鬼畜死に戻リプレーヤー   作:覚め

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そもそも永琳がお助けする話なんだから、以前解決なんてしなくて良いはずなんですよね。


混浴

「なるほど、中々に治安が悪いな」

 

奇しくも可笑しくも、永琳と輝夜は顔が良く、鈴仙もてゐも良いはずだ。俺?俺は知らん。地底の温泉とやらに行く俺たちは現在地底の入り口ら辺にいる。鬼やら妖怪やらが俺たちを見ている。主に輝夜。輝夜は鬱陶しそうに目をやり、永琳の後ろを歩いている。驚いたか。輝夜は何故か温泉に参加するために来ているのだ。何故だ。わからん。どうやら何か目的があるようだ。

 

「刀持って来てて良かったぁ」

 

「ほんと、便利よねぇ」

 

「ウサ…鬼がぶっ倒れてる…」

 

「うわほんと」

 

「野蛮ね〜」

 

そうして歩いていると、美人を連れた男が地底を闊歩していることが噂になっているのか知らんが鬼が大量に来た。邪魔なので…どうしよ。俺も鬼になろ。刀を手に持ち退いてくんねーかなとか思ってたら、その中から見覚えのある鬼が出てきた。一本のツノ、金髪。歩きだけでわかる堂々とした姿。地上に降りた時、暇つぶしに歩いて出会った鬼だ。刀を抜く。んー…メンツもあるよな、こいつ。

 

「その刀…おいお前!妖怪になったのか!?」

 

「いや、鬼になれるようになっただけなんすよ」

 

「それなら…もっと強くなったんだな!よっしゃ戦え!」

 

殴り飛ばされる。あっぶね鬼になるの忘れてた。鬼になってもう一回向かう。抜いた刀は手を離さなかったのでなんとか戻って来れた。月の科学ってすげーな!近付いて斬る。見えないように、鋭く細く斬る。結果的には腹を浅く斬るだけだったが、燕返しの要領で頭も切ったのでまあ良いだろう。そしてどうやら相手の鬼はすんごい興奮してる。えぇ…何…気持ち悪…バカじゃないか…?

 

「そう言う奴が好きなんだよ!!」

 

「は?」

 

鬼の叫びの後、その鬼の首元に矢が刺さる。いや刺さるどころか貫通しやがった。そして鬼は倒れ、恐らくそれをやった永琳を見るとすんごい怖い顔をしていた。周りの鬼も永琳の化け物気迫に萎縮して、何もしないように手を挙げていた。恐らく永琳の怒りの矛先は俺にも向いている。そしてそれを分かっていた輝夜達は俺に哀れみの顔をしている。まて、まだ話せばわかる。な?ほら、温泉行こう?入ってスッキリしようよ!

 

「そうね。混浴確定ね」

 

「え、私たちもですか?」

 

「輝夜達は女風呂よ。私と蒲柳が混浴」

 

「護衛はお任せあれ!お二人はその間にしっぽりやってるウサ」

 

「そうするわ」

 

そうして温泉に。混浴ありの。こいつ元から混浴に入るつもりだったんじゃ…横目に見ながら、温泉に浸かる。気分としては最高だ。横にマジギレ永琳がいて、さらに反対側には先ほどの鬼がいること以外は。唯一の救いは、萃香だろうか。酒を飲んでいるが…うん、まあ気休めにはなる。さてどうやら鬼は星熊と言うらしい。ほれみろ、名前だって今知ったんだぞ。ワンナイト?どこで覚えてきたそんな言葉

 

「もう許してくれよ…」

 

「ダメよ。絶対に許さないわ」

 

「じゃあウチ来るか?」

 

「は?」

 

「冗談冗談!」

 

「蒲柳…勇儀は前を一切隠さない女だから気をつけることだね」

 

「萃香も何カッコつけてんだよ!?息子の離婚騒動だぞ!?」

 

「いざとなれば私が婿に貰うしなぁ」

 

「やっぱ鬼って全員切るしか…」

 

永琳に釘を刺され(物理)、そのまま永琳はどこかへと行った。髪でも洗いに行ったのだろう。さてそれはそうと先ほどよりも女湯が騒がしい気がするのだが。いやしかし女が三人集まれば姦しいとも言うし…萃香に様子を見てきてもらうよう頼むと、何とびっくり女湯に変な鬼が大量にいるらしい。そこには鈴仙に輝夜、てゐしかいないのだとか。いたな、男の鬼。刀を持って仕切りを破壊し、女湯に乗り込む。恐らくな永琳も…いねえじゃんあいつ。

 

「一応許可取るぞ星熊」

 

「やってよし!曲がったことやったやつは殺してよし!」

 

「私からも良しだ〜!」

 

と言うわけで全員の首を切り落とす。つもりが、技術が高すぎて切り落とした後首がくっついてしまった。もう少し大雑把に行くか。切り落とすと見せかけて頭を八つに斬る。これなら行けるかな?うん死んだ。鈴仙が吐いたのでここからは殴打に移行する。奇遇だな、俺は肉弾戦も行けるんだ。萃香のおかげではあるのだが。まあ全員鞘で脳天かち割って終わりだけどな。肉弾戦って素晴らしい。

 

「…大丈夫か?」

 

「ええ。でも早く出ていってくれると助かるわ」

 

「レディーの裸体はジロジロ見るものじゃないウサ」

 

「ゔぇ…」

 

そうして温泉は幕を閉じた…訳もなく。何度も何度も永琳が目をこちらに向け、その度に星熊が地雷発言をする。生涯は誓ってないし、また戦うとも言っていない。なあもう黙っててくれないか。萃香も。一応お前の息子と同期が正妻の前で正座しなきゃならん状況んだぞ。分かってなさそう。そう言うところは変わってないっつーか変わってて欲しかったのは完全な夢に終わった。

 

「永琳」

 

「何?」

 

「今里ってどんな感じなんだろうな?」

 

「くだらないだけよ。ほら、早く」

 

「ねえもう許してよ、悪かったって」

 

いやいや、星熊に関してはさ、悪かったよ。でも萃香の妾発言は俺悪くねえよ。何でそんな機嫌悪いんだよ。妾発言だろ?星熊が地雷発言するたびに矢が刺さって痛かったんだからさ。なんで地上に帰っても機嫌が悪いのさ…鈴仙達はもう頼れないし…まずいな。この状況。

 

「だからって私を頼りに来たらダメだろ!つい先日喧嘩してたよな!?」

 

「うん」

 

「喧嘩続きだな!私を巻き込む気か!?」

 

「神経毒で前動けなくなったりしてた」

 

「…じゃ!達者でな!」




蒲柳「動けない」
永琳「…じゃ、鈴仙の発狂睡眠タイムよ。」
鈴仙「わかりました!」
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