【本編完結済】女先生に愛を伝えて結婚するだけの話   作:秋月 ヒカリ

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 一応今回で本編完結になります。今後も細々とやっていくので、よろしくお願いします。


エピローグ、そして・・・

 「やっほー☆先生!タっくん!聖園ミカ、只今参上っ!あ、これお土産です。どうぞ」

 

 「いや、ハイテンションからの落差が凄くて戸惑うって・・・。あ、お土産どうもです」

 

 「ミカ!今日は来てくれて、ありがとー!ささっ、入って入って!」

 

 「お邪魔しまーす♪」

 

 

 今日は双子の4才の誕生日。知り合いを呼んで、自宅でささやかながら誕生日会を開いている。

 

 ミカを夫婦二人で玄関へ迎えに行き、リビングへ戻るとそこでは・・・・・・。

 

 

 「ほら、アコ?ワンちゃん役なんだから、ちゃんと演技して?」

 

 「くっ!屈辱です・・・!こんな4才児にいいように・・・」

 

 「アコ?」

 

 「くぅ~ん!へっへっへっへっ!」

 

 「よしよし、アコは良い子だね~?」

 

 「わおんっ!」

 

 「アコちゃん・・・ドン引きだよ・・・・・・」

 

 「ナギサお姉ちゃん!ホントにこの玩具、貰っていいの!?」

 

 「ええ♪それはプレゼントですから、遠慮しないでいいんですよ?」

 

 「わぁ~!ありがとう、ナギサお姉ちゃん!大好きっ!!」ギュッ!

 

 「~~~っ!!(ゾクゾクッ!)あぁっ!いけません!彼はまだ4才・・・まだ4才・・・?これからが楽しみですね・・・」

 

 「な、ナギちゃん・・・。そんな姿は見たくなかったよ・・・」

 

 「ふむ。そうか・・・歳の差はあるが何、先生とタクミの例もある。少々の差は問題ないだろう」

 

 「セイアちゃん!?」

 

 「「はっはっはっ!・・・何このカオス?」」

 

 

 いや、ホントにどうしたらほんの数分目を離した隙に、こんなカオス空間が出来上がるの?

 

 アコ?人としての最低限の尊厳は持とう?ほら、傍にいるイオリなんか見るからにドン引いてるよ?

 

 ナギサ?家の子を可愛がってくれるのは、親としてとても嬉しいよ?けどさ?幼子に抱き着かれて、トリップしてる姿は通報案件(もしもしヴァルキューレ?)だよ?

 

 あとセイア。悪ノリは止めろ。それに俺とスミレの場合は、そこまでの歳の差はない!お前らがやったら、犯罪だからな!?

 

 

 「あ!パパとママ、戻ってきたー!見てみて~!ペットのアコだよ~!」

 

 「きゃんきゃん!」

 

 「見てみて!パパ!こっちがナギサお姉ちゃんに貰った超合金回転ロボで、こっちがリオ(ねえ)がくれたアバンギャルド君Jr.で、高性能AI搭載で僕の事を守ってくれるんだって~!」

 

 「「なんて?」」

 

 

 天使のような愛くるしさと笑顔で、カオス空間を作り出している元凶の子供・・・姉の「城戸ツムギ」と弟の「城戸エイジ」はそれぞれの戦利品?を俺たちに見せてくる。

 

 

 「・・・なんというか、確実に二人ともあなた達の血を引いてるわね」

 

 「違うんだよ・・・普段は普通の、普通の4才児なんだよ・・・!」

 

 「そうそう!今日は、ほらっ!皆が居て、ちょっとテンション上がってるだけで・・・!」

 

 「「ヒナお姉ちゃん!髪の毛もふもふさせて~!」」

 

 「ふふっ、仕方ないわね♪どうぞ?」

 

 「わ~い!」

 

 「なっ!?ツムギさんにエイジさん!?それはライン越え---」

 

 「「アコ、ステイ!」」

 

 「きゅぅ~ん・・・」

 

 「テンションが何ですって?」

 

 「「何でもないです・・・」」

 

 

 アオイの言葉に否定を試みるも、双子の行動によりすぐに撤回することになってしまった。

 

 

 「クックックッ!元気があり、子供らしくて良いではないですか?特にお二人の子供となると、このくらいでもまだ大人しい方なのでは?」

 

 「マエストロもそう思います」

 

 「そういうこった!」

 

 「居たのかよゲマ研・・・」

 

 「お誘い下さったのはあなた方でしょう?それと、今は「ゲマトリア」は存在しません。今の我々は「城戸夫婦を見守る会」の無害な只の大人です」

 

 「そういうこったぁ!!」

 

 「問題を起こさないなら、この際なんでもいいよ・・・。それで?頼んでた事って何か分かった?」

 

 「そうですね・・・お二人のお子様に関してですが、どれだけ調べても何故”ヘイロー”が発現したのかは、解明できませんでした・・・・・・」

 

 「そっか・・・」

 

 「あなた方お二人は、どちらもキヴォトスの外からの来訪者です。なのに、お子様には”ヘイロー”が発現している・・・。3年間は発現しなかったのに、何故このタイミングなのか?いやはや、先生にタクミさん。やはりあなた方は面白い!これからも、我々はあなた方を見守っていますよ・・・?あ、こちらお祝いの品です」

 

 「こちらは、マエストロからです」

 

 「こういうこったぁ!!」

 

 「親戚の叔父さん達かな?」

 

 

 先ほどの会話にあったように、ここ最近になって双子には”ヘイロー”が発現した。

 

 幸い二人は、キヴォトスの平均的な身体能力が備わっただけで、他には異常は見られなかった。

 

 元ゲマトリアの面々とは和解し、ちょくちょく連絡を取り合っていた。今回、誕生日会に招待したのも神秘関係に関して詳しい彼らに、双子の調査を頼んでいた結果を聞くためだった。

 まあ、それがなくとも一応招待はするつもりではいたが・・・。

 

 

 「しかし、黒服らでも解らないとなると一体・・・」

 

 「あまり深刻に捉える必要はないと思いますよ?神秘量は一般の生徒よりは高いようですが、身体能力はキヴォトスの平均のそれですし、見ての通り健やかに育っています。もし何かありましたら、我々も力になります。ですから、お二人は変わらずに愛情を注いで、成長を見守っていただければと」

 

 「そうだね・・・うん!あの子達が元気に育ってくれたら、それでいいもんね!ね、タクミ?」

 

 「そうだな。もしもの時は、頼りにさせてもらうよ」

 

 「ええ、お任せを」

 

 「パパ、ママ?まだお話続く?」

 

 「ぼく、ケーキ食べたい・・・」

 

 「ごめんごめん!そうだね、みんなでケーキ食べよっか?」

 

 「「わーい♪」」

 

 

 難しい話を切り上げ、皆の輪の中へ戻っていく。

 

 ”ヘイロー”が子供達に発現するのは戸惑ったが、今はシロコとクロコの頭を撫でながら、笑顔でケーキを頬張る姿は無邪気な子供そのものだ。

 

 別の意味で若干の将来への不安はあるが、きっと大丈夫だろう。

 

 二人を囲む沢山の笑顔を見ながら、スミレとタクミは寄り添い、子供達の将来に想いを馳せるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「女先生に愛を伝えて結婚するだけの話」ー 完 ー




 くぅ~!疲れました!これにて本編完結です!

 エピローグはずっと前から、先生とタクミの血を引いた子供達にアコをペット化させるつもりでした。ゲマ研?なんか知らんが生えてきた・・・。

 今後はIFや小話をちょいちょい書いていきますので、これからもよろしくお願いします!
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