鬼畜死に戻リプレーヤー   作:覚め

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武士道イズ死。
これ狂言なり。
永夜抄なり。


己を滅する

「…今日はあいつ遅いな」

 

布団に潜って永琳を待つこと…何分か。どーにも、遅い。あいつ私が来るまで寝ないでとか言っておきながら…寝ちまうぞこれ。流石に。歩き回って外を見るが…なんだろ。誰もいない。何やら危機かと思い刀を持って…待て。そもそも俺はなんで永琳が来ない程度でこんなに…いやもうそれの答えは出たか。結局俺は永琳が好きなんだ。さてその永琳がいないので本気で探しますか。

 

「…んー、いねえな」

 

「おっと!」

 

「お、テイ。みんなはどうしたんだ?」

 

「あ、えーと…伝えられてないの?」

 

「何が?」

 

「…まあ、話してもいいよね…」

 

どうやら永琳がお月見泥棒ならぬ月泥棒をしたらしく、俺には関係のない話にはなるがそれの経過を見ているらしい。まあそれはそれとして、じゃあ輝夜も鈴仙も寝てんのかと聞くとそれは違うらしい。鈴仙は屋敷内をうろついて警備。輝夜は自室で夜更かし…あのさぁ。俺なんも知らないんだけど?何?月泥棒したら何か来るの?うーん、何か来るんだろうなとしか思えん。

 

「ま、来るには来るだろうウサ」

 

「なるほど。人間か?」

 

「人間。弾幕ごっこって奴だから参加しない方がいいウサ」

 

「弾幕ごっこ…弾幕をばら撒けば良いのか」

 

じゃあ岩削って出てくる削りかすで攻撃しても良いってことか?違う?そうか。まあ良いさ。最悪刀振り回して真空波かなんか出せるだろうし。あんな繊細な行動を居合かつ彫刻かつ空中で出来るなんてそれだけにすごいことだろうからな。つーわけで多分大丈夫!そう言ってテイと別れる。まずは鈴仙を探すか。屋敷の中を警備してんだから、探し始めてみるかぁ。

 

「あっ敵」

 

「えっ」

 

後ろから声をかけられて振り返る。目の前に映るのは赤い服着たよくわからんやつと、魔法使いって感じの服着てる奴と、なんか…胡散臭い奴と、…剣士と、なんだろ…青を基調とした変な服着た奴。後… 知らんな。うん。メイドと少女だ。なんか…テイの言っていたやつってこんな大人数なの?ていうかテイは?あれ、ん?…いやほんと、テイはどうした?まさかやられた?声あげる暇も無く?

 

「注意なさい。結構危険よ」

 

「分かってる」

 

「男だ…」

 

「マスタースパークで吹き飛ばせば?」

 

「刀…!」

 

「全く、男一人に足を止める理由があるのかしら。ねえ、咲夜」

 

「同感です」

 

「…よい、しょ!」

 

斬撃を飛ばす。全員がそれを避ける。なるほどそれは…不味いな。さっきのメイドがすぐ近くまで迫ってきた。弾幕ごっこなんだろ?弾幕出しただけじゃねえか。ナイフ使ってくんな、飛ばすのかよ。全部刀で叩き落として、距離を取り直す。十分に周りを見て、多勢に無勢なことを思い知る。岩をどこからとも無く取り出して削り始める。今の回避でメイドの体型は大体把握した。

 

「やるよ。お前の石像」

 

「えっ…」

 

「どう?上手いでしょ」

 

「下手ね」

 

「刺しやがったなこの!」

 

頭に刺さったナイフを抜く。さて冷静に。つまりこいつらは永琳に用があると言うことだ。さて問題。永琳のところへ俺も駆けつける?それとも、ここで全員どうにかして足止めする?選ぶにはヒントが少なさすぎる。永琳に出会って何をするのか聞いてみるか。

 

「は?異変を辞めさせる。」

 

「そうしなかったら?」

 

「力づくよ」

 

つまるところは乱暴。赤い女はどうやら永琳に危害を加えるらしい。ので、鞘を投げる。謎の空間に吸われ、俺の後頭部に衝撃。なるほど?こいつ面倒だな…斬撃を飛ばしまくる。一対七くらいなんだから良いだろ別に。さて、やはり多勢に無勢なのは否めないので、一撃で一人ずつ消すしかない。走って突っ込み斬撃を飛ばす。狙いは魔法使いって感じの奴。が、変な空間にぶち込まれた。

 

「ばあっ」

 

「はぁ!?」

 

「なんで出てこれるのよ」

 

「仕方ない、ここは私と咲夜で」

 

「いえ、ここは私が手合わせを!」

 

手合わせを強調してくる剣士を殴って気絶させる。鬼の力の使い方は素晴らしいぞ、教えてもらえ。いるならな。どうやら少女とメイド以外は先に行かれたらしい。でもこの二人はどうやら弾幕ではなく肉弾戦でやるつもりのようだ。野蛮なことだ。一瞬の間もなく体にナイフが刺さる。これはおそらくメイド。先ほどの会話からあの少女が主人か?と思ったら蹴り飛ばされた。

 

「まだ生きてるの?」

 

「うっせ」

 

また岩を持ち出して少女の像を彫る。斬撃も飛ばしながら。逃げながら。主人の方を倒すことを目標に像を彫り終え、刀を両手で握る。思いっきり踏み込むフリして急いで走り寄ってくる少女の顔面を蹴り上げる。が、スカッた。なんだ?何が起きた?当てたと思ったんだが。

 

「ありがと、咲夜」

 

「いえ、この程度は」

 

「…いる?」

 

「私の像なら館にいくらでもあるの。いらないわ」

 

「悪趣味だな」

 

「は?」

 

走り寄ってきたので動きを見せずに切る。舐めんなよ、妖怪が。が、どうにも体を細かく別生物にして致命傷を避けたらしい。けっ、これだから妖怪は。なら俺も竹林で培った飛び回りの居合を見せてやるよ。屋敷の耐久度自体は問題ないから、猫みてーな動きするぞ。お前ら覚悟しろ。

 

「遅い」

 

「二度目だ」

 

「お嬢様!」

 

「私がこうも一方的に切られるなんて…屈辱よ。全力でやってあげる!!」

 

槍が飛ぶ。切り捨ててその槍の後を行く少女に頭突き。相手の鼻にぶつけてやったぜどーだざまみろ。と、何か違和感。膝を見ればナイフが。抜いて再生、さっさと続きだ。どうにもメイドは俺が見えない速度で膝にナイフをブッ刺せるらしい。が俺の動きは見えていない。つまりこの戦いにおいてメイドが刺すのは限られたパターンになるはず。

 

「じゃ、俺も全速力で振るぞ」

 

「え?」

 

「お嬢様!」

 

「ふんっ!!」




その頃永琳「…ええ、伝えなかったわよ。寝てて欲しかったから」
妖夢はどっかで手合わせさせます。
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