パルデア地方行きのラティアス便に乗っていき高速で向かっていく。
今から未知の地方にポケモンにも会える。こんなにもワクワクが止まらない。
嗚呼………あの頃に戻った気分だ。
そんな思いがありながら少しだけ眠ってしまう。
「……きて………起きて………ねえ!起きて!」
「!?」
なにやら自身を起こしてくれる声に気がついた。
慌てて身体を起こしていくとそこには全体がショートヘアの青色に前髪は赤色のメッシュに丸眼鏡をかけてイーブイのバックを持っている少女がどうやら起こしてくれたようだろう。
「あんたがパルデア地方に行くチケット持っていたからもうすぐ着く……起こしただけ…」
と、無表情ながらそうぶっきらぼうに言うが相手は根は優しいだろう。
相手にお礼を言おうとしたがやはりコミ症なのか言えないせいで威圧してしまう。
そのせいか相手に勘違いをされてしまった。
「……なに?起こした私に文句あるわけ…?」
ジト目で相手に見られてしまいながら警戒された、自身は思わず慌てて横に振り違うと言うべきと同じだ。
相手は
が少しこちらの表情を見ては
「……もしかしてあんた……人と話すこと苦手なの?」
察しがいいのかこちらのことを理解してくれて思わず唖然としてしまうがうんうんと首を縦振り人と喋るのは苦手。
だってシロガネ山で引き篭もっていたから三年もいると話せるわけないだろ。と、思わず言いそうだが内心で抑えていくのである。
「へぇ……少し嫌な奴と思っていたけど……私と同じ人見知りなところあるんだ、何か意外」
その少女は無表情から少しだけ笑みを浮かべていた。レッドは「何で笑顔?」と思ってしまう。
「……私も人と喋るのはあんまり慣れていないからこうして同じ人がいるのは初めて会ったからなんと言うか…
同情できるって感じかな。」
確かにそれは言える、何せ人見知りというのはあまり理解されないこともあるので勘違いが多く一つの難点とも言えるだろう。
レッドは彼女手を握り“わかる…わかるぞその気持ち…”と、表情で伝えていくがただ無表情無口なので何を伝えているのかわからない。
「え!?ちょ、いきなり手を握るとか………は、恥ずかしいからやめて………」
その少女は思わず慌てて手を離しては顔を逸らしてしまう、嫌われてしまったのか…とレッドは落ち込むが。
『い、いきなり手を握ってきた……!?それにあの表情……か、かっこいいけど近い…!』
赤く染まりながら心の中でレッドに対しての行動が余りすぎるので混乱状態になっている。
※※※※
「自己紹介遅れた……私はボタン……イーブイとネットが好き……あんたの名前は?」
相手が自己紹介をしながら趣味など好きなことを聞いていきイーブイが好きと聞けばエーフィがいるので合わせても面白いかもしれない。
それはまた後ほどだろう。
そしてこちらに自己紹介を振られるとここで自身の名前を言えばバレるかもしれないので偽名を名乗ることを決めた。
「………スカーレット」
「スカーレット………何それ…その見た目でかっこいいとかズルすぎ…羨ましいんですけど」
再度ジト目で見られてしまいながら何故か嫉妬されてしまう。
え?俺に何かした?わからずきょとんとして首を傾げていると
「……はぁ…気にしないでいいから…」
ため息を吐いてはこちらも気にしないでおこう。
『まもなくパルデア パルデア……お忘れもないように気をつけてください』
「あ、そろそろ着く……一緒に行こっか」
パルデア地方に着いたのでボタンと共に行くことにした。
「……久しぶりに戻ってきたな……」
ポツリと呟きながらボタンを見ながらも彼女も何かあったことがあるのは違いないので触る神に祟りなしだろう。
「スカーレットってどこの出身なの?」
「カントー」
「え、めちゃくちゃ遠いところじゃん……なんでここに来たわけ?」
「知り合いに紹介されてアカデミーに行くことになった」
「あーなるほどねぇ……まあ、学校は色々と楽しいかもしれないかも」
そんなやり取りをしながらグレープアカデミーに辿り着いた。
****
その後はボタンと一旦別れていき校長先生に会いに行った。
「おお、貴方がカントーから遥々来られたスカーレットくんですか!わたくし…グレープ学園の校長を務めさせてもらっているクラベルと申します。この学園は色々なことがありますが楽しい思い出や学園を楽しんでほしいと思っています」
少し濃い青色の服に青い眼鏡が似合っているおじいちゃんことクラベル校長先生が笑顔を浮かべながら歓迎をしてくれた。誰よりもこの学園を生徒一人一人に楽しんでほしいと思っているのは言葉でわかる。
無口ながらお辞儀をしていき「そんな緊張しなくてもいいですよ、貴方もここの生徒として……頑張ってください」
これから俺の物語がまた新たに始まる。
「そう言えばスカーレットくんはポケモンを持っているのでしょうか?」
クラベル校長が自身にポケモンを持っているかと言われポケットを見るが荷物ごと置いてきてしまった。少し汗が出てどうしようか悩んでいると
「慌てないでください、いないのならこちらのポケモン三匹から一匹選ぶといいですよ」
フォローしてくれて落ち着いては旅の始まりでもらえる最初のポケモン達だろう。
それぞれポケモン達が現れてはワニのようなポケモンことホゲータ
猫のような見た目をして眠そうにしているのはニャオハ
自身の髪の毛を直しているポケモン クワッス
この三匹の中から選ぶだろう。
レッドは迷わずホゲータを見つめた。
「ホゲ?」
ホゲータは首を傾げながらレッドを見つめていく。
レッドは最初のポケモンを選んだヒトカゲの頃を思い出し最初のポケモンヒトカゲ無くしてほのおタイプはない。
「………………」
俺と一緒に来てくれるか?、そう伝えるように見つめていくとそれに応えるようにホゲータも元気よく
「ホゲェ!」
嬉しそうに抱きついてきた、優しく撫でながらボールに戻して「これからよろしくな…ホゲータ」
と、無表情から笑みが溢れていく。
「素晴らしい!何を言わずともポケモンとトレーナー…絆が生まれるのは素晴らしい!」
クラベル校長先生は何やら1人で感動しているが気にしていない。
そんなことをしていると
「すいません!遅れてすいません!」
「ネモが体力がなくて休みながら走ったからだよ!」
2人の少女が走ってきては息を切らしていく。1人の緑色の少女は息を荒げながら辛そうにしている。
青い帽子に赤色のネクタイをした少女がもう1人に何やら言っているが知らない。
「遅れとは生徒会長としてまだまだと言えるでしょうネモさんに…アオイさん」
「すいません……ポケモンバトルがしたいから他のトレーナーと連戦していました…でも楽しかったです!」
「三十人相手は流石にやりすぎだと思うけどね……」
アオイと言われた少女が苦笑いを浮かべながらもネモは楽しそうにしている。結構なバトルジャンキー?え?やりたい。
「クラベル校長先生この人は……?」
「この子は我がアカデミーにカントーから遥々来られたスカーレット君です」
「…………」
無口なままお辞儀をしていながらネモは
「カントー地方!?え!?あの遠いところからきたの!?ポケモンとかどんなのがいるの?バトルは?どんなチャンピオンがいるの!?」
詰め寄っていきながら怒涛のマシンガントーク攻めでのけぞってしまうが
「はいはい、スカーレットくんが困っているから」
アオイがネモを落ち着かせて興奮から落ち着いただろう。
「あ!ごめんね!つい他の地方とかの人が来るってないからつい……」
謝りながらもどうしようか考えたどり着いた答えがこれだ。
「…………」
「え?モンスターボール?」
アオイはキョトンして何故モンスターボールを出しているのだろうと思っているとネモすぐに察したのか
「バトル!?やろうやろう!」
ぴょんぴょんと跳ねながら嬉しそうにしている。
初めてのポケモン勝負……レッドが元チャンピオンと知らないネモとネモがチャンピオンランクだとは知らないレッドはどんな戦いになるのだろうか。
次回からポケモンバトルです。
どうしようか悩みながら下手くそながら頑張ります。