気がつくと目の前は真っ白な空間だった。
……ここはどこだろうか?
俺はアイツに殺されたはずだ。
だとするとここは天国か?
……死ぬ事に喜んだ俺が天国に行くとは思えないな。
周りを見渡しても何もない。
上……真っ白
右……真っ白
左……真っ白
前……頭の光った爺
下……俺の足(しかも裸足)
後……真っ白
うん、なにもないn「ちょっとまたんか!」……なにもないな!「そのまま進めた!?」
それにしても「おーい、こっちをむいてくれんかの~?」何もないな。
いい加減にひm「ワシ、グれるぞ?グれちゃうぞ?」……「気持ち悪いからやめろ」aだな。
何か面白いモノでもあれば「あれ!?反応してくれたと思ったら続けてムシされとる!?ワシ!?」
いいんだがいい加減うるさいし本当にやる事もないし、目の前の爺で遊ぶか。
「おい」
「やっと反応してくれたか……先ずお主に言うことg「ここはどこだ?」って話を最後まで聞いてからじゃべらんか!まったくいったいどんな教育を受けたのやら親の顔が見てみたいわい」
「親は俺を嫌っていたから教育なぞ受けた事もないぞ?」
「……すまん」
「何を謝る事がある?俺はアノ親から生まれた。それが運命だったのだろう?」
こいつが何者かわからんがこの爺が謝る事は何一つ無い筈だ。
「……そうじゃの、まずはそのことを話すためにもワシの事を話してからにしよう。」
…………なんか長そうで面倒そうだ。
「それでも聴いてくれんかのぅ」
……心読まれたし。
「それはワシが神じゃからのぅ」
……この爺さんは頭が残念のようだ。
「誰の頭が残念か!貴様にはワシがどう見えておるのじゃ!」
頭が(毛髪的な意味も含めて)残念な爺!
「即答!?ま、まぁええわい。取り敢えずワシの話をきけい」
なんかこいつにも飽きて来しおとなしく話を聞く事にしよう。
「(なにやらひどい事を考えておるのぅ~)まずは先にも行ったとおりワシは神じゃ。実はお主の事で話
があるのじゃ」
「話?いったいどんな?」
「先ず初めにお主はあそこで死ぬべきではなかったのじゃ」
「はぁ?」
この爺は何を言っているのだろうか、俺があそこで死なない?どういうことだ?
「ふむその説明もしようかの、先ず本来あの殺人犯はお主の家には来ないはずだったのじゃ」
「……それで?」
「さらにいえばお主は友人と遊びに行っているはずじゃからたとえ来ておったとしてもあの時間に家に帰ってくる事も無かったんじゃ」
「なにいってんだ?俺にはそもそも友人はいない。それなのに友人と遊んでいる?ふざけているのか?」
「ふざけておるわけではない。……お主はおかしいと思わなかったのか?」
「何を」
「……親から拒絶されクラスメイトから拒絶され教師から拒絶され世間からすら拒絶されていた事にじゃよ」
「おかしいとは思ったさ、たが」
「だが?」
「それが俺だった」
「!?」
「親に、クラスメイトに、教師に、世間に拒絶され、嫌われ、蔑まれていようとそれが俺だった、だからそれを俺はおかしいと思うのをやめたよ」
「……そうか、しかしならばこそ言わねばならぬ」
「何を?」
「お主のあの過ぎた拒絶は意図してされたモノじゃったのだよ」
「……どういう事だ?」
「ある神がの、『俺さぁ人に拒絶されまくってる人間見てみてぇ』と言いだしての、とある人間に他者から拒絶される呪いを掛けたのじゃ」
「……お前らは止めなかったのか」
「そんなわけなかろう!もちろんワシを含めた多数の神があやつの行動を止めようとした。そんな事をなせるわけにはいかないと!……しかし」
「しかし、なんだ?」
「あやつは言葉に出すよりも先に呪いを済ませておった。故にワシらには手を出す事ができなかった」
「何故?」
「一人の人間に二柱以上の神が手を出せばその魂が消滅してしまう可能性があった。故に手を出す事ができなかったのじゃ」
「なるほど、ならいいよ」
「なんじゃと?」
「ならいい、といったんだ」
「許すというのか!ワシらを!貴様を孤独に追い込んだワシらを!」
「やったのはお前達じゃあない。ならお前達を恨むわけにはいかない」
やったのはあくまで一柱の神、その程度(・・)のことで神を恨むわけ必要はない。
「そうか、お主は心が広いのぉ、それと一応行っておくがお主を呪った神には重い罰を与えておいた」
「そうか……そう言えば俺はこれからどうなるんだ?」
「おお、そうじゃったそうじゃったそのことを初めに言おうとしておったのじゃよ。……お主、転生してみんか?」
「転生?」
「そうじゃ、お主の記憶を持ったままに新たな生を授かるのじゃ」
「ふ~ん、面白そうだな。……わかった、転生する」
「転生するにあたってお主に力を付ける事ができるんじゃが何が良い?」
「……ちょっと待て」
「ん、なんじゃ?」
「何で力がいるんだ?只転生するだけなのに」
「い、いや~、それはじゃな~」(ダラダラ……)
「それは?」(ゴゴゴゴゴ!!)
「いっそのこと転生するんなら面白い方が良いんじゃないかってことでアニメ、マンガ、ゲームの世界に
送るのが転生上のルールなんじゃ」
「何て理不尽な話だよ」
「そんなわけでいきなり死なれても困るからのぉ何か力を持たせる事になっておるのじゃ、さぁなににする」
「いらん」
「なんじゃと?」
「いらない、そんな力」
「力がなければ死ぬかもしれんのじゃぞ?」
「別にそれならそれでも良いし力なんてない方が……」
「ない方が?」
「面白いだろ?」
「…………っくくくくくくく」
「……どうしたんだ?」
「かっかかかかっかっかか面白いのぉお主は、……地獄のような日々になるやもしれんぞ?」
「構わない、寧ろそれぐらいでなきゃな」
「あいやわかった!力の授与はなしじゃ!……お主の生きざまを見せてもらうぞ?」
「しっかり見ておけ俺は俺のできる生き方をしてやる」
「楽しみにしておるぞ?ではこれより転生を行う!」
神爺の言葉と共に周りが光に包まれた。
これが転生というやつか、不思議なもんだな。
「あっ、ちなみに世界は恋姫じゃから頑張るんじゃぞ~」
「それって性転換三国志じゃなかったっけ?」
「間違ってはおらんの、それと転生の方法は皆(読者)がしておるあのやり方じゃ!」
「はっ?皆って誰だ?」
「下をみるがよい」
「下?」
下……俺の足周りは真っ暗な空間=落とし穴
「穴から落下、転生はこれに限るのぅ」
「ふっざけんなよこんのくそ爺がぁ~」(ひゅう~↓)落下しながら♪
「頑張るんじゃぞ~」