暑いので涼しい話を書きたくなりました
ポケモン水上レースとかポケモン世界ならではですよね!
でも、ラティオス殺して街を沈めかけた悪役が改心していない上に脱獄したのはちょっと…と思います。
「皆さんこんにちは〜!ブイズ大好きスピネル博士の世界ポケモン紀行の時間ですよ。皆さんもまだ見ぬ世界目掛けてレッツ⭐︎冒険!!」
「ゲストは旅に同行している俺こと元ニビジムリーダータケシでお送りするぞ!皆もニビジムをよろしくな!!」
「ぶいぶいっ!」
「ピッカァ!」
・レッツ⭐︎冒険
・レッツ⭐︎冒険
・レッツ⭐︎冒険
・相変わらず引きこもりに厳しくてグラスフィールド
・良いもん!家でこのチャンネル見るもん!!
・サトシとカスミは〜?
・タケシも慣れて来たよね
「今日は!何と!アルトマーレに来ております!!今日は水上レースの実況で優勝して行きたいと思います」
「サトシとカスミは水上レースにエントリーしているんだ」
そう言いながらポリゴンZの指揮するロトムフォンの群れはアルトマーレの運河を映しサトシとカスミの元に飛んだ、そこには水ポケモン達とトレーナーが専用の乗り物でスタンバイしていた。
サトシはワニノコ、カスミはサニーゴで参加している………カスミはカメラに気づいた様でウィンクして来た。
・へぇ〜楽しそう
・まさしく水の都って感じ
・アルトマーレ民だけど毎年大盛り上がりよ
・観光客だけど人でいっぱいだぞ
・タケシは参加しないの?
・スピネル博士も出れば良いのに
「俺は水ポケモンが手持ちにいないから応援だよ、スピネル博士は…」
「イダイトウかジュレちゃんで出ることも考えましたが………応援と実況の方に力を入れたかったのです」
・へぇ〜なるほど
・シャワーズ良いよね…
・というか当たり前の様に絶滅種持ってる…
・研究させてクレッフィ!!
・そこはクレベースだろ
・実況者の鑑
そこに、レース開始のアナウンスが響いた…カウントダウンを担当するのはトゥートゥー神ことネイティを頭に乗せたネイティオである。
「トゥー」
「トゥー」
「トゥー」
「トゥー!!!」
・トゥートゥー神好きだわ
・目が怖くない?
・可愛いじゃん
・<●><●>
・こっちムンナ
・エスパー繋がり
スタートを切った水上レース、やはりというべきかカスミは水タイプジムリーダーの面目躍如である、先頭をキープしている。
サトシもワニノコがお祭り騒ぎでノリノリなためか良い順位をキープしていた、肩には先程飛び乗ったピカチュウが居た。
・やっぱりお転婆人魚は伊達じゃないな
・流石だぜカスミちゃん!
・水路が狭いから案外小さめのポケモンの方が有利かも
・アローラ民だけどサメハダーやラプラスだと不利になりそう
・最後尾がヤドランなのは笑う
・何でヤドランでレースに出ようと思ったんだ…
・トレーナーが泳いだ方が速い(確信)
・あっサトシがコケた
転んで水没したが持ち前のネバーギブアップ精神で直ぐに態勢を整えたサトシ、すると…
・ちょっワニノコどうした!
・もしかして特性が発動したのか?
・猛烈に追い上げてる!
転生スピネルは波導で探知しているが、姿を消したラティアスがワニノコを引っ張っているのだ。
おそらく、お祭り騒ぎで楽しくなっちゃったんだろう、しかし…
・あっコースアウトした
・まぁ、ワニノコもノリノリだったし…
・カスミちゃんは一位争いしてるな
そして、カメラによる判定の結果、サニーゴが角のあるリーチで勝利しアルトマーレグラスの優勝メダルはカスミのものになったのである。
・いやぁ、お転婆人魚は強敵でしたね
・ムックル!霧払いだ!
・なんの!ミストフィールド!
・おめでとうカスミちゃん!
・まさしくカントーの水のスペシャリスト
そして、カスミと優勝争いをしたホエルコのトレーナーが「記念に俺のゴンドラに乗せてあげよう」と言ってくれたため皆は合流してゴンドラでアルトマーレ観光を楽しんだのである、水上レース配信もバズった。
(この時、サトシと共に怪盗姉妹と遭遇した転生スピネルは即座にコイツらを捕縛してジュンサーさんに突き出した)
大聖堂では転生スピネルが知古の友人、ボンゴレと再会した…秘密の庭園を守るアルトマーレの有力者としてかつてアゾット王国のエリファスから学んだ神秘科学で大聖堂の街を守る装置を造り出した転生スピネルとは一族ぐるみの付き合いなのだ。
「スピネルさんが来てくれたならラティアスとラティオスも喜びます!ささっ秘密の庭園にどうぞ(小声)」
「「「秘密の庭園?」」」
「行けば分かりますよ」
ボンゴレのゴンドラ修復所から扉を潜った一同を木漏れ日に照らされる神秘的なまでに美しい庭園………かつてボンゴレの先祖と転生スピネルがラティアスとラティオス、それとポケモン達の為に創り出した庭園が迎えるのであった。
早速、ラティオスとラティアスが飛んで来た………ラティオスは転生スピネルの方を見ると嬉しそうにひと声鳴いた、ラティアスはサトシの方に向かうとカノンの姿に化けて微笑む。
「まさか!さっき変な奴らに襲われてたのはラティアス!?」
「フォーウ!!」
それからラティアスはサトシを気に入った様で広い庭園を目一杯に走り回って…ラティアスは飛んでいるが…遊ぶのであった。
転生スピネルとタケシとカスミはボンゴレと帰宅したカノンがコーヒーを淹れてくれたため、ボールから出したポケモン達と一緒に転生スピネル手作りの色とりどりのパティシエ顔負けのポフレで美しい庭園を眺めながらコーヒーブレイクと行くのである。
「いやぁ、ここに来るのは何年ぶりでしたか…」
「カノンが産まれた年なので10年以上経っていますなぁ、ハハハ!」
「それにしてもラティアスがあんなに人に懐いて楽しそうにしてるのは初めて見たわ!」
そして、一同は「心の雫」を見せてもらい、この街の辿った歴史を学者である転生スピネルの口から聞くのであった………もはや、転生スピネルがしれっと数百年前の話をするのにはサトシもタケシもカスミもツッコミを入れない。
しかし、転生スピネルは失念していた………平和ボケとも言う。
この世界の警察…ジュンサーさんの無能さを、犯罪者達の無駄に高いスペックを。
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「ジュンサーさん!?何で昼間捕まえた犯罪者を逃してるんですか!!!」
「ぶいっ!(怒り)」
・あれ、なんか急に配信始まった
・生配信か?
・でも、背後アルトマーレだよな?
・水路の水が無いぞ
・なんか柵みたいなのが現在進行形で生えてるな
「飛びますよ!サトシ!!」
「はい!行くぞピカチュウ!ラティアス!!」
・ラティアスって今言った?
・あれれー?アルトマーレ民なら誰でも見覚えのあるポケモンが見えるぞ
・アルトマーレ民だけど家から出られない
・同じく、柵みたいなので閉じ込められた!
「出よ!レックウザ!!大聖堂までお願いします!!!」
・レックウザ!?
・見た事ないポケモン
・ホウエンの伝説ポケモンじゃない!!
・龍神様!?どうして!!
・なんかよくわからないけどやべーって事はわかった
転生スピネルとサトシを背に乗せてラティアスと共に空路を1番近いルートで大聖堂に向かうレックウザ。
途中で襲いかかって来た復元された化石ポケモン達は破壊光線一発で塵と化した。
そして、大聖堂に入った2人と2匹は昼間ドナドナされた筈の泥棒姉妹が街を守るための装置をラティオスの生命力で無理矢理使っているのを目の当たりにしたのである。
「サトシ!この装置の起動キーは装置の先端の台座にある心の雫です!!外せば止まります!!!」
「分かりました!頼んだぞピカチュウ!!」
「ピッカァ!!」
「そうはさせな「波導弾!!!」グハァッ!?」
・すみません、今スピネル博士が生身で波導弾撃った様に見えたんですが…
・というか、怪盗姉妹のザンナとリオンじゃん
・思いっきり急所を狙いましたね…
・おい、ポケモンバトルしろよ
・というか何が起きてるんですか!?
無慈悲な一撃で沈んだ泥棒姉妹の姉の方、妹も姉を心配して装置から顔を出すが其処にタルトちゃん渾身の一撃が腹に入り姉の後を追って意識を落とした。
転生スピネルはブースターのキャラメルちゃんを出してエーフィとアリアドスを倒し捕まっていたボンゴレとカノンを救出していると、ピカチュウが心の雫を外す事に成功したのか装置が止まりラティオスが解放される。
「ラティオス!大丈夫か!?」
「診せなさいサトシ………大丈夫、生命力を吸われていますが命に関わる程ではありません」
「良かった…」
しかし、その時、アルトマーレ中を不吉な地響きが襲った。
ボンゴレ曰く、「この街を守る為の装置は悪用すれば街を海に沈める事も可能だ」と言うではないか!
当時、戦乱の世でこれを造り出したスピネルがこれ以上戦火を広げない様にするための最終装置、泥棒姉妹はうっかり発動させてしまった様だ。
・話は聞かせてもらった!アルトマーレは滅亡する!!
・ふざけている場合か!不謹慎だぞ!!
・アルトマーレ民だけどポケットモンスター絶/望
・さっきのレックウザでなんとかならないんですか!?
・龍神様はグラードンカイオーガと隕石専門だから…
ここで、転生スピネルは慌てる一同と打って変わってふかぁーい溜め息を吐くのであった。
まるで嫌いな上司と飲みに行かなければいけなくなった社畜の溜め息である、これにはサトシも呆気に取られた。
転生スピネルも前世からこの映画でラティオスが死んだのには納得いかなかったのだ、元凶の泥棒姉妹があの有り様なのにはもっと納得がいかないが………ポケモン殺し&大量虐殺未遂なんだから普通に死刑で良いだろ!!!
「たとえデウス・エクス・マキナと呼ばれようが定められた運命を変えます、いえ、変えてみせます…!!」
(抗うもの………それでこそ、我が代行者だ。よろしい、この力存分に使え)
大聖堂の外へ向かう転生スピネルの片手にはいつのまにか、それこそ古ぼけて色すらわからなくなったぼんぐり製のモンスターボール、もう片手には白銀の石版が収まっている。
『そのもの あらゆる うちゅうで ポケモンと ひとを みる』
それは古代シンオウの言葉、アンノーンが示す言の葉。
本来ならば理解出来ない言葉である筈なのにその場に居た一同の脳裏にハッキリと文字が浮かんだ。
「アルセウス、キミに決めた」
「………………」
・は?
・アルセウスとか聞いたことないです
・ちょっとまtttえ
・また伝説のポケモンか?
・無知は罪ですよ
・何様だテメー
ボールから現れたのは純白の身体に鬣をたなびかせ黄金の日輪と翡翠の宝玉を背負う四足歩行のポケモンであった、だがポケモンというよりもむしろ…
「かみ…さま…?」
「ピカチュ…」
そのあまりの神々しさにサトシもピカチュウもそう呟く事しか出来ない………ポリゴンZが勝手に配信していた実況の感想欄も止まった。
「アルセウス、アルトマーレを犠牲無く救済しなさい」
「承知した」
指示を受け入れたアルセウスは街を睥睨出来る位置まで昇ると、己が創り出した世界に「そうあれかし」とただ一言命じた………それだけで荒れ狂って街を飲み込もうとしていた津波は消えてただ穏やかな潮が水路の枯れたアルトマーレに満ちた。
仕事を終えたアルセウスは自らの意思でボールに戻った、転生スピネルはボールホルダーにしっかり収める。
・終わった…のか…?
・アルセウスマジで神じゃん
・神⭐︎降臨
・何でワタクシの所には来ないのです!?
・性格悪いからだろJK
・心が綺麗じゃないと使役出来ないタイプのポケモン(多分)
「終わりましたね、ボンゴレさん、警察を呼んでください。今度は両手両足の骨を折って逃げ出せない様にしておきます」
「ああ…そうしてくれ」
「サトシはジョーイさんを呼んでください、ラティオスを診せる必要があります」
「わかりました!」
「私は…(クイクイ)どうしましたポリゴンZ」
すると、ポリゴンZは「ドッキリ大成功!!!」と空中にホログラムで文字を出して「一連の出来事は全世界実況配信していた事」「既に警察とジョーイさんには通報済み」だという事を転生スピネルに伝えるのであった、コイツはアルセウスとは別のベクトルで愉快犯であった。
「ジュンサーです!!今度こそ泥棒姉妹を逮捕してみせます!!汚名返上よ!!!」
「ラッキー!直ぐにラティオスをポケモンセンターに運び込むわよ!!」
「ラッキー!!!」
他にも実況配信を見ていた世界中から転生スピネルに問い合わせ………特にシンオウチャンピオンの鬼電がかかってくる、とりあえず転生スピネルはポケモンセンターに帰って寝よう(現実逃避)と考えるのであった。
なお、後日。
アルトマーレはラティアスとラティオスの営巣地として国立ポケモン保護区域に指定されてポケモンレンジャーと国際警察の支部が置かれる事になる。
その手配と後押しをしたのも転生スピネルである。
ポリゴンZ「暴露系ポケチューバ―になって見たかった、反省も後悔もしていない」
転生スピネル「とりあえずしばらくおやつは抜きです」
シンオウチャンピオン「聞きたい事が山ほど出来たわ!!!」
ヤドランのトレーナー「ビリだったけれど相棒と一緒に楽しめたのでOKです」
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