キャラ情報いろいろと漁って思いました。
オンパロスのキャラたちがなんか一番凄いってことを。
あと誤字報告ありがとうございます。
月日は二月の26日。
今いる舞台から新たな舞台へと踏み入れるがため、出久はその身にホタルとキャストリスを宿し、共に名門校、雄英へと足を運んでいた。
『結局雄英になっちゃったね』
「(うん、でもやっぱり、憧れなのに変わりはないから、行くのならここしかないって思うんだ)」
『私たちは、出久さんがどんな選択であろうと尊重し、共に歩みます』
ただ一人立ち、雄英を見上げている姿。
そう思うだろうが、彼らは内にて会話をしている。
本来の物語と進む道は同じであろうと、既に分岐し、本来とは異なる故、どのような結果になろうと未知数。
だがそんなことは知らぬ彼は、一歩を踏み出そうとする。
「退けクソデク!!」
「か、かっちゃん!?」
その一歩を踏み出す直前、天才肌にして完璧主義、されど自尊心の塊である幼馴染——爆豪勝己が、不機嫌ながらに吐き捨て、雄英の校門を先に潜っていく。流石にと、出久は呆れが出ていた。
『イズクが落ちるの確信してる感じがしたね』
『……不快です』
「(だからって手を出すのはダメだからね!?)」
明らかに不機嫌となった二人の"個性"を宥めつつ、出久は改めて足を運ぶ——が、不吉にも足がもつれ、転んでしまう。
思わず衝撃に身構えるが、いくら経とうともつれたことによる衝撃が彼を襲うことはない。
不思議に思い、出久は下へと視線を向ければ、自身が重力を無視し浮いていることに気づいた。
すると次の瞬間、出久の左側、左耳から安全を確認する少女の声が聞こえた。
「私の"個性"。ごめんね、勝手に。でも、転んじゃったら縁起悪いもんね!」
ゆっくりと地に着かせ、"個性"を解除する少女。
出久が改めて見れば、そこには茶髪のショートボブと言う髪型をした少女が立っている。
先のは目の前の少女の助けによるものだと、出久は悟った。
「あ、ありがと……」
「どういたしまして! お互い頑張ろうね!」
礼を伝えれば少女は嬉しそうに笑顔を露にし、校門へと向かう。
出久はその後ろ姿をただ見ることしか出来ずにいた。
『……イズクはあぁいう子がタイプなの?』
「——へぁ!? あっ、ん”ん”…!! (な、何言ってるのホタルさん!?)」
『私も気になります……』
「(キャストリスさんまで!?)」
一方でホタルとキャストリスは面白くないとばかりに、さらに不機嫌となっていた。
——◆——
これから入学を夢見、掴み取るがために挑もうとする者たちが集っている。
どのような試験なのか、どのようにして突破すればより合格するのかと。
我先にとばかりに、多くの者が希望せし科目に入学するがため、蹴落とし合いとも言えてしまう空気。
すれば会場の中央奥側に、照明が照らされ、教卓と共に立つ人物が姿を露にした。
『今日は俺のライブにようこそー! エヴィバディセイヘイ!!』
試験会場はライブ会場じゃない。と、誰もが思うだろう。
しかし姿を他を現した、逆立つように整えられた金髪にサングラス、首元には音響装置のようなものと、まさに試験当日にしていい恰好とは言い難い姿とテンション。
受験生らと相反する差ゆえに、微妙な空気が会場を包ませる。
「『プレゼント・マイク』だ……! 僕毎週ラジオ聞いてる……!」
しかしその中で唯一と、出久だけはオタク故に小声であろうと声を漏らしてしまっていた。
同じ中学からの受験者故に隣の席に座らされた爆豪はうるさいと指摘する。
『イ、イズク! 興奮しちゃうのはしょうがないとして、受験中の独り言はなるべく抑えて!』
『他の受験生の方々や、教師である方々に、良くない印象を持たれるかもしれません』
ホタルとキャストリスもまた指摘することで、出久は咄嗟に自身の口を両手で塞ぐ。
その間にも、プレゼント・マイクと呼ばれし人物は、そのテンションとは裏腹に、しっかりと説明を始めていた。
1.試験会場には1ポイント、2ポイント、3ポイントの計三種類の仮想
2.三種共にサイズ、戦闘パターンも異なり、ポイントが高い個体ほど、倒し獲得が困難。
3.制限時間は10分。その間に、誰よりもより多くポイントを稼ぐ。
4.妨害行為やアンチヒーローな行為は禁止であり、意図せずであろうとみなされた場合は即退場・不合格。
5.三種と書かれているが、各試験会場にてポイント対象外の害悪仮想
以上をもって試験に臨むことが、試験の内容。
『俺からは以上! 最後にリスナーに我が校『校訓』をプレゼントしよう! ……かの英雄、『ナポレオン・ボナパルト』は言った。「真の英雄は人生の不幸を乗り越えていくもの」…そう! 更に向こうへ、
プレゼント・マイクによる試験の説明を受け終えた出久は、他の受験生らと共に指定された演習場に向かうべく動き出す。
——◆——
演習会場B。
出久を含めた一部の受験生らが、学生服から各々の、動ける服装へと着終えている。
無論、出久とて同じであり、動きやすいジャージを着こんでいる。
「(緊張する……)」
『大丈夫、あたしたちが付いてるから。それに、ヴィジランテで得た経験は必ず活きるはずだよ』
『私もお力添えします。落ち着いて、今目の前の目標にだけ集中してください』
緊張により顔がこわばり、身体が震える。
だが彼は一人ではない、脳に響くように聞こえる、二つ…否、二人の優しく、聞きなれた落ち着く声。
先ほどまでが嘘かの如く、その身体の震えは既に止まっている。
すれば出久は呼吸を整え、精神を落ち着かせていく。その際、彼の背後に立っていた、眼鏡をかけた男子受験生が肩に手を乗せようとして、乗せずにやめていた。
実は緊張のあまり出久は気づいていないが、出久の視線の先には偶然にも校門前にて、横転しかけたところを助けてもらった女子受験生がいたのだ。
男子受験生は、出久が妨害行為、最悪はアンチヒーローなのではと思い、注意しようとしていたが、それは思い違いだと、出久の様子を見て理解した。
一方の出久はそもそもと、そんなことはしないし、例の女子受験生には気づいてすらいない。
『開始の合図は、カウントダウン形式か、唐突のいきなりかの二択』
『本当の戦いに、合図などはありません。出久さん、いつでも臨めるよう準備を』
「(うん…大丈夫)」
周りに悟られぬよう、出久は両の脚部にのみ劫火を——サムの力を集中させていく。
すれば
次の瞬間、唐突にと開始の合図が告げられた。
出久はその合図の瞬間に、劫火が点火され、一人先に会場内へと飛翔した。
出久とホタルはヴィジランテ活動時期、サムとして活動をしており、その姿はネットワーク、更にNo.1やNo.2にすら見られている。
故にサムそのものに変身してしまえば、試験中、もしくは試験後に大きな壁と言う問題が起きてしまいかねない。
ネットの情報は、星核ハンターが裏で隠蔽、消去を徹底的にしてくれていたが、直接見た者は、その姿が脳裏に焼き付いてしまっている。
そしていくらネット内に消されようと、個人的データ内部には保存されているなどがある故、完全なる安心は永遠に消えることはない。
だからこそと出久はホタルと話し合い、うまくサムの力、その鉄騎を身体の一部、部位にのみ顕現させ纏う術を編み出して見せた。
元の本来、出久は分析能力に大きく長けている故、一つの可能性しかないものを複数にすることができる。故に彼の努力の先に、今の術を実現を可能にし、ホタルをも驚愕させて見せた時期があった。
地に着地すれば「死」を秘める大鎌を顕現し握る。
すれば仮想
対する出久は、大鎌を大振りに、強く振るい、その一太刀にて接近する仮想
『ポイントの集計はあたしたちがするから、イズクは気にせずいっぱい稼いで!』
『出久さんの場合、「死」の権能による死への誘いも、ご自身の意志で出来ます。気にせずにお使いください』
「(うん、ありがとう二人とも!)」
出久は駆ける。合格するがために。
「——ミュウ?」
そんな出久を遠くもなく近くもない、模型だけに創られた廃ビルから、
その存在は他の受験生には見向きもせず、出久にバレないようにと浮遊しながら、後を追い始める。
・ピンクの存在
出久達が入試の実技試験を受けてる際に、その会場になぜかいた存在。
実はずっと前から雄英内に彷徨っていたとか。
試験の最中である出久を見つけ、他の受験生らとは異なると本能的に察知し興味を抱いている。
・『爆豪勝己』
今更ながらの元不良で、
ここではどうなるのかは不明。
出久の"個性"に何か秘密があるのではと薄々と感じているらしいが?
・茶髪のショートボブ