逸般通過元特殊部隊系お巡りさん5人組   作:ヴァルキューレ警察学校

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CQBについてなぜかウサギ1から高い評価をキリノが受けていることから何故か思いついた1発ネタです。

更新されなくなったら察してください。


過去編
K.S.P.D. S.W.A.T. No8Team


「警察だ!手を挙げろ!」

 

 アサルトライフルで武装した集団を目の前に、警告を叫ぶ。

 

 形だけではあるが、警察としては被疑者へ1発も撃たずに済ませる事に越したことはなかった。

 

 ここは薬物溢れるこの街に大量の薬を流通させていた製造工場だ。

 

 この製造工場へガサ入れを行う際、高強度の抵抗を受けることが想定されたために、俺を含む特殊部隊小隊の投入が決定されたのだった。

 

 そしてその任務中だった。

 

 銃を構えようとした男へ向けてMP5の9mm拳銃弾を撃ったと同時に、その男の銃から大量の弾が吐き出された。

 

 恐らくは撃たれた衝撃で指にトリガーが掛かり、そのまま乱射という形になったのだろう。

 

 そして、鎖骨辺りから物凄く熱い焼きごてを当てられたかのような感覚が走った。アドレナリンを発していた戦闘中にもかかわらず、その痛みをはっきり感じる程の痛み。

 

 そして意識は暗転してーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 俺は女の子になっていた。

 

 さらにあろうことか、なんの因果かこの銃撃戦溢れるキヴォトスの少女に生まれ変わっていた!

 

 俺・・・・・・私は中務キリノ。ヴァルキューレ警察学校(K.S.P.D)1年生活安全局所属のお巡りさんの一人だ。

 

 一時期SWATに籍を置いていたが、SWATの規模縮小に伴い2年生以下のチームは解体されそれに伴い元SWAT隊員は本来警備局に移動する予定だった。だが元々SWATが独自に動いていた為、SWAT隊にいた者は新しい上司にとって目の上のたんこぶだったようで、軒並み生活安全課や交通局、海局等に左遷された。

 私も例外でなく、新しく挿げ替えられた警備局長に上申したら見事に疎まれて生活安全局に左遷されたと言うわけだ。

 

 一時期はその理不尽に憤慨したが、SWAT時代からの同僚であったフブキとタッグを組んで、市民と接していくうちに今の仕事も悪くないなと思い始めた。

 

『D.Uシラトリ地区にて強盗・立てこもり事件が発生、人質を取り金を出せと要求している模様。住所はシラトリ区15-10、ダスキンドーナツ中央5番通り店』

 

 

 

「行きますよ、フブキ!!!」

 

「私たちがいかなくても大丈夫でしょ、他の警邏中の人が直ぐに行ってくれるよ。ほら、警邏中のユナも急行するって言ってるよ」

 

『本部、こちらK21。該当案件について対応します』

 

『本部了解』

 

 此処でK21はユナ達のコールサインであり、確かに対応することを無線で報告しているが、この強盗事件が巨悪につながるかもしれない。

 

 どのような事件でも油断はするべきじゃない。

 

「と言うわけで、行きますよフブキ!」

 

「やっぱり行かなきゃダメ?キリノ小隊長〜?」

 

「本官はもう小隊長ではありません、それよりさっさと行きましょう。人質が多数いると一刻を争います」

 

 面倒くさがるフブキを宥めすかして、パトカーへ詰め込む。

 

 エンジンをかけて、サイレンと赤色灯を付けて軽くアクセルを踏み込んだ。

 

 後輪がスリップする音を聞きながら、程よくシートに押し付けられるGを感じながら本部から飛び出して行った。

 

 隣にいるフブキをチラッと見る。

 

 アイウェアをかけた彼女は、普段のものぐさな雰囲気から一転として

 

 思わず口角が上がる。

 

 更にアクセルを踏み込み速度を極力落とさないよう、ドリフトしながら交差点に侵入した。

 

 現場はもうすぐだ。フブキは配備されたショットガンを手に携えている。

 

 

「「KSPD!」」

 

 パトカーから降り、若干ナーバス気味になっているフブキを伴い先に現着していた3人に様子を聞く。どうやら強盗と言っても一人の不良が店の店員1人を人質にとっているようだ。

 

 これがキヴォトスの日常。アメリカより人死は圧倒的に少ないが、治安の悪さはアメリカ以上と言う狂った世界だ。

 

 

 

「もう貴女は包囲されています!人質を解放しないと撃ちますよ!」

 

「あ、キリノ!グラスかけてないy」

 

 手の中にあるリボルバー拳銃M360Jをモデルにしたと思われるヴァルキューレ正式拳銃の引き金を引いた。

 

 引き金が落ち、撃針が雷管を叩く。薬莢内部の火薬が38口径拳銃弾を加速させ、その弾丸は寸分違わず・・・・・・

 

 人質に命中させた。なぜか思いっきり変なところに飛んだ。

 

「「「「は?????」」」」

 

 そう、私はSWAT時代にかけていたアイウェアを一度かけないと弾丸がなぜか変な所に飛ぶのである。犯人を狙うとなぜか人質の方に飛んでくると言った具合である。

 

「キリノ、グラスは?」

 

「あ、忘れてきちゃいました!」

 

「持って来なさいよ!全くもう、犯人に当てないで人質に当ててどうするのよ!」

 

「誠に申し訳ない」

 

 結局終始グダグダな雰囲気だったが強盗事件は解決しました。

 

 今日もキヴォトスは平和ですね!

 

 

 

 

 

 

 

 昔の話をしよう。

 

 K.S.P.D警備局特殊武器強襲班、通称“S.W.A.T”。それは発足後1ヶ月未満と言う僅かな期間で全キヴォトスにヴァルキューレ警察学校最強と言われた特殊部隊。

 

 連邦生徒会長が行方不明となりSRT特殊学園が解散したことで治安の悪化が予想された為、違法武器取引や誘拐・違法薬物等犯罪組織等重大犯罪に対処する為に、SRTのヴァルキューレ編入組とヴァルキューレから選抜された選りすぐりの警官から編成されたK.S.P.Dの最精鋭部隊であった。

 

 

 

 

「私は中務キリノ、ヴァルキューレ1年生です!元は機動隊第5小隊長をしていました!趣味は食べ歩きです、これからどうぞ宜しくお願いします!じゃあ左回りで自己紹介をお願いします!」

 

 目の前にはSRTから転校してきた4人を前に、自己紹介。なおSRTは1小隊4人に対して、S.W.A.T.は5人小隊であり、SRTの4人組にそのまま追加となると追加された1名が馴染めない可能性があったため、本人たちの希望の考慮もあったが、基本はSRT時代の4人小隊を分解し再編成をした形だった。

 

 そして、私が編成されたS.W.A.T.第8小隊には元SRT生徒1年生が3名であった。他の部隊が元SRT生徒が4名なのに対し第8小隊が3名であるのには、どうやらSRTから離脱しワルキューレの転校を拒んだ小隊が出た影響らしい。

 

「あー、じゃあ私からか・・・・・・えーとワルキューレの生活安全局から来ました、合歓垣 フブキです。怠け者の私がなぜこの部隊に入ることになったのかわからないけど、みんなもこれからもよろしく〜」

 

 いかにも気怠げでワルキューレの生活安全局らしい警官な彼女だが、なぜか普通にワルキューレの選抜を勝ち抜いている事からして何かと優秀である事を示しているし、更にはなんだかんだ私と付き合いが長くなるうちの一人になるとはこの時は思いもしなかった。

 

 そして次の隊員からは元SRT生徒だった子達だ。SRTで特殊戦を叩き込まれていただけあり、相当優秀なのだろうと感じる、

 

「SRT特殊学園から来ました、前橋トモハです。SRTが解体されましたので、否応無くワルキューレに転校しましたが、特殊部隊がワルキューレ創設されたと聞きこの部隊に入りました。どうぞ宜しく」

 

 やはりSRTが解体されて、ほぼ無理やりの形でワルキューレに転校する形となったのか早速ギスギスする気配が。特殊部隊は連携が非常に重要であるから、人間関係も良好に越したことはない。

 

「トモハちゃんだね、宜しくお願いします!」

 

 とりあえず、何とか宥めすかしてSRTのメンバーとも打ち解けよう。時間はたっぷりあるし、おそらくこういうのは他の小隊同じような状況になっていると思う。

 

 もう既に先が思いやられる。

 

 次の人は・・・・・・何やら先ほど自己紹介をしていたトモハちゃんの後ろに隠れて恥ずかしがっている彼女だった。

 

「同じくSRT特殊学園からき、来ました・・・・・・う、上田チヨですぅぅぅ・・・・・・ですぅぅぅ・・・・・・・・・・・・ど、どどどどうぞ宜しくくくく・・・・・・・・・・・・」

 

 その様子にトモハちゃんが仕方がないような目線を彼女にむけているが、どうやら恥ずかしがり屋さんなのだろう。まぁそういう人も居るだろう。

 

 そして最後の人はというと。

 

「SRT特殊学園から来ました、神田ユナです。趣味はちっちゃい女の子を愛でる事です!」

 

 なんか濃い人が来たなぁ。しかもその事を一番最初の自己紹介で暴露するのか?

 

「」

 

「」

 

「」

 

 どうしてくれよう、この変態。全員絶句してるわ。

 

 なんか知ってそうなトモハちゃんに聞いてみる。

 

「トモハちゃん、ユナちゃんはいつもこんな感じ?」

 

「はぁーーーーーーーーーーーーそうですね、いつもこんな感じです一応これでも本当のロリにはタッチしてないので豚箱には今の所入れられていませんね」

 

 しかしこのクソデカため息具合から考えると、なんか彼女もSRT時代の同級生であっただろうユナちゃんの扱いに苦労してたんだなぁという目線を向けてみる。

 

 ちらっと横目で自称怠け者なフブキちゃんに目を向けると、初めてみる人種に流石の彼女も目を丸くしていたようだった。

 

 これが、今の相棒フブキの最初の出会いであり大切な仲間となる第8小隊の仲間たちとの出会いだった。

 

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