ほんのり異世界   作:忍ニンニク

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この作品を見に来てくれてありがとうございます!!

作者は殆ど小説を書いた事が無いですが頑張って面白いものを書いていきたいと思ってます!


起きちゃだめだよ?早く眠ろう?

 

 

「なーんにもわからん…どうすっかなー」公園のベンチに座り。真っ赤な夕陽をビルの隙間から眺める。

その光景が鳥の声も虫の声も車の走行音すら聞こえない現状をまるで一枚の絵画のように映してくれる。

 

「異世界転生ってこんな感じのもあるんだなぁ〜」

 

俺はため息を吐いて星の見えない空を見上げた。

 

 

 

 

異変に気付いたのは自宅で眠っていた時だった。

部屋がやけに眩しく感じるのと目覚ましが鳴ってない事に少し不安になりベットから身体を起こし、眠気に負けてる目をなんとか開ける。部屋を見た時、思わず「は?」と口から声がもれた

 

部屋全体が窓から入る夕焼けで照らされていた。

 

身体から血の気が引き大学をすっぽかして何時間寝てるんだよ!あと目覚まし動けよ?!そう思ってスマホの画面をつけた

 

      5:00

 

目を疑った、スマホが壊れたと思い急いでネット検索をして時間の確認をした…

 

  現在時刻:東京:5:00

 

早朝をしめす時刻はかちりと動いて5:01と表記を変える。視界に映る夕陽に照らされる自信の視界。

考えがまとまらず今の状況を理解しようとする。心臓は恐怖感かそれとも別の何か鼓動が早くなり視界が遠くなるような感覚にさいなまれる。

 

 

 

パーン!!!!!

 

俺は思いっきり自分の頬を叩き思考を無理やり中断する。

 

何を怖がる必要がある?ネットに繋がるのだから娯楽が無いわけでもない。大丈夫だこれは怖い話でも恐怖体験でもない。すぐに出て笑い話として語ってやろう。

 

「よし!」

 

気合いを入れ、とりあえず部屋着から外に出るため着替え、外に出て現状を確認しない事には何もわからない。

 

 

 

 

「家出たのは良かったけどマジで対処法わからねぇ!!?」

 

こう俺の知っている異世界転生は女神様とかからなんか凄い能力貰って可愛いヒロインとイチャイチャできる!……みたいなのを想像していたのだが。

 

「人もいねぇ!?虫もいねぇ!?車も走ってねぇ!!お日様ずっと真っ赤っか!!」

 

とりあえず自信が徒歩で行ける場所は一通り走り回った、成果はほぼ無し。電気は取ってるのか信号機も自動ドアも動いた。スーパーは商品が綺麗に並べられていた。

 

水道もガスも動く。知らない人の家に入ろうとしたらちゃんと鍵が掛かってる。なのに人……というか生き物がいない

 

 

「これ詐欺だって!!誰もいないんじゃあラノベ失格だろ!というかここで何すれば良いんだよ!!!!!」

近隣迷惑なんて気にしないで大声で叫ぶ。だが、近くの家のカーテンは動くことも無いしこちらを注意するような怒鳴り声もしない。

 

「異世界放浪って今みたいな事を言うのかな……」ベンチの背もたれに寄りかかりスマホを開く。

 

時刻は12:30と表示されているの見て眉間に力が入る、そう真昼間の筈なのだ。こんな綺麗な夕暮れと夜に近づいた事を教えてくれる少し冷たい風は偽物なのか、それともズレる事ないスマホが壊れたのか…判断は付かない。

 

ただ嬉しい事に写真を撮ったり、ネットには問題なく繋がるしネットのコンテンツも見れる、さらには動画投稿サイトには様々なライブ配信が流れてるし、SNSも動いている…

 

問題は電話をかけると呼び出しコールも無しに勝手に切れるし。知り合いにメールを送ってもしばらくするとエラーメッセージでメールが遅れないと出る。ライブ配信にコメントしてもコメントは流れない。

 

うーん完璧にお手上げだ、ただ今の状況でやってはいけない事ぐらいはわかる。

 

「よもつへぐい…だっけかな〜、食べ物食べたり水飲んじゃいけないんだよな。セーフのラインとアウトのライン誰か教えてくれぇー」

まだお腹が空いたり喉が渇いたりなどはしていないが、ちょっと不安だ…最悪ネットで尿のろ過方法を検索する事になってしまう。

 

「異世界からの帰り方、検索っと……胡散臭すぎる」探索結果に出て来たのは大体は創作物っぽそうなものだらけ。本当だとしても、出てくる記事は多いが異世界の種類が違そうなため、どっちしても使えなさそうだ。

 

「けっ…なんだよ美少女しかいない世界って!俺もそっちが良かった…」

 

記事の一つに悪態を吐きながらとりあえずスマホをポケットに入れようとし、再度スマホを取り出す

 

「写真撮っとくか、人がいない街の写真とかみんな合成を疑うだろうが…本物だ!」カチャ!。スマホの写真がちゃんと撮れている事を確認しから今度こそポケットに入れる。

 

「さて…次の行動として正しいのなんだ?…学校とか行って放送…もしくは移動手段の確保か…」

 

自転車を持ってないため現状俺は徒歩だけの移動だ近場なら問題ないが筋肉痛で動けなくなりましたでは笑えない。

 

「よし!とりあえず適当な学校に失礼して誰か居ませんかーって放送するか」

 

今は人と会っていないが案外自分と同じ状況でうろうろ歩いてる人がいるかもしれないし、帰り方知ってるかも知れない…

 

「適当な場所でトランペットみたいなの買って移動しながら吹いてたら人やって来たりしてくれないかな…」

 

自分でも馬鹿らしい考えをしながら俺は元の世界に帰るため休めた足を動かし始めた。

 

 




ホラー体験した事ある人って結構いたりするのかな?
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