悪役イケメン転生ブイズ廃人おじさん   作:久保サカナ

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アニポケが主要キャラクターの死亡、悪役の勝利、主人公側の冤罪とサトシ時代とは大いに路線転換したので初投稿です

アニポケ見ててあそこまで胸糞悪くなったの初めて!、こりゃ二次創作欲が燃えて来たぞ!

ところで、悪役転生ものは「元になった悪人とどれだけギャップがあるか」が面白さの鍵になると思います。




ポケットモンスター諸悪の元凶の癖に冤罪かけてくる 邪悪なイケメン/腹黒いイケメン

 

夢を見ていた。

 

自分と同じく市役所に勤めていてオタク趣味がある友人と共に宅飲みしながら貯め撮りしていたアニメを見ると言うありふれた夢を。

 

 

 

「うっひゃぁ〜!アニポケ見ててこんなに胸糞悪くなったの初めて〜!新主人公だからって展開攻めてんなぁ!」

 

「ブイズ好きの立場から見るとブラッキーがヘイトされてるでしょコレ…、ここまで胸糞悪くなったのはスパロボUXのハザード以来ですねぇ」

 

そう言ってビールをグビリ、友人も概ね同じ感想だったようだ。

 

「あー、お前こういう展開嫌いだもんな。何つーの?『ヒーローが敵に冤罪を着せられたり冤罪を着せた敵側がヒーロー面する、尚且つその過程で主要キャラクターが殺される』奴な」

 

「覚えている限りじゃあハリーポッターあたりから始まってパッと思いつくのはスパロボで知ったザンボット、スパロボUX、ウルトラマン、仮面ライダー、ペルソナ5、最近だとブンブンジャー、偏っているとは思いますが嫌なんですよねそういうの。フィクションの世界にストレスを持ち込みたく無いというか、ただでさえ市役所勤めでストレス溜めてるっていうのに」

 

「あー、わかる気がする。俺も『主人公が人気や功績を成り替わりされて冤罪着せられたり追放されたりする展開』がスッゲー嫌いだし、坂田金時と月島さんは未だに許せないね。最近の憑依成り替わり物の流行もどうかと思うよ俺は!元の人間の人権はどこ行った!?」

 

「神楽と織姫のNTRはしんどかったですよね…、憑依成り替わり物は悪人に転生して善業やるなら良いんじゃないですか?」

 

そう言いながらミックスナッツをつまむ、そのうちに「むしゃくしゃするから気分転換にレイドやろうぜ!」と手を拭いてからSwitchを取り出してSVのレイドを始める。

 

友人の好きなポケモンだがSVにはいないがマッギョとかオタマロとかデザインがシュールなポケモンが好きらしい、BWのリメイクを心から待ち望んでいるのがわかる。

 

SVだとセビエが好きだそうだ、形容し難い造形と目力が魅力的とのこと。

 

そういえば友人は鬼灯の冷徹の金魚草と猫好好のぬいぐるみをクレーンゲームで取っていた、とにかくキモカワというかシュールなキャラクターが好きなようだ。

 

私はかわいいポケモン…特にブイズが好きだ、もしポケモンの世界に行ったならボタンちゃんとは良いミックスオレが飲めるだろう。

 

ぶいっ!

 

ただ、剣盾に居た「レイド戦でイーブイを出すNPCトレーナー」は許せない。なんだよてだすけ連打って!

 

ぶいぶいっ!!

 

あとブラッキー使いのスピネルもそうだが、水の都の護神の怪盗姉妹の姉の方もエーフィ使ってたので許せない。悪人がブイズを使うな!

 

ぶいぶいぶいっ!!!

 

あぁ〜それにしてもなんだかあったかくて良い匂いがしてモフモフする〜と思ったところで目が覚めた、目の前にはヒスイ時代からの相棒であるイーブイのタルトちゃん(♀)が私の胸の上に乗り上げて首元のモフモフを押し付けて来ながらてしてしお手手で顔を叩いて来ていたのだ。

 

最高のモーニングコール…!!こういう時はポケモン世界に来て良かったと心から思うのだ。

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

ヒスイ時代は本当に大変だった…最愛のイーブイ・タルトちゃんと聖人ラベン博士に拾われなければガチで野垂れ死んでたと今でも思う。

 

ただ、アルセウスも気を利かせてくれたのかアルセウスフォンにはロトムフォンと同じく安全機能が付いていたし異世界スマホの様に色々なところに時空を超えて繋がった、あと前世で買ったイーブイリュックがあらゆるアイテムが×999まで入る仕様になって側に落ちていたためシュウゾウにボッタくられずに済んだ。

 

4749500円は流石にボッタクり過ぎだろう…!というプレイヤーの怒りはちゃんとアルセウスに届いていたらしい。

 

ただ、その後は普通に試練というか苦行だった。

 

まず「自分がどのキャラクターに転生したのか」で2回目の人生最初からめげそうになり…、タルトちゃんがモフモフさせてくれたので挫けずに済んだ。

 

「働かざる者食うべからずLV999」みたいな環境にも負けず…、タルトちゃんをモフモフして凌いだ。

 

命がけの肉体労働通り越して弱肉強食にも負けず…、タルトちゃんをモフモフして凌いだ。

 

「生身の人間に破壊光線を撃ってはいけない」という悟りを開き…、タルトちゃんをモフモフして凌いだ。

 

なんか知らんが黒幕のウォロが本性現す前から私にキョジオーン対応で…、タルトちゃんをモフモフして凌いだ。

 

カイやセキとはブイズ仲間になり…、イーブイの良さは時代を越える…!!

 

村八分通り越して村追放にも負けず…、タルトちゃんをモフモフして凌いだ。

 

伝説ポケモンの脅威やヤバさを身を持って実感して…、タルトちゃんをモフモフして凌いだ。

 

ツバキとムベとデンボクをぶっ◯したいという己の中の殺意の波動に耐えて…、タルトちゃんをモフモフして凌いだ。

 

本性を現したウォロが何故だかわからないがギラティナを倒した後に素手ゴロを挑んで来て…、泥試合になったところを「ゲームでキビキビパニックを見ていて思いついたモモワロウのようなイモモチ咽頭直スローイング」で窒息させて倒した。

 

ムベの持たせてくれたイモモチのおかげだ、サンキュームベ、ぶっ◯したいリストから外してやる。

 

トレーナー同士の殺し合いとかポケスペじゃないんだから…、ただこれで童貞を捨てたのは確かだ。

 

その後は全てのポケモンと出会えを実行してアルセウスと再会した。

 

何故自分をこのキャラクターにしたんだ!と問うと「原作で悪人であればあるほど善人がINした時のギャップが面白い、それに流行を抑えているし若くてイケメンなぶんゲーチスとかよりはマシだろう?あとブイズ使いだしな」としれっと答えて来たため思わず「人の心とかないんですか?」と声が出てしまった。

 

ゲーチスとこのキャラクターなんてクソとゲロならゲロの方がマシ、くらいの差でしかない…!あと色が似ている…!

 

「いや、私はポケモンの神だからな。それにお前だって『憑依成り替わり物は悪人転生して善業やるなら良い』って言ってただろう」

 

「言いましたけども!!本当に人外が無理矢理人間に合わせようとしている感があって腹立ちますねこの邪神!!!」

 

「合わせようとしているだけマシだろう、それはそうと試練達成の報酬とお前に与えた特殊能力だがな…」

 

邪神はそこで意味深に話を切ると「ズバリ!不老不死だ!!」と言い放った、パードゥン?

 

「だから不老不死だぞ?ニンゲンは皆そういうのが好きなんだろう?AZだってそうだしな!!」

 

「それは一部の俗物だけです!鋼の錬金術師とコードギアスと鉄のラインバレルと銀魂とFateシリーズを見なさいよ!!私に孤独と絶望を味わって悪の組織のモルモットになれと!?」

 

「私の試練を乗り越えられる能力とヒスイで出会ったポケモンたちがいるなら大丈夫だろう、お前に与えたイーブイも不老不死だしな」

 

「ぶい?」

 

「確かにタルトちゃんがいるならAZよりはマシかもしれませんが…」

 

「まぁ、自画自賛になるが私の創った世界は良い世界だぞ?旅をしたいと言うなら援助するし定住したいと言うならはじまりのまを提供しよう!お前の集めたアルセウスポイントでポケゾンにも繋がるしな」

 

「アルセウスポイントってそういうポイントだったんですか?」

 

「ルビサファの秘密基地模様替えシステムの上位互換だ、好きな内装にして良いし電気ガス水道通信使い放題!まぁ、私の力で何処からでも入れるお前だけの持ち家だと思ってくれ」

 

「衣食住を保証する気はあるようですね、まぁ頂いておきます」

 

それから大体千年間はは気の向くままに旅に出たり、ポケモンを愛でて過ごしたり、アルセウスの言う通りなのは癪だが楽しい不老不死ライフを過ごせたと思う。

 

ヒスイ送りや過酷な労働から解放されてアルセウスポイントで生活出来るようになったのが大きい、各地方の行き来や開拓もみるみるうちに広がって行った。

 

何よりも『ポケモンとニンゲンが共存する世界』になって行くのを見守るのは楽しかった。

 

「せっかくのポケットモンスター世界なんだから楽しまないと損ですからね!」

 

「ぶいゅ〜!!」

 

アルセウスから「アニポケ時空だぞ」と伝えられていたため自分の人生をエンジョイしながらささやかな夢を叶えるべく「約束の日」を待ち続けていた。

 

 

 

◇◇◇回想終了◇◇◇

 

 

「ありがとうございます、タルトちゃん。今日は何せ『約束の日』ですからね、『彼』のように寝坊しては伝説を見逃してしまいます」

 

「ぶいっ!」

 

そうしてタルトちゃんを一撫でしてから仮眠室のベッドから立ち上がり身だしなみを整える、鏡を見ると緑髪に紅い瞳の諸悪の元凶の癖に冤罪かけてくるタイプの邪悪なイケメンがこちらを見返して来た。

 

千年間生きても今世の自分の顔には慣れない、鏡見るの正直嫌いなんだよなぁ。

 

するとノックの音が聞こえたため「どうぞ」と返事をするとこの世界におけるポケモン学の権威、オーキド・ユキナリ博士がドタドタと入って来た。

 

「すまんのぉ!貴方にこういう事を頼むのは気が引けるが今日ポケモンを貰いに来るのは3人ではなく4人じゃった!」

 

「ポケモンならば用意してあります、例のピカチュウが彼に相応しいでしょうね。きっとサトシ君ならば上手くやっていけるでしょう」

 

「『ラベン博士の後継者』である貴方の目から見たらきっとそうなんじゃろうなぁ、じゃあワシはピカチュウを用意して来るぞい!」

 

「ええ、では私はサトシ君の出迎えをして来ましょう」

 

「よろしく頼んじゃぞ、スピネル博士!」

 

 

 

そう…私が転生したのは新アニポケの「生身に破壊光線…いやさばきのつぶてを当てたくなる奴No.1」ことスピネルだったのだ。

 

モットーは「このアルセウスが創造した宇宙では悪人やるよりも善人やってた方が気が楽だし上手く行く」。

 

自分で言っててアレだが原作スピネル要素がガワとブイズしかないな!

 

 

 





はい、というわけで主人公が転生したのは新アニポケよりスピネルでした。

ネーミングセンスがスイーツ()ですがブイズなので許してください。

アルセウス的に見て「スピネルがイーブイリュック背負ってヒスイ地方でヒーヒー言ってんのマジおもしれーwww」です、やっぱり邪神ですね。

ただ、作者としてはアルセウスは城戸沙織さんの同類だと思って書いています。人間を慈しんではいる、ただ人間から見たらちょっと…いやかなりアレみたいな。

ウォロがキョジオーン対応だったり素手ゴロを挑んで来たのは「コイツは(ガワは)ワタクシの同類の癖にアルセウスに認められてるのマジ腹立つ!ブッコロ!!」みたいな感じでした、なお敗因はイモモチなのでイモモチが嫌いになっていますし存命です。

冒頭に出て来た米花町市役所勤めの友人は作者の別作品で主人公してます、俺が地獄公務員だ。



※評価を貰えると作者が喜びます


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