機動戦士ガンダムSEED 虹の向こうから来てしまった男 作:サンバガラス
アストレイに乗り込み、出撃を待つ。すると通信機から聞き慣れた声が飛び込んでくる。
『ゴロウ』
「ミリアリア?戦闘管制になったのか?」
『そう言う事。キラにも言ったけど改めて・・・以後、私がモビルスーツ及びモビルアーマーの戦闘管制を担当します・・・よろしくね』
『だから、よろしくお願いしますだよ!』
そう言うとミリアリアの後ろにいたトノムラから少し叱られている。トノムラはゴロウに伝える。
『アスカの装備はプロトエールストライカーでよかったんだな?アークエンジェルが吹かしたら、あっという間に敵が出て来るぞ!!』
「了解!!こちらはいつでもいける」
改めて気合いを入れる。アストレイは背中にプロトエールストライカーを装備し、カタパルトに移動する。そしてムウが乗るメビウス・ゼロが静かに発進する。
「ムウ・ラ・フラガ、メビウス・ゼロ出るぞ!!」
メビウスが発進したのを確認し、アークエンジェルの攻撃が始まる。
『エンジン始動!!同時に主砲発射!!目標前方ナスカ級!!』
アークエンジェルの両舷から225センチ2連装高エネルギー収束火線砲ゴットフリートMK71がせり上がる。
『ゴットフリート撃て!!』
砲口から眩い光が迸ると同時に出撃する。
『キラ、ストライク!!続いてゴロウ、アストレイ!!発進です!!』
「・・・了解!!キラ・ヤマト、ストライク行きます!!」
「OK!!ゴロウ・アスカ、アストレイ行きます!!」
ストライクとアストレイが出撃する。また前方からイージスが接近してくる。
「ゴロウ・・・お願いね」
「おうよ!!艦と他のモビルスーツは任せとけ」
ストライクはイージスに向かい、アストレイはアークエンジェルの後ろ側に移動する。それと同時に敵の数を捕捉する。
(この感じは3機・・・やっぱ、奪ったモビルスーツで出撃して来たか・・・デュエル、バスター、ブリッツだったっけ・・・まずお手前を調べますか)
ビームライフルを構えて、感覚を研ぎ澄ませる。
「・・・・・そこぉ!!!」
3発放つ。少し間を置き、銃口をずらしもう3発放つ。一方で艦から発進したデュエル達は警告音により放たれるビームを避けるのだが、続け様に来たビームを避ける事が出来ずに、被弾してしまう。
『ぐわぁぁ!?』
『な、何!?』
『あ、当たっただと!?』
3人とも避けた先にビームが来るという予想外の出来事に困惑する。そしてイザークはカメラで確認し、ビームを撃ったアストレイを見つける。
「流石に距離が離れてるし、ビームライフルも初期型の奴だからか威力が落ちるな・・・そう言えばフェイズシフト装甲って低い威力のビームなら耐えきれる筈だったな・・・まぁ、敵の注意がこっちに向いたからいいか」
ゴロウの言った通り、他の2機のモビルスーツもアストレイを発見する。攻撃された事にイザークは怒りを感じた。
『作戦変更だ!!先にあのモビルスーツを落とす!!』
『そうだな!!やられた分はやり返す!!』
『ふ、2人とも待ってください!!』
3機のモビルスーツはアストレイに向かっていく。
「さぁーて、見せてもらうか連合のモビルスーツの性能を・・・かぁーぺっ!!あいつの真似するもんじゃねえな、気分悪くなるわ」
ゴロウが嫌な顔をしているその頃、ストライクがビームライフルを構え、イージスと対面する。そしてキラが話しかける。
「アスラン・・・」
『キラ!!やはり君だったのか!?』
ストライクのスピーカーからアスランの声が飛び込んでくる。
『やめろキラ!!僕らは敵じゃ無い!!そうだろ!?同じコーディネイターのお前がなぜ僕達と戦わなくちゃならないんだ!!』
その言葉に少し迷うが、キラは言い返す。
「僕だって君と戦うのは嫌だよ!!でも今は敵同士だよ!!」
ストライクはイージスにビームを放つ。
『来いキラ!!でないと・・・俺はお前を撃たなきゃいけなくなる!!血のバレンタインで母が死んだ・・・俺はこれ以上・・・』
アスランはビームを避けながらキラを説得するが、その言葉にキラは怒りが込み上げる。
「なら何故ヘリオポリスを攻撃したの!?あそこには連合とは無関係な人達が平和に暮らしてたんだよ!?その平和を君達ザフトが壊したんだ!!」
『・・・それは地球軍があそこでモビルスーツを開発していたのが悪かったんだ!!・・・状況もわからぬナチュラルどもがこんな物を作るから・・・だが、コロニーを壊すつもりは無かった!!』
「なら、連合だけを攻撃して被害を抑えたらよかったでしょ!!コロニーを壊すつもりは無かったって・・・実際ヘリオポリスは崩壊した!!血のバレンタインに近い事を君達はしたんだよ!!」
『!?・・・なら何故君が地球軍にいる!?何故ナチュラルの味方をするんだ!!』
アスランは話を逸らすかのようにキラに言うがすぐに返される。
「・・・一時的に入っただけ・・・あの艦には僕の仲間が・・・友達が乗ってるんだ!!君こそ・・・何故ザフトに!!戦争なんか嫌いだと言ってた君が・・・」
そう言い合いしながら、戦う2人。その頃ゴロウはデュエル、バスター、ブリッツを相手にしている。
「・・・エリート部隊といっても熟練度がまだまだだな」
そう思いながら、3機の攻撃を避けていく。
『ど、どうなってんだ!?全く攻撃が当たらないぞ!?』
『くそ!!何故当たらない!?あのナチュラルのモビルスーツなんぞに!?』
『イザーク、落ち着いてください!!』
3人は恐怖を抱えていた。所詮はナチュラルが乗っているモビルスーツだと舐めていた。このモビルスーツを落として戦艦を落とすつもりだったのだが、3対1といった有利な状況にも関わらず、目の前のモビルスーツを落とせないどころか、被弾もさせられない状況だった。ビームを撃ってもまるで
(恐怖を感じている?・・・まあ、所詮は経験不足な奴が乗っていると思って舐めてかかって来たんだろうな・・・すまんな、俺はベテランなんでな・・・いつでも撃ち落とせるんだけどな・・・ニュータイプとしての勘が落とすなといってるんだよな・・・まあ、やるだけやってみるか)
そうゴロウはほとんど攻撃していないのだ。といっても相手のモビルスーツのフェイズシフト装甲の覆われていない関節部分をバルカンで攻撃していたりしている。するとザフトのナスカ級から爆発音が鳴り響く。どうやらムウの奇襲作戦がうまくいったのだ。
(おっ、作戦が上手くいったなムウさんお見事!!)
それと同時にアークエンジェルから信号弾が打ち上がる。
(あれは帰還信号だな・・・敵さんも撤退するだろうな。流石に帰る母艦を失うわけにはいかないし、ってこっちにデュエルが来たな)
『このままで戻れるか!!せめてこの機体だけでも落とす!!』
『イザーク!!駄目です!!戻ってください!!』
ニコルの忠告を無視してイザークはデュエルのビームサーベルを抜き、アストレイに斬りかかるが、アストレイはビームサーベルを紙一重で避けつつ、すでに抜いていたビームサーベルでデュエルの右腕を斬り落とす。
『な、何!?腕を斬らrぐわぁぁ!??』
「よっしゃぁ!!腕頂き!!」
斬られた事に動揺してしまい、さらにコックピットを蹴り飛ばされ、吹っ飛んでしまう。だが、蹴り飛ばした事によりアストレイの右足はかなり凹んでしまう。
「やっぱ、発泡金属でフェイズシフト装甲を攻撃するんじゃなかったな・・・右腕が手に入ったからいいか」
デュエルの右腕を回収してアークエンジェルに戻る。またキラもイージスがナスカ級に向かったのを確認して戻る。この戦いを制したのはゴロウ達だ。アークエンジェルは2機を回収してユーラシア連合の基地アルテミスに向かうのだった。
次回予告
俺の名前はムウ・ラ・フラガだ!!今回はゴロウに変わり俺がやるぞ。しっかしいつも次回予告途中で切られてるからなここはビシッとカッコよく決めますか!!n
次回 シャッア!!金○蹴り決まったァ!!
神話の始まりだアストレイ!!