「生活態度の見直しを図るでゴザル」
ーーーおっ?
ーーー酒飲みながら?
ーーーどうしたどうしたぁ?
ーーー『性』活態度の見直し………だと?
ーーーガタッ!
ーーーガタッ!
ーーーガタガタッ!
ーーーガノタ!
いつものバトオペ配信を終えて、ゴローが酒の残りを片付ける。
上を向き、缶を頭上に。
ポチョン…と落ちてくる最後の一滴を少しお下品に伸ばした舌の上に落とし、乱暴に口元を手で拭った。
ーーーエロガキ過ぎて草w
ーーー100%『性』活の字で正解の絵
ーーー本当に有難う…有難う……
ーーー唐突なゴザル口調w
「やっぱおかしいと思うんだわ。ちょ〜っとヤバい虫野郎にビビったり、ほんのすこ〜し夜ふかしした程度でSUN値ガタガタんなっちゃうのはさ、大人としてお恥ずかしい」
ーーーあーね?
ーーーボクもGは苦手だっピ!
ーーーヤツラは飛んでくるかなら…
ーーーこないだは遅くまでスマンかった
ーーー寝不足とかも来るしな。
ーーー無理だけは禁物
ーーーおとな(ょぅι゛ょ)
「TS幼女化したから…とか、5年スキップしたから…とか? イロイロ理由つけて軟弱な精神を見逃してきたんじゃけどさ、ここらでイッチョ鍛え直してやろうかと思いましてな」
ーーーよし、俺が(性)指導してやるゾ!
ーーー俺ジムトレーナー! イイヨ・コイヨ!
ーーー精神修行には座禅! 是非我が寺へ…!!
荒ぶるコメント欄に苦笑しつつ、最後に残ったオツマミのブドウを口に投げる。
氷と一緒に盛り付ける事でキンキンに冷えたブドウ。
口の中でプチュンと皮を潰すとその内側に秘められた旨味が一気に弾ける。その甘み、ブドウ特有の酸味が自然と頬を緩ませた。
「ふぉ〜うみゃい!!」
皮を取り出して器に捨てる。
それだけの動作で無駄に盛り上がるコメントに少しだけ呆れながら。
「…ほれ、精神の健康は肉体から。健全な精神は健康な肉体に宿るって言うじゃろ? なんか短時間で効果的で続きやすい筋トレないかな〜って探してて、こないだYouTubeで見つけたのじゃよ!!」
行くぞ〜!
可愛らしく掛け声をして、ゴローがカメラから距離を空けて…。
「ふっ…! ほっ…!!」
ーーーバーピージャンプ!?
しゃがむ→飛び跳ねるように腕立て伏せの姿勢を取る→飛び跳ねるようにしゃがみ姿勢に戻る→勢いをつけてジャンプ→頭上で手をパンと叩く→冒頭に戻り繰り返す。
この単純な動作が驚くほど筋肉に良い。
幼女にしては美しいフォルムでバービージャンプして頭上で手を叩いたゴローだが。
「あぐ…こ、これ」
1回だ。
1セットではなく、正真正銘のたった1回のバービージャンプで腹筋に裂けるような痛みが走った。
(いや、なんぼ幼女ボディーだからってこんな…たった一回で筋肉がつるわけが………アグぉ!?)
不調を無視して強引に2回目のバービーに挑んだゴロー。だが、今度はその脚に電流が流れる。
「い…ひぃ…!!」
筋肉量の少ない子供や女子がするプランク*1の姿勢。
つまり『へ』←この字のようにお尻が上に上がったヘニャちょこポーズでゴローが硬直した。
ーーーおいおいおいおいおい、煽ってんのか?
ーーーその体勢はちん○ん突っ込まれるの待ってるという理解でよろしいのですね(紳士)?
ーーースケベな雌ww
ーーーゴロちゃ〜〜〜んwww?
ーーー誘ってんのかあぁぁぁぁん(喜喜喜)
ーーークッソ笑うwwwww
ーーーぷるぷるで草
ーーー必死か
ーーー顔真っ赤やで?
ーーーゴローーーーーーーww
「ちょ、、、脚、腹、が……!!」
ゆっくり。
…ゆっくりとゴロが姿勢を直し、フローリングに横たわった。
ーーー○んだーーーー!?
ーーーんゴロぉぉぉぉぉぉぉ!!
ーーー立つんだ、立つんだジョー!?
「これ以上はいけない…おっちゃんの中の荒ぶる獣が、新型TS細胞が目覚める…ーーーそんな嫌な予感を感じたからであって、決して(絶対におっちゃんの根性が終わってるとかそんな話では)無いです」
ーーーせめてカメラ向いて喋らん?
ーーーかっこかっこ閉じる…草w
ーーーマジな話大丈夫?
ーーー救急車だ! 誰か119を!!
ーーーあ、起きた
ーーー荒い吐息…ゔぅ゙、でりゅう!!
「うひ〜…参った参った。筋肉ザコ過ぎて草。まー今日はね? 小手調べ的な? ちょ〜っとお触りNGみたいな? ………ふぃ〜〜〜。 そんなアレでしてね? まぁほら、明日も頑張るから。たぶん、きっと、メイビー」
ヨチヨチとパソコンににじり寄り、笑顔でバイバイと手を振って配信を終わらせた。
「……………って〜〜〜〜!!!」
キツい。
運動と言えるほどの運動をしていなかったよわよわボティに急激なバービージャンプは失策。
ゆるゆるな涙腺から体液が滲み、嫌な汗をかきながらも痛みに耐えるゴロー。
その耳にスマホの着信音が届いた。
「ん………うげ」
発信者はスミレ。
また情けない所を見せてしまった自分の失態を悔いながらも、これ以上娘に心配させる択は取れないゴロー。
しぶしぶながら通話ボタンにタッチした。
「ーーーん、あい。ヘーキヘーキ。ちょっと加減を間違ったと言うか、上限の月と言うか……………あい、あいあい。ん〜〜〜わかったわかった」
我が子ながら本当によく喋る。
キャンキャンと終わりの見えないスミレトークを終わらせるため、そして昨日思いついた計画を実行に移すため、ゴローは大きくひとつ、深呼吸した。
「そう言えば今日サヲリ帰ってくるやろ? お帰りパーティーしたいんよ。最近はスミレにも世話になりっぱなしで申し訳なねーってのもあってな…………その…………えっと……その……と、父ちゃんが料理作るからさ、スミレもこっち来てさ…皆で、食べん?」
電波の向こうに、娘の息を呑む気配を感じた。
『父ちゃん』
久々に。
実に5年振りに、彼はこの単語を使った。
情けない父親ですまない。
そんな心を隠しながら。
wキャラのコスプレ、誰を選ぶ?
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やはり主人公! ヒイロ・ユイ
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ココこそヒロイン! リリーナ・ドーリアン
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お母さん! デュオ・マックスウェル
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スネ夫! トロワ・バートン
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頑固ショタ! カトル・ラバーバ・ウィナー
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オデコ紳士! 張五飛
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火消しの! ゼクス・マーキス