鬼畜死に戻リプレーヤー   作:覚め

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かの男
かの山
かのゴミ


かの

「…と言うわけで。売ろうと思う」

 

「ウサギを…ですか」

 

「鈴仙(ウサギ)も作ろうかなあって」

 

「やめてください!?」

 

寝転がって考えた商業案を却下され、寝転がる。も〜いや。そしたらどうしようか。鈴仙の等身大…ダメか。輝夜は永琳が。永琳は俺がダメだ。それなら俺が可動の等身大人形携えて永琳の前で使ってやる。多分3秒で破壊されるが。いやもっと短いが。持ち出した途端、なんてことも。てゐのも作ってみたが、鈴仙が破壊したがったのでやめた。ちなみに永琳の像はまだ壊されていない。見るたびに安堵している。

 

「よしっと」

 

「もう一回壊しますね」

 

「鈴仙がてゐへのストレスで爆発しないかあれ」

 

「良いじゃない、たまに私の彫刻を混ぜておいて。壊したお仕置きに実験するから」

 

「いやいや…永琳の奴は俺が使うから…」

 

「は?私を使いなさいよ、貴方は」

 

無視して趣味を続ける。命蓮寺の奴に頼まれた仏像造り。俺の腕を見込んでのことらしく、仏像の見本として設計図をもらってきた。お前ら良いの?その、船とか寺自体の設計図もあるよ?…いやまあ、材料とか渡されたから作るけど…いやほんと、作るけど。あの寺だけで俺を六十回近く殺してるんだよな。つーかこの御神木みてーなデカい丸太どこでもらってきたの?

 

「…大仏三体出来たけど…随分と木余ったな…」

 

「おまけを付けたらリピーター!ですよ…」

 

「お、薬売りのノウハウか?」

 

「いえ!お師匠様のお仕置きで…」

 

「お前本当可哀想だな。兎になってくれたら撫でてやれるんだけど」

 

「蒲柳さんのせいでどれだけの兎が人になるのを躊躇していると思うんですか…」

 

「いやもちろん人型でも撫でるよ普通にさ…」

 

さておまけとして…おい鈴仙、命蓮寺の中で一番可愛いと思う奴は誰だ。村紗?お前マジか…あの幽霊とか…俺あいつのせいで死にかけたことあるんだぞ。ぬえがいたから助かったけど、普通に船も沈みかけたし。いやそんなことじゃねえわ。いやでも死にかけたのは事実…まあ、良いか。作るならまあ一度作った聖さんか寅丸が作りやすい…が!記憶を頼りに思い浮かばせて作る。

 

「え、誰ですかこれ」

 

「一輪さんの後ろによくいる雲山って人」

 

「…何故?」

 

「多分、多分だけどこれが一番争いを起こさない選択肢なんだ…!」

 

「接木までしてこんな、大仏さんより大きいじゃないですか!?」

 

「端材まで利用しようとしたらこうなっちゃったもん!!」

 

「これで聖さん作った方がいいですよ絶対!!」

 

「うるさい!聖さんか雲山しか選択肢が…確かに!!」

 

今更後悔…なので等身大聖さんを…これさっき永琳と話してた奴だ!!訂正してミニマム聖さんを作るか。マスコットキャラクターみたいな、えぇっと…デフォルメ、とか言うんだろ。それをして作るか。キャップフィギュア…だっけ?そう言う感じの、ちっこい像。あれを作るか。この聖さんなら20個くらいかな。ある程度の大きさ…10センチくらいならいいだろ。

 

「鈴仙持って行ってくれる?」

 

「え、壊しても知りませんよ」

 

「素材は丈夫。輝夜にまじないかけてもらうし、相当雑に扱わない限りは━」

 

「そーれ!!」

 

「鈴仙!?」

 

「ちょっと何の音?さっきからうるさいんだけど」

 

「輝夜ぁ!鈴仙が俺の作品を雑に扱うんだ!!」

 

「あのねぇ。依頼されたのなら貴方が行くべきでしょ?それが礼儀で、貴方の果たすべき依頼された最後の仕事なのよ?それくらいわかってから商売をしなさい」

 

「俺を約六十回殺した寺に顔を見せろと!?出会う度に金押し付けてくる奴いるんだぞ!?」

 

「金って…依頼を受けたのなら受け取りなさいよ」

 

輝夜に話しても分からないらしい。ので、輝夜を連れていくことにした!輝夜に荷物持ちをさせる。ぶつくさと何か言われたが、どんなに美しい宝石も人目に触れなければ誰にも知られないのと同様に、長寿な奴に顔見せとくくらいは良いだろと輝夜を言いくるめて連れて来させた。結果、あーだこーだと言いながらも来てくれた。命蓮寺の前では猫を被っていた。相手は遠慮せずに金押し付けてきやがるがな!!

 

「ねえやめてよ寅丸、一応家族の前なんだよ」

 

「そんな、まるで同級生がいる前でのお母さんとの世間話みたいなことを言われましても、これは謝罪ですので」

 

「立場逆じゃないかしら…」

 

「逆だと思うならなんか言ってみろや。驚くぞ」

 

「…あの、私たちも今回の仏像で謝礼はもらっているので…それに見合ったお金はすでにいただいていますので、このお金は受け取れません」

 

「いえいえ!これはこのお仕事のお金ではなく、その、蒲柳さんを殺した数への償いの意味を込めたお金ですので!」

 

「当人はもう十分だと言っていますが…?」

 

「これは気持ちの問題です。相手が十分だからと言っても、私の気が済まないのです。お金じゃなくても、それ以外での償いがしたいのです。まぁ、私のできる選択肢がお金なだけですが」

 

「これ貴方がやらかしたのよね?そう言いなさい。ダメですよこんな男に騙されちゃ」

 

まるで酷い言い草だ。輝夜の頭を抑え、金を受け取る。その後で、聖さんとお話し。また渡されましたよ、流しときますねの意味だ。輝夜に勘違いされかけたが、金がどれだけあろうと困らないのは仕舞い場所があるから。俺の彫刻を置くとそんな場所はない。だから聖さんに流す。聖さんも遠慮して八割は持って行けと言う。値段が値段なので二割でも助かります。

 

「実はこのあとさ…」

 

「何?」

 

「決まって聖徳王に話しかけられるんだ。命蓮寺寄った後の定番だよ」

 

「おや、私の話をしていたのかな?こんにちは」

 

「こんちゃーす」

 

「こんにちは」

 

「どうかな、今日もお茶と行こうか?」

 

「今日ばっかりは連れもいるんだから…」

 

「屠自古もいるんだが…」

 

「すまん輝夜帰ってくれ」

 

「蒲柳のお母さんねぇ。見てみたいわぁ」

 

「お前っ!!ほんとっ!!」




神子は蒲柳という人物を好いてはいますが、蒲柳は神子が嫌いです。それを神子は分かった上で屠自古をダシに引き連れています。
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