鬼畜死に戻リプレーヤー   作:覚め

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まだまだ全然続きます


まだまだ

「いや、暇だな」

 

「珍しいわね、貴方が暇なんて」

 

「もう刀を振ることもないでしょ。ほら、ウチは関わらなさそうだし。イヘンカイケツって言うの」

 

「そうねぇ。私達は関わらないわね。有事の際には鈴仙が出るくらいしか」

 

「関わるのか…」

 

そう告げて空を仰ぐ。今日も綺麗な曇りを見せる空に対して、俺にばかりは多少日を見せても良かろうと思いムカつくも、まあ、うん。酒呑童子は速攻でこの服を作ってくれた。着心地はいつもと変わらない…まあ覚えてないんだが、とにかく着心地は良いままだ。感謝を告げて何かするわけでもなく、今酒呑童子は俺の膝で寝ている。凄い字面だ。酒呑童子なら俺の膝で寝てるぞ。化け物みたいな字面だ。

 

「さ、我が子がどれくらい強くなったか見せてもらおうか?」

 

「だってよ輝夜」

 

「楽しみだわぁ。ね、永琳?」

 

「嫁姑問題がここで発生するとは思わなかったわ」

 

「あの、そう言うこと聞いてるんじゃないのよ」

 

刀とは言え木刀。さて酒呑童子の能力を一切知らない俺からすればまずどうすれば良いのやら。居合の構えをとる。と、上から飛んで来られた。仰け反りついでに叩く。初手から殺しに来ているように思えたが気のせいか?しかも全然効いてなさそう。全力で叩いてやろうかな。さてどうにか身を引いてまた居合の構えをとる。今度は近づいてきた。

 

「同じ手が通用するか!!」

 

「違う手だよ」

 

横腹にノーモーションで木刀をぶつける。その後すぐに木刀を腰に据え、また一度、今度は大振りで振る。かなり応えたのか、吹っ飛んだ。が、どうやら竹を蹴ってでも戻ってきたようで。カウンターと言わんばかりに蹴りを放ってきたからその腹を上から叩き落とす。やはり木刀で良かったようだ。助かる命があった。酒呑童子はどうやら手加減をしていたらしいが、まあ、うん。勝った〜

 

「強くなったなぁ」

 

「強くなったぜ」

 

「強いのよ」

 

「後方嫁面!?」

 

「…あ、そうだ。酒呑童子、今の幻想郷っての案内してよ」

 

「お、良いぞ」

 

「お願いね〜」

 

「わ、私も」

 

「鈴仙の帰りがまだなのよ、私だけでお迎えできないから」

 

さてと。久しぶりに靴を履いて歩く。酒呑童子は空を飛んで行くからと俺を背負おうとしたが、俺は拒否した。ちょっと、この歳でそれは…。歩いて行くことに。竹林を出て久しぶりの原野だ。原野を見つつ、ここからどこに行くのかを尋ねると、まずは妖怪の山とか言う場所に行くらしい。さて、酒呑童子は先に行くからと俺を山の麓で置いて行った。刀片手に山へと入る。

 

「そこの人間」

 

「…」

 

「お前だお前!」

 

「あ、俺か」

 

「お前以外にいないだろう。ここは天狗の領域だ、それ以上入るのなら死んでもらうぞ。今戻れば━」

 

「うるさいよ」

 

腹を浅く切る。そのまま山を登って行く。体力に関しては問題ないと思う。実際ここまで歩くのも疲れてないし。道中邪魔をしてくる妖怪を斬って進んでいると何やら腕の立ちそうな妖怪が来た。白狼天狗らしい。犬!!って言ったら反応した。こいつ多分バカだ。さっさと酒呑童子と出会って帰ろう。文句もつけてやる。聖徳太子と共に登った山よりキツいのは聞いてないぞ。

 

「…ちょい、臭い嗅ぐな。嫁に怒られる」

 

「ん…鬼の匂いがしますね」

 

「やっぱ犬じゃねーか」

 

「ぁあ!?…いえね、鬼の臭いがすると私達は下手に手を出せないんですよ」

 

「なるほど。じゃ通りますね」

 

こいつの腹も浅く切って進む。進んでいって頂上到着!絶景を噛み締めながら酒呑童子を探すも、見当たらない。どうやら見失ったか見損なったらしい。頂上の寒いところで待ちぼうけを喰らいつつ、数分。降りるか。流石に寒くなってきた。もしや妹紅が家関係の話で喚いてたのって今の俺と同じだったりする?やっべわかんね。

 

「お!いたいたー!」

 

「酒呑童子〜」

 

「ちなみに今は萃香だ。」

 

「ん、そうか。萃香、天狗を相手しながらの登山は聞いてないぞ」

 

「あれ、そうだった?でもまあ、我が子が強くなったことを実感できて嬉しいから良いかなって」

 

「親心が」

 

さっさと帰る。永琳にただいまを告げ、登山の疲れからか部屋ですぐに寝てしまう。萃香はどこかへ行った。呼ばれたのか、家に帰る時に気を遣ってくれたのかは分からない。ただ、もう妖怪の山は行かない。疲れたもん。なので背中に覆い被さらないでくれ。あ〜くそ…程よい圧力だからよく寝れそう。つーか誰だ?待て、そっちに意識行った。

 

「…テイ達か」

 

「へっへ〜。どう?私達の添い寝、いる?」

 

「いらない…永琳の添い寝が欲しい…」

 

「素直にそれをお師匠に伝えれば良いのに。あ、ウサ」

 

「おいお前キャラも忘れてるぞ」

 

「しょうがないウサ〜」

 

「とりあえず寝るから俺…呼べたら永琳呼んで」

 

そう言って眠る。夢は見ずに起きる。目の前に永琳。少しギョッとした。いやこんな近距離で顔が近いなんて普通ないと思うだろ。テイはなんて言ったんだ?もしかして母性に飢えてるからとか言ったのか?あいつそろそろ足切って食うぞ。いやでも…んー、良いか。永琳を起こして食卓へ。鈴仙と輝夜がご飯の準備をしていた。俺も料理できるんだけどなあ

 

「貴方に用意させると毎日よく分からない料理になるから嫌よ」

 

「よく分からないのはちょっと」

 

「でもうまいでしょ」

 

「そりゃもう。永琳より」

 

「断然美味しいです」

 

「またどこかで食べたいわね。そんな機会はどこかにないかしら?」

 

「…明日作るよ」




花映塚、何度見ても風見幽香乱舞の舞ぶんぶんしててもおかしくないのでは?と思う。いやしないけど。
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