酔うじょオペレーション   作:マキシマムとと

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TS幼女おじさんはおチッコがしたい・前編

 

 ガチャ…。

 ガチャガチャガチャガチャガチャ!!

 ドンドンドンドンドンッ!!

 

 

 ゲーム筐体の扉を叩く音。

 幼女の脚は思いっきりハの字に曲がり、彼女の膀胱がどれほど限界であるかを熱く悲しく物語る。

 

 「お願い…開いてぇ〜*1

 

 シータの声を真似ても無駄さ。

 何故ならゴローの手には飛行石が無いから…!!

 

 「ポポちゃん…ポ〜ポポッポ・ポ・ポ・ポ・ポポちゃ〜ん!? おっちゃんが悪かったよ、本当に調子に乗って悪かった!! だからお願い…お願いだからトイレに行かせて下さいーーー!!」

 

 漏れる。

 出れない恐怖より出る恐怖。

 懸命に粘るゴロー。

 しかし残酷なるこの世界。

 ポポちゃんの返事は…無かった。

 

 

 

 ☆

 

 

 

 ヤ バ イ ぞ ☆

 

 開かない扉。

 頑丈なゲーム筐体。

 密室の中で膀胱は限界。

 

 そんな状況で酔うじょナウなゴローの脳は懸命に打開策を探していた。

 

 一人ならまだ良かった。

 幼女のオマタで正確に的を狙えるか…と言う不安こそあった物の、最悪空にしたペットボトルの上部をナイフで切り捨て、患部にフィットさせてから放水すれば(手や尊厳は汚れても)床だけは汚さずに済む。

 そんな算段が密かにあったのだから。

 

 ーーーしかし。

 

 「グォルにゃん??」

 

 曇りなき眼で見定めようとする1匹の毛玉。

 白黒模様の獣の存在がゴローの計画を狂わせる。

 

 「奇跡の再開を果たしたマロ姉さんの前でおションションとか、ちょっと流石におっちゃんですら引く…」

 

 他猫(たにん)の空似。

 その方があり得る事はわかっているし、所詮は畜生だと、そう思う所も無くはない。

 しかしこのヌコの目はどうだ!?

 なんとも理知的で、キラキラとして、可愛い!

 

 そんなヌコさんの目の前でおチッチだと?

 しかも今回のおチッチは普通とは違う。

 今のゴローの服はポポちゃんワールドサーキット専用の黒いライダースーツだ。

 この服は上下一体型の、ツナギと同じ構造なのである。

 つまり、ゴローがおションションをするためにはこの服を脱がなくてはならない。

 (今日は暖かかったのでツナギの下はパンツだけ)

 

 となると、そう。

 ゴローは 脱衣→全裸→パンツずりおろし→崖の上のホニョ と言うアクロバティックな4連コンボを決めなくてはならないのだ。猫の目の前で。

 

 キツイ。

 流石のゴローにも荷が重い。

 (加えて書くと本人は知らないが猫=実の弟)

 

 「マロさん…その、ちょっと巣に帰らん?」

 

 一時でも消えてくれれば、その間に事は済む。

 何処から来たのかはわからなくても、今ここに居ると言うことは必ず何処かから来たはずだ。

 ならは速やかにお帰りを………ん?

 何処かから………キタ!?

 

 「待て…待て待てッ!?」

 

 たぶん、ここは何らかの施設の中。

 筐体の壁面モニターの奥に見えるのは別室に通じる扉。おそらく、猫はそこから来たのではなかろうか(違います)。

 なら…それならば。

 

 「あるんじゃねーのか、桃源郷(トイレ)が…!!」

 

 普通に考えればおかしい。

 もし運良くトイレを見つけたとしても、それはモニターの向こうのトイレだ。

 しかし、猫はモニターのコチラに来ている。

 猫が来れて、トイレが来れない道理は無い!!

 そんな謎の理屈がゴローを突き動かしていた。

 

 「乗るんだマロ!」

 

 猶予は無い。

 リザーブタンク(予備燃料タンク)のコックを捻り、尿漏れの恐怖に怯えながらヘニャヘニャの女の子ポーズでキックペダルをガチャコラと漕ぐ。

 

 「モモちゃん(バイクの名前)起きてくれ〜ご飯(ガソリン)だぞー」

 

 ガチャコラ…ガチャコラ………。

 ある程度回した後にセルフスターターをポチる。

 正直ヤバイ。

 チョイ漏れした可能性もあるので、これ以上はガチャコラ出来なかったのだ。

 

 「頼む………!!」

 

 ゴロー必死の願い。

 水星の魔女に応えるエアリアルのように、ゴローのバイク(モモちゃん)は少しの振動の後、力強くエンジンを起動させた。

 

 ヘルメットを被り、バイクに跨る。

 

 「ヨシッ! 行ーーー」

 

 

 【ドー路交通ホー第65条違反を確認。ホー律は守らなきゃダメだよぉ〜〜〜??】

 

 

 動かない。

 何故ならポポちゃんワールドサーキットは飲酒厳禁だから!

 

 「す〜〜〜〜〜………」

 

 大きく息を吸って、ゴローが吐き出す。

 

 「バ〜カ〜がーよぉ〜〜〜!!」

 (自己紹介、乙…!)

 

 この筐体導入直後は息をフーってやるアルコールチェッカーで酒気帯び判定をしていた。

 

 それは流石に面倒だと駄々をこねて別の判定方法にしてもらったのは誰か→ゴローさん。

 どう言うタイプの判別方法になったのかを聞かなかったのは誰か→ゴローさん。

 そもそも飲酒厳禁のバイクゲームの途中で酒を飲んだのは誰か→ゴローさん。

 

 「詰んだ…」

 

 絶望のままバイクから腰を降ろした…その時。

 

 【ドー路交通ホー第65条クリア。ヨーコソ! ポポちゃんワールドサーキットへ!】

 

 「ほぇあ!?」

 

 見上げた先には…ヌコ!!

 猫のマロがバイクのシートの上に乗り、リラックスした様子で毛繕いをしていた。

 

 ゴローは飲んでる。

 猫は飲んでない。

 ゴローは乗ってない。

 猫は乗ってる。

 

 急いでバイクに駆け寄りアクセルを回す。

 重い手応え。

 力強いエンジンの咆哮。

 

 「コイツ…動くぞ!?」

 

 どこぞの天パの台詞をパクリ、ゴローは希望の糸にしがみつくのであった。

*1
CV.のよこざわけい子様





 今回は短め。

 何故なら水星の魔女を走破したからね…!!
 流行りモノに飛び付くのが嫌(ひねくれ者)なのと、序盤の水星ちゃんや花嫁さんに感情移入出来なかったのが悪さして長い間放置していたのですが、この小説を機に視聴を再開。

 結果としては大満足でしたね。
 時間に余裕さえあったら2週目走りたいくらい、個人的には良かった。
 キャラが良いよね。
 最初モブというかその他大勢だった大勢のキャラクター達が後半に突入するにつれて一気に色付けされて行く感じが素晴らしい。

 アレは監督の狙いなんだろね。
 戦争の描写にしてもそう。
 誰が悪いとか、誰が良いとか。

 作者にとっては調度良い塩梅の作品でした。
 う〜ん、マジで2週目行くかな?
 どのみちまだイラスト1枚も出してないし、時間はまだあるよな。

 う〜む、贅沢な悩みだが、来季に入ったらどの道……。
 ま、そんな訳で、未視聴の方も視聴済みの方も良ければ水星ちゃんをコスリましょう!
 (@^^)/~~~

水星の魔女のコスプレ、誰を選ぶ?

  • 赤いたぬき・スレッタ!
  • 白いきつね・ミオリネ!
  • ツンデレ侍・グエル!
  • 日陰の美人・ニカ!
  • ボンボン頭・チュアチュリー
  • ハッピーバースディ・エラン
  • エロの化身・シャディク
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