八神はやての恋愛事情   作:黒ウサギ

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まとめて感想に一言
はやて可愛いよはやて!

ちょっとだけ、本当にちょっとだけ原作キャラと関わり?ます


続:八神はやての外出事情

「ほんまに…、お見苦しい物をお見せしてしまい申し訳なく…」

 

「いえいえ、受け止めるつもりがあんなことになるなんて思いませんでしたし、八神さんが謝る必要なんて無いですよ」

 

「……見ました?」

 

「……少しだけ」

 

死にたい。

初恋の

相手にぱんつで

ダイビング

 

(死にたい…)

 

顔真っ赤や…。

何が悲しくていきなりとらぶるしなきゃならんのや…

しかも男性のナニに迄触ってしまい…

 

「八神さん?顔すごく赤いですけど、体調が優れなかったりしますか?」

 

「ひゃい!?だ、大丈夫です!」

 

あかん、恥ずかしくて顔も見れへん

慣れない格好なんてするんじゃなかったと、軽い後悔に襲われながら、神楽さんがお勧めだと言うケーキを一口

 

「あ、美味しい」

 

「お気に召したようで良かったです」

 

何でも話を聞くとこのお店、地球にある有名店のレシピを再現しているのだとかなんとか。話をしていてくれたが少しばかり私はケーキに夢中になってしまい馬の耳に念仏状態であった

 

「凄い美味しいですね、ここのケーキ。お勧めするだけはありますわ…」

 

「僕は食べるのは二回目ですけど、これなら何個でも入りそうですね?」

 

一度目は誰と来たのだろうか…

そんな考えがよぎる

聞けたらどれ程楽になるか、でも私は臆病だ。

 

「そーなんですかー。帰りにお土産買ってかなあかん思うてたんですけど、ここのケーキにしますわ」

 

聞く勇気も無い。切り出す勇気も無い。

おかしいな…、私はこんなにも弱かっただろうか

 

「持ち帰り専用のケーキも有るみたいですし、お土産にするのもありでしょうね」

 

笑いながら告げる彼から、いつ切り出されるのかと怯えながら会話を進めていく。

 

「…八神さん」

 

「は、はい?なんでしょ?」

 

突然、彼の腕が此方に伸ばされ

むにー

と頬を伸ばされた。

 

「八神さん、ほっぺ柔らかいですね。気持ちいいです」

 

「………ふぇ?」

 

「思い詰めたような顔をされると、こちらも中々辛くなるんですよ?」

 

何と言うことか、顔に出ていたようである。

ポーカーフェイスは得意だと思っていたが、相手に気を使わせてしまうなんて、私もまだまだ子供である

 

(と、というか!触られてます!はやてのほっぺが蹂躙されております!)

 

むにー、むにーと蹂躙されていくほっぺ。

如何せん、惚れた相手に触れられていると言うだけで抵抗の意思は薄れ、されるがままになっている。

心の中では拍手喝采状態で照れながら笑っていると

 

「八神さんを見ていると、友達の妹を思い出します」

 

神楽さんが喋ったその言葉に、ズキリと、胸が痛む

 

「最近は余り連絡を取っていないのですが…、げんきにしているでしょうか?」

 

神楽さんにとって

 

(恋愛対象として、見られとらんのかな…)

 

先程は崩れたポーカーフェイスを今度はしっかりと維持し笑い返す。

妹か…

心が痛い、胸が苦しい…

 

「あ、すいません。何時迄も触れているわけにもいきませんね」

 

離れていく手。

頬にはまだ、神楽さんの体温が残っている気がする。

何時もの私なら心の中で万歳状態なのだが

 

(妹扱いはなぁ…、辛いなぁ…)

 

そう考えてしまうと、虚しくて、悲しくて、やっぱり初恋は実らないんだなと思ってしまう

雰囲気が変わったのを察してか、神楽さんは申し訳なさそうに苦笑している。

そのまま、すこしだけどちらも喋ることは無かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神楽さんがご馳走してくれて、店を後にするが、その足取りはとても重い。

いっそこの重たい足で走り出して逃げてしまいたくなる。

でも、そんなことをすれば神楽さんを困らせるし

 

(そのまま疎遠になるのも嫌やなぁ…)

 

まだ諦められない心が、どうしようもなく憎い。

神楽さんの横顔が、ふとした時に零れる微笑みが、あなたの事が大好きなのだ。

 

(こんなにも私は神楽さんの事を想っているんやけど…、一方通行か…)

 

などと、完全に発想がネガティブに染まってしまった。

 

「すこしだけ、私に付き合ってもらえませんか?」

 

「え、あ、はい」

 

突然の神楽さんの提案に、私は無意識の内に返事を返す。

先導されたどり着いた場所はなんてことは無い、ただの公園。

 

「待たせてしまって申し訳ないのですが、告白のお返事をさせてもらいます」

 

その言葉に、私は余り焦ることは無かった。

何たって妹扱いみたいにされているのだ。彼女ではなく、妹。

 

(帰ったらなのはちゃんとフェイトちゃんに慰めてもらおうかな)

 

何てことを考えながら私は彼の言葉を待つ

夕焼けを背景にしているせいか、私からは彼の顔はよく見えない。だが彼のことだきっと私を振ることに対して申し訳ないような顔をしているに違いない。

 

(なんやあれやなぁ、神様はやっぱりいじわるなんやな…)

 

なんて事を考えていると、彼が口を開いた

 

「八神はやてさん。

ずっと前からあなたの事が好きでした。

私とお付き合いして下さい」

 

頭を下げ、手を差し出す彼。

一方の私は

 

「………え?」

 

思考が追いついていなかった。

え、私振られるんとちゃうの?何で告白されてんの?

と言うか私固まってる場合じゃないやん。

よく見ると彼の手は少し震えていて、それを見て私は少しだけ落ち着き。ゆっくりと彼の手を取る。

 

「わ、私で宜しければ、宜しくお願いします」

 

声が震えている。視界が霞む。

神様、意地悪とか言ってごめんな?

世界はこんなにも幸福で満ちているんやね…

 

「断られなくて、安心しました」

 

そう言いながら彼は頬をかく。

 

「断るわけが無いやないですか、私から告白したんですよ?それなのになんで神楽さんが告白してるんですか?」

 

涙目で、笑いながらそんなことを質問する。

 

「そこは、なんと言いますか…。男の見栄です。女性からの告白ではなく、男性から告白するのが筋な感じ、しません?」

 

嬉しい、嬉しい、嬉しい!

彼に想いが通じ、彼の想いが通じる。

初恋が実った瞬間である!

でも、そうすると少しだけ疑問が出て来てしまう。

 

「私、神楽さんに妹と見たいに見られてると思っとったんですよ?ケーキ屋であんな風に言われるし…」

 

「ご、ごめんなさい。私、余り女性と接したことが無くて、どんな感じに接すればいいのかわからなくて…。

ふと浮かんだのがその、友達の妹の事だったんです…」

 

最後の方は小さな声で言われてしまい、何だかそれすらも愛おしくかんじてしまう。

 

「その妹さんってどんな感じの方なんですか?」

 

「先程も言いましたけど、最近は余り連絡をとっていないんです。彼女の兄が生きていた頃はよく遊んであげていましたね…」

 

その言葉に、まさかと思いながらも一人の女性が思い浮かんだ。

 

「恐らく、最近の彼女については、八神さんの方が詳しいのかもしれません」

 

あぁ、やはりである。兄を無くした妹、よく聞くようなお話ではあるが飽くまでそれは創作の中で。でも私の近くにはそんな境遇の彼女がいる

 

「その人って、ティアナのことですか?」

 

ティアナ。その言葉を聞いた彼は、悲しそうに頷き、告げた。

 

「はい。ティアナは、私の友人であったティーダの妹で、私にとっても、妹のような存在でした」

 

神様、やっぱり世界はややこしいわ

 




急展開過ぎてなんとも言えない感じに…
ネタバレしますとヒロインははやて一人だけです。
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