ZAプレイしながら書いてます、久しぶりにポケモンの気分。
『まもなく当列車はミアレ駅に到着いたします、お降りの方は〜』
カロス最大の都市、ミアレシティに向かう特急列車のグリーン席には1人の男と1人の少女が並んで座っているのだった、男の方は緑髪に紅い瞳を持ちひたすらにパソコンと睨めっこをしている………どうやら仕事中のようだ。
膝の上にはイーブイが寝そべっている、男はたびたびイーブイをモフモフする事も忘れてはいない…
というか男の格好が既に
頭………イーブイハット
服………イーブイTシャツにブイズアップリケ付きのジーンズ
靴………イーブイサンダル
リュック………イーブイリュック
アクセサリー………イーブイサングラス
とイーブイ廃人なのを全面的に押し出して行くスタイルである、実際イーブイをキメないと1000年も生きていけないのだ、男は整った顔立ちをしているが色々と台無しである。
横に座る黒と白のツートンカラーの髪と紫の瞳を持つ美少女は主張丸出しの男とは逆に紫のドレスシャツにアメジストのブローチのついたタイ、黒いスリムパンツという男装の麗人ようだがマトモな格好をしている、どれも高級品だ。
しかし、彼女もイーブイの進化系・ニンフィアを膝に乗せているのであった、ニンフィアは車内放送に反応している。
「ふぃあ!」
「スピネル、もうすぐミアレに着くぞ」
「ん、ああ。ありがとうございます、さて…ミアレは久しぶりですがどうなっているやら…」
「確か貴方がサトシと冒険していた時にフレア団とかいう悪の組織が暴れたんだったな?事前に調べておいたぞ」
「流石アメジオ、賢い子ですね」
そう言いながらアメジオと呼ばれた少女の頭を撫でるスピネルと呼ばれた男、アメジオも満更では無さそうな顔をしている。
2人は降車する準備を整えて、忘れ物が無いことを確認してミアレ駅に降りるのだった。
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転生スピネルがエクシード社の社長になり、同時にアメジオの婚約者になりもう5年が過ぎた。
転生スピネルは人格者でロリコンでは無いためアメジオの事は「もし私に娘か孫が居たらこんな感じでしょうね」という目でしか見れないのだ、何よりも1000年も生きているために三大欲求のうち性欲さんはとっくにお亡くなりになっている、ようは不能なのだ。
だが転生スピネルなりにアメジオには真摯に向き合った、具体的には「婚約者」というよりも「弟子」として扱い「1000年で得たもの」を惜しみなく継承させようとしたのだ。
アメジオも原作での優秀さを見ればわかるがスポンジのように知恵や知識を吸収、体術やポケモンバトル、旅のやり方、サバイバルのやり方まで習得して行った。
これにはギベオンもニッコリである、しかし、全部エクシード社社長と同時にこなしているためここ5年の死因はずっと過労死である。
もはや過労死リレイズを駆使していた。
(※過労死リレイズとは!
転生スピネルが不老不死だから出来るリフレッシュ法、転生スピネルは死ぬと全快状態で復活するためあえて己を過労死に追い込み強引に全快状態に持って行く業である!良い子は絶対真似しちゃいけないしアメジオの前でうっかり死んだため滅茶苦茶泣かれてしまった)
しかし、仕事もひと段落ついて落ち着いて来たところにアメジオの10歳の誕生日が来たため「もう籍を入れろ」という事にギベオンが無理矢理した、これは自分が老いて限界が見えて来たギベオンなりに孫の事を考え、孫の晴れ姿を見たいためである。
今回のミアレ旅行はエクシード社とクェーサー社の共同事業であるミアレ復興及び都市開発の現地での打ち合わせや視察でもあるが、アメジオとの婚前旅行でもあるのだ。
転生スピネルにとっては旧い友人と最期に会うためでもあるが………
駅から降りた私達、アメジオは早速腰のボールからソウブレイズを出した「窮屈な思いをさせてすまなかった」と声を掛けている、このふたりは街並みを見渡して目を輝かせた。
私はは「AZからの迎えが待機している筈なんですけどねぇ…」と言いながら周囲を見渡す、すると「お〜い!そこのお兄さん!!」と朱色のグラデーションがかかった金髪に青い瞳を持つベージュのジャケットの少年が声を掛けて来た。
「そこの如何にもイーブイ推しのお兄さん!アンタがAZさんのお客さんだろ!?迎えに来たぜ」
「そうですよ、貴方はAZのところの従業員ですか?」
「ああ!俺はAZさんのところで住み込みで働かせてもらっているガイって言うんだ!アンタ達の名前も教えてくれよ!!」
「私はスピネルと申します、こちらはイーブイのタルトちゃん」
「ぶいっ!」
「私はアメジオだ、こっちはソウブレイズ」
「ボウッ!」
私達の名乗るとガイは「へぇ〜スピネルさんとアメジオかぁ〜」と呟いたあと、「って!!サトシやシトロンと一緒にミアレを救ったスピネル博士!?本物かよ!!!」とかなりのオーバーリアクションで驚いた、どうやら感情の起伏が大きい少年のようだ。
「そうやって驚かれたり人が寄って来るからこそのイーブイコーデなんですよねぇ…」
「うわー、有名人じゃん…AZさんも人が悪いよ!」
「それはそうとお前はホテルマンなんだろう?早く案内してくれ」
「ああ、すまねぇ。こっちだ!」
アメジオの声で仕事を思い出したのかホテルまでの道を案内してくれるガイ、私達は大人しく後をついて行く…というか都市開発が進み過ぎて前来た時と全然違うな。
そうして行くと路地裏の奥まったところにレトロな雰囲気のホテル…外装を蔦が這っている…が見えて来た、ガイが扉を開けてくれたので入るとこれまたレトロだが品のある雰囲気のロビーがあった、奥から出て来たのは…
「おお、スピネルではないか。はるばるよく来てくれた」
「キュルル♪」
3メートルの大男、私の不老長寿フレンズAZとその伴侶にして黒い花のフラエッテ…フラエッテ姐さんである。
ちなみにタルトちゃんはフラエッテ姐さんの事を「フラエッテの姐御」と呼ぶ、彼女は私やタルトちゃんの3倍…3000年の時を生きており、戦乱の世の中を一兵卒から王の伴侶までのし上がった超エリートキャリアウーマン軍人なのだ。
AZもアニポケ時空だからフォーカスされなかっただけで私達の3倍を生きているかつてカロスを支配して戦乱の中でフラエッテを亡くした怒りと悲しみで死者の蘇生を成功させた上で最終兵器で敵国を吹っ飛ばした王である………現実世界で言うと百年戦争でターンエーガンダム を造るが如し暴挙だ。
今回の視察兼旅行はAZからの頼みがあったのも大きい………ギベオンが限界が近いという事は元となったAZの寿命も尽きようとしているようだ、AZの最期の頼みを叶える為に私はここに来た。
「今日はもう遅いし疲れただろう、部屋はちゃんと用意してあるし食事もすぐに食べられるぞ、ガイ!」
「ああ、ホテルZ名物・クロワッサンカレーを召し上がれ!」
「「(別々に食べさせてくれ!)」」
そうして、私達はハイカロリーな夕食を胃袋に納めて隣同士の部屋で眠りについた。
なんかホテルの外が騒がしかったが危険は無さそうなので(転生スピネルは夜襲にも強い)、そのまま朝まで寝た。
ここ最近、休憩時間=睡眠時間だった為こんなに寝れたのはいつぶりだろうか、なお、朝にアメジオにその話をしたら「貴方は働き過ぎなんだ、せめてこの旅行の間は休め」と言われてしまった。
アメジオのニンフィアはタルトちゃんの娘のひとりです。
タマゴからちゃんとお世話して孵しました、情操教育の一環です。
さーて、小説を書くために原作を進めないと…
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