アオのハコ ~鶴は鹿の元に舞い戻る~   作:お面ライダーよっしー

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雪は千夏に迫られ、大喜は雛に事実を話した。

2組4人の想いの行方は・・・


EP37 告白

 

ー千夏先輩に告白したー

 

それを聞いた私は頭の中が真っ白になった。

 

え?

 

告白、したの?

 

いつ?

 

じゃあ「ごめん」って言うのは・・・

 

 

「俺は今の関係は良くないと思ってる。

雛は待ってくれるって言ってくれるけど、やっぱりこんな中途半端な状況じゃ正直に自分の気持ちに向き合う事は出来なかった。

雛と千夏先輩の間で揺れてる自分が情けなくて、そのくせハッキリさせる事も怖くて」

 

「だったらそれで良いじゃん!

私は大喜が千夏先輩が好きだと知ってて告白したんだから!

それでも大喜が好きなんだよ!」

 

「・・・だからって雛を傷付けてる事には変わりないし、そんな状況が不自然なんだよ。だからー」

 

「聞きたくないっ!」

 

それ以上大喜の言葉を聞きたくなくて、私はその場から逃げ出した。

 

「雛っ!」

 

大喜が呼ぶ声も無視して私は駆ける。

 

 

 

ふふふ、上手くいったかなー?

 

キャンプファイヤーで淡く照らされた体育館で2人きり、良い雰囲気醸しちゃってるんじゃないー?

 

そう思いながら体育館の入り口まで来た所で、ひなっちが飛び出してきた。

 

「え、ひなっち!?大丈夫?何かあっー・・・」

 

ハッキリと顔は見えないが、肩が震えていて涙がー

 

泣いてるの?

 

「大喜、好きな人に告白したって」

 

「え、いのたが?ひなっちにじゃなくて?」

 

「うん・・・私は大喜に好きな人が居るのを知ってて告白したから」

 

ひなっちがそう言った時、体育館からいのたの声が聞こえてきた。

 

「待って雛、最後まで話をー」

 

「ごめん菖浦ちゃん、今はちょっと大喜と会いたくないから」

 

そう言ってひなっちは走って行く。

 

「あ、守屋さん、雛見なかった?」

 

「いのた、あんた好きな人が居るのにひなっちの告白にちゃんと答えなかったの!?」

 

「っ!?何で・・・」

 

 

  ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

んー、まだ暫くはキャンプファイヤー続くみたいだし、合宿終わってからって言ったのちょっと考え直すべきか?

 

そう思ってナツ姉の所から戦略的撤退してきたんだが、大喜と守屋妹が何か揉めてんな。

 

「おーい、どうした大喜?」

 

「あ、雪・・・ごめん、雛と話してたんだけど、言い方マズって勘違いさせたら、聞きたくないって逃げられて、追いかけてきた所で守屋さんに捕まっちゃって・・・」

 

「は?お前最初に返事しないで余計な事言ったのか!?」

 

「うん、告白したって事を先に言っちゃって・・・」

 

「何やってんだよ、お前・・・自分に告白してくれた女に対して、返事する前に他の女に告白したなんて言ったら、そりゃあ誤解されて聞きたくないって逃げ出されても仕方ないだろうがよ」

 

あー、頭痛てぇ。こいつもちょっと考えなさ過ぎだろ。

 

「まぁ良い。こっちは気にしなくて良いから、お前は雛を追え」

 

「ちょっとゆっきー、何でいのたの肩を持つの!?こいつはひなっちを泣かせたんだよ!」

 

「あー、それは大喜が悪いんだが、そもそもこいつは雛に告白するつもりだったんだよ」

 

「え?でも好きな人に告白したって・・・」

 

「それについても、諦めはついたけど好きだった気持ちを無かった事にしたくない、って踏ん切りつける為にしたんだよ。で、雛はどっち行った?」

 

 

「え?あ、あっち」

 

「ありがとう守屋さん!

雪!俺今度はちゃんと告白して雛を安心させる!」

 

「おー、しっかりやれよ。お互い上手く行ったら、今度は俺んちでパーティーやるか?」

 

「うん、楽しそうだな!じゃあ行ってくる!」

 

「雛は任せた。

じゃあ俺も明日以降にするつもりだったけど、あんだけ待ちくたびれてたから、伝統とやらに乗っかってやりますかね」

 

「ゆっきーも好きな人居たの?」

 

「まぁな」

 

「聞いても良い?」

 

「ナツ姉」

 

「え!ちーちゃん!?」

 

「そんな驚く事か?」

 

「だってちーちゃん、グラデ髪先輩と仲良さげだったからてっきり・・・」

 

「寧ろお前があれだけ煽ってたのに、“ただの同級生としか思ってない”って言ってるのを聞いた時は、流石にまっつんに同情したわ」

 

「そ、そうなんだ。ちーちゃんって・・・」

 

「ま、そー言う事なんで、また後でな」

 

 

  ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

守屋さんから聞いた雛が走って行った方へと、俺も走る。

 

・・・居た。

 

宿から少し離れた、視界が開けた小高い丘に雛は佇んでいた。

 

「雛」

 

そう声を掛けると、ビクッと身を震わせたのが分かる。

 

あぁ、こんなに怯えさせるくらいに傷付けてしまったんだな。

 

 

 

ーホント馬鹿だな、俺ー

 

 

 

そっと雛に近付いて隣に立つ。

 

「・・・何で来たの?千夏先輩に告白したんでしょ?これ以上私を惨めにしないでよ・・・」

 

グスッ、うぐっ、と泣きながら話す雛。

 

「違うんだよ、確かに告白はした!でも断られたんだよ、好きな人が居るから、って」

 

「え?」

 

「俺もそうなるって分かってたけど、千夏先輩を好きな気持ちを無かった事にしたくなかったから、自分の気持ちにけじめをつける為に告白したんだよ」

 

「フラれるって、分かってたのに?」

 

「そりゃあ千夏先輩が雪しか見てないのは雛だって分かってるだろ?俺だってそれくらい分かってたよ。

雪にも千夏に先輩が好きだって宣言されたしな」

 

「そんな話してたの?

でも雪は大喜の気持ちをサポートしてやるって」

 

「あぁ、実際サポートはしてくれてた。

けど、いつからか千夏先輩の事をただの幼馴染みじゃなくて、1人の女性として好きだと気付いたって言われたんだ。

サポートしてやるって言っといて悪いなとも言われたし、恨みっこなしでってお互い納得もした」

 

「それで告白してけじめをつけたのは分かったけど、何でそこまでしたの?」

 

「そうしないと雛の告白に応える資格が無いと思ったから」

 

「え・・・」

 

 

ー雛の告白に応える資格が無いと思ったからー

 

 

それって・・・

 

そう思った時、遠くから歓声が聴こえた。

 

多分、誰かがキャンプファイヤーの前で告白したんだろう。

 

でも今は大喜から目が離せない。

 

 

 

 

すぅー、はぁー、と深呼吸をする。

 

「雛・・・好きだ!他の誰よりも、雛の事が大好きだ!」

 

 

 

♪ ~小さな恋のうた MONGOL800~

(アーリャ・椎名真昼・高木さんver)

 

 

「っ!」

 

言葉が出てこない、心の中でもチビヒナが戸惑っている。

 

感情が“ぶわぁぁぁっ”て上がって来て、顔が熱くなる。

 

「え、雛、泣いてる!?」

 

そう大喜に言われて顔に手をやると涙が流れていた。

 

好きな人に告白して、その人に好きだと言われる事がこんなにも嬉しい事なんだと知った。

 

「嬉し涙だよ。ホント待たせ過ぎだよ大喜・・・どれだけ苦しくて怖かったか分かってないでしょ」

 

「それは、うん、ホントごめん」

 

「でも、ホントなんだよね?私の事を、その、好きだって言うの」

 

「本当だよ、嘘じゃない。

雪に言われたんだ“憧れと恋愛感情は違う”って。

勿論、憧れから恋愛に変わる事もあるんだろうけど、俺はそうじゃなかったって分かったから」

 

「じゃ、じゃあこれからは恋人同士、って事で良いんだよね?」

 

「うん、これから宜しく彼女さん」

 

「ふふっ、宜しくね彼氏くん。私も大好きだよ!」

 

そう言って笑いながら手を繋ぐ。

 

さっきまでの真っ暗だった世界に色がついて、満天の星が凄く綺麗に見える。

 

想いが実るのって、こんなにも嬉しくて素敵な事なんだと実感する。

 

「雪も千夏先輩に告白するって言ってたけど、いつするんだろ?」

 

「雪なら場所問わずどこでも言いそうだけど、流石に千夏先輩には気を遣うだろうしねぇ」

 

「うーん、まぁ何にしても上手く行くだろうし、心配するだけ無駄かな?」

 

「そうだね・・・皆の所に戻ろうか」

 

「雪と守屋さんは心配してるだろうし、ちゃんと報告しないとな!」

 

そう話しながら私たちは宿の方へと歩き出した。

 

 

  ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

さて、雛は大喜に任せとけば大丈夫だろう。

 

それよりコッチをどうするかねぇ。

 

キャンプファイヤーで告白してカップル成立してるのが何組かあるんだが、それを見たナツ姉が「いいなぁ」って言ったのを聞いちまったからなぁ。

 

・・・とか言いながら、俺がビビってるだけなのかもな。

 

ふとナツ姉を見やる。

 

ナギちゃん先輩たちと、普通に話してはいる。

 

でもその胸中はどうなんだ?

 

インハイ勝った夜、俺に告白し掛かったのを無理矢理止めてずっと待たせてきた。

 

そうやって黙って待っててくれたナツ姉が「もう良いよね?」とまで言うくらいだ、かなり限界なんだろう。

 

「そうだな、ジンクスだなんだはどうでも良いか」

 

よし、決めた!もう今この場でナツ姉に告白してやろうじゃねーか!

 

そうと決めたら善は急げだ。

 

「ナツ姉、ちょっと良いか?」

 

「ん?どうしたの、雪くん?」

 

「ここで良いのか?」

 

「え?」

 

「俺としては2人っきりの時に言おうと思ってたんだが、ナツ姉はどうなんだ?って事だよ」

 

「え?え?雪くん、それってもしかしてナツに・・・?」

 

ナギちゃん先輩が察した様子でそう聞いてくるから、ニヤッと笑って返す。

 

「っ!い、いいよ/////」

 

「よ~し、分かった!こんだけの人が証人になるって事で本当に良いんだな?もう取り消さねーぞ?」

 

「ど、どんと来い、雪!」

 

「くくっ、“雪”と来たか、本気だな?“千夏”」

 

ナツ姉が俺を“雪”と呼ぶなら、俺も幼馴染みのナツ姉じゃなく、1人の女として“千夏”と呼んでやる。

 

「本気だよ。もう待てない」

 

じっと俺を見て、そう答える千夏。

 

 

 

 

 

さてと、それじゃあ前に行くとしますかね。

 

「おーい、次誰か告白する奴居ねーのー?」

 

皆が顔を見合わせているが、誰も名乗り出ない様だ。

 

 

 

「じゃあ、俺の番で良いよなぁ!」

 

 

 

その場の全員が歓声や悲鳴を上げる。

 

「マジか、鶴羽ー!」

 

「雪ちゃん、遂に言うのか!」

 

「ま、まさか鹿野さんに!?」

 

「雪くーん、ナツはずっと待ってたんだからねー!」

 

と、色んな声が飛び交う。

 

いやー、気分上がって来たねぇ!ゾーンに入った時並に楽しくなって来たぜ。

 

 

「さぁて皆さんお待ちかねの様だし、いつまでそこに突っ立ってんだ?こっち来いよ、千夏」

 

「え、う、うん」

 

 

 

「え、今千夏って」

 

「いつもナツ姉呼びなのに」

 

「それだけ本気って事なんだろうな、雪も」

 

 

 

さて、どう言ったもんか。告白なんて生まれてこの方した事無いからなぁ。

 

ま、奇を衒わずに、シンプルisベストで行くか。

 

 

 

♪~SameBlue Official髭男dism~

 

 

 

「千夏。俺は千夏が好きだ、他の誰よりもな。だから俺と付き合ってくれ」

 

 

その場の全員が千夏の返答を固唾を飲んで見守る。

 

 

「私も雪が好き、大好き!雪しか見てないから、私を彼女にして下さい!」

 

 

瞬間、その場が“ワーーーッ!”と沸き立つ。

 

 

「はっ、当ったり前だろ!他の奴には指1本触れさせねーよ!

この場の全員が証人だ!俺と千夏は今から彼氏彼女だ!誰にも文句は言わせねーからなぁ!!」

 

そう言って後ろから千夏の左肩を右手で抱き寄せると、千夏が両手を俺の腕に添える。

 

 

更に場がドッ!と沸く。

 

「文句は言うぞコノヤロー、悔しいけど鶴羽ぁ!お前ら2人お似合いだよ、コンチクショー!」

 

「雪ぃ!ちーを泣かすんじゃねーぞ!花恋と一緒にお仕置きしに行くからなー!!」

 

「ナツー!良かったね、おめでとー!雪くーん、ナツの事よろしくねー!」

 

「あー!俺たちの聖女が魔王に奪われたー!!」

 

「オイ、誰が魔王だ、人聞きの悪い!誰だ今言った奴!?」

 

そのセリフを聞いて爆笑が起きる。

 

全く失礼な奴らだ。

 

 

 

 

「ん?」

 

ふと少し離れた所に目をやると、大喜と雛が手を繋いでこちらを見てビックリしていた。

 

おーおー、そっちも上手い事いった様で何よりだ。

 

大喜とアイコンタクトで、「お前らも巻き込んでやろうか?」とニヤリと笑えば、「いや、ホント勘弁して下さい」とブンブンと首を振って全力で拒否してやがるw

 

「雪、あんまり虐めちゃ駄目だよ?」

 

「分かってるよ。でもどうせバレるんだから今一緒に明かせば良いのにな、と思ってよ。いや、やっぱり巻き込んでやるかw」

 

「え?」

 

千夏にそう言うが早いか

 

「オイ、大喜ぃ!そっちも上手く行ったみてぇじゃねーか!どうせ直ぐバレるんだからお前らもコッチ来いよ!」

 

「ばっ、ちょっ、雪、お前何て事を!」

 

「雪ぃ~!あんたホントいい加減にしなさいよ!」

 

そんな2人を見て、この場の皆が祝福する。

 

「ひなっち良かったよぉ~!また私、余計な事したかと思った~!」

 

「大喜お前!やっぱり蝶野さんと・・・俺の占いはやはり当たる!」

 

「良かったね、雛ー!」

 

「大喜も蝶野さんもおめでとう、本当に良かった」

 

もう完全なお祭り騒ぎである。

 

 

そうやって騒いでいると

 

「さぁさぁ皆!青春を謳歌するのも大事だが、そろそろ片付けて明日に備えるぞ。合宿はもう1日あるんだからな!」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

 

 

部活毎に分担したので、驚く程に早く片付いた。

 

 

そして就寝時間が近付いて来たんだが、その前に大喜たちと話そうと思い、俺たち4人はロビーに集まっていた。

 

 

 

「いやー、あん時のお前ら2人の顔ったら無かったなw」

 

「そりゃいきなりあんな沢山の人の前で告白成功したのをバラされたら、あんな顔にもなるだろ!」

 

「本っ当にあんたは何考えてんのよ!あの後皆からあれこれ聞かれたんだからね!!」

 

「良いじゃねーか、どうせ遅かれ早かれバレるんだからよ?

俺と千夏の事で盛り上がってたから、逆に後からバレて聞かれるよりマシだと思うが?」

 

「雪?2人だってそれくらい分かって覚悟もしてたと思うよ?勝手に決め付けたら駄目だからね」

 

「千夏先輩、くん付け止めたんですね。雪もナツ姉呼び止めてるし」

 

「あー、それな。あの後ナツ姉って呼んだら、“前に言ってたお願い使う、千夏って呼んで”って言われたからな」

 

「私も恋人関係になったから、呼び方くらい変えなきゃな、って。2人は元々名前呼びしてたから、そこは変わらないね」

 

「いっその事、“ダーリン”と“ハニー”に呼び方変えたらどうよ?皆目ん玉飛び出させて驚くぞww」

 

「「いや、流石にそれは無い!!」」

 

 

 

「ねぇ蝶野さん。これからはお互いやきもきしなくて済むから良かったね」

 

「はい!私も千夏先輩がライバルだと勝てる気がしませんでしたから」

 

「それは私だって同じだったよ?

蝶野さん可愛いから、水族館で雪が貴女と居たのを見た時、かなりショック受けたし」

 

「え!?あ、ありがとうございます。でも千夏先輩、雪は“無自覚天然人たらし”だから、先輩の気苦労は絶えないと思いますよ?」

 

「それなんだよねー。悪い事してないから止めろとも言えないし、本当に性質が悪いんだよね」

 

「失敬だなキミタチ。ボクみたいな真面目な人間の一体何処が性質が悪いと言うんだい?」

 

「そういう所だと思うぞ、雪」

 

「もう良いじゃねーか。明日もあるんだし、そろそろ寝ようぜ」

 

「そうだね。じゃあ雪、はい」

 

そう言って両手を広げる千夏に対して

 

「あーはいはい」

 

と言ってハグをする。

 

「えっ!ちょ、雪!?」

 

「千夏先輩も何を!?」

 

「「何って、おやすみのハグ」」

 

「付き合ったからって、いきなりそんな・・・」

 

「いや、ハグ自体は前からやってるぞ?大事な試合前とかにだけどな」

 

「蝶野さん、何て言うか安心するんだよ?好きな人に包まれてる感じがして。・・・大喜くんにお願いしてみたら?」

 

それを聞いた雛は

 

「大喜!ハイ!」

 

と、迷わず両手を広げて大喜に催促する。

 

おぉ流石だな雛の奴、さて大喜の奴はどうすんのかね?(ニヤリ)

 

「え、あ、ど、どうすれば!?ゆ、雪、アドバイスを・・・」

 

そんな事を俺に聞いてくる。

 

「は?お前がしたい様にすりゃあ良いんだよ、人に聞くな。

てか、彼女待たせてんじゃねーよ、か・れ・し・く・ん?」

 

「そうだよ、大喜くん。蝶野さんだって恥ずかしいけど勇気出してるんだから、それに応えなきゃ!」

 

そこまで言われて、やっとおずおずと雛に近付く大喜。

 

言い出した雛の方も真っ赤になってる。

 

「おーい、いつまで固まってんだー!?寝るに寝らんねーだろ!男見せろよ、大喜ぃ」

 

 

「くっ、じゃ、じゃあお願いします!」

 

「ひゃい!」

 

「ひゃいって何だよwww」

 

「もー笑わないの、失礼でしょ」

 

千夏とそんなやり取りをしてる間に、何とかハグに至った様だ。

 

うーむ、見事なまでに真っ赤だな2人とも

 

「は、恥ずかしかった~」

 

「千夏先輩の言ってた意味、分かったかも・・・」

 

「ね、蝶野さん、幸せでしょ?」

 

「はい!千夏先輩、ありがとうございました!それと私の事は雛って呼んでください!」

 

「分かった、じゃあ雛ちゃんで。私もちーとかナツって呼んでくれたら嬉しいな」

 

「じゃあ菖浦ちゃんと同じ、ちーちゃんで!」

 

「大喜よぉ、お互いの彼女が仲良くなるって・・・何か良いな」

 

「うん!でも何かそこはかとない、疎外感が・・・」

 

「ま、同性じゃないと分からん事もあるだろうしな」

 

「じゃあ雪、大喜くん、おやすみなさい」

 

「2人とも、おやすみー」

 

「おう、おやすみ」

 

「うん、おやすみ2人とも」

 

そう言って各々の部屋に戻った

 

 

 

・・・んだが、栄明のマドンナを彼女にした俺に対する一部の野郎共の嫉妬が激しく、俺でなけりゃあ虐めじゃねーの?と思うくらいのイジりを受けた。

 

勿論全員、完膚なきまでに返り討ちにしてやった訳だが。

 

大喜はまぁ、匡やハリーさんがフォローするから大丈夫だろ、と考えながら、俺は眠りについた。

 

 





やっとここまで書けた。

以前、キャンプファイヤーでは告白しないと書いて実際そのつもりだったのに、キャラたちが暴走を・・・

さておき、個人的に雛は救済出来たと思ってます。

雛救済派の皆様の期待に応えられていれば良いんですが。

そしてストックがゼロに・・・
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