鬼畜死に戻リプレーヤー   作:覚め

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子曰く、自爆するものあれば我あり。
蒲柳は基本幽霊が見えません。例外として冥界にいれば見えるけど。


君子

「お、妹紅じゃん!」

 

「ん、蒲柳か。」

 

「何してんの?」

 

「私も炎で彫刻を…まあ造形に近いけど」

 

溶かして冷やしてを繰り返しているらしい。まあ川くらいならあるんだから、冷やせるか。と、横を見れば急激な温度の変化により割れた石の数々。うわぁ…うん…まあ…良いんじゃないかな?と。そこで妹紅から変な話を聞いた。何やら里が荒れてきているらしい。話を聞く限りでは心が荒む方向の荒れ具合で、汚い家みたいな、家庭環境の荒れが酷い、とか。何やらおかしなことになっているそうだ。

 

「ま、ウチは…そういや最近喧嘩しっぱなしだわ」

 

「な?だから一応って思ったんだが…鈴仙ちゃんのこと。里が荒れてるんだから危ないよ」

 

「なるほどなぁ…鈴仙ならそういうの分かりそうなもんだが」

 

今日の薬売りは休みだから、まあ多分…帰ったら話すか。妹紅と別れ、そのままウチへ。永琳いる?いない?なんで?なんかあった?…いやまあ、何も追及する気はないけどさ…まあ良いや。とりあえず鈴仙は?鈴仙はいるんだ。不思議なもんだ。鈴仙に里が荒れてるらしいが本当かと聞いてみたら、なんかそうらしいですね〜って返ってきた。あれ?お前の波長は?

 

「…いや、あれだけ人がいるんだからもう分かりませんよ…本当に。波長見るのやめてますからね、里は。」

 

「あー、そうなんだ」

 

「でも荒れてるのは本当ですよ。常連さんの返事が余裕ないっていうか…家の中が見えたら大体モノが散乱してますし」

 

「なんだそれ…仏教も役に立たねえな」

 

とりあえず少し休むか?と言ったが、常日頃から永琳の修行(お薬)を受けている鈴仙はまず負けないからと豪語した。負けたらすぐに言えよ。そいつ殺しに行くから。いや、そいつらか?まあ良いわ。とにかく殺すから、ちゃんと言えよ。絶対許さないし殺すし永琳に頼んで薬で死に戻らせるから。ガチで。何よりも優先して殺すから。永琳も同意見だろうし

 

「過保護です!!」

 

「あ、ごめん」

 

「…いえ、その…私も、ごめんなさい」

 

「いや良いよ」

 

「そういえば私、蒲柳さんが本気で怒ってる様子を見たことないんですけど…」

 

「俺が?ん〜…永琳が殺されたり、鈴仙が負けたり、輝夜が怪我したり。てゐも一応、手を出されたら怒るよ」

 

「へぇ…嫌いな人とかって」

 

「ん〜…いや、いるよ。いる。」

 

思い出す。俺を残して消えやがった奴。でもそうだな、あいつなら多分里の現状も多少は治せるだろう。というよりも、ついていかなかったのは俺なんだが。簡単に言おう。俺が嫌いな奴というのは聖徳王のことだ。俺に対して守るだの救うだのと嘯いた聖徳王。だが、今はもうどこにいるのかも知らない。その上、まずあいつ自身生きてるのか?なんて疑問もある。

 

「…なんだよ」

 

「いやぁ、あの…意外だなって。そんな顔」

 

「…そう?それはそれとして、どうする?薬売り」

 

「慧音さんと話して治安が良くなるまでは一旦中止ですかね」

 

「んま、そうなるわな」

 

そうして布団を敷く。ちなみに枕はいつかの脈打つ枕のままだ。いやまあ、確かに落ち着く感覚で脈打ってるから、意外と眠れるんだけどさ。なんだろ。ピンポイントで心地良い脈なのが若干怖い。昼寝するわー、と鈴仙に言って眠る。その時久しぶりに夢を見た。何やら、こう…永琳が俺をひたすらに追いかけてくる夢だ。現実と変わんないなとか思ったが、永琳が何やら真顔で俺を追いかけてくるのが怖かった夢だ。

 

「っ…え、永琳!」

 

「何?」

 

「うわびっくりした!?」

 

「さ、ご飯にしましょう。」

 

「…ゔぶっ」

 

吐いてしまった。そんな俺を見て永琳が素早く反応した。俺のゲロを永琳が処理している間、何やら頭の重さを実感してきた。左右への揺れ幅が大きくなって、倒れた。頭の感覚からして何か気持ち悪いモノで…目覚めた時には何が何やら。悪夢のせいだな。悪魔なんか生まれてこの方…見たことあるのかな。あるかも知れん。ないかも知れないけど。まあとにかく、それで吐いたんだろう。

 

「…すまん」

 

「人里が荒れてるのと何か関わりがあるのかしら?」

 

「…もしかして、嫌いな人がそこまで…」

 

「いや違う。」

 

「貴方でも吐くのね…いやまあ、そもそも今の人間と同じだから普通なのね?」

 

「輝夜…今の人間も理由なしには吐かない」

 

「あ…じゃあ体が弱いのね?」

 

「何万年も生きてれば心労も溜まる…」

 

「ごめんなさい。最近の喧嘩が原因だったかしら…」

 

「わからん。ただ、永琳に追いかけられる夢を見た」

 

いつも通りじゃないか、と言われてそこで終わり。とりあえず飯を食おう。食べて寝る。今日はもうそれで終わり。が、寝れない。鈴仙にでも眠れるように波長を弄ってもらうか?いやでも、あいつも疲れてるだろうし…脈打つ枕も効果がない。昼寝しなければ良かった…まあ今更後悔しても遅いからな。寝れるようになるまで起きてるか…

 

「ふぁあ…欠伸だけだな」

 

「ん?お、蒲柳か」

 

「あれ、妹紅だ。何してんの?」

 

「いやなに、私は眠れなくて。蒲柳は?」

 

「俺も俺も。眠れなくって…」

 

「蒲柳もか。輝夜達は?」

 

「寝てる。昼寝したら眠れなくって」

 

「昼寝かぁ。私は動いてたはずなんだけどなぁ」




神子「私は!?私は!?!?」
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