娯楽軍__戦争を終わらせよう。そう、娯楽で   作:堕落と強欲の権化

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これは俺の夢から始まった。

最初は戦争の夢ではなかったのだ。

宇宙旅行。隣に行くとカナダ領だからと、旅行先のデパートに入ったところで戦争と旅行が入れ替わったのだ。

俺でも何を言ってるのか分かんない。

飯を運んでいる人に対して銃を向ける人たちに驚きを隠せなかったのを覚えている。


プロローグ 曖昧な戦線/娯楽軍とストライキ

キュゥゥン__

 

2125年。アルムス共和国とグリアス公国は戦争をしていた。

 

「ぐあっ」

「ガッ」

「ぐうううあっ!?」

 

食料を運んでいた敵兵が我々アルムス軍に撃たれる。

 

「お、おい?」

 

俺の言葉に耳を貸さず、敵兵のグリアス軍に銃が向けられる。

 

「待てよ!」

「なんだよ、殺らなきゃ殺られるんだぞ!」

「分かってるけど……」

 

なぜ、こんなことを?上層部は何を考えてるんだ?

 

「……大変よね」

「ああ。ヒナはなんともないのか?」

「私は平気よ」

「そうか……」

 

なぜ?なぜ、戦争をしなければならない?

 

「そういえばリュート、15歳で戦争に駆り出されたのよね?」

「あまり掘り返さないでくれ」

 

パァン!

 

「ごめんごめ__うっ!?」

「ヒナ!?」

 

突然、1階からの攻撃でヒナの右肩が後ろからやられた。背中とか脊椎とかじゃなくて良かったのかもしれない。

 

「な……んで」

「あらあら、あなたも軍隊にいたのね?」

「姉……ちゃん」

「あいつが……!」

 

下を見ると、相手も2階を見ていた。……待て、ここは前線基地のはずだぞ!なんで侵入された!?

 

「くっ!?」

「敵襲!」

「どうなっている……」

 

俺はトランシーバーとAK47を持ち、敵国の前線基地に向かった。

 

「っ!敵!?」

「あれ?簡単に来れちゃった」

 

なぜか、ここに来るまでに銃で狙われなかった。

 

「おい、これはどういうことだ?」

「うっ、うるせー!帰れよ!撃つぞ!」

「落ち着け、お前たちの軍のリーダーはどこにいる?」

「ああ?……ちと待ってろ」

 

ザザ……

『いないぞ』

『こっちもだ!』

……ザザ

 

「俺のとこもいないみたいだ」

「両軍いないことあるか?」

「……ちょっと貸せ」

 

敵兵からトランシーバーを奪い、両方に向けて

「両軍、リーダーがいないようだぞ」

と言い放つ。すると、

 

『おかしいだろ!?』

『もしかして捨て駒?』

『ありえねぇ……』

 

両者ともに今の現状が信じられないといった感じだ。

 

「なんか戦場のど真ん中でチェスしてるバカもいるし、戦争やめとくか」

「じゃあどうすんの?」

『敵同士なんだぞ?』

「決まってんだろ。……戦争のストライキだ」

『はらへったー』

『俺帰ってもいいかな』

「帰るなら、マスコミにこう伝えてくれ。『両国とも、戦争をストライキした』とな」

『了解です!』

 

こうして、我々は戦争をやめた。

 

「あー、両国とも合併しようぜ」

『合併?どういうことさ』

「そのまんま。ひとつの国にする」

「楽しそう!」

『いいね、賛成!』

『どーせ両国とも言語は同じだしな!』

『第三次世界大戦とかにならなくてよかったー』

 

__1ヶ月後、アルムス共和国__

ザッザッザッ

 

ザワザワ……ヒソヒソ……

 

「行くぞ」

 

これから行う作戦は、国の国会などを狙い、新たな国をつくるために大統領等を捕虜にする。グリアス公国でも同じくだ。

 

「!動くな!」

「てめぇらが……なぁ!」

 

パァン!

 

「ひっ!?」

「そうだ、武器を下ろして、手を頭の後ろに……そうそうそう」

 

「聞いたか?あのニュース」

「ああ、なんでもストライキしてるとか__え?」

「その通りだ。君たちも捕虜になってもらおうか」

 

「大統領!」

「知ってる。潔く捕虜になろう」

「敵兵もいます!」

「なんでも新たな国になるとか」

「そうなのですか……では私も諦めます」

 

__1年後__

「まさか俺が軍隊長に任命されるとはな」

 

俺は、新たな国の軍隊長として任命されてしまった。

 

『続いて、リュート軍隊長の挨拶です』

「行ってこい。立派な演説待ってるぞ」

「行ってきます」

 

「コホン……『えー、新たな軍隊の皆、これから我々は、新たに軍隊長として任命された、俺「リュート・ロワルド」が君たちを引っ張っていく。その上で、君たちに約束したいことがある。「娯楽を充実させる」「核兵器の廃絶」「災害時に支援する」、この3つだ。娯楽は、チェスやトランプはもちろん、日本のゲームなども導入するつもりだ』

 

「おぉ……!」

 

カシャア!パシャシャシャ!

 

『さらにだ。核兵器の廃絶については、この国では絶対に核兵器を使用しないし、つくらないし、持ち込ませない!そして、最後の災害時支援についてだ。日本の自衛隊のように、災害時にはどこへでも軍を派遣する!』

 

「質問です!なぜ日本の軍隊を話に出すのですか?」

 

『それについては、俺が前世日本人だったからだ!』

 

「えぇー!?」

 

パシャシャ!

 

『他に質問はないか?……では、これで終わりだ。これからに期待している』……ふぅ。人前に出るのは疲れるな」

「お疲れ様、リュート君」

「大統領……」

 

『えー、続いて、新たな大統領からの挨拶です』

 

「あ、行ってくる」

「お気をつけて」




長くてごめんね!……プロローグだよなこれ?
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