鬼畜死に戻リプレーヤー   作:覚め

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みんな(ウサギとテイと鈴仙と永琳と輝夜のみ)


みんな家族

「永琳」

 

「何?」

 

「…雪の中に石入れてんだけどさ、投げて良いと思う?」

 

「輝夜になら」

 

「永琳!?ちょ、嘘よね!?」

 

「と言うわけだ鈴仙。拳銃の腕前自慢するならやってやんなさい」

 

「えっえっ」

 

そうして輝夜の頭に直撃。輝夜は血を頭から垂らしながら文句を垂れた。まあ俺がやらせたから責める奴は俺で間違いはない。だが待ってもらいたい。先に簪入れて投げてきたのはお前だろう?どうやって入れたんだよ。つかよく投げれたな。その上お前どうやって俺の目にぶっ刺したんだよ。ほら、まだ血が…顔についてる。雪合戦終わったら顔洗いに行くぞ一緒に。

 

「はいはい…少し痛いですよー」

 

「じゃあ蒲柳さんは私が」

 

「あ、鈴仙もやるなら輝夜任せても良い?」

 

「あ、はい」

 

「さて…やっぱり。血が固まるの早いわね」

 

「あぅ」

 

「…火で温めるから少し我慢して」

 

俺の汗で流れる分の血を流し、残った血をまたペリペリと剥がしていく。あんまり痛くない。どちらかといえば永琳に鍼治療を説明してやらせてみた時の方が痛かった。ツボみたいなところに針を刺してとか説明したら裁縫に使う針を刺してきやがったからな。ちなみにそもそも不老不死には効かないらしかった。ただただ痛いだけだったと言うオチ。嫌いだよそう言うオチ。そんなこんなで血化粧が取れたので。

 

「…石入れるの、やめるか」

 

「簪は流石にね」

 

「どうやって入れたんだよあれ」

 

「イナバ直伝の仕込み技よ!」

 

「あいつらかぁ」

 

「うぅ…流石に腕が…」

 

「鈴仙は軟弱ねぇ」

 

「派手な音だけで戦うからだ」

 

「酷いですよ!?」

 

「刀握れ刀」

 

「月でも刀は時代遅れなんですよぅ…」

 

そう言って終わり。今年の冬はかなり冷え込む。ちなみに俺たちの中で体温が高いのはテイである。寒い時、俺と輝夜はテイを見つけると追いかけ回すのだ。俺は途中で代謝による発熱でダウンするが、俺より重い服で走るのに苦労しそうな輝夜は全然暑くならなさそうで羨ましい。なんであいつ顔赤くせずに走れるんだろう…熱中症になりやすいタイプの人間か?いやそれだったらもっと熱が籠るはずだし…わからん。

 

「でもなったところ見たことねえわ」

 

「健康体だものね」

 

「私を簡単に捕らえられるわけがないウサ」

 

「だってよ永琳」

 

「簡単に…ね。足元のそれにも気付かないで、油断よ」

 

「うさっ!?」

 

「永琳に頼んで前日から仕込んでもらったのよ!全部屋にね!」

 

「あ、今朝吊るされてたのってそれだったんだ。ねえ永琳、理由を説明してもらおうか?」

 

「ぃや、ちょっと…それは」

 

「あわよくば何をしようとした」

 

「ヘソチラ…」

 

「つか待てよ、全部屋って言った?」

 

「そうだけど?」

 

鈴仙が危ない!と言うわけで鈴仙探し。さっき手洗いとか言ってたから廊下で吊られてたり…最悪漏らしてたり。永琳と共に探す。泣き声くらい聞こえないものか。色々と探し回っていると、輝夜の声。その場に駆けつけると…無惨にも、上半身を濡らした鈴仙の姿が。話によれば引っかかった後大声で呼んだが誰も来ず。暴れ続けた結果そうなった…らしい。つまりは、輝夜と永琳が悪い!

 

「っぅう…」

 

「まあ、その…なんだ。生理現象なんだから、な?」

 

「蒲柳さんは膀胱から直接出しますよね!わかりませんよね!!」

 

「どっちかといえば腹切ってるから尿を捨ててるだけなんだよ。」

 

「まだここにいる人にだけな話だから良いですよ。他の人に言いふらされたら…私…」

 

「永琳〜!メンタルケア〜!」

 

「はいはい」

 

そうして鈴仙は精神面を病んだ。可哀想。俺は雪から像を作ろうと雪像の作り方を模索している。どう足掻いても作り終える前に溶け切るので諦めて石像に逃げる。毎年同じことをやっている気がする…何故だろ?わからん。輝夜は俺の作った石像に雪を投げている。彫刻?知らない子ですね。簡単に言うと輝夜が木を育てないと素材がまずない。冬もやってはいるけど一つに絞ったから…らしい。

 

「…どうした鈴仙」

 

「今入れたお茶、何が入ってると思いますか?」

 

「おまっ」

 

「永琳!」

 

「薬はどちらともすでに取り替えてあるわ。蒲柳の薬は私に対する惚れ薬、輝夜は力の増強剤」

 

「…さ、鈴仙もお話をしましょう?」

 

「ぅぁあ」

 

鈴仙が消えるのを見て永琳に向き直す。今のところ俺に変化はない。もしや、永琳と長い間いたことによって薬に対するわずかな耐性でもついたのか?わからんなぁ…もしかしてこっちも力の増強剤だったりして。永琳がこう言うことを失敗するわけもないが、可能性としてはそう。そうでなかったら流石に嫌過ぎる。さて話題を戻すが惚れ薬効果ねえぞと伝える。

 

「そりゃあ、元から惚れてる相手に効果なんてあるわけないじゃない」

 

「えっ」

 

「…何を言ってるのよ…」

 

「輝夜、永琳が恥ずかしいことを真顔で言ってくるぞ」

 

「好き同士だから結婚したんでしょ?じゃあ効かなくて当たり前よね。」

 

そうかつまり俺は元から永琳のことが好きだったのか。なるほどなるほど…マジか。だって俺、あれだぞ。結婚受け入れたのもこれから過ごす上でのことを考えて承諾したんだぞ?なのに俺はあいつが好きになってたのか?あーもう…俺ってもしかして流されやすいのかな。それともただ惚れやすいのかな。まあ何年も一人でいれば養う相手を好きにはなるだろうけど…そしたら、狐とか鬼とかも好きになるか。

 

「…俺自身意外だわ」

 

「えっ」

 

「だって永琳の作る薬だし、依存レベルで惚れるのかと」

 

「分かる。永琳の作る薬って効きすぎるのよね。風邪薬飲んだらその先二年間は風邪ひかないし」

 

「腹痛がって言ったら謎の特効薬で瞬殺するし」

 

「まさか今回は永琳の科学力を超えた愛があったんじゃ…」

 

「マジかぁ」




永琳「…(使うのは初回じゃないが黙っておこうの顔)」
てゐ「(なんとなく察した)」
な感じ。永遠亭の家族内で知能が高いと言うか頭の回転が速いと言うか、そんな感じの二人組だと個人的に思ってる。
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