転生者たちの終末事件簿~クトゥルフ・ファイル~ 作:どくいも
――その日、誰も口には出さなかったが、多くの人々が備えていた。
理由はわからない。
だが胸の奥に、小さなざわめきがあった。
異様な夢を見た者もいた。
普段通りの通勤電車で、知らぬ駅に停まる幻を見た者もいた。
ニュースにはならなかったが、海辺の町では一斉に犬が遠吠えし、ある地方では水道水が一瞬だけ塩辛くなったという。
地下施設の通信回線が一斉にチェックを始め、数都市では非常対応マニュアルの再確認が行われた。
ある大学の天文台では、曖昧な指示のもと、観測スケジュールが変更された。
誰も何も命じていない。だが、どこかで“何かが来る”と感じていた。
――そして、何も起きなかった。
空は裂けず、海も怒らず、大地はそのままに、ただ時だけが過ぎていった。
崇拝の対象を持つ者たちも、異様な静寂の中で祈りを終えた。
警戒態勢にあった部隊は、夕暮れの変わらぬ空を見上げたまま、銃を下ろした。
僧侶は何かを封じる護符を焼き、科学者は未送信のレポートを削除した。
ざわめきだけが、残った。
ただ変わらぬ、平凡な日常が残った。
予言も、兆しも、予知夢も、全ては空振りだった。
“来るはずだった何か”は、影も形も見せなかった。
――そう、本人たちが平凡で変わらぬと、信じてる日常へ……
しかし、それでもいくつかの違いはある。
名簿に存在しない名前の人物。
見知らぬ場所。
なによりも、存在すら曖昧であった神の存在。
その中でも特徴的な差異。
それは一つの資料であり、予言書であるとも思われていた魔導書であった。
署名はなく、日付も曖昧。だがその中には、まるで既に見届けたかのような筆致で、いくつかの出来事、そして未来で起きたであろう出来事が書き記されていた。
そしてそれの最後には、こうも記されていた。
「黄衣は現れず、海の夢も沈黙した。
来訪は一度、完了している。あらゆる予兆は過ぎたのちに書かれ、
人はその記憶を失いながら、なお、備える」
……はたして、我らは記憶を失ったのだろうか?
それともただも妄言なのだろうか?
その真相は誰にもわからず。
ただ、書庫の奥にしまわれるのであった。
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▼色々あって、なんとか地球を再生させた神だけど、何か質問ある?
1:★名無しの邪神
というわけで、召喚された勢いで地球壊しちゃったけど、なんとか地球を直したよ!
まぁ、何回かやり直したり、完全に同じにはできなかったけど、結果よければすべてよし!
というわけで許してニャン♪
2:名無しの探索者
だめです
3:名無しの探索者
ふざけんな!!!!
4:名無しの探索者
oi!!!!!!
俺はまだしも俺の家族はどうなったんだこのクソ邪神!!!!
おい!!!!!!!!!!!「
5:名無しの探索者
召喚された勢いで地球壊しちゃった
↑この一文で、明らかに許容オーバーなんですが??
6:名無しの探索者
とりあえず、>>351は元俺達であったとしても軽々しく呼んじゃいけない
それだけははっきりと分かりました
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というわけでここまで読んでくださり、ありがとうございました!
一応、この小説はここまでで一旦、区切り(第一部完)とさせていただきます
もちろん、続きは考えておりますし、終わりの内容も色々と補足したいところがあります。
要望があれば続けるつもりですので、その場合は是非感想にてお願いします
というわけで、改めてここまでありがとうございました!
誤字報告や感想をお待ちしております。
いただけたら、第2章やらの更新が早まるかもしれません!!