鬼畜死に戻リプレーヤー   作:覚め

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ぬえがいつからいるかわからないっていうことはなぁ!!
いつ主人公と出会っててもおかしくねえってことなんだよなぁ!!


■■

「永琳、今日ちょっと出かけるわ」

 

「どこに行くの?監視用の因幡二匹置くけど」

 

「お前吹っ切れたな…命蓮寺だ。寅丸から話がしたいってな。」

 

「…わかったわ。因幡五匹ね」

 

こいつ…と思うも、いやまあ寺は女だらけらしいから、その警戒心は最もか。寅丸と合流して、テクテクと歩いて行く。ちなみにだが、寅丸には色々と金を工面してもらってるので、恩しかない。慰謝料代わりと言われてるが、俺としてもそこまで謝罪の念を押し付けられると逆に申し訳なくなる。というか俺が死んだ母数を考えればお前に殺された数なんて0に等しいわけで。別に良いよもう…と言ってもまだやってくるので困ってる。

 

「おいっす〜」

 

「ご主人が男を!?」

 

「ナズ、少し黙ってください」

 

「あぁ、貴方が…本日はどうも」

 

「こちらこそ、お招き頂き。で、俺は何で呼ばれたの?」

 

命蓮寺にはまず何人か古い妖怪がいて、その中に知り合いがいるのではないかというお話だった。そんな話はどうでも良いんだよ…永琳に何言われるのか分からないんだから、交友関係はさ。でも紹介された。一輪さんに村紗さん、ナズーリンさんに…響子。後は前あった聖さんだ。ま、知り合いはいなかったからさっさと帰ろうとすると、まだ一人いると言われて立ち止まる。

 

「お〜!あの時のガキじゃん!」

 

「…帰るね」

 

「え、え!?覚えてないの!?私、ぬえだよ!?」

 

「覚えてるから帰るんだよ」

 

「え〜!?」

 

聖徳王が一番会いたくない相手だが、こいつは三番目くらいに会いたくない相手だ。ちなみに俺を殺した回数は三十八回。一応最多のはずだ。死んだ内容はこいつのイタズラのみで、たまにやりすぎて死ぬことがあった。死んで戻ってそれに備えながら生きる人生はかなりきつかったんだぞ。反省して欲しい。しかしそんなことを考えるくらいには記憶に残っているのも事実。くそっ。

 

「私よりも多いんですね」

 

「えっ?いやでも、老衰まで見守ったよ??」

 

「あぁ、彼は死に戻るんですよ。死んだら…確か、十年ほどですよね?」

 

「閻魔情報ね。いやまあ、ぬえの頭の中では確かに俺は老衰で死んでるだろうけどさ、俺は何回も殺されてる訳。普通に嫌だよね」

 

「ぇ…」

 

「ぬえも私と共に償いをしますか?」

 

「え、星もなの?」

 

この間、聖さんは当事者の話だからと一輪さんや村紗さん、響子を連れてどこかへ行った。俺に言うんじゃなくて、あいつら二人に言えよ。つーか本当にもう気にしてないんだから、もう話すな。死んだ母数がいくつか俺も把握してないんだぞ。原始時代の時に20年生きながらえても尚死ぬことがあれば戻ったんだ。何回も何回も死んで、それで今なんだ。もう何もないんで、あの、本当にもうやめてもらえます?

 

「ぇーと…身体で償う?」

 

「私は拒否されましたよ」

 

「巨乳嫌いだとか…?」

 

「やめてくれよ…いつまで俺はその疑いを向けられなければならんのさ…」

 

「えっ、好きなのに断ったんだ」

 

「ま、まあ、今は奥さんがいるそうなので…」

 

「えー…既婚者なんだ」

 

二人して俺になんてことを。監視用の因幡を捕まえ、手元で可愛がる。ちなみにだが俺の監視に使われてる因幡達の中には、昔良く彫刻の像に使っていたウサギが確実に入っている。人型にもなれるが長い間兎だったからか、ずーっと兎でいる。そういう因幡はよくいるらしい。手元で因幡に思いを馳せていると、寅丸が不意に話しかけてきた。

 

「わ、私も虎になれたりするんですよ?」

 

「ちょ、星」

 

「ま、待っててくださいね!今なって来ますから!」

 

「…ぬえが何かしたのか?」

 

「さ、さぁ…?私にはわかんない…」

 

ガルルルと唸りながら近づいてきた虎に因幡はすっかり萎縮してしまい、俺の後ろに隠れてしまった。そうして空いた俺の手元に、その手元には到底収まらない虎が、腹を見せながらこちらに身を委ねてくる。ぇーっと…お前は何をしているの?というかお前のこれ、今全裸なんだよな?…恥じらいとかってないの?腹を触ると唸る。ぬえに目線を送るも、何やらそっぽを向く。気持ちはわかるがお前の身内だろ。

 

「虎の時って胸どこに行ってるのか気にならない?」

 

「えっ」

 

「…ここ」

 

「ギャウッ!?」

 

「…え、まじなのか」

 

「まあ、元は女体だし…」

 

微妙な空気に。虎を立たせて、人型に戻ってこいと促す。手元に因幡を戻して、思いを馳せる。するといつの間にかぬえも『私も〜』と手元に入ろうとしていた。残念だが俺の手元は因幡とてゐと鈴仙と永琳と輝夜のものだ。妹紅さんはいない。まあ、一度やって、これで謝罪の件はチャラということにすれば…行けるか。因幡には永琳に内緒なと言って手元にぬえの頭を寄せる。

 

「お〜、ちょうどいい」

 

「俺としては因幡の方が良かったんだが…」

 

「すみません恥ずかしいこと…を……」

 

「もっと撫でろ〜」

 

「寅丸…お前のせいだぞ」

 

「すいません…」

 

因幡は何やら寂しそうに肩に乗ってきた。なんだかこの因幡がここまで自己主張をするなんて珍しいと思っていると、ぬえが飛び上がった。流石に悪いと思ったのか恥ずかしいと思ったのか、そそくさとどこかへ行った。手元には因幡を戻して星に金はもういらんと告げる。流石に悪いとも言う。いやだって…やってることほとんどヤクザじゃん。嫌だよそう言うの。

 

「そんな、私からすれば今まで使ったお金なんて端金でして」

 

「…俺が使った金って、確かどんくらいだ?」

 

「人里の一軒家が買えるくらいしか」

 

「聖さーん!寅丸の金銭感覚がおかしいんだけど!!」




聖「星は元からそう言う妖怪ですから」
蒲柳「よくこいつ生きてこれたな!」
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