恋姫無双~仮面を被りし旅人   作:天月照詠

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第十三話 紫陽、蹂躙

波才SIDE

 

 

 

 

董卓殿と賈ク殿を助けた俺は無事集落についた……のだが。

 

「なんだこの状況?」

 

俺は出かける前に兄貴に畑を耕すように行っておいた。

なのに、なんで……

 

「ちっとも耕されてないんだ?」

 

畑以前に集落の地面は俺が出かける前と変わっていなかった。

いや、変わってないわけじゃあない。

ところどころ削れたりしているから。

だけど俺が言いたいのはそんなことじゃあない。

畑を耕してないことには言いたいことはあるがまだいい。

地面が削れていることにもまだいい。

でも……………なんで帰ってきたら喧嘩が始まってるんだ!?

 

「……波才さん、おかえり」

 

「ああ、ただいまって人和殿!」

 

俺がそんなことを考えていると、いつの間にか横にいた人和殿に声をかけられた。

よく見れば後ろには天和殿と地和殿がいる。

なぜか後ろめたそうな顔をして。

 

「なぜこうなったんだ?」

 

「えっと~……」

 

「それは~……」

 

俺は理由を聞いてみるが答えてくれる様子はない。

すると人和殿が口を開いて、

 

「……姉さんたちのせい」

 

「「ちょ、れんちゃん/れんほ!?」」

 

「どういうことですか?人和殿」

 

「……波才が買い物に出かけたあと畑を耕すように頼まれていた兄貴さんがそのことを天姉さんに伝え

た」

 

まぁ、何をやるかぐらいは伝えるだろうな。

 

「……そのあと天姉さんが何か思いついたみたいで天幕に戻って地姉さんを呼んだ」

 

「何を思いついたので?」

 

「……それは姉さんから」

 

人和殿はそう言いながら天和殿をの方を見た。

俺も同じように見るが天和殿はなにやら冷や汗をダラダラと流している。

 

「で、何を思いついたのですか?天和殿」

 

「え、えっとね?この前の討伐軍の時に落とし穴作ったよね?」

 

あの時のことだな。

 

「ええ、それで?」

 

「だから今回もそれと同じように応援したら頑張ってくれるんじゃないかな~っと思ってやったんだけ

ど……」

 

「なぜかああなったと」

 

「はい……」

 

応援しただけであそこまで暴走するか?

 

「地和殿」

 

「な、なに?」

 

「普通応援しただけであのようなことにはなりません、一体どんな応援をしたのですか?」

 

「そ、それは~「……調子に乗った地姉さんが天姉さんにふっかけて前回と同じことをやった」ちょっと

れんほー!?」

 

「……はぁ」

 

地和殿のあの小悪魔的な発言は地和殿だからこそなりえるものだ。

それを体がある程度発育している天和殿でやればああなるのは必然と言えるかもしれない。

 

「どどど、どうしょう~!波才さ~ん!」

 

「とりあえず止めましょう」

 

「でも、どうやって止める気?さすがにあの人数じゃあ止めるのも大変よ?」

 

「ご心配なく」

 

確かに買い物前の俺だけじゃあ無理だな。

だけ、じゃな。

 

「(すぅ~)……紫陽!」

 

「ヒヒ~ン!」

 

俺の掛け声と共に紫陽が集落の外から駆けつけた。

 

「わ~おっきな馬さんだね~」

 

「というかこんな馬どうしたの?」

 

「……仮面?」

 

張三姉妹は思い思いの感想を述べていたがいまはやることがあるので無視。

 

「……紫陽、ヤレ」

 

「「「えっ?」」」

 

俺が紫陽にそう命令すると紫陽は一目散に暴れている仲間のもとに駆けつけ蹂躙しだした。

 

「ちょちょちょ、ちょっと波才さん!あれじゃみんな死んじゃうよ!」

 

「大丈夫ですよちゃんと手加減はさせてますから」

 

「……そういう問題?」

 

「それはそうと三人とも」

 

「「「何?/何よ/……何?」」」

 

「後であなた達にも少しOHANASHIがありますので覚悟しておいてください」

 

「「……ええ~~~~~!!!!????」」

 

「……なんで私まで」

 

連帯責任です。

そうやっているうちに早くも紫陽が暴れている最後の一人を仕留めていた

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