酔うじょオペレーション   作:マキシマムとと

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バーザム(の股間)の話

 

 今日のゴローは久々に美味い酒を堪能していた。

 

 

 「本日はバーザムくんで行きもぁーす!」

 

 オツマミ用意も万端。

 濃いめに塩茹でした枝豆の山が今日のお供だ。

 フィンガーボールとタオルの配置も完璧。

 

 「やっぱ枝豆は手掴みで皮ごと口の中に入れて〜歯で中身をプリッと…こうやってプリッ…と押し出して食うのが美味いんよ! 皮の塩っ気が良いんだと思うけど、中身だけだと味が違ってくるんよな」

 

 いかにも上機嫌でもぐもぐと豆を頬張り、ぺちゃくちゃと喋りながら出撃するゴローなのであった。

 (お行儀が悪いから良い子はマネしないでね)

 

 

 

 本日は450コスト、戦場は廃墟都市。

 

 それまでのゴローの450コスト出撃機体はバトオペ開始当初に運良く引き当てたザク・マシーナリーのほぼ1択だったが、バーザムが産廃武器と名高いハイパー・バズーカⅡ[散弾]を装備出来ること。

 そしてバーザムと同じく無駄にガタイの良いギャン・エーオースに燃焼効率補助装置を組み込み、実戦で成果を上げた事により450帯での新しい可能性を見出していたのだ。

 

 配信前にも何度かはフリー演習で操縦訓練に励んだ。その夢が今、現実となって大地に降り立つ。

 

 「コレ! 出撃直後のこの瞬間がヤヴァイよな。バーザムくんの股間パーツがブルンブルン揺れてんのw いやホレ、おっちゃんは好きで股間の息子さんを失くした訳じゃないじゃろ? 病気で寝込んで、気づいたらお別れしてた訳じゃろ!? バーザムくんのこの下半身ブルンブルンな屈伸モーションを見るとな〜。雄々しいって言うのかな? スゲー格好良く感じるんだなーコレが!!」

 

 

 ーーーえ、煽ってんの? パンツ脱ぐよ?

 ーーー確かにw

 ーーーいや派手に揺れてるけどもww

 ーーーバーザムくん(´ ・ω・`)

 ーーー俺はこの出撃直後のブルんブルんが生理的に受け付けなくてバーザム乗るの諦めたな

 ーーー俺の方がデカいぞ!?

 ーーーバーザムになりたい

 ーーーゴロタスの性癖が心配

 ーーーくさw

 ーーー俺も頑張って揺らすから見て欲しいナ☆

 

 

 「バーザムよりデカいはクサw ズボンからはみ出すじゃろがぃ……っと」

 

 廃墟都市の序盤にはある程度のセオリーがある。

 マップの中央ドーム外周に設置された中継地点の確保と集合であり、今回そこに最も近い位置に降下したゴローがその定石を熟した。

 高所にある中継地点へ向かうべく歩兵単身で空へ舞う。最初は上昇ボタン中にスラスターボタンを押せば早く昇れる事すら知らなかったのだが、やっぱ軍では飯食った数(経験)よな。

 

 中継確保中。

 その間にコメントを消化して行く。

 

 「ーーーあ〜そうそう。あの日の前はちょっと遠出してたんよ。おっちゃんて割とレアなモルモットですやろ? 医者やら学者やらが普段とは違う機材で研究したいな〜って言い出したら急に予定組まれてドナドナされちゃうんだなコレが。なんか警護的にも前々からスケジュール組むと拉致されたりする可能性が高まるから良くないとか言ってたし、これからも突然配信が途切れることはあるじゃろね〜。ふっつーに頭の調子壊して動けんくなる時もあるしーーーん? 知ってる? いや君らは良いんだよ、新規リスナーにも親切なゴロオジを演出してんだからよ〜」

 

 中継確保完了。

 速やかに機体へ乗り込んで。

 いざ、開戦!!

 

 バーザムの欠点はなんと言っても太ましい脚。

 耐格闘補正の低さはカスパで補えても、脚を細くする手段は無い。それを補うのは有利射線の確保と立ち回り………なのだが。

 

 「クソっ!? 痛すぎ…!」

 

 遠距離狙撃に機体がよろめく。

 バトオペで勝つためのコツの一つに『勝てる相手に粘着する』と言うことがある。

 機体相性しかり、プレイヤー相性しかり。

 そして遠距離狙撃タイプの機体にとって、的がデカい敵は即ち『とても勝ちやすい』相手なのだ。

 

 中継確保にかまけて有利射線から身を隠しきれなかったバーザム。どうせ出遅れたのなら俺が壁になるぜ! と前線構築を試みるバーザム。

 物陰からチラチラと顔を覗かせた所で武器の射程距離が足らず、結局は一方的に撃ち抜かれて次々と被弾するバーザム。

 

 せめてカスタムパーツ拡張[装甲]を引き当てていれば良かったのだが、ゴローのバーザムはまだガチャの神様に微笑まれていなかった。

 

 「ムリ! 退散!!」

 

 なんとか立ち直した機体を操り、スラスターを吹かして前線の奥に引き込む。

 だがしかし、バーザムのHPは既に半壊。

 

 拡張装甲によって機動力に強度を加えたヘイズル改、胸部Iフィールド発生器によりスペックを大幅に上回る耐久性能を見せるフルアーマー陸戦型Ζガンダム。

 これらの機体に慣れたゴローからすると、各種耐性値が20そこらしか無いバーザムの装甲は紙のように薄く感じられる。

 

 「終わってたまるか!」

 

 ゴローが抜けた穴を目掛けて敵が前線を押し上げる。その列に向かって散弾バズーカを連打。

 弾が切れればバルカンでバリバリ。

 

 「中距離でなら仕事できんだよぉ!」

 

 中距離で仕事が出来るのは味方のお陰なんだよぉ!

 

 ハッキリ言って今回は味方に恵まれた。

 ゴロにとって絶妙な中距離を維持した前線構築で攻めよりも守りを重視した鉄壁。

 即席ゴロー親衛隊と化した僚機(肉壁)の背後から、アタマ空っぽにして撃つ弾の美味い事と言ったら!!

 

 ーーーゴロたす…チミはファンネル(遠隔操作の自律砲台)か何かなのかな…かな??

 

 チームは無事勝利した。

 しかし的確で痛烈なコメントに少しだけ悲しみを覚えたゴローなのであった。

 





 サイコガンダム二次小説閲覧前→コスするならマチュ一択やろ!
 サイコガンダム二次小説閲覧後→ドゥー…いやドゥーか、悪くないよな!?

 よくよく考えるほどヌマる。
 せや! アンケや!
 ワイにはアンケがあるんや!!
 
 …と、今朝思いついたのでアンケ実施します。
 あくまでも参考なのでお気軽にどーぞ☆
 (`・ω・´)ゞ

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