【多分】転生したんだけどここ何処?っつーか何?【18禁ゲー】   作:ヴィルキス

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前回の内容を覚えているならなんとなく分かると思いますが、今作は結構ギャグ挟める所にはギャグ挟みます。勿論シリアスなとこはシリアスしますけどね。何故ならメインの話自体が重いから……ッ!間にギャグ挟んで中和しないと徹頭徹尾重いから……ッ!

3/25 大幅改稿


2スレ目

98:>>1

待って待って待って

さすがに最強の魔物相手に無策で挑みたくないから本当に知恵貸して

 

99:名無しの転生者

いやそんなこと言われても

 

100:名無しの転生者

描写されてない時代はさすがにどうにもならん

 

101:名無しの転生者

おい終章プレイ済みの人

何かわからんか

 

102:終章プレイ済みニキ

そんなこと言われましても

普通に考えて前世でやってたゲーム、そのキャラ設定まで全部覚えてるわけないじゃないですか

 

103:名無しの転生者

まあそれもそうか……

 

104:終章プレイ済みニキ

まあ転生特典のお陰でわかるんだけどもさ

 

105:名無しの転生者

いやわかるんかい

 

106:終章プレイ済みニキ

自分の転生特典は『完全想起』

自分の見たもの聞いたものといった経験をいつでも自由に鮮明に思い出せる能力

なので前世で見たものとかも思い出せるし、副次的効果で魔術だとか薬物だとか外傷だとかでの記憶喪失全般を無効化出来る

しかも「あくまで思い出す」、イメージとしては本棚にある本を開くことで内容を想起するような感じなので不意に黒歴史とかトラウマものの思い出が蘇るとかもない

 

107:名無しの転生者

クソ有能で草

 

108:名無しの転生者

じゃあヨハネス暦500年かそこらの魔王もわかるん?

 

109:終章プレイ済みニキ

厳密にはわからない

でも当代魔王に関する情報とか年代から大体のあたりはつけられる

 

110:終章プレイ済みニキ

推定にはなるが、人間のイッチが魔王に挑むとか出来てるくらいの余裕があることから恐らくその時代の魔王は「アリスフィーズ3世」

ハーピー型の妖魔で、シルク・ドゥ・クロワの一体であるクィーンハーピーのリフレツィアは3世の末裔らしい

 

111:名無しの転生者

はえー

ちな強さの描写は?

 

112:終章プレイ済みニキ

クソ強い

何せ本編の千年前、ヨハネス暦450年くらいの時代に勃発した聖魔大戦の末に邪神と六祖が消えた後の混乱期を統治し、反乱起こしまくった強力な妖魔を片っ端からぶちのめして恭順させてる

その戦績は生涯無敗、後世では「武王」とまで呼ばれたマジモンのファイターや

次の4世の可能性も否定しきれんけど、1000年前に邪神と六祖が封印されたらしいのと『生涯無敗』がプッシュされてるのを考えるとそこそこ統治期間は長いはず

まあ4世はどちらかっつーとシステムとかを構築したインテリ理系で戦闘力は低かったみたいやから警戒するなら3世の方だけでいいと思う

 

113:>>1

おk

じゃあそろそろ日も暮れてきたから寝るわ

明日は魔王城に特攻(ブッコミ)かますからな

ぐっすり寝てたっぷり休んでいっぱい殺さな

おやすみ

 

114:名無しの転生者

言葉の端々から怖さ出てんだよなコイツ

っつーか暴力で混乱期を自治した世代最強って言われてんのに何故そんなリアクション軽いの?

荒れてた時代だからってお前まで荒れなくていいんだぞ

 

115:名無しの転生者

何でナチュラルに『沢山殺そ!』って出るんやろ

 

116:名無しの転生者

とりあえずこっちはまだ昼だから他所のスレ回ってみるわ

他のスレでもんくえもんぱらユーザーおったらこっち誘ってみる

 

117:名無しの転生者

頼んだ

後>>1、せっかくやからアンカーだけじゃないコテハン付けてみてくれ

その方が分かりやすい

 

 

───────────────────────

 

 

313:>>1

おはよう

今日は魔王城に突撃お前がハンバーグ!や

贅沢にいい朝ご飯食べたし元気一杯(バリバリ)、配下も魔王もぶっ飛ばしたるで

 

314:>>1もとい転生勇者

あ、コテハンってこんな感じでええか?

 

315:名無しの転生者

そんな感じそんな感じ

 

316:名無しの転生者

あ、イッチが寝とる間に他所のスレ回ってもんむすシリーズのユーザー集めてきたで

何人か終章プレイ済みおったから力になれると思う

 

317:名無しの転生者

ちなみに安心して欲しいんだけど全員昨日の巨竜娘(ぎがちゃん)15体虐殺にはドン引きしてたで

 

318:名無しの転生者

飯時に見るんじゃなかった

 

319:名無しの転生者

今世医療従事者ワイ、イッチにぶん殴られたぎがちゃんが激しく眼振した後ゆっくりと白目むいて崩れ落ちるの見て吐き気を催すなどした

 

320:名無しの転生者

Where is 人の心

 

321:転生勇者

そんなこと言われましても

体格差とんでもねえのに袋叩きにしようとしてきた向こうが悪くない?

しかも基本魔物って人間搾り殺すか死ぬまで飼い殺しじゃん

じゃあ向こうも命取られる覚悟決めろよ

 

322:名無しの転生者

大義名分はあっても可愛い顔した子がエグい死に方してるのを受け入れるだけの力はねえのよ

 

323:名無しの転生者

この際これまでのことは何も言わんわ

なるべく殺すのはやめてくれ

モンスターが死ぬのならまだええ

女の子の顔したのが死ぬのはキッツいんよ

 

324:転生勇者

えー……しゃーないな

 

───────────────────────

 

……まあ殺さないに越したことはないか。とりあえず魔王城の正門門扉をノック。

 

魔王(まーおう)さーん!あーっそびーっましょーっ!!!」

 

何か城の中からズッコケるような音がした。

 

 

334:名無しの転生者

なあ何で?

友達の家遊びに来たんじゃねーんだぞ

 

 

「え、いやだって……人の家に来たら礼儀はちゃんとしないと……」

 

今から家主に喧嘩売りに行くとこなのに何言ってんだ、なんてスレッドで野次られているが。まあどうでもいい話だ。

 

『くっ、敵襲!』

 

『兵は何をしている!城内の兵を集めて正門にて迎え撃て!』

 

あ、なんか聞こえる。そうして暫くして、門を潜り城内へと侵入した俺の前に百近くの魔物が臨戦態勢で現れた。

 

「んー……俺、魔王に用があるだけなんだよね。お前らに用はねえから、どいてくれりゃあ何もしねーよ?」

 

俺がそう言うも……一人も立ち去らない。さて、どうしたものか。

 

「一番槍は我が貰う!」

 

スレ民に『なるべく殺すな』って言われたしなぁと考え込んでいると、血気盛んな一人の魔物が突撃してきた。腕何本もあるし強そうだな。えーっと、アレ誰?

 

 

343:終章プレイ済みニキ

あれはシヴァや

ぱら終章にて登場した妖魔で、ガチのストーリーボス級の一部を除けば最上位の実力持ち

 

 

なるほどね。ちょっとは殴り甲斐がありそうだ。

 

「おおっ、シヴァ様が往った!」

 

その様子を見た配下らしき魔物が叫ぶ。このシヴァとかいう妖魔、伊達に最上位と言われるだけはあるらしい。六本の腕に刀やら槍やら弓やらを携え、近付けば刀による斬撃、中途半端に離れれば槍による鋭い刺突や薙ぎ払い。挙句距離を取れば弓で射掛けられるという隙のない全対応性能だ。こりゃ強いわけだな。

 

「だがまあ……どうとでもなる」

 

三種の武器を同時に持ってるってことは、逆に言えばどの距離にいようがその距離に対応してねえ武器で手が埋まってるってことだ。まず距離を取り、矢を放った瞬間に距離を詰める。中距離程度になると槍を振るってくるが──────

 

「ッ、《ピナーカ》!」

 

そんな叫びと共に、槍の薙ぎ払いと二振りの刀を挟み込むように振るってくる。しかも矢を持つ手も、それらの間を縫うように突き立てようとしてくる。

スレの皆によると、これはゲーム版において『多武器技』に分類されるスキル《ピナーカ》、敵単体に斬撃を集中する奥義とのこと。

 

「刀、槍、矢……全方位カバーの隙のない編成。悪くねえが、良くもねえな」

 

結局レンジの違う武器を振るうとなると、刃渡りだのの差の都合で初動のタイミングはズレる。命中タイミングを合わせることで逃げ場を無くすのが強みなんだから、逆に言えば技を繰り出す瞬間は一番ズレが大きいわけだ。

最初に振るわれたのは槍。槍は先にある刃以外は柄なので、そこを攻撃。刃の付け根で蹴り砕き無力化する。

次に振るわれたのは二振りの刀。刀ってのは構造上正面からの力には強いが横からの加圧に弱い。膝蹴りと肘打ちで二振りとも叩き割る。

最後は矢。一番ダルいのがこれなんだよな。矢自体は鏃以外頑丈にする意味あんまりないから、壊すだけならやりやすいことこの上ない。ただ問題は、あの矢って握りしめてぶっ刺そうと振りかぶってるから壊そうにも場所が狭いんだよな。なのでこうする。

 

「あらよっと」

 

俺はシヴァの刀を持っていた腕を掴み、思い切り引っ張る。重心がズレ、振りかぶった矢の軌道から俺の身体が消える。そして俺に背を向けたところで広い背中を蹴り飛ばし地に這わせる。

 

「はい、おしまい。……で、どうする?アンタらの中で特に強いであろうコレをこちらは無傷、コイツも背中に蹴り入れた程度の軽傷で制圧してやったわけだけど……『コイツより私の方が強い!生意気なヒトオスなんてわからせてやる!』って奴がいるならかかって来な。全員圧勝してやるからよ」

 

……誰も出てこないか。とりあえず一歩踏み出してみる。全員一歩引いた。二歩踏み出してみる。全員二歩引いた。……ふむ。

 

「……………」

 

『……………』

 

アリクイの威嚇のポーズ。

 

「わーっ!」

 

蜘蛛の子を散らすように逃げていった。

 

───────────────────────

 

423:転生勇者

おもろ

 

424:名無しの転生者

普通に流れるように無力化して蹴り倒しててびっくりした

 

425:名無しの転生者

何で今まで普通にぶっ殺してたんです?

 

426:転生勇者

前に一回無力化して捨て置いたら徒党組んでリベンジしに来たから……

っつーか巨竜娘の時も『ここまでボコったらリベンジせんやろ』と思ってたのに普通に来たからな

びっくりしてる

とりあえず魔王の間の前まで行くわ

あ、せっかくだし魔王戦で安価とるか

>>460のやつやる

 

───────────────────────

 

さて、行くか。

とりあえず軽く圧を撒きながら魔王城内を徒歩で進む。たまに背後から不意打ちしようとする気配を感じるので、その方向を振り向くと気配が消える。……ちょっとモグラ叩きみたいでおもろいな。

まあどうあれこっちに干渉してこないなら捨ておいていいだろう。散々ビビらせたしな。そうして暫く歩いていると、鍵のかかった扉が。……歩き回って他のルートは行き止まりだったからこの先で間違いないはずなんだけど。

 

「なぁ、ここの鍵どこにあるか知らな──────」

 

「ひいぃぃぃっ!?」

 

逃げられた。さすがにちょっと凹むぞ。……仕方ない。

 

「ぶっ壊すか」

 

グーパンでドアをぶち抜いた。そして更に暫く歩いてようやく魔王の間と思しき部屋の前に到着。さて、スレはどうなってるかな。

 

 

460:名無しの転生者

イッチ拳使ってたよな?じゃあ

>>460なら斬撃攻撃して

 

461:名無しの転生者

>>460なら零距離殴り合い

 

462:名無しの転生者

 

463:名無しの転生者

拳で斬撃?????

 

464:名無しの転生者

理不尽で草なんだ

 

465:名無しの転生者

安価は絶対や

イッチ、斬撃を拳で放て

 

 

「畜生……拳で斬撃とか出来ると思ってんのか……」

 

思わず安価による無茶ぶりに頭を抱えていた。

ってか「拳で斬撃」って何?物理法則に喧嘩売らんでもろて。……手刀ならワンチャンあるか?

 

「あーもうしょうがねぇ、こうなりゃヤケだ」

 

そう吐き捨て、片足を上げる。えっ、何するかって?ヒント:特攻(ブッコミ)の拓。

 

「ケンカの時間だコラァッ!」

 

 

472:名無しの転生者

 

473:名無しの転生者

誤解のないように言っとくけど本家本元は「ケンカの話の時間だ!コラァ!!」やからな

 

474:名無しの転生者

いやそこの訂正いらんねん

 

 

蹴りで弾け飛ぶ扉、砕ける蝶番、散乱する破片。そしてその向こうには、極彩色の……この後殺し合うと分かっていてもなお『美しい』と思える翼を持つ魔王がいた。だがその美貌に気を取られる間もなく、その肢体から放たれる色気が意識を奪おうとし、次の瞬間にはその闘気が意識を引き戻す。

 

「ふん……粗暴よな」

 

「いやあ、暴力で統治してる魔王に粗暴だの粗野だの乱暴者だの言われるとは思わなかったよ」

 

「後半言っとらんぞ」

 

だって勝手に付け足したもん。

 

「……して、人の子よ。貴様を何故我に挑む?名誉か?挑戦か?」

 

「……」

 

理由、か。ぶっちゃけないんだよな、まともな理由。……だけどそうだな。強いて言うなら──────。

 

「圧力」

 

「……圧力、とな」

 

「俺ァ田舎生まれでね。故郷(うち)、たまーに血の気の多い魔物に襲われては働き盛りの若いの何人か攫われんだよ」

 

「だから俺が暴力になる」

 

「魔王すら降す最強がそこにいる、そこは時代最強の縄張りだ……ってなりゃ、手ェ出す阿呆はそうそう出ねーだろ。その為だけに、テメーを討ちに来た……って言やあ満足か?」

 

俺がそう言うと、魔王は笑った。可笑しそうに、愉快そうに。……そんな変かね?

 

「くく、愉快愉快!まさかこれほどまでの阿呆がいたとはな!」

 

「誰が阿呆だ」

 

「阿呆以外の何者でもあるまい……貴様の故郷に手出しする輩だけを捻り潰せば済むものを、態々我を倒してまで示威を成す!これが愉快以外の何だと言うのだ?」

 

……まあ、言われてみればそうか。でもな、それだけじゃねーんだわ。

 

「後もう一つ」

 

「──────」

 

これでも男の子なんでね。前世と合わせりゃ30越えるが……それでも。

 

「誰だって憧れんだぜ?『最強』ってよ」

 

ぶっちゃけ地元云々は後付けだ。なれるもんならなってみたいじゃん?最強。だからまあ、人倫に背かねー範囲で力を示すさ。

 

 

512:名無しの転生者

こいつ今までの行い人倫に背いてないと思ってんの?

 

513:名無しの転生者

それこそバグとか過ちの類やろ

 

514:名無しの転生者

お前は正道大逆走してんだわ正気に戻れ

 

 

「最強、か……ならば惜しいことをしたな。我が母を始めとし、聖魔大戦の時代であればより強い者が多くいただろうに」

 

「かもな。だがまあ無いものねだりしたってしゃーねえさ」

 

 

534:名無しの転生者

なんかかっこよく決めてるけどこいつ「最強になりたい」としか言ってねえんだよな

 

535:名無しの転生者

刃牙の世界から来ました?

 

536:名無しの転生者

大暴れすることじゃなくて一番ヤバい暴れ方出来る奴になるのが目的な狂人

 

537:名無しの転生者

神様こいつ転生させたの大ポカでしかないと思うよ

 

 

「──────ならば、全身全霊を以て貴様を討ち滅ぼそう!我が名はアリスフィーズ3世!偉大なる邪神様と大魔王沙蛇様の後継たる、当代魔王なり!」

 

上等(ジョートー)ッ!俺ァエルクレス──────()()()()のエルクレスだッ!」

 

いざ、尋常に。

 

「──────参るッッ!!」




エルクレス・███
前世:█████。気分屋で割り切るタイプなので前世に思い入れはそんなにない。
異名:初代勇者
年齢:17歳
種族:推定人類
性別:男
転生者にして、この世界の"最初の勇者"。

というわけで当代魔王、アリスフィーズ3世との戦闘開始で今回は終わりです。本音を言うと戦闘に入りたかったんですけどね、もう6000文字弱あるんですよこれ。正確には5820文字。前書き後書き合わせると6000超えます。なので次回戦闘が本格的に開始ということで。

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