女友達との飲み会が終わっても、ポポちゃんと連絡が取れなくなっても。
ゴローの日常は続いて行く。
「ほいじゃ今日は改修機で、イクゾー!」
本日のランクマ配信用に考えたゴローの機体。
手に馴染んた愛機のマイナーチェンジ。
とある配信者さんのライブ配信を参考にして再構築した機体をお披露目した。
| レイヴン名:C4-56 機体名SHIELD LIGOROU Mk-Ⅱ | |
| R-ARM UNIT | パルガン(大) |
| L-ARM UNIT | パルガン(大) |
| R-BACK UNIT | 3プラ |
| L-BACK UNIT | 0,6盾 |
| HEAD | マインドα |
| CORE | 飛行機コア(lammergeier) |
| ARMS | レッカー腕 |
| LEGS | アルバ |
| BOOSTER | グリッドウォーカー |
| FCS | G2/VE-21B |
| GENERATOR | 150ジェネ |
| EXPANSION | PA |
「新型レッカー×パルガン機体!」
───キモッ!?
───レッカー? あ〜あの人の?
───めちゃめちゃなアセンで草
───デブ凸にしとけってなんべんもry
───嬉しそうな幼女たんハスハス♡
───ふ〜ん? 悪くないのでは?
───勝負捨てすぎw
───本気にゴザルかぁ〜www
───引き撃ちツマンネーって
流れるコメントを眺めつつ、ランクマッチにて対戦相手を探す。その間に鼻の穴を広げながら機体のコンセプトを説明した。
「この機体のキモはレッカー腕とFCSやね! 腕をレッカー腕にする事で中〜遠距離での弾道のブレを極限まで抑制、FCSに中〜遠距離特化型のG2/VE-21Bを採用する事で近距離以外でのレティクルの吸い付きを最大化! 以前までのSHIELD LIGOROUに比べで中〜遠距離間の弾丸命中率は当社比1.2倍はカタイ! FCSのEN負荷調整の為に選んだアルバ脚だけど、この脚の姿勢安定は盾の安定にも繋がってるだぜ〜!」
───オタク特有の早口でクサw
───必死か
───なるほど?
───必死w
───必死な幼女…うぅ♡♡♡
───まずは勝ってからほざけや
───スゴイねー♡
───また連敗してね♡
当社比1.2倍に超強化されたSHIELD LIGOROU Mk-Ⅱ。
その超火力が次々と対戦相手を屠る………かと言うと、それ程でもなかったりするのだが。
「………お、キタキタ」
マッチしたのは軽量2脚。
ランクはA0だ。
「アセンブルジャンケンは負け、これで敵さんがA4なら9割負けで、Sなら10割勝てんのやが…さてさて」
真っ当な引き撃ち機体は強い。
奴等はお互いに引き撃つ限り、1発も弾が当たらないのがデフォルトな変態野郎であり、下手くそなPSをアセンパワー補っているゴローは邪道な引き撃ち使いでしかない。
ゴローだけが一方的に被弾を重ね、ジリジリとAP差が付いて敗北してしまうのがこの世の常。
しかし、今回の相手はA0。
このランクリセット目前の時期のA0なら、まだ戦える可能性はある。
───ミサに当たるなよ
───冷静にイケ
───イケゴロー
───イケイケイケ…うぅ゙♡♡♡
───シオ吹けゴローw
「マジで変態がうるせぇw」
敵が被弾してくれるなら戦える。
自機も被弾する、しかし同じだけ敵も被弾して…そうして2分。ギリギリの接戦を弾丸1発分のAP差で勝利した。
「───っ、しゃオラぁ!!」
勝利の雄叫び!
一撃当たれは終わると言う極限の緊張感からの開放。この精神の緩急がたまらない!
───おめ!
───888888888
───A0と接戦でクサw
───やるやん!
───確かに遠距離でもパルガン真っ直ぐ飛んでた!
───あんな鈍足弾じゃな〜
───普通にハリス持てば良いのでは??
───テンプレ使えば楽なのにな
「テンプレ機な〜…おっちゃんもハリス軽二とかルドWLTとか、それこそw重ショだって使いてーけどさ、使えるだけの能力がねーんだよなぁ」
最初は
射撃トリガーを引いたら弾を撃ち切るまで指がトリガーから離れない。無理に離そうとしたら意識がソッチに引っ張られて敵の弾が見えなくなる。
そんなクソザコ脳ミソを少しずつ少しずつ矯正して、なんとか通常の機体操作を行いながらトリガーのON/OFFが出来るようになって。
けれど結局、単発射撃武器を扱おうとすると敵に当たる瞬間に射撃したくなって、今度はそこへ意識の全てが引っ張られて思うようには扱えず。
仕方なくマシンガンを使っていたが、紙装甲で凸も出来ないレイヴンの扱う軽二にとって射程距離の短さはそのまま勝率の低さに直結してしまう。
その結果として選んだのが遠距離まで届くマシンガン系の武器───パルスガン───だった。
AB中の高速戦闘を処理できる脳ミソが無いから引き撃ちになって、ジェネレーターのショボさとPSの無さを誤魔化すためにブースターが
ありとあらゆる
これこそがSHIELD LIGOROU Mk-Ⅱの正体なのだ!
「趣味アセンとか、テンプレ機でもA0のレイヴンとかが相手ならそこそこ勝てるんやぜ〜?」
───え〜ホントにゴザルかぁ〜?
───使ってみたけど、う〜ん………w
───アセンパワー弱すぎ
───ストッピング能力ゼロってのがなぁ
───フツーに強くね?
───タンクとかには強そう
リスナーと戯れ、敗北と勝利を重ねた。
「んぁ…? 今日は重ショ少ねぇな?」
「おっと波が来てるぜぇ!? AP残り60で逆転とか!」
「あ…ゴチになります〜〜〜♡」
「んぉ? これ…次に勝ったら───」
ここで勝てば昇格戦。
「───て、うげっ!?」
しかして。
ゴローの前に現れた機体は。
「4ガトデブ…生きとったんかワレぇぇぇぇ!!」
| レイヴン名:chaser56 機体名:aisi-ter |
もはや半年近く前。
嫌でも思い出す。
成す術もなく蜂の巣にされ、ドス恋キックを流し込まれて敗北した悲しみの記憶。
ブチ切れて配信もブッチして、確かその翌日にシャディクくんのエチエチなコスプレで謝罪会見までさせられたあの屈辱…!!
「まさか此処で再戦とか…」
(勘弁してくれよぉ)
と言うのがゴローの正直な気持ちだが、腐っても弱ってもクソザコくっても、ゴローは配信者の端くれ。
「願ったり叶ったりだぜクソッタレがよぉ!!」
───負け犬の目付きでクサ
───虚勢張るにしてももうちょっとこう…
───あーニンニンがイライラするぅ
───ざぁこザァ〜コ♡
───盛り上がってきたぁ!!
「勝負だ!」
戦場は汚染市街-A。
当初はステージの狭さを不利と感じたゴローであったが。
「真正面から殴り合ったら死ぬ。それなら…!!」
彼我の距離が150前後までは後方に巡航移動しながらパルガンを片方ずつ垂れ流す。
レッカー腕と中〜遠距離専用FCSにより最大まで最適化された遠距離パルス攻撃が敵機の装甲をジワジワと溶かす。
「ココでッ!」
敵の有効射程圏内に入る直前、ABボタンと右スティックによる方向転換を組み合わせ、敵機との間に豆腐建築な建物を挟む軌道で脱兎の如く逃走する。
───お!
───おいおい!
───ゴローの癖にやるやん!
───素敵なお尻だ♡
───逃げてゴローwww
遅れて後方から刺さるガトリングの雨をABQBで回避しながら距離を稼ぐ。
昔ならAB逃げの技術が無かった。
昔なら遠距離攻撃の火力が無かった。
しかし、今は───!!
「勝てるのか…コレ、もしかして!?」
───やったか!?
───アニメかよww
───フラグ〜!!
───1級フラグ建築士ゴロー
───負けて泣いてもえぇんやで?
油断大敵。
しかし、それは一撃で戦況をひっくり返せるアセンブルを敵が所持している場合に限る。
勝つための機動。
勝つためのアセン。
それらを兼ね備えたゴローに、勝利の女神は間違いなく微笑みを浮かべて…。
「勝った………??」
そう。
2分間。
敵機の装甲を焼くには足らず。
しかし、SHIELD LIGOROU Mk-Ⅱの火力と機動力はゴローを勝利に導いた。
───うぉぉぉおぉおぉぉおおおん!!
───ヤりやがったな小僧!
───ヒャッホー!
───88888888888888
───オメガブースト!
リスナーの祝福を受け、ついにゴローは至ったのであった。Sランク昇格戦。
人外魔境の蠱毒の園へ。
AC6のコスプレ、誰を選ぶ?
-
幼女概念C4-621
-
幼女概念リトル・ツィイー
-
幼女概念シンダー・カーラ
-
幼児概念ハンドラー・ウォルター
-
幼児概念V.Ⅳラスティ