絶対に笑ってはいけないアビドス高校24時   作:ケイゾーイビ

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9話

トリニティ総合学園の演し物が終わり…

 

…休憩の為に教室へ戻って来た、先生とアビドス高校の生徒達。

 

ここでまた…

 

…新たな仕掛けが襲いかかる。

 

引き出しネタ、リセットである。

 

教室に戻ろうとした、その時…

「あーゴメン、ちょっとお花を摘んでくるね〜」

…先生は教室に入らず離脱した。

 

しかし…

 

…何故かすぐそこのトイレに入らず、別の場所を目指して移動していた。

 

…?

 

アビドスポイント

相変わらず先生、ウソが下手クソ。

 

「今先生、お花を摘んで来るって言ってませんでしたか…?」

「ん、先生女の子説」

「…それは流石に無いのでは?」

 

ガラッ!

 

「先生はすぐ戻ってくるでしょ?おじさん達は休もうよぉ〜」

「もしかしたら、また他校が何かを仕掛けてくるかもしれませんね〜…あ」

…ノノミは何かに気が付いた。

 

 

アビドスポイント

ノノミの机の上に"絶対に押すな!"と書かれたボタン。

 

「…これかなぁ?」

「…これですね」

「ん…これも他校の破壊工作」

恐らく、このボタンを押すまで先生は戻って来ないのだろう…

 

「どうします?これ…」

明らかに罠だろう、しかし押さないことには何も始まらない。

「ここまで散々な目に合って来たし、最低こそ最高だよねぇ〜?」

「ん、ホシノ先輩はポジティブ過ぎ」

「…それはポジティブなんですか?」

あーだこーだ言ってても仕方ないので…

 

「押しま〜す、えいっ♣️」ポチッ!

 

…ノノミはボタンを押した。

 

!?

 

「ちょっとノノミちゃん!?押すのは良いけど心の準備がぁ〜!?」

「ん!皆警戒して!」

 

Warning!Warning!Warning!

コマカスギテツタワラナイケイホウハツレイ!

Warning!Warning!Warning!

 

!?

 

突然部屋に響き渡る警報音…

 

次の瞬間!

 

ガコッ!

 

!?

 

教室の床に穴が空いた、それは開くタイプの落とし穴だった。

「学校の床が…いつの間にこんな仕掛けを!?」

アヤネが驚いていると…

 

ヒュンッ!

 

!?

 

開かれた落とし穴から、誰かが飛び出して来た。

 

ガコッ!

 

飛び出て来た人が落下するのと同時に、開くタイプの落とし穴が閉じて…

 

スタッ…

 

…その場に着地した。

 

!?

 

着地した孤独なシルエット、それは紛れもなく奴…

 

「せ、先生!?」

 

…黄色いスーツに着替えた先生だった。

 

アビドスポイント

ポップアップと呼ばれる装置で、教室に戻って来た先生。

 

 

「細かすぎて伝わらないモノマネ大会inキヴォトス〜!」

 

!?

 

アビドスポイント

唐突に始まったモノマネ大会。

 

「はい!そこのあなた?」

「は、はい?」

マイクを持った先生に、声をかけられたノノミは狼狽えた。

「…今ボタンを押しましたね?」

 

 

「…はい、押しましたよ?」

「ではルールを説明します!」

「えぇ!?」

唐突に始まるルール説明に思考停止した。

 

「今から細かすぎて伝わらないモノマネが披露されますので、ここにいる皆さんはそれを見て面白かったモノマネを選んでいただきま〜す!」

 

!!!

 

つまり、これから面白いモノマネをする生徒達が押し寄せるから見て耐えろということだろう。

これも他校からの破壊工作であると、アビドス高校の生徒達は苦虫を噛み潰した顔になった。

「皆、これも他校からの攻撃だねぇ…ここも乗り切ろう」

「ん、誰が来ようとも油断しない」

臨戦態勢になる様子を見た先生。

「皆さん、何やらお困りの様子ですが…安心して下さい!」

 

…?

 

「ここ最近…文字数が多くて疲れ気味とのことなので、モノマネ大会の参加者はたったの3組です」

 

!!!

 

なんだがよく分からない理由だが、ラッキーと思う5人であった。

 

「では競技の確認をしますよ?」

「…競技の確認?」

「これから披露されるモノマネは、細かすぎて伝わりません…」

 

 

「…つまり!オチがないということです」

「ん?オチがない…?」

「なので物理的にオチをつけます」

 

 

「物理的に…まさか!」

「そうです、私の手に持ってるこちらのボタンを押すと…」

 

ガコッ!

 

!?

 

「…競技を終えた選手が、物理的に下にオチるということです」

 

 

「ちなみに落とし穴の底には、ミレニアムサイエンススクールが開発した衝撃を吸収してくれる緩衝材が敷き詰めてあります」

かがくのちからってすげー

 

「では早速始めますよ〜最初のチャレンジャーは…この方です!」

 

ガラッ!

 

デゲデゲデゲデゲデゲデゲデゲデゲデン!!

 

教室の扉が開き、挑戦者は落とし穴の場所に走って移動した。

 

アビドスポイント

阿慈谷ヒフミ。

 

!?

 

「3倍アホになったペロロジラ!」

「…は?」

説明が終わると、ヒフミはツインテールを両手で持ち…

 

「ペ"ロ"〜"!」

 

!?

 

…叫びながら振り回し始めた。

 

「ペ"ロ"〜"ペ"ロ"〜"ペ"ロ"ロ"ジ"ラ"〜"!」

 

「フフッ…(笑)」

 

アビドスポイント

既に笑ってしまいましたが、最後までお楽しみ下さい。

 

「…続きまして」

 

!?

 

「激レアなペロロ様グッズを、目の前で買われて発狂する阿慈谷ヒフミ!」

説明が終わると、ヒフミはツインテールを両手で持ち…

 

「ペ"ロ"〜"!」

 

…叫びながら振り回し始めた。

 

「ペ"ロ"〜"ペ"ロ"〜"ペ"ロ"ロ"ロ"ロ"〜"!」

 

ガコッ!

 

「フフッ…(笑)」

 

デデーン!!

全員アウト!!

 

私は下に落ちたヒフミに声をかけた。

「ヒフミさぁ!一緒ぉ!どっちもぉ!」

「えぇ!?」

 

バン!「あ痛…」

バン!「ん"っ!」

バン!「痛っ!」

バン!「あぅっ!」

ボン!「アッツゥッ!」

 

誰にも真似できない、ケツバンアーミーさんのフルショットはここでしか見れない。

 

「鳴き声が明らかに違うんですけど!?」

「そうなんだ、凄くどうでもいい!」

「ヒフミ!アンタ後で覚えてなさいよぉ!」

「…えぇ!?」

あとさぁ、本人がやったらモノマネでも何でもないだろ…

 

「次のチャレンジャーは…この方々!」

 

ガラッ!

 

デゲデゲデゲデゲデゲデゲデゲデゲデン!!

 

教室の扉が開き、挑戦者は落とし穴の場所に走って移動した。

 

アビドスポイント

飛鳥馬トキ&歌住サクラコ

 

…?

 

余り接点の2人に、モヤモヤした気持ちになった。

 

「ミレニアム!スターシリーズ!」

 

!?

 

「人の持ちネタを一刀両断に切り捨てる、合理主義者で手段を選ばないビッグシスター、ミレニアムサイエンススクール生徒会セミナーの会長、調月リオ!」

説明が終わると、トキはサクラコと向き合い…ジリジリと近付いた。

 

 

「貴女、取っておきのネタがあるんですってね?」

「…はい」

「貴女のネタ、見せてもらっていいかしら?」

 

 

「…分かりました」

「やって見せて?」

「…では、行きます」

 

 

「わっぴ〜!」

 

 

「貴女…」

「…はい」

 

「…それの何が面白いの?」

 

ガコッ!

 

「フフッ…(笑)」

 

デデーン!!

全員アウト!!

 

私は下に落ちたトキに声をかけた。

「トキさぁ!ミレニアムサイエンススクールの敷居をまたげなくなってもぉ!助けてあげられないからねぇ!?」

「…マジですか?」

 

バン!「あ痛…」

バン!「ん"っ!」

バン!「痛っ!」

バン!「あぅっ!」

ボン!「アッツゥッ!」

 

ケツバンアーミーさんのお仕置きも、マジで痛いです。

 

下に落ちたサクラコにも声をかけた。

「サクラコも来てくれてありがとぉ!」

「私の出番、これだけですか…?」

「…今はちょっと答えられないかな?ゴメンね!」

本当に色んな意味でゴメンね…

 

「それではこれで最後ですね、最後のチャレンジャーは…この方々!」

 

ガラッ!

 

デゲデゲデゲデゲデゲデゲデゲデゲデン!!

 

教室の扉が開き、挑戦者は落とし穴の場所に走って移動した。

 

アビドスポイント

才羽モモイ&才羽ミドリ。

 

「チッ…」

アヤネの舌打ちは、聞こえないフリをした。

 

先ずはモモイ。

「シャーレの異常な仕事量を捌き切れず、限界で倒れた早瀬ユウカ!」

続いてミドリ。

「そしてその倒れた早瀬ユウカを、更に酷使しようとするシャーレの先生!」

「…え?私?」

説明が終わると、うつ伏せで床に寝転がるモモイ。

そして小道具のダンボールを持って、ミドリは右往左往し始めた。

そして倒れたモモイを見つけたミドリ。

 

「ユウカ!しっかりしろ!今ユウカが倒れたら!キヴォトスはおしまいなんだ!立て!立つんだ!ユウカ!」

 

「…ンゴッ」

 

ガコッ!

 

「フフッ…(笑)」

 

デデーン!!

ノノミ・アヤネ・セリカ・アウト!!

 

私は慌ててモモイとミドリに声をかけた。

「すみませ〜ん!捏造は止めて下さ〜い!」

「ん、この場面見たことある」

「シロコちゃん、それ本当…?」

 

バン!「痛っ!」

バン!「あぅっ!」

ボン!「アッツゥッ!」

 

捏造では無い真実の痛みが、ケツバンアーミーさんから放たれた。

 

「うるさい!モノマネ大会に優勝してゲーム機でも買ってもらわないと!心の傷が癒えないの!スイッチョ2買って!」

ゲームソフトじゃなくてゲーム機…欲深いムッツリエロゲーマーめ。

 

スッ…

 

その時…

 

…教室の扉に人影が。

 

いいタイミングだぞ、ミレニアム・プラモデル・デストロイヤー。

私は手信号で待機の合図を送った。

「あーモモイとミドリ、厳正なる審査の結果…モノマネ大会の優勝が君達に決まりました」

 

…?

 

「え!?ウソ!?ゲーム!ゲーム!」

「お、お姉ちゃん…なんか様子が」

私は手信号でムーヴの合図を出した。

 

!?

 

アビドスポイント

話を聞きつけて、音も無く教室に入って来たユウカ(半ギレ)

 

私の後ろにユウカが待機した。

「今から優勝賞品を、上から投げ渡すのでちゃんと受け取ってね?」

「え!?投げ渡す!?ミドリミドリ!受け取った瞬間の写真撮ってよ!」

 

アビドスポイント

妹思いの姉。

 

「じゃいくよ〜?優勝おめでとう〜」

3…2…1…GOGOGO!!

ユウカは助走を付けて、落とし穴へヒップドロップで飛び込んだ。

 

ドゴォッ!

 

「ぎ"ゃ"あ"あ"あ"あ"あ"〜"!!!」

地獄の3丁目に木霊する悲鳴と…

 

カシャッ!

 

…無慈悲なシャッター音だけが聞こえた。

 

「フフッ…(笑)」

 

デデーン!!

全員アウト!!

 

オチが分かってたのに耐えられず、全員轟沈した。

 

バン!「あ痛…」

バン!「ん"っ!」

バン!「痛っ!」

バン!「あぅっ!」

ボン!「アッツゥッ!」

 

それでもケツバンアーミーさんのお仕置きには、耐えるしかない。

 

「以上、細かすぎて伝わらないモノマネ大会inキヴォトスでした〜」

 

 

「あ、またお花を摘みに行きま〜す」

そう言った先生は、また教室を出て行った。

「ん、やっぱり先生女の子説」

 

こうして引き出しネタ?のリセットが完了した。

 

果たして交流会の、次なる学校はどこ…?




アンケートの締め切りは2025年04月13日(サンデー)まで。
※ドリルとスイート、共に16票なのでコイントスで決めます。
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