酔うじょオペレーション   作:マキシマムとと

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TS幼女おじさんはおチッコがしたい・中編

 

 ポポちゃんワールドサーキットはゲームである。

 

 

 ポポちゃんの部下(日本人形っぽい子、本編未登場)が作り上げたバイクツーリング再現ゲーム。

 

 『NORMAL』以下は練習。

 『NORMAL』はリアリティ()重視。

 『HARD』はガノタ向けに面白要素を取り入れ。

 『VERY HARD』はエンドコンテンツとして作成した。

 

 だから、基本的にはバイクの運転がメインのゲームなのだ。ガンダムだのザクだのビームだのバリアだの…そうした要素はオマケ程度にしか考えていなかった。

 

 そうした背景の結果、ゴローに突っ込まれた時にも部下ちゃんは深く考えなかった。

 

 ゴロー曰く、

 「この超小型Iフィールド、ちょっとスゲーもにゅるんだが。ビームの被弾を3回まで防げるのは良いよ? 仮にもIフィールドなんだからミノ粉で作られたビームをミノ粉で弾くってのは原作通りで間違いは無い。まぁ…こんなバイクに着けれるほど小型になるわきゃねーだろ! てツッコミはあるにしてもな? ただ、ビームでドロッドロに溶けた道路のスリップダメージの無効化は解釈が違うんだわ。ここまで行ったらIフィールドじゃなくてオーラバリアなんだわ、わかる? Iフィールドはミノ粉由来のバリアであってミノ粉に依存しない物理現象に対してはーーーで、だからーーーだろん? そこん所の愛というか理解? それがやっぱりーーー…でーーーつまりピンポイントでの運用を考えたならーーー………」

 

 頭の中はどうなっているのかと。

 しょせん素人メイドの手作りゲームに何を求めているのかと。そう叫びそうになった部下ちゃんではあるが、彼女の上司(ポポちゃん)は生粋のゴロー信者である。

 

 ゴローの願いを叶えて欲しい。

 そう願い、ウルウルと涙を湛えた瞳に部下ちゃんは耐える術を持たなかった。

 

 そんな事情があり、ある時からこのバイクのIフィールドは魔改造されていた。

 通常のIフィールドはビームを3回弾く効果だけ。

 ENが満タンの時に限り一度、効果時間1秒のオーラバリアを展開可能。

 

 そしてもう一つの副産物がーーー。

 

 

 

 

 ◆

 

 

 

 

 「ーーーう〜漏ちゃう(もっちゃう)ぞマジで…」

 

 

 施設の通路を進んで行くゴロー。

 尿意は変わらずに脳と膀胱を焼くものの、バイクの馬力にすがり付く事でオマタへ筋力と精神力を集中。

 そのお陰で小康状態が保たれていた。

 

 相変わらず座席の上にはマロ()

 リラックスした様子でシートの上に座り、今は背中を丸めてお腹を舐めている。

 この描写からわかる通り、マロと出会った部屋の奥に見つけた扉については既に問題なく通過していた。

 

 あの時、あの部屋の扉の前で。

 

 「開かない、終わった、ヤバイ」

 

 そう思ったのも束の間。

 ひとりでに扉が開き、その向こうから影人間が現れたのだ。影人間は全身が真っ黒。

 何故か目の前に居るゴローには気が付かない様子だったので入れ替わるようにしてドアを潜ったのだが。

 

 「広すぎ…るのに、なんでトイレが無いのぉ??」

 

 このステージは思ったよりも広いらしく、その割にトイレが見当たらない。

 通路それ自体も広い。

 反対側から歩いたり走ったりして来る影人間と、バイクを手押しする格好のゴローが余裕ですれ違える程度には広い。広くて小奇麗な通路が永遠と続いている。

 

 「迷子ナウ…あーもぉ!!」

 

 尿意は増し、分岐も多く、ガソリンも残りわずか(ゲームオーバー目前)

 諦めて全裸&ホニョを覚悟し始めた、その矢先。

 

 「んぉ?」

 

 通路の角に猫の尻が見えた。

 妙に光っていて、尾の先が二股に別れている…ような。

 

 「あん…?」

 

 なんとなく、気になる。

 少し前にアニメで見たシーンに似ている。悪徳領主がどうたらこうたら…とか言うアニメで、主人公が専用ロボットに乗っておパンパンチックな腰フリモーションをするアニメに、こんなシーンがあった。

 

 それを思い出したら、そう。

 当然、気になる。

 俄然…追う。

 

 「また…!」

 

 曲がった先。やはり、透けて光る猫の尻だけが見えて、また角に消える。

 

 「おもしれぇ…おっちゃんを誘ってんか?」

 

 そこそこの距離を走破して、光る猫を追いかけた先には。

 

 「行き止まり…か」

 

 通路の突き当りには明らかに厳重警備なドアかある。扉の材質は壁よりも硬そうに光を弾き、ドアの真上には監視カメラが2台。ロック解除には虹彩・指紋・声紋判定に加えて解除コードの入力を要求するC国最高クラスのセキュリティ………なのだが。

 

 「ここは切り札を使うしかねーかな」

 

 ニヤリ、と笑みを浮かべる。

 ゴローの視線の先には3つのボタン。

 1つは『O』これはオーラバリアのOであり。

 その隣には『I』当然ながらIフィールド。

 そして最後には『P』の文字があった。

 

 「俺のターン!」

 

 人差し指と中指をピリシと立て『P』のボタンをポチるゴロー。

 

 「ピンポイントホワイトバリア…三千点!!」

 

 Iフィールドのエネルギーを全開にして広げる事でオーラバリアが再現された。

 それなら、エネルギーを全開にして、一極集中すればまた違う効果が現れるのではないか。

 そうしたゴローの考察から生まれたのが、今回の『ピンポイントバリア』だ。

 

 これは超時空要塞マクロスと言うアニメ作品に登場した謎のバリアであり、マクロスプラスではマシンの拳に纏わせる事で格闘戦を可能としたスーパーなバリア(バリア?)なのである!!

 

 「やって〜やるぜぇ!!」

 

 ピンポイントバリアの特徴は上記の通り。

 質量を持たないエネルギーでありながら、質量を叩き壊す武器となる。

 

 【ギュゥオォォォォォォアァァン!!!】

 

 アクセル全開!

 ハンドルにしがみつくゴローを投げ飛ばすような勢いで加速する暴走バイク。

 その前面に展開したピンポイントバリアが青白く輝き。

 

 「ひゃ〜!!」

 「ギャオーーー!?」

 

 1人と1匹を道連れに、分厚い鋼鉄の扉をぶち破ったのであった。

 

水星の魔女のコスプレ、誰を選ぶ?

  • 赤いたぬき・スレッタ!
  • 白いきつね・ミオリネ!
  • ツンデレ侍・グエル!
  • 日陰の美人・ニカ!
  • ボンボン頭・チュアチュリー
  • ハッピーバースディ・エラン
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