鬼畜死に戻リプレーヤー   作:覚め

34 / 56
そなたはまつ毛が長いらしい。


生きろ

「お師匠様〜、人里からお客様が来ましたよ〜」

 

「あら、誰?」

 

「えーと…慧音って人と、後妹紅って人が来てます」

 

「妹紅!?」

 

玄関口まで走って行く。確かに妹紅だ。なので、自慢する。どーよこれ、すごいっしょ?輝夜も駆けつけると、どうやら妹紅の意識は輝夜に向いたらしく、妹紅が何よりも早く輝夜に火をつけた。慧音という人物は羽交い締めで妹紅を止めたが、輝夜は燃えてく自分を見て何やら変な感情に浸っている。それを横目に、慧音さんに用事を聞く。どうにも人里に薬学での支援をしてほしいらしい。

 

「どうしましょう…」

 

「永琳が暇なら良いんじゃないか?」

 

「ここまで人が来ると、妖怪がいるのよねぇ」

 

「俺を見るな俺を」

 

「それについては、ここの妖怪が里に入れるようにするから問題はない。来るのが嫌なら今回の話はなくなるが…」

 

「そうねぇ…」

 

「鈴仙に行かせれば?」

 

「そうね。良いわよ」

 

「え、そんな軽く?」

 

そうして決定。俺は鈴仙に人間がどれほど嫌な奴らかを教え込み、怯えさせた後で危うくなればお前の能力使っても良い。里の管理人に全てを許可してもらうつもりだからと言って安心させる。良し、これで安心安全な薬売人の完成だ。あ、でもお前が信用されるまでは売れないから、そこら辺は当然覚悟しとけよ。絶対にな。初っ端売れると思ったら大間違いだし、心折れるから。

 

「…はい!わかりました!」

 

「辛くなったらすぐ帰ってくるんだぞ」

 

「はい!」

 

「糖分用に飴渡しておくわね」

 

「はい」

 

「売り切れなくても良いからね」

 

「…はい」

 

「ウサギの肉料理を見つけた時は抵抗するウサ」

 

「………はい」

 

「うわお前久しぶりに見た」

 

「えっ」

 

そうして鈴仙は人里へ向かった。妹紅は何やら俺と輝夜を見ては何やら泣き出しそうな顔をしたが、すぐに持ち直して輝夜に火をつけた。なんなんだこいつら。俺も輝夜には少し恨みがあるので、竹で固定してやった。永琳は慧音さんといまだに話していて、輝夜は身を捩らせ続けている。妹紅は高笑いをしている。こいつ…顔が良いのになんでこんなことを。バカなのか?いやバカだわ。永琳と比べれば全員バカだ。

 

「…見てて飽きてきた。そろそろ火消せ」

 

「…いや、消せないけど?」

 

「えっ、妹紅が付けたり消したり出来るんじゃないのか?」

 

「私の炎は操って出してはいたけど、今あいつが燃えてるのは延焼だからな。簡単にいうと私の放った火で温度が上がりすぎて肌が自然発火してる」

 

「そんなことあるの??」

 

「…さぁ…?」

 

よくお前そんな適当な理屈言えたな。危うく信じかけたぞ。んでなんだよその変な反応は。竹を抜いて輝夜を解放、俺は知らんぷりをするために奥に引っ込んで彫刻やってます。岩どこ?え、ない?ここら一体全部やっちまったの?…輝夜に渡された原木でもやるか。最近は湿気を含むから嫌いなんだよな、こいつ。さて何を作ろう?今来た慧音さんでも良いが…流石に第一印象がおかしかろう。

 

「さて出来た…結局ウサギが彫りやすいんだよなぁ」

 

撫でながら外へ出ると、慧音さんと妹紅が喧嘩をしている。それを見て輝夜は笑っている。衣服の面積が減ったか?手で全てを隠せると思うなよ。でも永琳が服を着せているのでかなり隠れています。そんな永琳は二人の喧嘩に対して外でやってくれるように頼み、二人は頭を下げて(妹紅は慧音さんに下げさせられた形で)どこかへ行った。妹紅さんか…あいつの炎、彫刻に当たんないと良いけど。

 

「…騒がしい人たちだったな」

 

「私は面白いから好きよ」

 

「輝夜、せめて下着くらいは着けてきなさい」

 

「あ、永琳もそれは思ってたんだ」

 

「私をなんだと思ってるのよ。裸になるよう説得するのは精々手術台に乗るやつだけよ」

 

「じゃあ俺たちは裸にされないか」

 

「蒲柳は別。」

 

「輝夜ぁ!」

 

「いや…また夫婦喧嘩すれば…?」

 

不貞寝する。しかし鈴仙はちゃんとやっているのだろうか?心配である。テイもどうやら心配はしている素振りだったし、まあテイあたりが見に行ってるだろう。俺はもう寝て知らんぷりを決め込むので。あいやでも、流石に出迎えはするか…正面玄関で寝るか。永琳に何言われるか?多分何も言わないだろう。あいつも鈴仙には…多分、優しいぞ。

 

「…あ、おかえり」

 

「蒲柳さん…三割しか売れませんでした…」

 

「お、マジか。上出来じゃない?」

 

「尋ねてきた人の八割冷やかしで…蒲柳さんの言ってた通りの人間が多かったです…」

 

「だろうな。でも初手三割は良いと思うぞ」

 

「本当ですか!?」

 

「知らん、俺は商売詳しくないから」

 

「なんでそんな急に叩き落とすんですか?」

 

そうして鈴仙は食卓に並んだ。違うなこれ、これだったら晩飯になってる。えーと…座った、かな?とにかく鈴仙の落ち込んだ気分を取り戻すために今日の永琳の変態行為を伝えた。鈴仙は二回ほど聞き直して永琳を軽蔑した眼差しで見ていた。永琳、お前の所業だぞ。俺を見るな。あーくそ、なんでジッとこっち見てんだ怖えなもう。

 

「流石にそれは…」

 

「でも血液交換だってやってるのよ?」

 

「…いや、だからなんですか!?」

 

「鈴仙はチョロいから行けると思ったのに」

 

「お師匠様ってたまに扱いの差を露骨にしますね!?」

 

「なんのこと?蒲柳と輝夜以外は平等のつもりよ?」

 

「私がそっち側に入らなかっただけ!?」




歯周病一歩手前の歯が4本ありました。
はは、総入れ歯だね。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。