酔うじょオペレーション   作:マキシマムとと

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コスプレ中はキャラクターを守ろう…そのように反省する必要を強く感じたTS幼女おじさんなのであった。【コスプレ・リリーナP】

 

 ーーーホンジツハ〜! ポポちゃん配送をご利用頂き、アリアトー御座いヤしたー!!

 ーーー『『アリアトー御座いヤ〜した〜!!』』

 

 酔いつぶれたポポちゃんの処理を配送ポポちゃんズに任せたゴロー。

 

 「今日はスク水なのか…」

 

 訪れた配送員のお姉さんは3人。

 全員が全員ポポちゃんと同じように顔をぐるぐるの渦巻きで隠し、ポポちゃんとは違うピチッッッピチの紺色スクール水着を着用していた。

 

 胸のネームタグはそれぞれ、

 

 【ポポ】

 【ちゃん】

 【配送】

 

 となっており秘匿性もバツグンだ(←??)

 

 上半身担当が【ポポ】下半身担当が【ちゃん】。

 大柄な上に酔っててふにゃふにゃなポポちゃんをしっかりとホールドして抱えあげる。

 

 そして最後に手の空いた【配送】のお姉さんが洗練された動作で敬礼をすると、まるで先程の宴会が夢だったかのようにドロンと煙ぎ立ち上がり彼女達の姿はたちまちに消え失せていた。

 

 「おぉ〜〜〜〜…」

 

 相変わらずの超常現象。

 上手く回らない頭で何をどうすればこんなアニメみたいな事が出来るのかを考えてみるが、当然答えなど出る訳もなく。

 

 しばらく休んだ後(馬鹿の考えなんとやら)今後の方針に目を向けるゴロー。

 あれだけ楽しかったポポちゃん感謝祭だが、時間の経過は思ったよりも少ない。

 

 「とりあえず…洗濯と、かたじゅけと食器、洗って………ほいで、そりから…………ヨシ!」

 

 先ずはポポちゃんが座っていたクッションの洗濯から。

 もしかしたら中央部がほっこりと湿っていたかもしれないし、ぜんぜん湿ってなかったのかも知れない。

 ゴローは目を向けなかったしお触りもしなかった。だからこの件は永遠に謎。

 シュレーディンガーのポポちゃん。

 

 そんなこんなで部屋の掃除を終わらせ、十分に換気したゴローがスマホを取り出した。

 

 「お〜ぅ、もひもひもひもひぃ〜↗ スーちゃん? 可愛い可愛いスーちゃんかにゃ〜?? ーーーんぁ? 酔ってないよ〜? パパじぇんじぇん酔ってないよ〜????」

 

 『ウソだよ、お父さんいつものTELとテンションと反対じゃん』

 

 「ヒェ〜? パパ酔ってないにょに…」

 

 『はいはい、で? どしたの? 今日は配信お休みでしょ?』

 

 「あはぁ〜! それにゃ! 今日パパ配信したい気分になってらー? しょんでホレ、前にスーちゃんがちゅくってくりたリリーナさんのコスも着てみたくなったんよ、キューに! キューに着たくなったんよなー!」

 

 『えっ!? マジで! 嫌がってたのにどーして…ううん、わかった! すぐに行くから!!』

 

 返事も待たずに通話を切るスミレ。

 唐突なTELに身勝手な予定変更。

 自分が彼女の立場だったらキレそうな物だが…そんだけアレを俺に着せたかったのか? と、娘の性癖が少し心配になるゴローなのであった。

 

 

 

 ◆

 

 

 

 「はい! とゆー訳れ、今日はお休み返上して配信しちゃうぞ☆」

 

 

 ーーー完全に出来上がってらっしゃる

 ーーーリリーナさん?

 ーーー疑問符が尽きないコスプレ

 ーーーしちゃうぞ☆(中身45歳)

 ーーーリリーナ・ピースクラフトぅ!!

 ーーーはい可愛い可愛い

 ーーーカラコン似合うじゃん!

 ーーーこっちかー♡

 ーーーチュキチュキのチュキ♡♡♡

 ーーー幼女リリーナ乙

 ーーー毎回なんでこんな可愛いの…

 ーーーリアルでこんな可愛いとか反則

 ーーーポーズしてポーズ! フィギュアの!!

 

 

 「おーおーお〜…やっぱしリリーナさんは強ぇなー。あ、カラコンわかった? おっちゃん人生で初めて目ん中にガラス入れたんやで!? これ自分で入れれるヒト凄いわ、ソンケーする。おっちゃん怖くてムリだったしーーーん、そうそうケラちゃんがね、衣装と髪をセットする時に『リリーナさんは青ダヨ!?』つって嫌がるおっちゃんを押さえつけて無理やり………ヨヨヨヨヨ、なんつってwww」

 

 へらへらヘロヘロと笑いながらリスナーの声に応えるゴロー。

 

 「へいポーズ、おまちぃ!!」

 

【挿絵表示】

 

 ーーーウヒョー♡♡♡♡

 ーーー酔っ払いのリリーナさんキちゃぁ!!

 ーーー原作再現…破壊??

 ーーートールギスで! 今日はトールギスで!!

 ーーー可愛かよ

 ーーー踏んで………(切実)

 ーーー罵倒されてぇなぁ

 ーーーののしってください!!

 ーーーチアン♡乱れる♡♡♡

 

 好き勝手に騒ぐリスナーのコメントの中、とある一文がゴロー目に止まった。

 

 ーーーゴローにトールギスは無理だってw

 

 普段ならば気にならない。

 気に留めたとして『おっソウダナ!』と相槌を打つ程度。だが、酒に飲まれ『上杉』の名に心が乱れたゴローの目には、そのコメントがなんだか許せない物のように思えた。

 

 「おぉ〜〜〜ん? おっちゃんを舐めんなよぉ!? トールギシュなんかお前、チャイだぞチャイ!」

 

 ーーーチャイ?

 ーーーお茶かな?

 ーーーチャイチャイ♡

 

 「かちゅもくサヨ!! おっちゃんこそが火消しの微風」

 

 ーーーヤメとけって

 ーーーあ

 ーーーフラグかな? かな?

 ーーー案外本気で勝つかも!

 ーーーゴローくん調子のりすぎ

 ーーーゴロたすガンガエー!!

 ーーーあ〜これシコれるやつ来たわ〜…

 

 リスナーからの静止を振り切り、挑みたるは高難度。コスト700の地上、ステージは補給基地。

 駆るは現環境最強の一角『トールギスⅢ』。

 空の青と大地の砂色、その景色に機体の白が映える。

 

 「これより任務を開始いたします。お兄様(火消しの風)の愛機を駆り、華々しくピースクラフトの名を轟かせてあげましょう!(CV:矢島晶子様)」

 

 ーーーなどど大言壮語を吐いたまでは良かったが、結果は申し開きようのない大惨敗である。

 ーーーシューティングブースト忘れてるとか本気かこの幼女おじさん

 ーーー完全に戦犯で草w

 ーーーシコシコシコシコ四股ぉぉぉぉぉ!!

 ーーーたまたま、たまたま運が悪かったんだよ!

 

 この試合、ゴローの総合順位は12位だった。

 12人参加のゲームで12位。

 これで搭乗した機体がグスタフ・カールのように耐久力モリモリのカチカチ機体であったなら、最低限ヘイトを稼ぎ味方にとって有利な時間を作り出したのだ! という言い訳は出来る。

 

 しかし今日のゴローはトールギスⅢだ。

 本当に…敵から見たゴローはお手軽ポイント量産サンドバッグでしかなかった。

 

 「つ、次はちゃんとシューティング使うから…!!」

 

 2回戦。

 開幕早々にゴローが舞う。

 

 「当たれ!」

 

 主兵装のメガキャノン、その集束射撃が敵機を捉えるーーーが、しかし。

 空中高機動中に同じくスラスターで空を舞う敵機へまともな有効打を放てる筈もなく。

 集束時に機能するASLの助けを借りても3発中1発当てるのが精一杯。

 

 「クソッタレがぁぁぁぁ!」

 

 リリーナさんの麗しいお姿を借りておきながらのクソ言動。レイヤーの風上にも置けない失態を披露しながらゴローが敵機を深追いする。

 

 普段なら有り得ない行動だ。

 壁汎として戦うために状況把握能力は必須であり、孤立するのは仲間との連携が取れなかった時だけ。

 

 その結果はーーー。

 

 

 ーーーだからほら、強襲機(汎用)ってのは2手3手先を読める能力が無けりゃ使えなくてだなぁ?

 ーーーグフから練習しよ? 大丈夫だよ、きっと上手くなるから…ね?

 ーーー泣くなよぉ〜〜〜〜www

 ーーーちょっとゴロたんには早かったでちゅね?

 ーーーイク…イクお! ブリュブリュブリュブリュブリュブリュブリュ♡♡♡♡♡♡

 

 もう二度と、紙飛行機には乗らない。

 そう決意したゴローなのであった。

 

wキャラのコスプレ、誰を選ぶ?

  • やはり主人公! ヒイロ・ユイ
  • ココこそヒロイン! リリーナ・ドーリアン
  • お母さん! デュオ・マックスウェル
  • スネ夫! トロワ・バートン
  • 頑固ショタ! カトル・ラバーバ・ウィナー
  • オデコ紳士! 張五飛
  • 火消しの! ゼクス・マーキス
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