アオのハコ ~鶴は鹿の元に舞い戻る~   作:お面ライダーよっしー

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インターハイ、シングルス2枠の内、1枠を争う事になった大喜と針生。

どちらも1歩も引かず、試合はファイナルゲームへ突入する。


EP59 インターハイへの切符

 

「2ゲーム目は針生が取ったか」

 

「これで1ー1、次のファイナルゲーム、21点を取った方がインターハイ出場決定だ」

 

 

 

「あっという間ね」

 

「バドって最速のスポーツって言われたりするんですよ」

 

「と言っても、羽根の初速の話ですけど。プロの羽根は時速390kmも出ていて、新幹線より速いんですよ」

 

「そんなに・・・」

 

「かと思ったら、ドロップみたいに前に落ちる羽根があったり」

 

「そうそう、針生がそこら辺の打ち分け上手いんだよな」

 

「お前直ぐロブ上げるから」

 

「打ってヘアピンで返すと叩かれるし」

 

「・・・とまぁ皆さん仰ってる通り、最速の中でどんな羽根が来るのか、どんな羽根を返してやるのか考えてプレーするのが、バドの面白いところなんですよね」

 

 

大喜が前に言っていた事が頭を過る。

 

ー好きなんだよね、コートに1人で立って全責任がのし掛かってくる感じ。

勝っても負けても、俺のお陰で俺のせいなんだよー

 

1人でコート(舞台)に立つプレッシャーは、私にも分かる。

 

大喜も、あの誰も助けてくれない怖さと向き合いながら試合に臨んでいる。

 

一緒に戦うなんて事は出来ないけど、せめて声を届けて少しでも力になりたい。

 

 

「針生がリードした!」

 

「大喜も喰らい付いてはいるんだけどな」

 

「あれ?右手どうかしたのか?」

 

見ると右手をグッパッと閉じて開いてを繰り返している。

 

・・・あれって、もしかして昨日の?

 

そう思った時、今まで一瞥もしなかった観客席に視線を走らせる大喜の目が私を捉えた。

 

右手を開いて此方に向けたかと思うと、拳を握って私を見つめる。

 

そしてコートに向き直ると、試合が再開する。

 

「何だ今の?」

 

「鶴羽が居るから“勝つぞ”って決意表明したんじゃないのか?」

 

「かもな」

 

私の隣に居る雪を見て、口々にそう言うバド部の人たち。

 

違う・・・あれは昨日の夜、私が送った念が届いているって事を、私に分かる様に見せてくれたんだ。

 

「・・・雛、今のはお前に宛てた大喜の決意だな」

 

流石に雪には分かったようだ。

 

「うん、昨日の夜電話しながらパワー送ったんだけど、それがちゃんと届いてるって言ってくれたんだと思う」

 

「そうか、ならしっかりその姿を目に焼き付けて応援しないとな」

 

「そうだね・・・あ~あ、何でこの試合が決勝じゃないんだろ。決勝だったらどっちが勝ってもインハイ行けるから、こんな複雑な気持ちにならずに済んだのに」

 

「ホントだよね。それなら健吾も大喜くんも気兼ねなく応援出来てたのに」

 

「・・・ううん、それは違うと思う。どちらかしか行けないからこそ、今ここまでの試合になってるんだと思う」

 

「そうだろうな。しかし皮肉なもんだな、そんな状況だからこそ、こんな良い試合になるってのは。

叶うなら、インハイの舞台でこの対決を見たかった」

 

そう言う雪の顔には、本当に残念だと言う思いが滲み出ていた。

 

その言葉を聞いて感情が込み上げてきた私は

 

「大喜っ!頑張れっ!!」

 

と、大きな声で応援していた。

 

 

 

「針生リードで、ファイナルゲーム折り返しか」

 

「大喜も追い付いてきて、どっちが勝ってもおかしくない・・・」

 

パンッ!と針生先輩がスマッシュを打つ。

 

「まだあんな球打てるのか!」

 

「疲れてるだろうに、スマッシュの威力増してるぞ!」

 

 

 

今の針生を見ながら思い出す

 

ー俺だってスマッシュ決められる選手になりたいよ。

だけどそうはいかないから、色んな球の精度を上げるんだよー

 

よく言うよ、全部一級品になりやがって。

 

 

 

「大喜っ、ファイト!」

 

苦しそうな大喜を見て声が出る。

以前、目指すのは自由って言ってたけど、ここまで来たらインターハイ行く責任があるだろ!

 

 

針生先輩から、スマッシュが続けて打たれる。

 

その時脳裏を過ったのは、かつての練習でのやり取りだった。

 

ーほらまた前っ。連続でスマッシュだったからって気を抜かないー

 

ー針生先輩の打ち分けが上手すぎるんですよー

 

ーよく分かってんじゃんー

 

 

ネット際にドロップを打たれるが、それが頭にあったお陰で反応出来た。

 

「ナイスキャッチ!」

 

一球返す毎に、針生先輩に教えて貰った事が思い返される。

 

ーいいか、ヘアピンは滑らせる様に・・・

 

ーまた針生の勝ちかよー、部長を立てろー

 

ー良いのか、それで・・・

 

ーこうなったら・・・3対1だ!

 

ープライドはないのか、お前ら

 

 

部活に行くのが楽しかった。

 

1年前より自信だって持てるようになった。

 

針生先輩のお陰で。

 

 

 

ー針生ー!部活行こーぜ!!

 

ー先行ってて良いぞ

 

ーまぁまぁ冷たいこと言わずに、ちょっと教員室寄って良い?新しいシャトル取りに来いって

 

ー荷物持ちさせる訳ね

 

ーこんにちはー!

 

ーおう、お疲れ

 

ーフランスオープン観ました?

 

ー観た観た!

 

ー準決のファイナル熱かったよな

 

ー誰かネット持ってきてー

 

ー西田、新シャちょうだい

 

ー針生先輩、軽く打ちましょう!

 

ー軽く?そんなヌルい事言ってていいのか?

 

ーじゃあ全力で!

 

ー2人とも練習前にへばるなよー!

 

 

俺、色んな事針生先輩に教わり過ぎだろ。  

 

 

 

 

大喜、本当に強くなりやがった。

 

インハイの1枠が掛かった試合、しかも今まで負けた事が無い相手(大喜)に追い込まれてるってのに。

 

こんな状況でも楽しいもんだな、バドはー・・・

 

 

 

一進一退を繰り返した試合は大喜がマッチポイントを迎えている。

 

この試合を観ていれば、バドに詳しくない人でも惹き込まれる事だろう。

 

しかしそこは流石ハリーさん、簡単に負けてなるものかと前後左右に大喜を振り回している。

 

大喜も食いついちゃいるが、徐々に押され始めている。

 

そして少し甘く返った羽根をチャンスと見たハリーさんがスマッシュを打つ!

 

 

 

  ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ファイナルゲームのマッチポイントを握ったとは言え、全く油断は出来ない。

下手すれば直ぐに追い付かれて、逆転される恐れが高い。

 

針生先輩は前後左右に羽根を散らしてチャンスを伺っている。

 

何度目かのラリーの末、俺が返した羽根は針生先輩にとってのチャンスになってしまった。

 

その羽根を見た針生先輩はスマッシュを打ってきた。

 

駄目だ、見えてるのに反応し切れない!

 

 

タァンッ!と、羽根がコートに突き刺さる。

 

・・・しかしその羽根が落ちたのは、シングルスラインの少し外側だった。

 

 

「アウトッ!マッチワンバイ、猪股っ」

 

「勝っ、た・・・?」

 

 

ー楽しいよ・・・楽しかったよ。

 

ーでも、やっぱり勝ちたかった・・・

 

 

 

  ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

一方、もう1つの準決勝。

 

「やっぱり佐知川の遊佐くん、勝ち残ってるな」

 

「あれ?こっちにも遊佐って・・・」

 

「あぁそれ、兄弟らしいよ」

 

「おっ、ギリギリのコース!」

 

「弟くん、上手いっ」

 

「いや、兄も上手く拾うっ」

 

 

 

くそっ、上手くなってる・・・

 

まるで将棋でも指してるみたいに的確に、こっちの動きを読んで最善手を打ってくる。

 

 

「驚いた」

 

「え」

 

「上手くなってて」

 

「うるせぇ!!」

 

「ほめたのに・・・」

 

外からぶっ倒してやるって思ってたのに、結局これかよ。

 

せめてもっと、柊仁の体力削れてたら・・・

 

 

 

  ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ー男子シングルス決勝、佐知川 遊佐くん、栄明 猪股くんー

 

いよいよ決勝が始まった・・・が、準決でハリーさんとフルゲームやって消耗している大喜と、ハルにストレート勝ちした遊佐くんではハンデがありすぎた。

 

 

「徹底的に対角に打たれてるな」

 

「針生との試合で体力消耗してる大喜には、辛い戦略・・・」

 

「良い性格してるよ、遊佐くん」

 

 

 

「大喜、踏ん張れーっ!」

 

「ファイト!大喜くんー!」

 

「健吾に勝ったんだから、諦めるなー!」

 

 

雛は勿論、千夏や花恋さんも目一杯応援している。

 

けど、やはりスタミナ切れは明らかで、遊佐くんは徹底して大喜を振り回している。

 

「キツいコース!」

 

コートのほぼ中央前面寄りから、大喜側のコート右奥に打たれる。

 

が、それに追い付き返した羽根は遊佐くんのバックサイド、出したラケットを潜り抜けて左サイドライン際に突き刺さる。

 

わあっと会場が湧く。

 

「ナイスショット!」

 

「ファイトいのまたーっ!」

 

「まだまだ焦んな、遊佐ー!」

 

「遊佐ーっ、決めろー!」

 

そして迎えた遊佐くんのマッチポイント。

 

大喜の打ったクリアをジャンピングショットでスマッシュを打つと見せ掛け、ラケットの面を返してカットを打ってきた。

 

「カット!!」

 

誰かの声が響き大喜も反応して返す・・・が、一瞬の出遅れが明暗を分け、羽根はネットを越す事は出来ず試合終了。

 

「ゲームッ!21ー18、21ー16、佐知川 遊佐くん!」

 

熱戦と言える試合だったとは思う。

が、終わってみれば結果は0ー2のストレート負け。

 

消耗具合に差があったとは言え、現状では完全に力負けだな。

 

 

「優勝は佐知川だ!」

 

「2年エースが勝ち取った!!」

 

「栄明の猪股も頑張った!インターハイ出場だしな!」

 

「2人ともナイスファイト!」

 

 

 

「「ありがとうございました!」」

 

試合後の握手を交わした所で

 

「さっきの・・・そっちの準決みたいな試合、俺もやりたいな」

 

遊佐くんはそう言って戻って行った。

 

俺も、次こそはもっと針生先輩とやったみたいな試合を遊佐くんとー・・・

 

それにはまだまだ足りないものが多過ぎる、気持ち切り替えてインハイに臨まないとな。

 

 

「ちーちゃん、花恋さん、私ちょっと」

 

「うん、行ってらっしゃい雛ちゃん」

 

「大喜くんに宜しくね」

 

 

 

 

「あのさ、準決の時の猪股先輩、右手こっちに掲げてたじゃん?あれって雪先輩に向けての決意表明じゃないか?って誰かが言ってたけど、本当は隣に居た蝶野先輩に向けてたりしない?」

 

「えっ!?」

 

「蝶野先輩が猪股先輩を名前呼びするのは元からだけど、何て言うか・・・2人にしか分からない合図みたいな?」

 

「あかりは?何か気付かなかった?」

 

「え、ーと、よく分かんない、かな」

 

「やっぱりそうだよねー」

 

 

 

  ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

大喜を探して階段を降りると、ロビーで針生先輩と話している大喜を見付けた。

 

少し離れた所から様子を伺う。

 

 

「どうだった、遊佐くんは?」

 

「・・・強かったです」

 

「2ゲーム目、8点の時とか上手かったじゃん」

 

「あのクロスですか」

 

「そう、遊佐くんも不意つかれてたし。ラストの方も惜しかった」

 

「やっぱ俺、気を抜くとコース甘くなって」

 

「前より良くなったんだけどな。インターハイまでの課題だな」

 

「すみ・・・ません」

 

「それは決勝に負けた事に言ってんの?

それとも俺に勝った事?」

 

「・・・」

 

はぁ、全くこいつは・・・

 

バチッ!とデコピンを入れる。

 

「~~~いってぇえええーっ!何するんですか、針生先輩!?」

 

「ふんっ、余計な事考えてんなよ。自信持てよ、誰にも負けないくらい・・・それこそ雪みたいにさ」

 

「あれは流石にちょっと・・・」

 

「まぁそうだな、あいつの領域には並大抵の事じゃ辿り着けんか。それはそれとして、寂しがるのは早ぇよ。まだ明日のダブルスがあるからな。今のペアもまぁ、やる奴なんでね。ダブルスで優勝してインターハイ行くからさ」

 

「頼みますよ」

 

「お前らも出るんだから、倒しに来いよ」

 

「それは・・・」

 

「もう一回、喝入れようか?」

 

「勘弁してください」

 

そう言って大喜に喝を入れようとしていると、柱の陰から蝶野さんがこちらを見ている事に気付いた。

 

「どうした、浮気調査みたいな所に居て?」

 

「えーと、邪魔しない方が良いかと思いまして。話はもう良いんですか?」

 

「あー、どうぞどうぞ。恋人同士ごゆっくり」

 

「針生先輩も花恋さんが待ってますよ」

 

「はいよ、ありがとね」

 

「大喜、こっち」

 

会場外のベンチに並んで腰を下ろす。

 

「改めてインターハイ出場おめでとう」

 

「そっか、行けるんだ・・・インターハイ」

 

「そんなしみじみと」

 

「実感が・・・そっか、インターハイ」

 

「ん」と手を差し出すと大喜が握り返してくる。

 

それをブンブンと振りながら

 

「大喜、よくやったよ!凄くかっこ良かったよ!より好きになったよ!」

 

「好っ!?」

 

恋人同士とは言え、改めて真っ直ぐ言われると恥ずかしくて照れてしまう。

 

「今までの大喜を見てきたから、自分の事みたいに嬉しい。こんなに嬉しいと思えるのは私の中で大喜が、私の真ん中の方に居るからだと思う」

 

「ゔっ!!」

 

「どうしたの?胸なんか押さえて」

 

「胸がっ、いっぱいで。好きな人が自分の事大切に思ってくれてるって、それを伝えてくれるのも嬉しくて、俺も雛に1番心が刺激されてる」

 

「悲しみは半分、嬉しさは倍って奴だね」

 

「俺だけ苦しみが倍だけどな」

 

「そんな事無いでしょ」

 

 

大喜の目指す所、その道のり。

 

困難があれば乗り越え、努力は成果をもたらし。

 

なるべく健康に、なるべく後悔を残さず、次の朝を迎えられますように。

 

 

  

  ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「と、言う訳で、針生・西田ペア、ダブルスでのインターハイ出場おめでとう」

 

「県1枠をよくもぎ取った!!」

 

「これで夏まで引退は延期だな」

 

 

「言ったろ」

 

そう笑顔で言う針生先輩。

 

「夏まで!集中力切らさず、駆け抜けるぞー!」

 

 

 

「よかった・・・健吾くんと西田先輩。ほんとよかった・・・」

 

目を潤ませながらそう言う守屋さん。

 

「昨日からずっとそれだな」

 

「だって引退なんて寂しいじゃない。西田先輩はムードメーカーだし、健吾くんも頼れる先輩だもん・・・決勝で負けちゃったマッシュくんには申し訳ないけど・・・」

 

「オイ・・・」

 

 

  ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「もーいーくつ寝ーるーと、夏休み~!!」

 

「その前にテストあるけどね」

 

「きょーざめって言葉知ってる?サメじゃないよ?

匡くんがサメの被り物着てるとかでもないよ?」

 

「それに雛も、夏休みはインターハイが」

 

「それは楽しみの1つだから!私は欲張りだからね!部活は勿論、海にプールにスイカ割り。肝試しに花火大会・・・」

 

「そりゃあ去年の花火大会でのおデートが上手く行って、今じゃカレカノだしねぇ」

 

ピピピピー!!

 

急にホイッスルが鳴ったので驚いて目をやると

 

「今っ、花火大会って言いましたかー!

ご一緒しましょう!!夏の思い出作りましょう!!」

 

と、菖蒲ちゃんが食い付いてきた。

 

「その前にテストだけどな」

 

匡くんの言葉に菖蒲ちゃんと2人で

 

「「きょーざめー」」

 

って言ってしまった。

 

そこへ

 

「お前らテスト嫌なのは分かるがよ、そこでもうひと踏ん張りしねーと楽しめるもんも楽しめねーぞ?」

 

「どういう事?ゆっきー」

 

「小耳にはさんだ話じゃ、余りに酷いと補習食らうらしいぞ?そうなると花火大会の当日もギリギリまでやるだろうし、皆が楽しんでる中、寂しく勉強する羽目になるだろうな」

 

「「それはヤダ!!」」

 

「ならせめて赤点回避だけはするこったな。去年みたいに勉強会でもやったらどうよ?」

 

「あー、それはメンツ的に厳しいかも・・・」

 

「ん?何で?」

 

「ほら、去年同クラだった伊藤って居ただろ?」

 

「あぁ、覚えてるけど、そいつが何か?」

 

「その伊藤が蝶野さんの事好きだったから、大喜と付き合ってる今呼ぶと、死体蹴りみたいでちょっと・・・」

 

「あー、そりゃ気まずいわな・・・よっしゃ、それなら助っ人呼ぶか」

 

「当てがあるのか?」

 

「まぁな、男バスには学年ヒト桁ってのが居るからな」

 

「雪も含めてな」

 

「まー俺の事は置いといても、当たってみるわ」

 

「「雪/ゆっきー!」」

 

「あん?」

 

「「余り厳しくない人でお願いします!」」

 

「あー、まぁ大丈夫だろ。お前らも知ってる奴らだし」

 

 

 

じゃ、またなー

 

 

と言って雪は男バスの方へ戻って行った。

 

「大丈夫かな?」

 

「雪は大丈夫って言ってたけど、雪が言う事だしなぁ・・・」

 

 

雪、お前のいつもの言動のせいで、2人は信じきれてないみたいだぞー・・・

 

 

「え・・・テスト?補習?本当なのか、匡?」

 

あー、ここにも居たよ、文武の文がまるでダメな男、略してマダオが。

 

「ホントだよ。下手すりゃインハイ辞退って事になるかもな」

 

「それは困る!!」

 

「ならお前も雪主催の勉強会に参加した方が・・・いや参加しろ、泣きたくないだろ?」

 

「それはそうだけど雪の主催だと、滅茶苦茶厳しそう・・・」

 

「まぁ後は雪を信じるしかないだろ、2人もな」

 

「うん・・・」

 

「そうだね・・・」

 

こうして一抹の不安を残して、テストに向けた勉強会の開催が決まったのだった。

 





やっぱりカップリング違いによる、原作との展開の違いをどうするかで悩みますね。

まぁその辺は、力技で何とかするしかありませんが(汗)

そして待ち受ける期末テスト。

雪が連れてくる助っ人とは誰なのか!

男バスって言ってんだから、どうせあいつ(ら)でしょ?と思われてそうですけど。

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