酔うじょオペレーション   作:マキシマムとと

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 AC6のプレイが久々過ぎて世界サーバーがある事を忘れていました。その言い訳をするために1話書いたので許して下さい(後出しジャンケン)。



世界のゴロー

 

 「勝てね〜…今日もまったくサッパリ勝てねぇ」

 

 

 腕もアセンも悪い自覚はある。

 しかしそれでも潜ってしまう。

 だってACなんだもん。

 

 

 ───鯖変えてみれば?

 ───チェンジで

 ───戦場を選ぶ事も大切なんやで?

 

 

 ゴローが来れば人も来る。

 そのため対戦相手に事欠く事は無いのだが、その弊害として格上との連戦確率が上がってしまうし、なによりスパーリング相手と当たってしまう事が地味に嫌だったのだ。

 (参観日に親が来る感覚に近い)

 

 「鯖………あ! 鯖ってサーバーの事なん!?」

 

 ───は?

 ───なにを言ってww

 ───もしかしてと、俺は思ってた

 ───魚じゃないよ??

 

 「いやずっと不思議だったんよな、なんで魚の話してんやろって。鯖ね? サバ…普通にサーバーって書けよもぉ!」

 

 ───もぉ!

 ───かわえぇのが草

 ───そう言えば中身ご老人やねんな

 ───オッサン頑張れ

 ───せかい サーバー と つなげるんだよ?

 ───お嬢ちゃん、イキ方、わかるかな? ハァハァ…

 

 AC6には複数(実質的には2個)のサーバーがある。

 回線の接続は良いが人が少なくてマッチングに苦労する日本サーバーと、回線の接続は悪いがマッチングに困る事は無い世界サーバー。

 ゴールデンタイム(午後7:00~10:00)なら日本、それ以外なら世界での接続をするレイヴンも少なからず存在しているのではなかろうか。

 

 「うわ〜世界かぁ…! 外国(ゲーコク)のACニキとも対戦出来るんやろ? スゲー時代だよな〜って! ガンダムの時も実は思ってたんやが、おっちゃん大昔にドリキャ*1で大富豪*2して電話代が万越えた事があって───って、この話した事あったっけ? あった? ない? ま、えっかww その後? 親にブチ切れられた挙句に強制バイトに送り出されて稼いだ金を全額没収されたんよなwww それからは長いことネット関係恐怖症だったんやで〜。まさかゲームでそこまで金落とすとか知らんくてなー」

 

 ま、数年後にエロサイトのお陰で恐怖症も克服できたんやがな!

 

 ───と、ケタケタ笑いながら過去を語り、手元にあった最強焼酎【魔王】をグラスへと注ぐ。

 どうも最近AC6の為に禁酒した癖に連敗が続き、そのせいで精神的に参っていたらしく。

 いつものように数日記憶が飛んだ朝。気付いたらこの酒瓶を握り締めて目覚めたゴロー。

 

 誰がくれたのか…とか、第二のゴロー(別人格)が飲んだのか…とか。そういう事は怖くて聞けなかったが、うまい酒に罪はない。

 

 あるなら飲もう。

 飲んだらヤろう(ゲームを)。

 

 そんな訳でご機嫌になったゴロー。

 今日はオン・ザ・ロックでチビチビと酒を舐め、白くてふわっふわの裂きイカをパクつく。

 

 「イカもうめーけど、イカ無くても何一つ問題ないレベルで酒がウメェんだわ! やっぱ魔王様々やで!!」

 

 少し頭がふらつくが、問題ない。

 ついつい多目に口に含んで、なんでかうっかりゴックンと飲み干してしまう。

 喉がカッとヒリツキ、その後から祝福の天使のようなフルーティーな香りと甘みが広がってしまう………!

 

 「最高や……ふぉぅ!!」

 

 こんな美味いお飲み物を、高々ゲームの勝敗の為に我慢していただと? 馬鹿か!? 飲んで勝つ!

 その心意気が無ければ結局は負けるに決まっておろう!!

 

 「しょうぶら!!」

 

 ───小ブラ?

 ───”(*>∀<)o(酒)" 

 ───ゴローにブラジャーはまだ早いと思うの

 ───ちとちんって言って!

 ───くぉ〜マジで良い酒飲みやがって

 ───3Mの中では一番好き

 ───俺は村尾飲んるよ〜(*゚∀゚)ノ€[芋]

 ───がんばぇ〜ゴロー♡♡

 

 意気揚々と挑んだランクマ。

 その最初のお相手は中量逆脚のブレーダー(近接武器使い)

 

 「え〜っと? ブレーダーならとりあえず引きチュけてから、ジャンピングエスケープで…お、え?」

 

 敵機が近付く。

 ブレキャン*3で迫るのはわかる。

 だが、その動きのコマ(・・)が。

 

 「コマ送りになって………ッ!?」

 

 本来ならスムーズに、始点と中間と終点で構築される映像。その中間部分がごっそりと抜け落ちた異常事態。

 これこそが、ラグ…と呼ばれる(レイヴンにとってはお馴染みの)現象である。

 

 ───世界鯖やし

 ───あ〜終わったな

 ───ラガーマン乙

 ───地面に埋まってないだけまだ良心的やろ

 ───キックに注意やで!

 

 「何こ…ごひぇ! 何こりぇッ!?」

 

 ラグい相手はキツイ。

 特に逆脚とのラグ戦は最悪だと言えるだろう。

 もともと怪しいインチキ強判定キックの命中範囲はまさに異次元。避けても当たる。

 当たれば機体は一時的に硬直させられ、そのタイミングで敵機がブレードを振るった。

 

 「ハァ?? そんな遠くで届くわっキャッ!?」

 

 真空(不可視)の刃でも飛ばしているのかと、問い質したくなる遠方からの斬撃がゴローの愛機を襲い。

 

 「勘弁して、ラグ無しのブレードすら避けれんのよ!? おっちゃんを労って。いたわって〜〜!?」

 

 頻度は多くなかったものの、その後も機体から軽く90℃は外れた位置で着弾したレーザーのCSに被弾したり、分身の術を使うJapanese忍者(Ninja)のようなACに遭遇したりと、リスナーへの話題提供に事欠かない配信となったゴロー。

 

 「世界サバって…毎回こんなクソラグなん??」

 

 ───(毎回では)ない!

 ───ゴロタス運悪すぎて草

 ───俺の所は最近安定してんだがな?

 ───クソラグ野郎はゴキブリと一緒

 ───あえてラグくする確信犯もいるんやで

 ───まー今回はゴローの運が悪すぎやろ

 ───キャーってもう1回言って♡

 ───ひどいゲームだww

 

 AC6。

 その闇に触れる。

 実に味わい1日であった。

 

*1
セガの発売したゲームハード。ドリームキャスト。数は少なかったがドリキャならではの良質なゲームがあったように記憶している

*2
凄く荒いポリゴンのアバターを作成出来た。ヤカン頭で遊んだような気がする

*3
ブレードキャンセル。ACの斬る動作には前方へ超加速する効果がある。なので、ブレード→斬る前にキャンセルQB→ブレード→斬る前にキャンセルQBと繋げる事で異次元のブレイバーとして高速機動が可能となる

水星の魔女のコスプレ、誰を選ぶ?

  • 赤いたぬき・スレッタ!
  • 白いきつね・ミオリネ!
  • ツンデレ侍・グエル!
  • 日陰の美人・ニカ!
  • ボンボン頭・チュアチュリー
  • ハッピーバースディ・エラン
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