酔うじょオペレーション   作:マキシマムとと

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新機体─SHIELD LIGOROU─

 

 「吐きそう…」

 

 

 たぶん今朝食べたバナナが良くなかった。

 美味しかったのと、皮が黒くなっており中身の鮮度もギリギリだったので1本まるまる食べきってしまったのだが、それがちょっと胃の中で悪さをしている。

 

 

 ───だいじょうぶ?

 ───ゲロビはトイレでするんやで?

 ───俺のチ○カス臭かったか?

 ───薙ぎ払え!!

 ───無理すんなよゴロー

 

 

 「ん〜…すまねぇ。なんか胃腸がやる気無い感じ」

 

 ───胃薬飲め

 ───寝たら?

 ───運動したら良くなるかもよ

 ───ボクがシンサツしてあげるっピ♡♡♡

 ───もとから白いから顔色が読めねぇ

 ───目が○んでんだわ

 

 ゴローを心配するコメントの中に気色の悪い電波を感じる。このまま待機する事に不安を覚え、ゴローは気力を振り絞ってバービージャンプを実行するのであった。

 

 「はひー! キッツっっっ!!」

 

 ほんの数分の有酸素運動。

 太腿の筋肉がギシギシと唸り、小鳥のような心臓がバクバクと血液を全身に走らせる。

 

 体調不良の大半は血行改善により解消される。

 胃腸に脳に、新鮮な酸素を送り込み。

 ゴローの闘争(AC6)は今日もこうして始まった。

 

 

 

 ◆

 

 

 

 「盾を展開しつつ、右手で応戦!」

 

 バシバシと盾の表面で砕けるのは黄金の礫。

 過去に辛酸を嘗めさせられたスタンガンの雨だ。

 それをIG時間が超過した布切れのような盾で受け流しつつ、ゴローの愛機が右手のパルスガンを抜き放つ。

 

 スタンガンで怖いのは放電蓄積による強制放電、その固定ダメージと瞬間的な硬直時間だ。

 

 だが、それらの状態異常は盾を貫通することが出来ない。IG時間外の貧弱な能力しか無い盾でもその仕様は変わらずに機能してスタンガン使いを苦しめる。

 

 ───その調子やで!

 ───スタンガンを許すな

 ───やっぱこのゲームの盾壊れてんだよな

 ───良いサンドバッグだゾ☆

 

 「チっ、スタッガー…って許された!?」

 

 衝撃の溜め過ぎでスタッガーしてしまったゴロー機─SHIELD(シールド) LIGOROU(ライゴロー)─しかしスタンガンの火力は強制放電の固定ダメージに依存した割合が大きい。

 そのためゴローの愛機は軽装甲でありながらスタッガーと言う一撃終了の窮地を脱して応戦する事に成功した。

 

 その後も中距離では左手のパルスガンを撃ち、敵の接近&射撃に合わせて盾の展開と右手パルスガンの射撃にて応戦する事を意識して対応、無事に勝利を収めたのであった。

 

 「ふひ〜…アセンジャンケンで勝ってるのにギリギリやったわ。対戦アリでした」

 

 盾をアセンに取り入れる前に意識していた事は『当たる』と判断した瞬間に最大限弾を流し込むこと。

 当たらない時に弾を垂れ流すのではなく、スレ違いや軸が合ったほんの一瞬を見極めて弾を置いておく方法。

 

 しかし、盾を得てからのゴローは過去の戦法を継承しつつも、左右のパルスガンを交互に撃つという新しいスタイルを確立しつつあった。

 

 「対スタンガン機体の他にも盾持ちや重ショにはこの戦法のが刺さる気がする…まぁ、練度はまだまだなんやが」

 

 この戦法には「ここぞ!」と言う場面で一気に敵のAPを削り飛ばすような火力は無い。しかし中距離では左手で牽制しつつ敵のENを消費させ、近距離では盾で敵の一撃を防ぎつつ敵が避けられない距離で右手のパルスガンを流し込み、その上でこちらは蓄えていたENをフル活用して空へと逃げる事を可能としていた。

 

 懸念は火力の低下だが、命中率の観点を導入した場合その低下具合は想定よりも低く見積もれる。

 と言うのも、両手撃ちでは反動がキツ過ぎて直ぐに弾がバラけるのがパルスガンの特徴なのだが、しかし左右交互に撃てば腕にかかる反動の蓄積をある程度は軽減出来る…つまり中距離間での命中率が上がり、火力はある程度維持される───と言う寸法である。

 

 盾のIG時間の把握と右手のヒートゲージ管理とEN状況やQBタイミング等々など…これまでの戦法に比べるとかなりプレイヤーへの負担が大きいと言うか、かなりの脳力を要求してくる戦法ではあるが、その効果の程は今見た通り。

 

 ───ヴィクトリー!!

 ───それにしても上手くなったなぁ

 ───ゴロタス割と盾の才能あるんじゃね?

 ───88888888

 ───頭コンランせんの?

 ───んだよ調子えぇやん、心配して損した!

 ───本当にゴローが動かしてんのかぁ?

 ───ゴロタス天才!

 ───俺盾だけは無理なんよな〜

 ───あんなに雑魚だったのに…

 

 「うぃ〜、センキューセンキュー」

 

 ───なんかコツとかあんの?

 

 「コツ…う〜ん」

 

 盾の扱いは難しい。

 少なくともゴローはそう思っていた。

 

 「ちょっと前は盾を持ってるなら盾を使わなきゃダメだって思ってたんじゃけどな? 何回も何回もエビ───エビ? あ〜っと? なんだっけか、自分の機体に合わせた使い方もあるし、敵に応じた使い方もあるんでスゲー説明がムズいんやが…」

 

 ───エビ?

 ───盾な〜

 ───いっしょうけんめい喋ってるなー♡

 ───悩ましい幼女スコ

 

 「要するに慣れかな? おっちゃんの機体は半端なんよね。引き機の癖に遅いし、EN周りザコだし、ふわふわ機体なのに脚は地上QB特化のナハト脚じゃろ? モトの装甲が紙だからせっかくの盾も微妙に薄い。パッと見どこを取っても特化した強みの無い半端者なんよ」

 

 言葉にしながら愛機への理解を深めて行く。

 

 「けど、おっちゃんが引き機体で勝つためには何か1個に特化した強みを持つ機体よりも、複数の事が半端に出来る機体のが向いてたんよな、たぶん」

 

 理解を深めながら酒を作る。

 流れるような動作で空いたグラスに氷を落とし、酒を注いで炭酸で割る。

 今日は気分で生のレモンを一絞り。

 

 「くひ〜〜〜〜っっっマ!!」

 

 ───おいちいでちゅね?

 ───チュパゴローでイクイクぅ!

 ───れも〜ん

 

 「んで? なんて言おうとしたんやっけ? ん〜〜〜〜………わがらん!」

 

 ───わがらん!

 ───わがらんキタ!

 ───おっさんか

 ───TS幼女おじさん(;_;)

 

 「ともかくな? おっちゃんが思うに盾の使い方は千差万別なんよ。盾の種類によっても変わるし、盾を載せる機体によっても変わる。おっちゃんの場合は永遠に逃げながら、どうしても盾を使った方が良い時だけ使うお守りみたいなアイテムとして機能してる感じなんかな〜? 言葉にするんがムズいけど」

 

 喋りながらもマッチングは完了。

 現れた対戦相手は超軽量ブレーダーだった。

 

 「あ〜…アセンジャンケンはおっちゃんの勝ちやな。つかランクマも後半だからか、明らかにA帯のレベル下がったよな? ちょっと前は殺意しかないガチアセンばっかしやったのに、かなり趣味寄りのアセンとか、ガチガチの環境機だけど中身性能が足りてないレイヴンと出会う確率がかなり増えた気がする」

 

 ───デキるヤツは大概S行ったからな

 ───これが正しいA帯なんやで

 ───ワンチャンS狙えば?

 ───永遠ザコ狩りするのがワテの趣味でゲス

 ───月末ランクリセットだっけ?

 ───盾機で軽量ブレに負けたら罰ゲームやで?

 

 わちゃわちゃと流れるコメント。

 彼らと時を分かち合い、今日もゴローは闘争に励むのであった。

 





 あ と が き。

 最近、初期のゾイドを見てるんですわ。
 バンとジークとフィーネが出てくるヤツ。
 クッソ楽しい。
 古〜いアニメの癖してシールドライガーはバカ可愛いしコマンドウルフもカッケーしストーリーはワクワクだしココぞって場面のギターは胸熱だしでもう最高。

 そんな訳で今回のタイトルにしたゴロー君の機体名がSHIELD LIGOROUになったんですね。
 流石にライガーをそのまま入れるのは恐れ多いので。



 ───さて。
 それはそれとして。
 作者は不思議なんだよ。
 アンケートな?
 一人も増えてねーんだわ。

 アレから、一人も。
 一人も…一人もてオマ。

 …………もしかして、女子なの?
 ここまで来てくれたイロチポケモン並に希少で奇特な読者さんっ達て、全員女子(玉無し)なの?
 だからロリキョヌーとか興味無いわけなの?
 え…だってさ。
 チチだぜ? パイだせ? おぷぁ〜い様だぜ?
 なんで…え? 絶壁のが好きなの??
 純度100%のロリコン(絶壁至上主義者)なの?

 MS幼女…ずぇぇぇぇぇぇったい需要あると思ったんだがなぁ? な? あるよな? な!?
 カーラさんの場合はロリにパイが組み合わさった最強属性になるんだぜ!?

 見たいやろ?
 俺は見たい。
 嫁の描くロリキョなゴローを見てみたい!
 拝みたいんだッ!!
 だからな、ほら、わかるだろ?

 この作品はアンケ投票率100%目指しております!
 (`・ω・´)ゞゴキョウリョク
 ( `・∀・´)ノヨロシク
 (ง´◉ᾥ◉ )งオネガイシマス!!

AC6のコスプレ、誰を選ぶ?

  • 幼女概念C4-621
  • 幼女概念リトル・ツィイー
  • 幼女概念シンダー・カーラ
  • 幼児概念ハンドラー・ウォルター
  • 幼児概念V.Ⅳラスティ
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