酔うじょオペレーション   作:マキシマムとと

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 珍しく前回からの続きです。



続・バーザム(の股間)の話

 

 「うぉ! なんか赤いぞ!?」

 

 

 廃墟都市での戦闘を終えた後、2時間毎のマップ&レートの切り替わりが入った。

 流石にまだ遊び足らなかったゴローは先程と同じくコスト450を選択。機体もバーザムで続行としたのだが、今回の450戦場にはランダムパネルが配置されていた。

 

 抽選の結果、選ばれたのは峡谷。

 

 今までレーティングマッチではおろか、フリー演習でも2〜3回しか出撃した事しかない赤い岩肌が広がる荒涼とした大地に、股間のイチモツを豪快に振るわせ(奮わせ)ながらバーザムが降り立った。

 

 「新マップや!」

 

 

 ーーー(新しくは)ナイゾ!

 ーーーお○ん○んブルンブルン!

 ーーー2025/05/29:マップ改修を実施

 ーーー芋は芋なんだろ?

 ーーーバーザム大地におっ勃つ

 ーーーオレ、ココ、キライ、コナミ、カン

 ーーー長いこと見なかったよな〜

 ーーー改修したんか、知らんかった

 ーーーお、ここならバーザムでも行けるんじゃね?

 ーーー所詮バーザムじゃ厳しいって

 ーーー敵がノコノコ出てくれればワンチャン

 

 

 マップのセオリーがわからない。

 そんな時には日本人らしく集団行動一択。

 なんとな〜く周囲のMSに追従し、なんとな〜くたどり着いたのはMSの頭を隠せるサイズの小山がポコポコと乱立するステージ中央地点だった。

 

 「芋ってこー言うこと?」

 

 歩いて登り降りできる小山を盾にして、示し合わせたかのように射撃合戦が始まる。

 

 「これは………割と、アリなのでは?」

 

 散弾バズーカ装備のバーザムでは250以遠の長距離射撃合戦には参加出来ない。

 だが、身体を隠せるサイズの丁度良い小山を盾とする事で脚の太すぎるバーザムでも壁汎としての役割を受け持てる。

 

 「下手に突出するよりも……」

 

 ほんの少しだけ頭を覗かせ、瞬時に頭にビームが刺さる。

 Aフラットの戦場でさえ、1秒未満の隙にほんの少しだけチラ見せした部位にスナイプを決められる確率は5割を越える*1

 しかし肉壁としてのノウハウをある程度蓄積したゴローは被弾確率やダメージのキツさ、レーダーの布陣をなんとな〜く読み取り現状を悪くないと判断した。

 

 敵の塊から前線構築に走るMSは2機。

 見た感じザク・マシーナリーとネロ・トレーナーか。山を登り、機影を確認したら即座に下る。

 

 敵の支援機からの圧力が凄いのだ。

 

 前後左右に忙しなくシャゲダンしてフェイントに徹する。

 敵のビームが逸れたら前に出て、マメ(バルカン)を撒いてまた下がる。地味な作業だが…しかし。

 ゴローと同じ壁汎役を務める敵のザク・マシーナリーと比較して、頭部に高性能なバルカンを持つバーザムはこの地形において圧倒的に有利であると再認識する。

 

 ほんの少し最低限、頭さえ出ればマメ撒き可能なバーザムと、腰まで出さなければマメを撒けないザクとでは比較するのが申し訳ない程の性能差がある(地形適性が違うのだよ!)

 ならばバズーカだ! と武装を切り替えた所でZ・M用ロケット・ランチャーの利点は着弾地点からの広範囲爆風。

 地形の関係上、下向きに撃たれることの無いこの場面ではその長所も丸潰れだ。

 

 「ふ、フハハハハハハハハ!!」

 

 相変わらず遠距離からの狙撃は痛いが、それは敵も同じ。 味方の狙撃によろめくマシーナリーにはバルカンを流し込み、味方の強襲によって倒れたネロ・トレーナーに散弾バズを投げつける。

 

 余裕が出れば岩の影から影を伝うように前線を押し上げて敵の支援機に圧を掛ける。

 

 「これ、ちょっとイー感じなんじゃね!?」

 

 壁汎としての仕事を熟しつつ射撃前衛として火力をばら撒く。1乙するまでに倒した敵の数は通常よりもハイペース。

 トータルスコアでも1000点ほど自軍が優位。

 

 「ーーーてあ!? これエースマッチやんけ!」

 

 気付けばエース選出タイム。

 ちょっとだけ優秀なハイエナのロールプレイが光るゴローにポイントが集中していた。

 

 案の定。

 

 【エースに選ばれました!】

 

 ーーーヲィヲィ! 大丈夫なんかゴロー!?

 ーーーゴロタス逃げて!

 ーーーオワタ式

 ーーーゴロたん信じてる!

 ーーーがんばれゴロー

 ーーー生きろ…!

 

 「おっちゃんはさ…」

 

 エース。

 数ヶ月前ならその重圧に折れていた。

 

 エース。

 数ヶ月前ならその責任に狂っていた。

 

 だが、今はーーー!!

 

 バーザムが走る。

 スラスターを全力で吹かして自軍の中央に引き篭もる!

 

 「このエースマッチって将棋だと思うんよ」

 

 物陰に隠れて出ていかない!

 

 「穴熊って今の若い子は知ってるかな? おっちゃんも詳しくは知らないんじゃが、簡単に言えば将棋盤の隅っこに王様を持って行って、周りを金とか銀とかの強い駒でガチガチに固める防御陣形なんよな」

 

 エースマッチでの【エース】は墜とされた時のリスクが大きい。もちろん、エースが敵を倒せたならリターンもあるのだが…。

 

 「要するに今回のおっちゃんの役割は王様。敵は絶対に墜としたいと思ってるし、実際撃墜されたらかなり痛い。んなら、エサ(王様)としてヘイトを稼ぎなから絶対に落とされないポジションを維持し続ければ良いんだよ。上手くすれば歩で金だって取れる」

 

 絶対に前に出ない。格闘なんてもってのほか。

 常に仲間の位置をレーダーで確認し、目視では敵の射線から逃げ続ける。

 たま〜に王様殺しの栄光(勝利の栄光を君に!)に釣られてノコノコと前線に突出し、味方からボコボコに殴られる残念な敵さんにマメを撒いてお帰り願う簡単なお仕事。

 

 「たまたまカスタムパーツ拡張[スラスター]の4レベが付いてそのままにしてたんじゃけど、コレいーな〜。めっっっっちゃ使いやすい!」

 

 僚機がヤバイ。

 そんな時には即座に逃走。

 

 「哀しいけど、これってエースマッチなのよね…!」

 

 救出するにはリスクがデカい。

 特にゴローのPSでは助けようとして諸共に薙ぎ払われるのは経験済みなので。

 

 「逃げるは恥だが役に立つ…あ! 古いとか言うなよ! おっちゃんからしたら割とつい最近なんだからな!?」

 

 最終的には自軍拠点まで後退したゴロー。

 次々と味方が降下して防備は万全。

 今回、エースとしての活躍は撃破1のみだが撃破されなければお釣りがくる。

 

 ーーータイムアップーーー

 

 リザルトは総合2st。チームとしても勝利し、ゴローは満面の笑顔を浮かべた。

 

 カシュ!!

 当然ながら祝い酒!

 やはり、勝利は、酒が旨い!!

 

 「勝ったドー!!!!」

 

 ーーードヤ顔w

 ーーー完全に幼女ww

 ーーーうかれててかわいい♡

 ーーー勝利の美酒が汚いw

 ーーーや〜っぱオッサンなんやなぁ…

 ーーー天使かよ

 

 少しだけ強くなった実感を得たゴローなのであった。

 

*1
個人的主観に基づく体感です





 ※6/4記述。
 サイコガンダム二次小説閲覧前→コスするならマチュ一択やろ!
 サイコガンダム二次小説閲覧後→ドゥー…いやドゥーか、悪くないよな!?

 よくよく考えるほどヌマる。
 せや! アンケや!
 ワイにはアンケがあるんや!!
 
 …と、今朝思いついたのでアンケ実施します。
 あくまでも参考なのでお気軽にどーぞ☆
 (`・ω・´)ゞ

GQuuuuuuXのコスプレ、誰を選ぶ?

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