鬼畜死に戻リプレーヤー   作:覚め

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冬の冷え込みが酷かったのは幽々子様の思惑のせいです。


行くところまで

さっさと寝て起きて、輝夜と遊んで永琳にイチャコラされて、鈴仙に助けを求めたりしながらを繰り返す毎日。たまにてゐが入ったり入らなかったり。あいつなんかいたりいなかったりしてよくわからないんだよな。神出鬼没って言うか、なんだろ…神出か。居たら一日居るからなあいつ。出会えば一日居る。もしかしたら俺たちが気付かないだけでずっといるのでは?

 

「うがっ」

 

「うわっ」

 

「永琳、ちょっ、やめ、やめい!」

 

「…え、何やってるんですか?」

 

「お仕置き」

 

「何やったんですか…?」

 

「知らん…今朝起きたらなんか…」

 

今朝起きたら永琳を蹴ってたんだ…足を動かして永琳の脇腹らへんをもう一回蹴って、そしたら永琳が起きて…永琳がそのことに気付いた時に怖い顔でここに来いって…鈴仙助けて…え、俺が悪い?いやまあ、それはそうだけど…でも、あの、メスで切って治ったらまたキルのは拷問の手口じゃないかな…うわまた血が出た。耐えれるだけで痛いのは痛いんだから、ねえ、あ、骨まで行きやがった!

 

「いった…まじいった…」

 

「ふーん…痛いのね。蹴られた私の心はもっと痛かったのよ」

 

「鈴仙!永琳がメルヘンチックに!」

 

「め、めるへん…?なんですかそれ…」

 

どうやら永琳のお仕置きは一日かかるかもしれない。いやほんとに痛いんだけど…永琳最近忙しそうだったろ。それやれよ…なんで俺の腕切ることに夢中なんだよ…見ろよお前の後ろにいる輝夜の顔。信じられないものを見る目だぞ。なんかこう、何してんの?って顔と畳についた血汚って顔してるぞ。いや畳に関してはすまん。でも永琳と俺の腕らへんの服に着いた血の方がやばいから。

 

「ようやく終わった…まだ痺れてるわこれ…」

 

「ご飯が終わったら再開だから」

 

「輝夜、何すれば一日中拷問受けると思う?」

 

「奥さんを蹴ったら」

 

「ちくしょー!」

 

ご飯を食べた後、今度は足を切り始めた。寝転がりながら切られる。どうせなら首やれよ…え、夕飯の後?それはもう寝る時間だよ?あ、ちょ、ごめんって。引っ張らないで。さて俺が永琳に土下座して愛を大きく宣言したところで。ウサギがいない理由を聞いてみる。どうやら鈴仙も永琳も知らないらしい。輝夜は気付かなかったらしい。何かの予兆だろうか。烏大量発生、みたいな。

 

「んー…今日何か変ですよ」

 

「マジで?」

 

「なんだろう…興味が湧くような波長です。ウサギ達もそっちに惹かれたんじゃないですかね」

 

「マジかよあのウサギども…まて、じゃあテイがいるだろ」

 

「てゐは何も…んー、よくわかんないですけど、本当にそう言う波長がある、としか」

 

「鈴仙でもわからないのか…最近変なこと多いな、永琳」

 

「私を蹴ったのもその影響かしら」

 

「なあ輝夜、そう思うだろ?」

 

「少なくとも永琳を蹴ったのは関係ないものね」

 

刀を振り回す。かなり久しぶりなんだが…まあそれはそれとして。最近変なことが多いのは事実。刀を振り回して対抗できるならするに限る。永琳が横で弓を構える。こっちに向けるな。ちょっ、射るな!輝夜は笑うな!危うく死にかけた。そうして永琳が弓を構えてこっちに向ける。俺も刀を構える。永琳が矢を放ったのでそれを斬り伏せる。あ、ちょっと、連射はずるい。

 

「三回くらい刺さった…」

 

「…三回しか当てられなかったわ」

 

「何これ、離婚の危機?」

 

「離婚はしないわ」

 

「らしい。俺もちょっと勘弁。」

 

「その理由は?」

 

「離婚するほどの仲違いしたら殺され続ける」

 

蹴っただけでこれなのだから、離婚なんてもう…俺の体に復活する爆弾でも置かれたら死ぬぞ。いや死なないけど。そしたら絶望だな…いかんトラウマ入りかけた。あっぶね。いやそれにしても…ん…うん。トラウマ刺激されたのって思った以上に…引き摺るな…。永琳に精神安定剤を求めたところ、抱き抱えられた。いやあの、そう言う癒しはいらないです。

 

「…よっと。いや流石にこの歳で抱き抱えられるのは恥ずかしい」

 

「そうなの?」

 

「私は今でも好きよ。鈴仙にたまにやらせる」

 

「たまに鈴仙が重い石持ってたのはそのせいか」

 

「自主的に備えるなんて、出来た従者よねぇ」

 

「俺を抱えてたのもそのせいかな…?」

 

「ちょっと鈴仙に用事が出来たわ」

 

「永琳、待て、ちょっと待て、おい」

 

「うぇっ!?何してるんですか!?」

 

「逃げろ鈴仙!」

 

「え!?」

 

「蒲柳を抱き抱えたって聞いたんだけど」

 

「あ、はい。重くて3秒でやめました」

 

泣くぞお前。永琳を掴んでいる手を離して逃げるな鈴仙と叫ぶ。輝夜のいる部屋に戻り、うーんと唸る。そんなに重いのか、俺は。実際どれくらい重いんだ?俺は。輝夜にいい比較対象を持ってきてもらい、永琳にバカでかい秤を作ってもらおうとしたが鈴仙に説教をしていたので、輝夜が試すことに。岩がでかいため持ち上がらず。俺を持ち上げようとしたところで力が入りすぎたのか、投げ飛ばされた。

 

「…今思ったんだけど、別にこんなに大きい岩じゃなくてもよかったわ」

 

「どうせなら竹何本とかの方が良かったわね」

 

「気付くべきだったか」

 

「そうねぇ。比較対象なら同じ体型の人ね」

 

「鈴仙、変な波長は?」

 

「…目が、見えないです…耳も…」

 

「あ、そうなの」




鈴仙(ボコボコフォルム)「何も…感じねえ…」
変な波長は萃香のやつです。
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