アオのハコ ~鶴は鹿の元に舞い戻る~   作:お面ライダーよっしー

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遂に始まったインターハイ。

雪と千夏は優勝する事が出来るのだろうか。

そして雛と大喜の関係にも、大きな変化をもたらす出来事が起きる。


EP26 始まったインターハイと告白

 

「あーっちぃなー」

 

やって来ましたインターハイ。

 

今年のバスケは九州で開催されるとの事で、俺にとっては初九州である。

 

さて俺たちの初戦であるが、今日の開会式直後の第1試合と言う大変目立ってしまうのでやる気が漲って来て仕方がない。

 

「あー、早く試合してーなー!」

 

「開会式直後で、ほぼ全校から揃って注目されるのにこのテンションの高さよ。ホントどんな神経してんだよ雪ちゃん?」

 

「それは同感。僕なんか緊張して震えが止まらないって言うのに」

 

「ベンチ入りすら出来ない俺でさえドキドキしてるのに、雪くんって本当に凄いや」

 

「何言ってんだよ、出場してる全校が見てるからこそ初っぱなから実力見せつけて、“コイツらには勝てない”って思わせられるんじゃねーか。

大体俺に言わせりゃカズもソーゴも全国でもトップレベルで大会ベスト5に選ばれてもおかしくないんだぞ?もっと自信持って“ポジション別ナンバーワンは俺だ!”くらいに思っときゃ良いんだよ」

 

「ははっ、本当に人を乗せるのが上手いよな。そう言う自分はどう思ってんだ?雪ちゃんとしては」

 

「いつも言ってんだろ?“俺に勝てるのは「「「俺だけだ!!!」」」”ってオイ!お前ら示し合わせて言ってんだろ!?」

 

「いやぁ、だって・・・なぁ?」

 

「そうそう、いつも聞かされてる身としては」

 

「言いたくなるよね」

 

「へっ、もう緊張も解れてやる気になってんじゃねーか!お前らがその調子なら負ける気がしねーわ、なぁ青木さんよ?」

 

「おう、確かに俺たちは強い。俺が入部した頃からは考えられないくらいにな。それは日々の努力もあるが、お前ら1年のやる気に当てられて“1年坊に負けてたまるか”って2・3年が奮起した面が大きい」

 

「確かに部活見学の頃だと、女バスに気を取られてる先輩方が多かったっすからねー。上から見てたら丸分かりだったんで、正直大丈夫か?って思いましたし」

 

「止めてくれ鷹尾~。

あの頃の俺たちは県の強豪って肩書きに浮かれてたし、鹿野さんを初めとする女バスの顔面偏差値の高さに鼻の下伸ばしてたのは認める。

けど、鶴羽にビシッと言われてからは心入れ替えて真面目にやってきたんだからさー」

 

「ま、確かに変わったよ先輩達は。

俺もあの頃は何でこんなに馬鹿なんだろ、ナツ姉と少しでも話したいんなら真面目に部活やれよって思ってたからな。

でも俺があんだけキツい物言いしたのに誰も嫌がらせとかしてこないし、それ処かバスケで見返してやる!って気概が見えたからな」

 

「そりゃまあ最初は“ふざけんなよ、入ったばかりの1年坊に何が分かる!”って思ったよ?

だけど毎日一緒に部活やってりゃ全国制覇ってのがただのビッグマウスじゃなくて、本気で目指すだけの実力もあってそれを裏打ちするだけの練習してるんだから、認めるしかないだろってな」

 

「そうだ。皆が真面目に取り組んだからこそ、今このインターハイの舞台に立っているんだ!ここまで来たら鶴羽の言う通り、全国制覇を目指すぞ!」

 

「「「「おおーーー!!」」」」

 

ー皆さんやる気に満ちてる様で何よりー

 

「さて、俺も今日は最初っから全力全開の本気プレイを見せ付けてやるとしますかね」

 

「へぇ、って事はまた開幕早々アレやるか?」

 

「流石相棒、良くお分かりで(ニヤリ)」

 

「青木さん、ジャンプボール頼みますよ!」

 

「任せとけ!必ず取る!」

 

「テツも全国に出てくる奴らがどんなレベルなのかよく見とけ。そんで自分と似たタイプの選手が居たら、そいつを手本にして自分に使えるものだけ取り込んで要らない部分は削ぎ落とせ」

 

「うん、分かった。先ずは初戦の相手からだね!」

 

「さぁ、そろそろ開会式だ。整列しに向かえ」

 

「「「「「ハイ!!」」」」」

 

そして俺達にとって、初めてのインターハイが始まる。

 

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

結果から言えば、初戦は楽勝だった。

 

カズからのアリウープパスを受けてダンクを叩き込んで会場中を沸かせて、スティールから突っ込んで俺にマークが付いた事でフリーになったソーゴへパスして、スリーを決める。

 

青木さんは攻守でリバウンドを取り、水谷さんもポイントゲッターとして点を取りまくった。

 

途中で経験積ませる為に適宜メンバーチェンジをしながらの試合運びだったが、サブのメンバーとは言え県でも強豪と呼ばれるチームの選手だから、インハイとは言え相手のスタメンと比べても遜色無いレベルだった。

 

最終的には俺だけ戻り、後はサブのメンバーだったが練習通りの連携にも問題なく、俺はストリートスタイルメインでプレイして相手を翻弄し、115-68の大差で初戦突破を決めた。

 

よし!ウチは全国でもちゃんと通用する。

 

その後女子も無事に1回戦を突破していた。

 

よしよし、この調子で目指せ優勝!

 

 

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「明日の2回戦だが、相手は昨年優勝校の湊崎学園だ。正直厳しい試合になると思う。が、勝てない相手ではない。

個々の実力差は殆ど無いから組織力で負けない様にして、それぞれ集中して臨むように!」

 

「はいっ」

 

 

 

「渚、千夏、明日は頼むよ。1回戦、2人が得点重ねてくれたお陰で勝てたし」

 

「それはっ、先輩たちのアシストのお陰でっ!」

 

「じゃあ次はアシストなしで宜しく」

 

「期待してるよ」

 

「あ、千夏は鶴羽くんの応援があれば大丈夫かな?(笑)」

 

「ちょっ、先輩、何を////」

 

「冗談は置いといて期待してるのは本当だからね」

 

そう言って部屋に戻って行く先輩たち。

 

「・・・そう言えば千夏、聞いた?吉谷先輩と小池先輩、インハイ終わったら引退するって」

 

「えっ!?」

 

「受験に専念するからって。だから私たちで少しでも長くバスケ部で居てもらえる様にしないと。私も直接聞いた訳じゃないけど、そう言う噂がー・・・」

 

ふとナツを見ると「コロン」と丸まっていた。

 

ーだんご虫のナツ!!!ー

 

中3の引退試合以来だ。

説明しよう、千夏はプレッシャーが限界突破すると丸くなる。

 

「ちなつさーん、そんな背負わなくて良いんですよー」

 

つんつんとつつくと、コロコロと左右に転がるナツ。

 

「ムリだよ、5分だけこうさせてくれ・・・」

 

ーこの子は普段弱音を吐き出さないから。

まぁ千夏にとっては家族と離れてまで辿り着いたインハイだし、2年生でポイントゲッターとしても次期エースとしても期待されてるから、人一倍抱えるものも大きいよね。でもー

 

「ナツ、中学の時とは違うでしょ?」

 

「・・・何が?」

 

「あの時と違って、今はそれを吐き出せる相手が居るって事」

 

「あ・・・」

 

「今のあんたには雪くんが傍に居る。愚痴でも悩みでもあの子ならちゃんと聞いて受け止めてくれるでしょ?」

 

「うん、雪くんなら具体的なアドバイスもくれると思う。けど、そんな事より傍に居て話し聞いてくれるだけで安心出来る」

 

「同じ宿なんだし、まだ時間あるから行ってきな」

 

「ううん、雪くんが近くに居ると思うだけで大丈夫。・・・渚、バスケって楽しいよね」

 

「勿論」

 

「だよね。ここまでね、不安が頭の片隅にずっとあったんだけど、1回戦試合して勝って、アドレナリンぶわって」

 

「わかる」

 

「それって今まで練習してきた時間があるからで、吉谷先輩からパスもらって小池先輩のスクリーンでマーク外してシュートして、外したら渚がリバウンド取ってくれて、一生このままバスケしてたいって思ったんだよね」

 

「それは無理なお話だね。ほらいい加減起きなさい、お風呂の時間もあるのよ」

 

そう言ってぺしっとナツの尻を叩く。

 

「いでっ、もう少し倒れさせてくれても・・・」

 

「立たないとバスケも出来ないでしょ!主がそんなんじゃミサンガも泣くよ!」

 

「え」

 

「雪くんとの誓いがあるんでしょ?しっかりしな!」

 

「大丈夫、明日はちゃんとするから」

 

「じゃないと困る」

 

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「大喜ー、コート空いたぞ」

 

「はいっ」

 

「にしても結局優勝は兵藤さんだったかぁ」

 

「針生も優勝者に負けたと思えば・・・快挙じゃ?」

 

「本人に絶対言うなよ!」

 

「これでインハイも残るはバスケ部だけかぁ」

 

「女子は16時から試合だっけ?」

 

「男子は?」

 

「明日の筈だけど、マジで優勝狙えそうって話」

 

「ここまで来たら、どっちにも優勝して欲しいよなぁ」

 

 

 

「そう言えば蝶野さんは?結果とか聞いた?」

 

「それが特に連絡ないんだよな。試合前に連絡はしたんだけど、終わってからは特に・・・」

 

「おーい、お前らー、今日体育館のメンテナンス入るから、16時までに完全退出しとけよ」

 

「はいっ」

 

 

 

「忘れ物ないよな?」

 

と、バスケットボールが1つ転がっているのに気付く。

 

それを拾いシュートする・・・が、ガンッとリングに弾かれる。

 

「縁起が悪い、16時までに1本でも決めないと」

 

ー俺の縁起なんて関係なく千夏先輩はシュート決めるよな。あんなに毎日毎日練習してたし。

1つ年上でマイペースで、でも意外と子供っぽい所もあって、とにかく負けず嫌いで。

バスケしてる姿がめちゃくちゃかっこいい。そんな先輩の事がー

 

「す き 」

 

ーうわぁぁぁぁあ!何してんだ俺ぇぇぇ!!!呟き告白練習とかキモいぃぃぃい!!

自分の真剣な声なんて聞きたくなかった!

直接言うことも出来てないくせにぃぃ!

 

そこでふと思う。

 

ー千夏先輩が子供っぽい時って、雪が傍に居る時が多いんじゃないか?

やっぱり千夏先輩は雪の事が・・・ー

 

何か色々な事で落ち込んできた・・・

 

「何1人で騒いでるの」

 

「雛っ!」

 

「やぁ」

 

「今日はもう体育館、立ち入り禁止だぞ」

 

「知っとるわ」

 

「校長先生にインハイの結果報告しろって言われてさ。わざわざ参ったわけよ」

 

「ウチの学校そういうトコうるさいよな。それで結果って」

 

「大喜!たい焼き奢って」

 

 

 

 

「夏にたい焼き?って思ったけど、そんなものが・・・」

 

「あんことクリームが合わないはずがないんだよなぁ!インハイ終わったし今日だけご褒美!」

 

はわー、糖染みるー

 

と言う雛を見ながら

 

ーインハイの結果言ってこないけど、あんまり奮わなかったのかな・・・良かったならまず報告しそうだし、たい焼きもやけ食いみたいな・・・ー

 

「そう言えば3位だったよ」

 

「えっ、3位?」

 

「インハイの結果。そう言えば言ってなかったなって」

 

ーサラッとし過ぎだろー

 

「3位ってスゲーじゃん!全国で3位なんだろ!」 

 

「私がこれで満足するとでも?」

 

「左様ですか」

 

「前より良い成績だし、内容的にも良くなってるのは自分でわかるから。次は行くよ、もっと上に」

 

そう言って更に上を目指している雛の顔を見て県予選敗退の俺は、一瞬だけつい目を逸らしてしまう。

 

 

     ♪~メロウ 須田景凪~

 

 

「ここで慢心しないから、雛は凄いよな。けど外野から見たら3位でも十分凄いんだから、ちゃんとお祝いさせろよ。おめでとうな!」

 

「うん。あっちの公園で食べよ!」

 

「待てよ」

 

「あ、ブランコ空いてるー!」

 

「たい焼き落とすなよ」

 

「大丈夫大丈夫!新体操部のバランスを見よ!」

 

楽しそうにブランコをこぐ雛を見て、俺もほっこりとする・・・が、勢いに煽られてスカートが捲れそうになる。

 

「ストップ!」

 

「何よ」

 

「・・・パンツ見えそう」

 

「なっ!?中にスパッツ穿いてるもん!!キャー、どこ見てんのー!?」

 

「そう言う問題じゃないから!こっちは親切でだなっ!女の子だろ!!もっと細心の注意をー!」

 

「珍しいじゃん、女の子扱いするの」

 

「はぁ?するだろ、女子なんだし」

 

「・・・何か時間気にしてる?用事あるんなら」

 

「あ、いや別に・・・」

 

「もしかして今日、千夏先輩の試合?」

 

「うん、そう。相手が去年の優勝校らしくて、今日の試合が重要なんだって」

 

「そっか」

 

「と言っても俺には何も出来ないんだけど。それに多分会場で雪が応援してるだろうし」

 

「そっか、雪が居るなら安心だ。じゃあ大喜は私と靴飛ばし対決をしよう!」

 

「どういう文脈?それこそ雪みたいな事言うなよ」

 

「いやー、千夏先輩も戦ってるし、大喜もせめて私と戦おうって文脈だよ。負けたら誰にも話してない恥ずかしい話、暴露ね!」

 

「はぁ?罰ゲームあんのかよ」

 

「じゃ大喜から!」

 

しょうがないなと思いながらも、雛の言う通りに靴を飛ばす。

 

「結構飛んだぞ」

 

「まだまだ。もっと高さじゃなくて距離稼がないと」

 

「その道のプロかよ」

 

「次、私の番ね!」

 

 

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

2回戦、最終第4Q残り10秒で私にボールが回ってくる。

 

「ナツッ!」

 

「行けっ!」

 

部長と渚が声を掛けてくれる。

 

そして浮かぶのは雪くんの言葉

 

ー特に試合終盤の疲労が溜まってる時に判断力やシュートの精度が落ちない様に、練習で疲れてる時にこそシュート練を1本ずつ集中して熟すとかなー

 

あの言葉を聞いてから、疲れてる時こそ集中してシュート練習をする様になった。

 

そんなシチュエーションが今まさに来た。

 

相手ディフェンスを1人躱してスペースを作る。

 

ディフェンスフォローは来てない、残り5秒でシュートモーションに入る。

 

その時だった。

 

周りから音が消えた、動きも遅く感じる。

 

指先の神経にまで意識が行き渡る不思議な感覚に包まれる。

 

ー入るー

 

ーそう思い放ったシュートは、私の思い描く理想のままに綺麗な放物線を描いてリングに向かいー

 

 

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ポトッ

 

雛の靴は力無くブランコから少し離れた所に落ちた。

 

「え?」

 

「誰にも言ったことないんだけどね」

 

そう言って1度言葉を切る雛。

 

その口から次に出た言葉は、俺の思いもしない物だった。

 

 

ーすきー

 

 

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ザッ、と言う音と試合終了を告げるブザーと共にボールはリングから床に落ちる。

 

ー決まったー

 

「入っ・・・た?」

 

ワーーーーーッと言う歓声が会場を包む。

 

「やったーっ!ナイッシュー千夏!!」

 

「よく決めてくれた!さっすがナツ!!」

 

「前回優勝校に勝ったんだよ!」

 

 

そしてスタンドから1番聞きたかった声がする。

 

「よっしゃあーーーっ!ナイッシュー、千夏ーっ!

俺も負けてらんねーな!一緒に優勝するぞー!!」

 

「~~~うん、約束だからね!優勝しようね、雪ーーっ!!」

 

「おやおや、ラブラブですなー」

 

「そうですなー、もうこれはカレカノ通り越して夫婦ですなー」

 

「ちょっ、何言ってるの!?渚も部長もからかい過ぎです!」

 

「何だ?鹿野と鶴羽は付き合ってたのか?

まぁちゃんと部活に取り組んでいて成績も問題ないから、節度を守った高校生らしい付き合いをしているなら私からは特に言う事は無いが」

 

「違います、幼馴染みです!」

 

「まあまぁ、積もる話は整列してからにしましょう」

 

「66-65で、栄明高校!」

 

「「ありがとうございました!!」」

 

片付けをしてロビーで話していると、湊崎の選手が挨拶に来る。

 

「おめでとうございます、栄明の皆さん。

私たちの連覇を阻んだんですから、このまま優勝まで行ってください、応援してますから!」

 

「貴女達の分まで、と言うと烏滸がましいかも知れませんが、優勝して貴女達に勝ったのが私たちで良かったと思ってもらえる様頑張ります!ありがとうございました!!」

 

それでは失礼します、と言って湊崎の皆さんは帰って行った。

 

「目、真っ赤だったね」

 

「うん、皆そうだった。悔しくて泣いて、それでも私たちにエールを贈る為にああやって来てくれたんだ」

 

「そうだね、彼女達の想いに応える為にも必ず優勝するよ、皆!!」

 

「「「はいっ!!!」」」

 

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「大喜の事が好き」

 

「それって、恋愛的な?」

 

「恋愛的な。

はっはっはっ、親友と思って油断してたろ!なんてったって私も自分でびっくりだからね。まさか大喜をなんて・・・!どーだ、サプラーイズ!!・・・何、その顔」

 

「予想外過ぎて・・・正直戸惑ってるのと、告白されるなんて人生で初めてだから、正直照れる。いきなりすぎんだろ!」

 

「大喜が千夏先輩のこと好きなのは知ってるから、今すぐ返事はいらない。ただ伝えないと何も変わらないと思ったから。

これからは親友じゃなくて大喜(自分)のことが好きな1人の女の子として見てよ」

 

そう言う雛の顔は恥ずかしさで赤くなってるけど、スッキリした笑顔で見惚れてしまう。  

 

「じゃっ、用もすんだし帰るね」

 

「えっ」

 

「今度1位になったらパフェよろしく~」

 

「あっ、雛」

 

走り去った雛を見送り、俺も帰路に着く。

 

 

 

ー告白されるのってドキドキする!!ー

 

 

 

雛が俺をー?そんな素振りあったか!?

 

って言うかいつから?!?

 

もしかして、この前の花火大会の時もー?

 

ーもう一回、言ってー

 

「うわぁぁぁぁあ!」

 

あの時も俺の事好きだったと思うと、胸にこう、クるのがあるな・・・

 

良い奴なんだよな、友達としても選手としても人としても。

 

話しやすくて真面目で尊敬出来るし。

 

そんな人が俺の事を好きだと言ってくれてる。

 

そう思えば思う程、千夏先輩を好きな気持ちが揺らいでしまう。

 

雛に告白されたからって千夏先輩への想いがそんな簡単に揺らいで良いのか、とも思ってしまう。

 

「俺が本当に好きなのは千夏先輩と雛、どっちなんだろう」

 

ーそう呟いて俺は空を見上げたー

 

 





ついに雛が大喜に告白しました。

千夏と雛の間で揺れる大喜の出す答えは・・・

そして千夏のインハイ2回戦は、原作と違い勝利√にしました。

まぁその為に優花さんの過去を、原作千夏のオマージュにした訳なんですが。
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