この小説は、小説家になろうでも投稿中です。
人物が発するセリフ等が原作のイメージと大きく異なる場合がありますがそこら辺はご注意を。
そしてたまに他作品のパロディがありますのでそこもご注意を。
これらを踏まえたうえでお楽しみ下さい!
第一話 朝起きたら幻想入りしてました。
僕は東方好きのただの男子高校生、
羽矢「そよ風が涼しい…って、なんで自己紹介してるんだ?」
そよ風が木の葉を揺らし、さらさらと音を立てる。
そんな夕日が差し掛かる帰り道を淡々と歩いていく。
羽矢「ただいま……まあ、誰もいないけど」
一人暮らしだと、こんな独り言も増えるものだ。
そうしてカバンを置き、椅子に座ってパソコンを立ち上げる。
至福のひととき、東方紅魔郷のプレイ開始だ。
やっぱり紅魔郷は神作。音楽がまず素晴らしいし、張り巡らされる段幕にも心引かれる。それに加えて登場キャラだとか───(以下省略)
羽矢「うわああああああああああ!!! またピチュったぁぁぁぁぁぁぁ!!! もう一回!!」
そんなこんなでゲームに没頭し、気づけば夜。
簡素な夕飯を作り、それを食べ終えたらベッドに倒れ込むようにして眠りについた───
そうして眠りに着いたころ、幻想郷では少し不気味な…説明し難い空間で一人の人間…のような形をした妖怪、
黄色い髪が少し光を反射し、神秘的に揺れている。
紫「最近ちょっと暇ねぇ…異変も最近は起きていないし…そうだ!誰かを幻想入りさせてみましょう。じゃあ早速…」
そうして彼女は目を閉じ集中して不思議な力を少し操作して…
紫「ふぅ…まあ…これで少しは楽しめるかしら。」
翌朝。
羽矢「はぁ…よく寝た…って…え?」
目を開け、体を起こすとそこには見慣れた自室ではなく、
一面の草原が広がっていた。
木の葉が風に合わせて揺れる。光が木々の間から落ちる。
(いや…これは夢だ。夢に違いない…いや…いつもと空気が違う…これは夢じゃないのか?とりあえず周りを探索しないと……)
そう思い、木々の間を縫うように歩き始める。
歩いていくと少し離れたところに人影が見えた。
(あ、人だ!人が居るってことは町…いや村くらいは近くにあるはず!)
そうして意を決し、その人に声をかけてみることにする。
羽矢「すみません…ちょっといいですか?道に迷ってしまったのですが…」
そう言って、その人が振り返った瞬間…
羽矢「へ…?」
僕は思わず素っ頓狂な声を出した。
(まずい…これはまずい…なんとかごまかさないと…!)
そう思った理由は、その少女にあった。金髪に赤いリボンが結ばれて、黒いスカートを着ている。この容姿は完全に東方projectの人食い妖怪、ルーミアだった。
羽矢「この森から出たいんですが、道に迷ってしまって…よかったら、近くの村まで案内してもらえませんか?」
ルーミア「そーなのかー」
ルーミア「でも…あなたは…外から来た人間?」
そう言われた瞬間、少しだけ思考が止まった。
羽矢「えっと…外からって……?僕は正真正銘の固有種ですが?」
ルーミア「じゃあ、弾幕は出せるのかー?」
羽矢「え?」
ルーミア「もしかして、弾幕出せないのかー?」
羽矢「いや、出せないけど……」
ルーミア「じゃあ、食べられる人間なのだー♪」
羽矢「は?」
また思考が止まった。
羽矢「いやいやいや!!!それは流石にダメだって!弾幕が打てない一般人の方が多いよね!?」
ルーミア「そんなの関係ないのだー」
次の瞬間、ルーミアが弾幕を僕に向けて発射してきた。
(ちょっ!?いやゲームじゃないんだし!そもそも当たり判定デカいから何十倍もむずいし機動力もないのに、避けられるわけが───!)
羽矢「って、あれ?避けられてる!?」
ルーミア「なんで外の人間が弾幕を避けられてるの!?あっ…避けられるのかー!?」
羽矢「いやなんか素が出てない!?「なのか」ってキャラ作りだったの!?」
そうツッコミを入れた瞬間──
羽矢「うわっ!」
油断したせいか、足に弾幕が直撃し、その衝撃で転ぶ。
立て直そうとしたが、もう遅かった。
ルーミア「やっと当たった…じゃあ、いただきまーす♪」
(あ、これ…食べられるやつだ。幻想郷に来たと思ったら早々にお別れ。もっと満喫したかったなぁ…あぁ…これが走馬灯か…今まで…いろいろあったな…これで終わりか…ありがとう…いや、待て。ルーミアに食べられることって、むしろご褒美なんじゃないか!?そうだよね!?だってルーミアだよ!?)
そう傍から見たら意味が分からない思考をし…僕は目を閉じた。
が、
「待ちなさい!!」
突然、鋭い声が響いた。
ルーミア「えっ…!分かったこの人間は見逃すから許して!」
そう言うと、ルーミアは足早に逃げていった。
(え、助かった…?)
「大丈夫?怪我はしてない?」
安心感のある声が聞こえ、目を開けると──
そこには紅白の巫女姿をした…
羽矢「あ、はい。なんとか…」
霊夢「それなら良かった。ここは危ないから、一度私の家に来なさい。」
羽矢「えっ、本当に?」
霊夢「いいから、行くわよ!」
抵抗する間もなく、霊夢は僕を軽々と持ち上げ、ふわりと宙に浮いた。
(えっ待って!?霊夢ってこんなに強引なの!?)
そんなことを考えている間に、あっという間に博麗神社へと到着した。
今回はこれでおしまいです。楽しんでいただけたでしょうか。
投稿は不定期となっておりますので気長にお待ち下さい。
それでは、ありがとうございました!
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