鬼畜死に戻リプレーヤー   作:覚め

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葬式の主催者な蓬莱山輝夜
ほーら遺産輝夜


お遊び

「永琳」

 

「何?」

 

「たまにさ。子供になって周りから一挙一動で誉められたくならない?」

 

「くだらないわね。子供は理性と進化の比重が偏ってるから嫌。」

 

「輝夜に聞いてみるか」

 

「貴方ね…私たちからすれば貴方は子供みたいなものなのよ?」

 

肉体と精神は歳上でも生は歳下、とのことだ。永琳によって俺の死に戻り一つの単位が生になってしまったようだ。まあそれは良い。永琳の言っていることも概ね事実。というか俺の年上部分なんてものはどうやら今では端数だろうしな、四捨五入で消えるくらいの差だ。なのでまあ、うん。年上、かなぁ…?くらいの感覚だ。輝夜は単なる遊べる同居人な感覚じゃねえかな。永琳は知らんが。

 

「俺だって大人になってたんだぞ何回も!」

 

「精が出るわね」

 

「そろそろ居合でビームかなんか出ないもんかな」

 

「やってみれば良いじゃない」

 

というわけで集中。構えて構えて…よいしょ!出ないわ。まあこういうのはあれだろ、基本的には…そうだな、妖力とかそういう感じのものがあるべきだろ。必要なんだろ、そういう奴。多分俺にはないんだよなぁ。じゃあ永琳にビームみたいなのを出す方法教えてもらおうか。風切音しか聞こえないし。多分無理なのかなぁ。ようやく手に入れた悠々な生活なんだから、ビームくらい出したいわな。

 

「こう、切ったところから炎が出る感覚で」

 

「大気との摩擦でやろうにも、まず音速を超えるから無理ね」

 

「まじかぁ」

 

「というか、普通に考えてまず無理ね。だって貴方そもそも筋力が」

 

「うっせ。そうだとしてもやりたかったんだよ。」

 

「…よく分からないわ…貴方ってたまに子供になるから、本当にわからない」

 

そうだろうか。俺は自分でも思う以上に子供を知らない。何を知らないかというと、まともな子供の記憶がない程度には。俺の微かに残っているのは、多分だけど誰かを見ている記憶だけだ。それが誰かはわからない。多分俺ではないんだがなぁ。記憶がある人生の内、まともな子供時代は過ごせてない。死んでない時は大体人の前に現れて拾われていたからだ。甘えた記憶なんかねえぜ

 

「じゃあ、私とお遊びしましょう」

 

「古臭い遊びはちょっと」

 

「えぇ…」

 

「刀振り回すかぁ」

 

「甘えたいのでしょう!?私は母性ありありよ!」

 

「お前の場合は母性じゃなくてペットに対する愛情だろ!」

 

「なっ…」

 

そう言ってまた刀を振る。うおおおお!…虚しいし疲れる。ウサギが群がるのでとても良くウサギ嫌いが治される。というか治すしかない。ので、ちゃんと触れ合う。この骨な感じが苦手なんだがなぁ…まあ慣れれば好きになるんだろ。…なるんだよなぁ…?テイの方はまだ良いんだ。あいつ人型だもん。なんでか知らないけど人型は本当に触りやすくて助かる。

 

「そんで出来たのがこれね」

 

「ウサギを遠ざけるためにウサギの模型を形造って斬る!」

 

「ウッサウッサ…えぇ!?」

 

「これで13個目よ」

 

「嘘っ!?え、ええ!?」

 

「なんだよテイ、うるさいぞ」

 

「あらてゐ、いたのね」

 

こうすればウサギも遠のくだろう。だからこそ斬る。三回斬って捨てて、もう一回作る。彫刻刀はないので永琳お手製のナイフで削る。もしかしたらそう遠くないうちに釈迦も彫れるんじゃないか?細かい釈迦の姿は知らんが、まああれだろ、こう、ちょっと待て見たいなポーズをしたよくわからん姿の妙に痩せた即身仏だろ。こう、チョチョイと作れるんじゃないか?

 

「…それにしても下手ね」

 

「お前の盆栽よりはうまいさ」

 

「なんですって!?」

 

「いやいや…姫様の方がお上手ウサ」

 

「こんにゃろうめ…十三回やっただけで上手くなるかよ普通!」

 

「にしても下手なのよ!」

 

「大体お前の盆栽のよくわからん枝を処理してんの誰だと思ってんだ」

 

「その彫刻の原材料はそのよくわからない盆栽なのよ!?」

 

「大体なんだよ斬っても生えて来る盆栽って!気味悪いわ!」

 

口喧嘩。なのでさっさと座って彫る。ウサギっぽく見えれば彫刻なんだのこれは!猛スピードで彫った結果、手にナイフが。痛くはないんだが、なあ。ウサギの右一割くらい欠けちゃったし、うーん。輝夜に言ってもう一つもらう。端からちまちま削りに行く。んー、中々に時間がかかる。そうして隣に永琳が座り、永琳も彫り始める。なんか早くない?俺も彫ってるけど、なんか、永琳が爆速で…

 

「出来た」

 

「輝夜、俺は不貞腐れても良いと思う」

 

「理由としては十分だけど、永琳の可愛い行動でしょ、向き合いなさい」

 

「…え、あれ、え?」

 

「流石にそれはダメウサ…後追いで越すのは…」

 

「え、あ、そういう…ごめんなさい…」

 

「輝夜、俺はもっと不貞腐れても良いと思う」

 

「わ、蒲柳のものより精巧ね」

 

「永琳、盆栽に興味ないか?」

 

「はぁ!?」

 

こうなりゃ死なば諸共、輝夜の趣味もここで壊させてもらうぜ。永琳の才能なら盆栽は一瞬で完成する。輝夜があーでもないこーでもないと悩んでいるものを一瞬で作り上げるだろう。くくっ、輝夜の趣味もこれまでだ。毎回妙に硬い木の幹を持って俺に斬らせやがって。なんでマジで斬った後すぐに生えて来るんだよ気味悪いな。その木は本当に植物なのか!?どーなってんのさ!?

 

「…ごめんなさい」

 

「いや、俺も…」

 

「まさかあんなに嫌な気持ちだったなんて」

 

「まさか変人に類するのにあんなに普通の感性があるなんて…」

 

「…え?」

 

「その勢いで兎を斬るのもやめるウサ!」

 

「お前その無理なキャラ付けやめろって言ったよな?」

 

「ウ、ウササ…」




永琳「初心者どころか未経験です。直ぐにマスターします」
輝夜「才能らこれだから」
蒲柳「ちっ」
てゐ「わからないでもない」
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