悪役イケメン転生ブイズ廃人おじさん   作:久保サカナ

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お久しぶりです。

実はレジェンドアルセウスは作者がアクションゲームが致命的に下手なので途中までしか出来ずで後はプレイ動画見てました。

ZAが発表されましたがなんか「人の心」案件ゲームのようですね、でもAZとフラエッテが幸せそうなのでOKです。

でもカエンジシおじさんは泣いていい、おじさんの危惧した通りの未来になっちゃったね…。


ポケスペ世界のラベン博士「ポケモンは怖い生き物です!、しかしニンゲンはもっと怖い生き物です!」

 

私、転生スピネルは不老不死である。

 

ヒスイ地方でなんとなくは気づいていたが(破壊光線が直撃しても死ななかった時とか)、邪神アルセウスに言われた事でハッキリとした。

 

知ってしまった時は鋼の錬金術師とコードギアスと鉄のラインバレルと銀魂とFateシリーズの不老不死キャラクターを知っていたため、思わずちいかわみたいな声で「ヤダー!!!」と声をあげてしまった。

 

ただ、私の頑張りのおかげ…一度は追放した負い目からかコトブキムラでは特に差別とかはされなかった、「ディアルガ様に選ばれたんだ!時間なら無限にあるって事だろ!」とはブイズ仲間のセキの言葉である。

 

むしろ私を守るように動いていた様に思える、ラインバレルの宗美お爺ちゃんにとっての阿戸呂村をもっと健全にしたようなものだろう。

 

流石にコトブキシティと呼べるようになってからは離れたが、しかしそれでも当時の名残りがあることや住人たちの子孫がシンオウ地方で後代まで続いていることは私にとって喜ばしい事なのだ。

 

私も不老不死なのを活かして夢を叶えることにした、ズバリ「ラベン博士と私とポケモンたちの頑張りを時の流れに埋もれさせない」ということである。

 

初期ポケットモンスターの設定では「ポケットモンスターをタイプごとに分類した最初の学者はオーキド博士である」とされている。

 

しかし、ラベン博士はオーキド博士に先駆けてポケモンをタイプで分類するという分類体系の方法をこの時代に既に確立していたのだ。

 

しかし、当時はラベン博士の業績がそれほど重要なものとして評価されずに一度忘れ去られ、時の流れで忘れられて、後世にオーキド博士の研究によって再発見されたというのが正解なのだ。

 

私は転生者ゆえにそれを知っていた、そしてそれがどれだけ残酷なことであるのかを身を持って知っている。

 

あのヒスイ地方で命懸けで駆けずり回った日々も、体当たり式でポケモンの生態を調べ上げた日々も、40回も自爆したアグノムも全て忘れられてしまったのだ。

 

私にはそれがどうしても許せなかった、だからこそ動いた。

 

具体的には後世まで「ラベン博士のポケモン図鑑」が伝わるように写本をいくつも書いてあらゆる地方、あらゆる人々に広めた。

 

なお、写本では伝説のポケモンに関しては姿のみで意図的に情報を隠してある、悪の組織の方のギンガ団みたいなのに悪用されたら困る。

 

世界中を巡って図書館が出来れば寄贈しに行ったし、学校も建ったら寄贈しに行った、学者の卵で有望株がいれば写本を与えた、もはやテロである。

 

ユキナリことオーキド博士にも劇場版セレビィの後、元の時間軸に戻った時に接触して写本を与えた。

 

40年後も姿の変わらない私に驚いていたが、大変善良な人物であるため「ポケモンは不思議だし世界は広いんだ、そういうこともあるんだろう」で納得していた。

 

そのためこの世界では「ポケモンをタイプごとに分類した最初の学者はラベン博士であり、シンオウ地方はポケモン研究の聖地」とされている。

 

ナナカマド博士は学者としてもそうだが千年以上続く地元の名士として名を馳せている、先祖と違って温厚で心が広いのがありがたい。

 

悪・鋼・フェアリータイプもちゃんと公認されている、ピッピやプリン、ラルトスは最初からフェアリータイプだ。

 

そんなことを千年あまり繰り返していたら私の存在は『ラベン博士の後継者』として一種の伝説になってしまった、なんでも『ポケモンのことをもっと知りたい、ポケモンと仲良くしたい』と願う者の前にイーブイを伴って現れては導く生きた伝説…らしい。

 

シンオウのトレーナーや世界中のポケモン学者の中では信仰対象だそうだ、菅原道真公かな?

 

「私としては恩人に報いつつ人とポケモンの架け橋になりたいと願いながら生きていただけなんですけどねぇ…」

 

「ぶゅ!」

 

今は第二の夢を叶えるべくオーキド研究所に身を寄せている、手のかかる子ほど可愛い心理やセレビィの一件からかサトシを贔屓するオーキド博士に「シゲルにもちゃんと向き合ってあげなさい!」と苦言を呈したりアニメ初期ではかーなーりアレというかナルシストで嫌味でキザで女たらしなキャラクターであったシゲルの更正にも一躍買った…と自負している。

 

「まぁ、私はきっかけを与えるだけであって後は本人たち次第なんですけどね!」

 

「ぶいぶい!」

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

そして、今!まさに!アニポケ第1話のサトシとピカチュウの出会いが繰り広げられている!

 

ヤベェ…感動のあまり涙が出そうなのをイケメンポーカーフェイスで隠しつつゴム手袋をつけて洗濯ヒモでピカチュウを引きずって行くサトシを見送る、私もすぐに出発する支度はしてある。

 

邪神アルセウスのおかげか千年経っても現役で使えるイーブイリュックを背負うとオーキド博士が声をかけてくれた、川柳の人扱いされてるけれどこう見えて博士も忙しいのだ。

 

「おや!もう出発するんですかな、寂しくなりますなぁ」

 

「そのうちサトシの送ってくるポケモンたちで嫌でも賑やかになりますよ、私は私の夢を叶えに行って来ます」

 

「なんでもサトシが台風の目になるという話でしたな、セレビィに出会った時のような事が複数回起こる…貴方を疑うわけではありませんがまだ半信半疑ですぞ」

 

「まぁ、彼を追って行けば伝説ポケモンには高確率で出会えるでしょうね。ただ、悪の組織や犯罪者ともエンカウントしますが。私は大人として未来ある若者の力になりたい、あとは人とポケモンが仲良くやって行けるように手助けするだけですよ」

 

「流石は『ラベン博士の後継者』ですな、ワシも現役なら是非とも追いかけて行きたいんですがね。しかしワシはワシに出来ることをやろうと思いますぞ!」

 

「ええ、私には私の、貴方には貴方のやるべき事があります。では、私の預けたポケモンたちの世話も頼みますよ」

 

「はいもちろん!シンオウの固有種ポケモンやヒスイ時代のポケモン、伝説ポケモンたちの研究はとてもやり甲斐がありますぞ!早速ナナカマド博士に連絡じゃ、忙しくなるぞい!」

 

そう言って慌ただしく去って行くオーキド博士、孫娘のナナミが「お爺さんがすみませんね〜、お詫びと言っては何ですがカントーマップ最新版です」とアルセウスフォンにアプリをダウンロードしてくれたのでお礼を言っておく。

 

カントーはジムを巡りながらとは言えゲームと違って町もたくさんあるし徒歩だとセキエイ高原まで数年かかるのだ、地図があったに越したことはない。

 

「前から思ってたんですがスピネル博士のスマホってその…個性的ですね、どこで売ってるんですか?」

 

「これは無理矢理押し付けられ…ゲフン!貰い物です」

 

なお、アルセウスフォンも千年経っても使える現役の神器である。

 

もうこれは呪いの品だろう、ウォロの墓前に供えた筈が戻って来たのだ。

 

するとアルセウスフォンが反応して文字が表示された。

 

『特異点 と ともに 歩め』

 

この特異点とは間違いなくサトシのことだろう、邪神アルセウスに言われるまでも無い。

 

「さてと、行きますよタルトちゃん。まずはホウオウを見に行きます」

 

「ぶいっ!」

 

そして私は第二の夢である「アニポケのレギュラーになってサトシと旅をする」という夢を叶えに行くのだった。

 

 

 





後の「後方腕組みサトシ見守りお兄さん」の誕生である。

ヒスイ時代の手持ちや放牧場のポケモンたちは世代交代しつつも今はオーキド研究所でのびのびと暮らしています。

あと、千年生きているので大抵の事は出来ます。
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