと思うわ」

無名(…おそらくこれもスカイランドの物だろう)

ましろ「?」

 

ー虹が丘家、玄関ー

ソラ「この世界に来て初めてのお出かけですね、エルちゃん」

エルちゃん「エルルゥ…」←ちょっと不機嫌

ヨヨ「じゃあ皆さん、何かあったらすぐ戻ってくるのよ」

ソラ「大丈夫です!私と無名さんが付いてます!」

無名「…傷1つ付けないように守ります」

ましろ(なんか物凄く頼もしい…)

ソラ「では!いってきます!」

ましろ「こっちだよ」

ソラ「はい!」

 

ー裏山への山道ー

ましろ「ホントビックリだよ…まさかおばあちゃんがスカイランド人だったなんて…」

ソラ「ということは…ましろさんもちょっとだけスカイランド人ってことですよね」

ましろ「そういうことになるね…」

ソラ「やっぱり…」

ましろ「えっ?」

 

ソラがニコリと笑う。

 

ソラ「ヨヨさんが言うように私達がであったのは運命かもしれませんね」

ましろ「…そうだね!」

エルちゃん「エルゥ~!」

ソラ「よしよし…エルちゃん…元気を出してくれるといいんですけど…」

ましろ「エルちゃん」←綿毛

エルちゃん「ん~…」

ましろ「ふわふわの綿毛だよ」

エルちゃん「ン!」

 

エルちゃんはそっぽを向いた。

 

ましろ「そぉ?じゃあこれは?」

 

ましろがたんぽぽの綿毛を吹くと綿毛が空へと飛んでいく。エルちゃんの機嫌が少し良くなったようだ。

 

ソラ「ましろさん上手ですね」

ましろ「ん?」

ソラ「エルちゃんのあやし方です」

ましろ「そう?」

ソラ「はい!赤ちゃんにとって大切なのは今何を感じているのかわかってあげることです」

ソラ「こうしてエルちゃんが好きそうなものがわかったのもきっとましろさんの優しさの力ですね」

ましろ「そ…そうかな…あれ?無名さんは?」

ソラ「そういえばいませんね…あれ?」

無名「…」←手に色々持っている

ソラ「無名さん、それは…」

無名「…薬草だ」

ましろ「薬草…」

 

無名が持っていたのは薬草だった。甘草、タンポポ、杏(あんず、種が漢方になる)を持っていた。

 

無名「調合すればいい薬になる」

ソラ「そういえば、初めて会った時も薬を渡して下さりましたね」

無名「作り方が分かれば材料が揃えば出来る」

ましろ(勝手に薬とか作っていいのかな…)

 

※薬の製造は薬機法や毒物及び劇物取締法に抵触します。絶対にやらないように。

 

無名「…これもいい薬になる」

 

そう言って、切り株のすぐ近くにあるキノコをとった。

 

ソラ「それは何の薬になるんですか?」

無名「…毒薬」

ましろ「だよね!ポイして!ポイ!!」

無名「…」パクッ!←毒キノコを食べた

ソラ・ましろ「?!」

エルちゃん「エル?」

無名「…椎茸に近いな…」ムグムク…

ましろ「なんで毒キノコって分かってて食べたんですか!吐き出して!ペッってして!!」

ソラ「だ…大丈夫ですか!」

 

無名の体力が回復した(元々毒が効きにくい体質)。

 

※無名だからできます。キノコは毒キノコと見分けにくいものが多いので素人目で判断しないように。最悪死にます(原作でも壷割って地面に落ちた肉まん食べるくらいには健啖家)。

 

ましろ「なんで?!」

ソラ「なるほど!それを食べれば強くなるんですね!」

ましろ「そんな訳ないよ!ソラちゃんとエルちゃんは食べないで~!!」

 

ー少し登った後ー

ましろ「そろそろ休憩しようか」

ソラ「はい」

無名「ああ」←ましろに説教された

 

ここでエルちゃんにミルクを飲ませて、食事を取ることにした。

 

ソラ「ありがとうございます」

無名「頂こう」

ソラ「アム…フワフワ!」

無名「…美味い」

ましろ「良かった、実は上手く焼けたか少し心配だったの」

ソラ「これ、ましろさんが作ったんですか?すごいです!しかもプロ級の味です!」

無名「…実に美味い」

ソラ「あれ…もしかしてこのパン…雲の形ですか?」

ましろ「うん、スカイランドをイメージして作ったの」

ましろ「スカイランド…どういうところか分からないけど…名付けて雲パン!」

無名「…パン…?」

ソラ「エルちゃん、雲パンですよ~フワフワ~」

エルちゃん「エル~?」

ましろ「フワフワ~」

エルちゃん「エル~!」キャキャ!

ソラ、ましろ「やった!」

ましろ(それにしても…無名さんはパンのこと知らないのかな?)

 

ー裏山の川ー

裏山を流れる川に到着した。辺りには竹が生い茂っている。それに大小様々な石が積まれていたり、点在していた。

 

ましろ「おばあちゃんが言っていたのはこの川だけど…」

ソラ「…本当にあるんでしょうか?」

 

その言葉が終わると同時にミラージュペンが光り出す。

 

ソラ「ペンが光ってます!」

ましろ「スカイジュエルが近くにあるって事だね!」

ソラ「さあ!宝探しの始まりです!」

 

その後、無名のソラ、ましろは別々に探すことになった。

 

無名(…確か青い鉱石だったな…)スタスタ…

 

ーそらマシsideー

ソラ「どこにあるんでしょうか?んこれは!」

 

そこには賽の河原のようなもの石を積み上げたものが出来ていた。

 

ソラ「すごい…!一体誰が何のために…!」

ましろ「確かにすごいけど…」

エルちゃん「へくちゅ!」

 

ガラガラガラ!!

その石の塔は崩壊した。

 

ー無名sideー

無名「…これは…」

 

そこには大きな石が鎮座していた。

 

無名「…」スッ…

 

剣を抜き、力を一身に込める…。その刹那、石に向かって振り下ろすと石がパチン!という音と共に真っ二つに割れた。

 

無名「…なかったか」パチン!←剣を納めた

 

『汝、太平の要よ』

 

あの白髪の男の声が聞こえる…。

 

『全てを忘却しようとも身に刻まれた技は消えぬ。お前知っているはずだ』

『万象の流れを見抜く、霊鳥の目…その用法を…』

 

その言葉の示すとおり、目に力を込める。そうすると全ての物の動きが遅くなり、広い範囲を見渡せるようになった。

 

『そうだ…その目ならば見えよう…蒼き鉱石の場所が…悪しき者の居場所が…』

 

視界の端に以前であった魔物らしいものが映った。

 

『見えぬ物見、知り得ぬ物を知る…それこそ霊鳥、鸞の目』

『汝、太平の要よ。その力…為すべきことに使え』

 

その言葉を最後に白髪の男の声は消えた。

 

無名「…」

 

意識を集中すると風が何かを導くように示す。その方向に向かうと…。青い鉱石が落ちていた。

 

無名「…これか」←スカイジュエル

 

落ちていたスカイジュエルを拾い、無名はソラ達のの元へと帰る。それと同時に悪しき気配もソラの方に向かっていた。

 

ーソラましsideー

ソラです。スカイジュエル探索のため、無名さんとは反対方向にすすんでいると…

 

大きな石「…」

 

ましろ「まさか…この中に…なんて…」

 

私は背負っていたバックをましろさんに預け、石に近づきました。そして石に手をつけました。

 

ソラ「やってみましょう」

ましろ「ソラちゃん本気…!?」

 

私は古くから伝わる『スカイランド神拳』の構えを取りました。

 

ましろ「な…なんか凄そう…!」

 

構えをとった後に正拳突きを岩に当てると数瞬後に岩が真っ二つに割れました。ですが…

 

ましろ「ほんとうに割れた?!…?化石?」(アンモナイトの化石)

ソラ「押忍っ!」

ましろ「いや…確かにお宝だけども…特に変化はないようだし…やっぱり関係なかったね…」

 

ミラージュペンを取り出してみてもやはり変わりはありませんでした。

それからまたしばらく河原を探すと…突然ミラージュペンの光が強くなりました!

 

ソラ「すごい光…!」

 

光が強くなった方向に目を向けると川の中が光っています!

川の水に手を入れて光っているものを触れると、スカイジュエルを見つけることが出来ました!

 

ましろ「これでスカイランドと通信ができるね!」

ソラ「やった!やりました~!」ぴょんぴょん!

 

ガラガラガラ!!

??「あぁ?!おい!びっくりして崩れちまったじゃねぇか!!どうしてくれるのねん!」

 

着地の衝撃で、後ろにあった石の塔がまた崩れる音がしました。しかも…聞いたことがある言葉と共に…。

 

ましろ「あなたは…」

カバトン「お前ら…」

ソラ「カバピョン!」

カバトン「カ・バ・ト・ン!!なのねん!いい加減覚えろっつーの!ん?」

エルちゃん「え…エル~…」←怯えている

 

怪物が、エルちゃんを見つけると汚い声を上げて笑いました。

 

カバトン「探し物が向こうからやってくるなんて…ラッキー…!今ならあいつ(無名)もいねぇ、その赤ん坊をこっちに寄越しな」

ましろ「絶対に嫌!」

カバトン「なら仕方なのね…」ビューン!

 

その時、カバトンを狙って1本の矢が飛んできました。

 

カバトン「うおっ?!」←間一髪回避

無名「…外したか」弓構え

カバトン「お前!何してくれるのねん!殺す気なのねん!子供の前で殺したらこの子達トラウマになるのねん!!」

無名「…敵に情けは掛けないからな」

ソラ「無名さん!」

無名「無事だったか…例のものは見つけた」

ましろ「それは…スカイジュエル!」

無名「…さて…まずはこいつを討ち取るか…」

 

無名がどこから取り出したのか槍を構えた。

 

カバトン「もう怒ったのねん!」

カバトン「カモン! アンダーグ・エナジー!」

 

その声と共に竹のランボーグが誕生した。

 

ランボーグ『ランボーグ!!』

カバトン「よ~し!赤ん坊ゲットするぞ!」

ソラ「ましろさんは隠れていてください!私と無名さんがやります!」

ましろ「うん!」

 

ランボーグが雄叫びを上げる。

ソラが震える手でミラージュペンを握る。

 

『臆病も時には大切だ』

ソラ(…弱さも裏返せば強さのひとつ…そうですよね無名さん)

ソラ「ヒーローの出番です!」

 

ソラ『スカイミラージュ!トーンコネクト!』

 

ソラ『ひろがるチェンジ!スカイ!!』

 

ソラ『キラメキホップ!』

 

ソラ『爽やかステップ!』

 

ソラ『バレバレジャンプ!!』

 

 

キュアスカイ『無限にひろがる青い空!キュアスカイ!!』

 

 

カバトン「ランボーグ!やってしまえ!!」

ランボーグ『ランボーグ!!』

 

ジャンプ攻撃を難なく避ける無名とスカイ。その直後に筍の形をした手を地面に突っ込んで地面から竹槍を生やしていく。

 

無名(…まずはこの攻撃を避けることが必要だな)

スカイ(これに刺されたら危ないです!)

 

2人はこれも連続回避で避けていく。

 

ーましろsideー

その様子を石の陰でエルちゃんとましろは見守っていた。不安そうなエルちゃんを撫でながらましろが落ち着かせる

 

ましろ「大丈夫…キュアスカイと無名さんが守ってくれるよ」

ましろ(…スカイ、無名さん…頑張って…!)

 

ー無名sideー

無名(…1度揺さぶりをかけてみよう…)ダッ!

カバトン「…来たか…」構え

無名「…」←止まった

ランボーグ「!ランボーグ!!」

無名「…」

 

迫り来るランボーグに向かい合い、槍を構えた。すかさず攻撃が来る。

 

 

 

武芸 逆鱗槍(敵の攻撃を受け流し、即座に反撃を繰り出す)!

 

 

 

ランボーグの攻撃を槍で受け、体制を崩したところを反撃する。

 

ランボーグ『ランボ?!』

 

さらに一撃鋭い突きをランボーグに叩き込み、怯んだところを柄で空中に打ち上げる。空中に打ち上げれると防備が不可能になるため、そこに素早い連続の突きを入れるとランボーグは吹っ飛んでいった。

 

ランボーグ「ら…ランボーグ?!」

 

スカイ「はああ!!」ドガッ!ドガガガガ!!

 

スカイが連撃を叩き込むとランボーグは怯んだ。

 

無名「そこだ」バシュ!バシュバシュバシュ!!バシュ!!!

ランボーグ『ラララ!!ランボーグ!!』ドガーン!!

 

槍の収撃を与えると大ダメージを負ってランボーグが吹っ飛ぶ。

 

ランボーグ『ランボーグ!!』

 

今度は両腕を向けて筍のミサイルを無名達に向ける。

無名とソラは軽々避ける。

 

スカイ「こんなのに当たりません!」

無名(…!)ダッ!

 

発射されたミサイルの1本がましろとエルちゃんが隠れる岩の方に飛んで行った。

 

スカイ「まずいです!ましろさん!!」

ましろ(よ…避けられない…!)

 

被弾を覚悟したその刹那…

 

無名「はぁ!!」ドガッ!

 

無名が槍を地面に刺して支えとし、ミサイル横蹴りを食らわすとミサイルは川の方向に飛んで行った。

 

スカイ「ありがとうございます!無名さん!」

無名「油断するな」槍構え

 

ランボーグ『ラララ!!ランボーグ!!』ダダダダダ!!!

 

両手をラッシュする攻撃を繰り出すランボーグを無名はまた、武芸:逆鱗槍で攻撃を防いでカウンターを食らわす。

 

カバトン「ムキー!!さっさと片をつけるのねん!!」

スカイ「はい!!」

カバトン「えっ?」

ランボーグ『ランボーグ!!」

 

渾身の攻撃も無名とキュアスカイには簡単にかわされた。スカイは上空に飛び上がって蹴りを食らわす。

 

スカイ「はあぁ!!」ドガッ!!

 

鋭い一撃がランボーグに突き刺さる。怪物がスカイの蹴りで怯んだ。

 

ランボーグ「ラン…!ボーグ!!」ズガガ!!

 

スカイ「『ヒーローガールスカイパンチ!!』ハァァァァァ!!」ドガッ!!

 

一撃がランボーグに入ると『スミキッタ〜』と言い残して元の竹に戻った。

 

カバトン「片をつけろってお前に言ってないのねん!!ぐぬぬ…こうなったら…これだ!」

 

カバトンが取り出したのは先程無名が食べた毒キノコ出会った。

 

無名「…」

スカイ「ああ!」

ましろ「あれは…!」

カバトン「そいつがこのキノコを食べるところを見てたのねん…!これを食べれば力が出るのねん!!」

 

そう言いながら毒キノコを口の中に運ぶ。

 

カバトン「ウマウマ…これでパワー全開なのねん!いくぜ!!」

スカイ「ええ!まさかの2回目ですか?!」

カバトン「カモン!アンダー…」

 

グルル!!

 

カバトン「ぐ…いででででで…なんでなのねん…!だってこいつは…」無名を指さしてお腹を押えて倒れる

ましろ「ほらやっぱり毒キノコだったんだよ~。ソラちゃんも食べなくて良かったでしょ?」

スカイ「は…はい(じゃあなんで無名さんは無事なんだろう…)」

無名「…」

スカイ「無闇に山にあるものを取ったり食べたりしちゃダメなんですよ。めっ!」

カバトン「覚えてろ~…!カバトントン!」

 

そうお腹を押さえてカバトンは消えた。カバトンの去った後から何か光り、無名の元に吸い寄せられた。無名の手には手につける武器、『手甲』があった。

 

『無名は手甲を手に入れた!』

 

無名「…これは…」

スカイ「手につける武器…ですかね…?」

ましろ「ソラちゃん!無名さん!」

ソラ「ましろさん!」変身解消

ましろ「ありがとう」

無名「…礼を言うのはこっちだ」

ましろ「えっ…」

ソラ「無名さんの言う通りです。ましろさんがエルちゃんを守ってくれたから安心して戦うことが出来ました。ですよね」

エルちゃん「エル!」

 

その言葉にましろが笑みを零した。

 

ソラ「では、早く帰ってヨヨさんにスカイジュエルを渡しましょう!」

ましろ「うん!」

無名「ああ」

 

ー虹が丘家ー

ソラ「お願いします!ヨヨさん!」

 

ミラーパッドにスカイジュエルのエネルギーが吸い込まれるとスカイランドの様子が映り、近くに男性の顔が写った。

 

??『な…なんだ?!』

??『えっ?誰からですか!』

『通信が復旧したぞ!』

 

ミラーパッドに高貴な姿であろう二人の男女が映る。

 

ソラ「こんにちは!」

ましろ「エルちゃん、見える?」

エルちゃん「エル~…?」

無名(…)

王妃『エル…』

国王『プリンセスエル!』

ソラまし「えぇ?!」

ましろ「プリンセス…」

ソラ「エル?!私がつけた名前あってました!」

ましろ「そこじゃないよね!プリンセスってことはエルちゃんは…

ソラ「スカイランドの…お姫様ってことですか?」

 

『こんな俺達と一緒に戦ってくれるのなら、義勇軍の幕舎を訪ねてくれ』

 

無名は少し思い出した。祖先が高貴でありながら落ちぶれた若者と初めてであった時の記憶を。最初は何も持たぬ若者だったが、彼は仁を武器に、2人の豪傑と臥竜を携えて天へと飛び立った。

 

ソラ「無名さん?」

無名「…」

エルちゃん「エル~…」

 

両親の姿を見たのかエルちゃんが涙を流す。

 

国王『プリンセス…』

王妃『エル…』

エルちゃん「エル~…エル~……!」

 

ミラーパッドに手を当てて涙を流すエルちゃんを3人は見つめていた。

 

王妃「『怪我は無い…?変わりは…?ああ…ない様ですね…』

国王『よく無事で…プリンセス…エル…キラキラ輝く私の一番星…』

 

画面の向こうからも国王と王妃が涙を流す。その様子を見て、ましろは自分の父親と姿を重ねていた。泣いているエルちゃんの涙を拭いた。

 

ましろ「エルちゃん、パパとママの顔を見れてちょっとでも安心出来たかな?」

ソラ「良かったですね」

 

ソラがエルちゃんの頭を撫でる。

 

エルちゃん「エル!エル~!」

王妃『良かった…』

国王「元気そうで安心したぞ」

ヨヨ「王様、王妃様。そちらの世界に戻る手立てが整うまでプリンセスをお預かりします」

王妃「まあ!あなたは」

国王「スカイランドのハイパースゴすぎレジェンド、名誉博学者のヨヨ殿!」

 

ミラーパッドの視界が霞み始める。

 

ソラまし「ああ!」

ヨヨ「そろそろ通信が切れそうです」

エルちゃん「エル!」ミラーパッドに手を置く

王妃『皆さん…プリンセスエルのこと…」

王様『よろしく頼みます」

ソラましヨヨ「はい」

無名「ああ」

 

その言葉を最後に通信が途切れた。数時間後、エルちゃんは穏やかな顔で眠りについた。

 

ー虹が丘家、玄関ー

ソラが新しいヒーロー手帳に絵を書いていた。

 

ましろ「ねえ、ソラちゃんは寂しくないの?」

ソラ「私ですか?」

ましろ「家族に会えないのはソラちゃんも同じなのに…あ、無名さんも同じかな?」

ソラ「私にはやることがありますし、大丈夫です。それに…」

ましろ「それに?」

ソラ「隣に友達…そして頼れる仲間がいますから!」

 

その言葉を聞いてましろが嬉しそうな顔をする。離れから無名が出てきた。

 

無名「…」

ソラ「無名さん!何か作業をしてましたが…」

無名「…これを」

 

無名がソラに渡したのはスカイジュエルがエネルギーを使い切った後に出る部分を加工した宝玉だった。丸く加工した宝玉、中心に雲の装飾が刻まれている。

 

ソラ「うわぁ…綺麗です!」

無名「…それをつければ戦闘で何か役に立つだろう」

ソラ「ありがとうございます!大切にします!」

 

『ソラの絆レベルが上がった!』Lv2→Lv3

武芸『強矢』を覚えた!

 

ソラはそれを腰につける。

 

ましろ「かっこいいよ!ソラちゃん!」

無名「…ましろ殿にも」

 

ましろにも宝玉を渡す。中心には光のような模様が刻まれていた。

 

ましろ「うわぁ~…ありがとうございます!」

ましろ(…でもこれって戦闘で役に立つ…って言ってなかったっけ…)

ソラ「無名さんは器用ですね!やっぱり道具を渡すようにいって正解でした」

ましろ(無名さんって…なんでも出来るな…こんなものまで作れて…)

 

2人に渡された宝玉は夕日に照らされて光っていた。

 

ーある日ー

無名が部屋で宝石の彫刻をしていると…。

 

ヨヨ「無名さん、少しいいかしら?」

 

無名は手を止める」

 

ヨヨ「ちょっと買ってきて欲しいものがあるのだけど…頼めるかしら?」

無名「…勿論です」

ヨヨ「ありがとう、でもこの街じゃ手に入りずらい物なのよね」

無名「…どこに行けば?」

ヨヨ「ここにあるらしいわ」

 

ヨヨがミラーパッドで写すとソラシド市とはまた別の街が現れた。

 

ヨヨ「今、ましろさんは学校、ソラさんも家にいません。今いるのは無名さんだけですが…行ってくださる?」

無名「ああ、しかし…」

ヨヨ「行き方は分かるわ。分からないことがあればこれで伝えて」

 

無名に渡されたのは薄い板。

 

ヨヨ「これで遠くの人と話ができるのよ」(携帯電話)

無名「…分かりました。行ってきます」

 

無名はまた新たな町へと買い出しをしに行った。




今回はここまで。第1話、2話の倍の文字数となりました…。

ちなみに無名のこちらでの収入源は宝石の加工をして作った商品になります。値段はヨヨさんにつけてもらっています。

ゲーム本編での宝玉はマップ上にある『輝石』見つかって加工します。普通人にはプレゼント出来ませんが、この作品のオリジナルということで…。

先週アイドルプリキュアの初期メンバーが揃いました。キュアキュンキュンの過去が結構重い事に驚きました(まさかの片親)。一度は心が折れましたが立ち直ってくれて良かったです。
ちなみに推しはキュアウインクです。

さて…次はあげはが登場…の前に別のプリキュアと会合します(無双でもちょくちょく他勢力と交流しますし許して…)。まずはひろプリの前後作品から…。

次回は新しいプリキュアが…?
ちなみに作者は全てのプリキュアを見てるわけじゃありません。履修はしているものの口調が違う、あのキャラがなかなか喋らないなどありますが、許してください…。

あげはが登場するのは次の次の話になります。それまでお待ちください

第4話 無名が行く町はどっち?

  • おいしーなタウン(でりプリ)
  • アニマルタウン(わんぷり)
  • あげはちゃん出して!
  • 他の町に行け!(コメントで…)
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