ネタが降りて来たため供養します。
転生スピネルとアメジオちゃんがピクニックをします。
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ギベオンの奴に無理矢理、TSアメジオを婚約者にされてから私はしばらくギベオン邸に滞在した。
やはり、サトシとの冒険でも思った事であるが仲良くなるには「共に過ごす」のが1番なのだ、これは人間でもポケモンでも変わらない。
社長業の引き続きはなるべくリモートで済ませて、「アメジオと一緒に居る時間」をとる様にしたのである。
私のポケモン達………タルトちゃん達と触れ合わせてみたり、幸いにもアメジオはポケモンが大好きなようでふわふわのタルトちゃんをモフモフしたり抱きしめたり他のブイズ達にも囲まれたりとカルボウとも仲良くなったようだ。
タルトちゃんも千年生きて出産も育児も体験しているので子供の面倒を見るのは得意である、男の私では気づかないところまでフォローしてくれるため助かる。
一緒にお菓子作りをやったりもした、きのみを本当は手ずから育てたものを使いたがったがそれは今度…、取り寄せたきのみの皮を一緒に皮剥き器で剥いてブレンダーマシンにセットしてポロックを作ったのだ。ポフィンやポフレは火を使うから子供相手にはこっちの方が良いと考えてである。
アメジオは早速出来上がったポロックをカルボウや他のポケモン達と実食したりしていた………やはり味覚が子供だからか渋い!や辛い!はまだ苦手の様である。
他にも、絵本を一緒に読んだり………アメジオを膝に乗せてである、原作スピネルは顔と声と仕事だけは良い…他はドブのヘドロだが…、イケボで絵本を読んであげたらどうやらお気に召したようでもっともっととせがまれた。
ちなみにアメジオお気に入りの絵本作家はリコの父親、アレックスさんである、この人は絵が暖かくてポケモンの特徴を捉えるのが上手いので私も好きだ、何気に原作主人公と繋がりが出来たな…
そんなこんなで歳の離れ過ぎた婚約者であっても(だいたい1,000歳越え、ポケウッドもビックリだ)、私達は仲良くなれたんじゃないかと思う。
最初はおっかなビックリだったアメジオもだいぶ警戒心を解いてくれたようだし、何よりも向こうから話しかけてくれたりした時は柄にも無く私も嬉しく感じたものだ………いくらクソガ…ゲフン、マサトやマサトと比べたらぐう聖のユリーカをサトシとの旅の途中で相手にしていたとはいえだ。
でも食事の時にピーマンとにんじんをカルボウに押しつけようとしたのはきちんと叱った、自分で食べなさい!
そんなある日のこと、私はギベオンの許可を取ってアメジオとカルボウを屋敷の外に連れ出す事にした。
連れ出すと言っても日帰りのピクニックであるが、私はとにかく博士としてもトレーナーとしてもフィールドワークに重きを置いているのだ………決してヒスイ追放時代の悲しい習性が身に染み付いている訳ではない、イイネ?
今日行くのはコサジタウンの側にある、コサジの小道である………わりかし環境も穏やかで住んでいるポケモンも人慣れしていて比較的安全、あと眺めが良いためピクニックスポットとして人気なのだ。
早起きをして朝食と支度を済ませた私たちはレックウザを呼び出し、いざコサジの小道に向かうのであった。
この時に初めて伝説のポケモンを見たアメジオとカルボウがキラキラと瞳を輝かせていた、サトシとの冒険だと伝説ポケモンとの遭遇はよくあるのだが。
そしてレックウザライドをすること数十分、コサジの小道についた、アメジオは物凄くはしゃいでいた。
私はそこでピクニックセットのテーブルを広げたり、アメジオがサンドイッチ作りを出来る様に準備を始めたのである、その間アメジオにはエーフィのムースちゃんとブラッキーのココアくんをつけて遊びに行かせた。
ムースちゃんならテレパシーでタルトちゃんとやりとり出来るからな。
◇◇◇
とたとたと道を駆けて行く少女…アメジオとカルボウ、そして彼女達を守る様に動くエーフィとブラッキー。
普段、大きな屋敷の中で過ごす箱入り娘のアメジオにとっては何もかもが新鮮で面白いのである、あれもこれもお祖父様がスピネルを婚約者だと言って連れて来てから始まった。
アメジオにとってスピネルは「未知のモノを教えてくれる大人」である、こんやくしゃ?やけっこん?のことはちんぷんかんぷんであるが、「これからも一緒にいてくれると嬉しい」とは思う。
まだ彼からもっともっと色んなモノを教わりたいのだ!
アメジオは何やら地面を探っているグルトンの尻を撫でたり、急に木から降りて来たタマンチュラに驚いたり、ハネッコを撫でてみたり、ヤヤコマの囀りに耳を澄ませたり、コサジの小道のポケモン達と触れ合っていたが、なんとも形容し難い奇妙なポケモンを見つけたのである。
「なんだアレ………」
それは灰色のずんぐりとした2頭身でギョロッとした目に大きな鼻、短い手足を持ち手には黄色いピロピロがついた異色のポケモン?であった。
なんか周囲の他のポケモンからも浮いている、そいつはアメジオの方を見ると短い足でテクテクとやって来て一言「ビエッ!」と鳴いた。
「こ、こんにちは…?」
「ボウッ!」
「ビエビエッ!」
なんだコイツ…と思いながら謎のポケモンを観察するアメジオ、すると謎のポケモンの腹からが「グゥー」と音がした。
もしかして、お腹が減ってるのか…?と思いポケットからポロックケースを取り出してポロックを差し出すと謎のポケモンは助かった!と言わんばかりに「ビエビエ〜」と鳴いてポロックをガツガツ食べた、それをポロックケースが空になるまでやった。
そんな姿を「なんだコイツ…面白っ!」と思ったアメジオは持たされていた空のボールを謎のポケモンに向けた、すると謎のポケモンはスイッチを突いてボールに吸い込まれてしまったではないか!
「謎のポケモン、ゲット…?で良いの?」
「ボウ…?」
なんとも呆気ないがとりあえず、ボールに入ったって事はポケモンだったのだろう。
ポケモンじゃなかったら………なんだろうか、お化け?
しかし、その瞬間、ブラッキーがアメジオにぶつかってアメジオは無理矢理後ろに下がらされた、なんだ!と思って前を見るとエーフィと全体的に黒い体躯、太く靭やかな尾、とりわけ特徴的な大きな背びれを持つ赤く目を光らせたポケモンが対峙していた。
「グゥレェェェェイブ!!!」
「…………」
周囲の気温が下がり、野生のヤヤコマ達が飛び去る中、先に動いたのは黒いポケモンだった。
逆さまになり、冷気を吐き出した勢いで背びれの刃を向け突撃して来たのだ、これに面食らったのはアメジオとカルボウである。
しかし、エーフィはそこから一歩も動かず「リフレクター」を全面に多重層展開、身じろぎ一つする事無く攻撃を受け切った。
「………フィッ!」
そして、隙だらけの黒いポケモン目掛けて「波動弾」をお見舞いしたのである、黒いポケモンは「グゥレェェェェイブ………」と声を上げて瀕死になった。
これに驚愕するのはアメジオである、目の前のスピネルのポケモン達は明らかに強そうなポケモンをトレーナーの指示無し且つ無傷且つ一撃で倒してみせたのである。
スピネルが指示を出していたらどれ程になるか………アメジオの幼いながらも確かに芽生えを待つトレーナーの才能は武者震いをしている。
そして、そこにスピネルが駆けつけて来た、当面の危機は去ったのである。
◇◇◇
「なるほど、セビエにオヤブンセグレイブ………何故こんなところにいたかは謎ですが、とにかくアメジオとカルボウが無事で良かった…」
「このポケモンはセビエというのか?」
「そうですよ、セゴールを経てセグレイブに進化します。アメジオもセグレイブにしたいならちゃんとお世話する様に、まぁ、そのままでも愛嬌はありますけどね」
目の前ではセビエがパンの上に器用にハンバーグを積み重ねている、さっきまで野生だったとは思えない姿である。
スピネルは器用にベーコン・レタス・トマト………彩りも鮮やかなBLTサンドを作っている。
アメジオがどうしたら良いのか分からずにいると「好きな具材を重ねてみなさい、楽しいですよ」と言うのでアメジオはパンにホイップクリームを塗ってイチゴスライスやパインスライスといった果物を挟んでみた、フルーツサンドである。
カルボウもパンに好きなおかずを乗せている………ポケモン用に用意されたきのみを自分の火でローストしている。
そして、いただきます、と声を掛けてからサンドイッチの実食である。
アメジオにとってはこれが初めての野外料理である、こんなにも楽しいとは思わなかったのだ。
キラキラと顔を輝かせてサンドイッチを頬張るアメジオの頬をウェットティッシュで拭いてやりながら、転生スピネルは「次はキャンプとカレーに挑戦させましょうね」と次のお出かけの計画を練るのだった。
帰りのレックウザライドでははしゃぎ過ぎて疲れて転生スピネルの腕の中で寝てしまったアメジオ、転生スピネルは彼女を微笑ましい顔で見ながらしっかり抱き留めて夕陽に照らされるパルデアの空を駆けるのだった。
某セビエ愛好家の人のイラスト見てたら自分の作品にもセビエを出したくなりました、世はまさに大セビエ時代!!!
セグレイブはオヤブン個体でしたがヤナギのデリバードを超える転生スピネルのブイズには勝てません。
アメジオのセビエですがこのまま順当に進化させて600族メガシンカ枠として運用するか………
それともカスミのコダック枠(ネタキャラ)でシュールな笑いをとるか………
正直迷っています。
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