悪役イケメン転生ブイズ廃人おじさん   作:久保サカナ

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大変お久しぶりです、ポケモン熱が戻って来ました。

夏といえばポケモン映画だった頃が懐かしい…


サトシという名の伝説確定ガシャチケット オマケは悪党と世界の危機

 

 

 

そして、サトシの後をヒスイ式スニーキングスキルでつけた私は横になったサトシとピカチュウが見つめ合うアニポケ世代にとっては伝説のシーンを目にしたのだった(望遠鏡越し)

 

あまりの感動で涙が止まらない…肩に乗ったタルトちゃんがふわふわの頭をグイグイ押し付けて来たので正気に戻れた。

 

 

 

「タルトちゃん、私はね。この光景を1000年間待ったんですよ。」

 

「ぶいぶい!」

 

 

 

思わずタルトちゃんを抱きしめて頬擦りしていると虹と共にホウオウが飛んで来たため記録を残しておく、私の今の身分は『各地の神話伝承と伝説のポケモン』の研究者だからな。

 

 

 

「やはりサトシ行くところに伝説あり…おや?」

 

 

 

するとホウオウからヒラヒラと光輝く羽が私とサトシの方に落ちて来たではないか、まさかの劇場版?

 

 

 

「ふむ、どうでしょう?私としてはタケシやカスミと共に旅をしていただきたいのですが…彼次第でしょうね」

 

 

 

すると私の影からひょっこりとマーシャドーが顔を出した、彼?は300年前にスズの塔の消火に協力した時に友情ゲットして今はリアルファイト要員として私の影に待機している。

 

いや、1000年生きてるため命や身柄を狙われたのは一度や二度じゃない、むしろ私だけポケスペ世界で生きていく心構えだ。

 

サトシは既にカスミとフラグを立てている(自転車の件で)、後は私が4人目の仲間としてパーティインするだけ!

 

しかし、良い加減ボロボロになったポケモンと子供を放って置くのは自分を許せないため薬類を手にサトシとピカチュウに近づく。

 

 

 

「大丈夫ですか!?すぐにピカチュウを応急処置しますよ!?」

 

「スピネル博士!?何でここに?」

 

「話は後です、ピカチュウと君の応急処置を済ませたらすぐにトキワシティのポケモンセンターに向かいます」

 

 

 

そう言いながらイーブイリュックに常備してある回復の薬でピカチュウを処置する、瀕死にこそなってはいないが消耗が激しい…やはりポケモンセンター行きだな、そう思いながら私はボールベルトからラブラブボールを取り出してポケモンを出す。

 

 

 

「ふぃあ!」

 

「マカロンくん、ピカチュウの気を落ち着かせてください」

 

「ふぃあふぃあ!」

 

 

 

そうして癒しのオーラを放ちながらピカチュウをリボン状の触手で包むマカロンくん、伊達にタルトちゃんの婿として育児を経験していない。

 

 

 

「次は君です、骨折はしていませんね?」

 

「博士…俺のせいでピカチュウが…」

 

 

 

そう言うサトシの顔を消毒液の染み込んだガーゼで拭う、サトシは沁みたのか顔を顰めた。

 

腕を見ると切り傷に擦過傷や打撲がけっこうあるため傷口を美味しい水で洗いユウガオさん直伝の人間用の回復薬を塗り込み包帯で巻いて行く。

 

そして一通り応急処置が終わるとマカロンくんを引っ込めて代わりにアヤシシ様の子孫のアヤシシを出してピカチュウを抱いたサトシを前に置き私は後ろに乗り込んで全速力でカントーの野を駆けるのだった。

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

トキワシティに到着したがジュンサーさんに呼び止められた、トキワシティ内部はライドポケモンは禁止というのと何でも最近スリ空き巣ポケモン誘拐が多発しているため警戒を強化しているらしく身分証明書の提示を求められた。

 

 

 

「そんな暇無いよ!ピカチュウが!!」

 

「落ち着きなさいサトシ、自分達はオーキド研究所所属のスピネルという者でこちらは今日マサラタウンを出発したトレーナーです、図鑑はこちらに」

 

 

 

そう言いながらトレーナーカードを取り出しつつサトシのポケットから図鑑を抜き取り差し出す。

 

ジュンサーさんはスマホロトムを呼び出すと認証コードを読み取らせた、ちなみにこの世界はサトシ旅立ち時のカントーでもスマホロトムが流通している、マサラのような田舎には普及していないが俗に言う「お仕事ロトム」たちは既に大きな街ならば普通に見ることが出来る。

 

スマホロトム流通には私と当時のプロジェクトチームとポケモン達のプロジェクトX一本作れそうなエピソードがあるのだが割愛、今はパテント料で財産はガッポリだと言って置く、実際スマホロトム会社の大株主だしな私。

 

 

 

「確かに確認しました、それにしても君!ポケモンをこんなにボロボロにしちゃ駄目じゃない!!君も怪我してるし…」

 

「ごめんなさい…」

 

「ジュンサーさん。というわけで私達をポケモンセンターまで送ってくれませんか?」

 

「良いわ、超特急よ!」

 

「ポケモンセンターって…?」

 

「後で説明します」

 

 

 

そうしてジュンサーさんのバイクのサイドカーに乗せて貰い私達はポケモンセンターに急ぐのだった。

 

そういえばムサコジがこの後出て来るんだよなぁ、上手くフラグ立てないとな。

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

「急患です!」

 

「ポケモンは!?」

 

「ピカチュウです!!」

 

「ラッキー!小型電気ポケモン用のストレッチャーの用意よ!!」

 

「ラッキー!」

 

 

 

そうして瞬く間にジョーイさんとラッキーにより手術室に連れて行かれるピカチュウ、サトシは「俺に何か出来ることはありませんか…?」と尋ねていたがジョーイさんは「あなたに出来ることは反省だけよ」とピシャリと扉を閉めてしまった。

 

ジュンサーさんは交番に戻って行った………ポケモンセンターのホールの椅子に座る私達であったが横ではサトシがひたすら俯いている。

 

 

 

「俺…浮かれてばかりでポケモントレーナーだって自覚が全然無かった…ピカチュウ大丈夫かな…」

 

「そうやってポケモンの事をちゃんと慮れる、それはポケモントレーナーの資格であり第一歩です。今日のことを忘れずに反省すれば君はきっと良いトレーナーになれますよ」

 

「スピネル博士…そういえば、博士は何であそこにいたんですか?」

 

「私のポケモン博士としての研究テーマは『各地の神話伝承と伝説のポケモン』です。君が見たあの虹色に輝く鳥ポケモンはホウオウといってジョウト地方の伝説に出て来るポケモンです、追跡調査をしていたところ君とピカチュウに行き会いました」

 

「そうなんだ…アレが伝説のポケモン!」

 

「それなんですが、私も君の旅に「見〜つ〜け〜た〜わ〜よ!!!」」

 

 

 

私の言葉を遮ってポケモンセンターに入って来たのはサトシは知らないだろうがカントー最年少ジムリーダーでありおてんば人魚の異名を持つ少女、カスミだ。

 

彼女はサトシにお気に入りの自転車を勝手に盗られた挙句スクラップにされたのにお怒りのようだ、まぁ当然だわな。

 

よし、ここは私が自転車を弁償する代わりにサトシの旅に同行させてもらうように話を持って行くか…うなれブイズの魅力と私の話術と甘いマスク!

 

(この1000年生きてて非常に癪だがスピネルフェイスに助けられたことは結構ある、非常に癪だが)

 

そう思うと私はボールベルトのラブラブボールを取り出して「出番ですよ、ジュレちゃん」とシャワーズのジュレちゃんを出すと怒鳴り散らすカスミに「あまえる」をするように指示を出すのだった。

 

ちなみに私はオシャボ勢ラブラブボール派だ、というかガンテツの一族にヒスイより「モンスターボールの作り方」を伝来させたの私だしな。

 

時間と材料と道具さえ有ればオシャボも作れる、1000年の研鑽の賜物である。

 

 

 

「しゃわわ」

 

「あら!すごく綺麗なシャワーズね!綺麗なだけじゃなくて強そう!!」

 

「お嬢さん、いえ。カントー最年少ジムリーダーにして水タイプのエキスパート、通称おてんば人魚のカスミさんで相違ありませんね?」

 

「えっジムリーダーなの!?」

 

「えっそんなヤダ………お兄さんは一体…?」

 

 

 

よし、アニポケでもゲームでもカスミは面食いだからな。上手く食いついてくれたようだ。

 

 

 

「このシャワーズのトレーナーですよ、貴方の自転車を私に弁償させていただきたい」

 

「「ええっ!!!」」

 

「その引き換えに私もサトシの旅に同行します、是非カスミさんにも少なくとも弁償を終えるまでは同行して頂きたく」

 

「えっえぇ〜それは願ったり叶ったりだけど〜」

 

 

 

顔を赤らめてモジモジするカスミ、サトシは「ちょっと待ってくれよ!」と声を上げた。

 

 

 

「何で俺のためにそんなにしてくれるんですか?お金なんて返せないよ!」

 

「私は伝説のポケモンの研究者です、彼らの習性の一つに『気に入った人間の前にしか姿を現さない』というものがありましてね…もしかするとサトシは伝説ポケモンを引き寄せる体質かもしれない」

 

 

 

私がそう言った瞬間、手術室のランプが消えてストレッチャーに乗ったピカチュウが出て来たのでサトシはそちらに駆け寄った。

 

 

 

「ピカチュウはひとまずこれで大丈夫です、それにしても応急処置がちゃんとしてあったけれど君じゃないわよね?」

 

「スピネル博士のおかげです!良かった〜!ピカチュウ〜!!」

 

「チャ〜ア!」

 

「弁償とかはとにかく後回しよ、アンタはピカチュウの側にいてあげなさい」

 

 

 

カスミがそう言った瞬間、ポケモンセンター内に警報が鳴り響きライトが非常電源に切り替わった…ムコニャだな、録画の準備をしておこう。

 

天井のガラスを割って飛び降りた2人組にサトシは「何なんだお前らは!?」と声を上げた。

 

 

 

「なんだかんだと聞かれたら」

 

「答えてあげるが世の情け」

 

「世界の破壊を防ぐため」

 

「世界の平和を守るため」

 

「愛と真実の悪を貫く」

 

「ラブリーチャーミーな敵(カタキ)役」

 

「ムサシ!」

 

「コジロウ!」

 

「銀河を駆ける ロケット団の二人には」

 

「ホワイトホール白い明日が待ってるぜ」

 

「ニャーんてな!」

 

 

 

そうアニポケではお約束の名乗りをあげたムコニャ、ヤベェ…録画したけど感動で涙出そうだ…アニポケで育った人間としては感動モノだ…

 

なお、ムコニャ達は「ポケモンセンターのポケモンを奪いに来た〜」とペラペラ喋り出したため私とカスミで応戦する、ピカチュウは病み上がりだしな。

 

ムコニャ達はドガースとアーボを繰り出して来た、私は肩の上のタルトちゃん、先程出したジュレちゃんで応戦する。

 

カスミは「行くわよ!My Steady!」のかけ声と共にヒトデマンを繰り出した、流石に陸適性のあるポケモンを選ぶか。

 

 

 

「タルトちゃんはドガースにどばどばオーラ!ジュレちゃんはアーボに水の波動!」

 

「ヒトデマン!ニャースに高速スピンよ!」

 

「ぶいっ!」

 

「しゃわっ!」

 

「ヘアッ!」

 

「まさかのニャー狙いかニャ!?」

 

 

 

タルトちゃんの放った念力とジュレちゃんの放った水の波動が一気にムコニャの手持ちを瀕死にする、ニャースは戦闘員の自覚が無かったらしく慌てたところをヒトデマンの高速スピンが直撃してムサシとコジロウの方に派手に突っ込んで行った。

 

 

 

「では、招かれざる客には退場願いましょう、タルトちゃん!ブイブイブレイク!!」

 

「ぶいゅっ!!!」

 

「嫌な感じぃぃぃぃぃ!!??」

 

 

 

タルトちゃんの必殺技が直撃してロケット団は夜空のお星様になりました、アレ…?これだとサトシのピカチュウじゃなくてタルトちゃんが狙われるのでは?

 

まぁ、良いか!ここはアニメじゃなくて現実だもの!差異はあって当然よ、というかタルトちゃんはサトシのピカチュウというよりヤナギのウリムー(ポケスペ)…

 

 

 

そうして原作と違いポケモンセンターが破壊されなかったため、私達はポケモンセンターのトレーナー向け宿泊施設で一晩を過ごしたのだった。

 

なお、サトシにはカスミと2人がかりでトレーナーとしてのイロハを教え込む模様。

 

 

 





カスミの設定はゲーム版とアニメ版を混ぜました。

次回から日作者の思い出に残っている話…ぶっちゃけYoutubeのポケモンチャンネルで見れる話をオムニバス式でやって行くと思います。



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