酔うじょオペレーション   作:マキシマムとと

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死神パワーで頑張るTS幼女おじさん【コスプレ】デュオ・マックスウェル

 

 ソレに気づいたのは壊滅した大都市・東京。

 ビグ・ザムが暴れまわるポポちゃんワールドサーキット『VERY HARD』モードの最中だった。

 

 

 ポポちゃんワールドサーキットは『VERY EASY』と『EASY』では自分以外の車両が出現せず『NORMAL』では現実と遜色ない挙動の車が出現する。

 そしてそこから『HARD』になると車両が出現しなくなる代わりにMSが出て来て怪獣バトルのような激戦をゴローの頭上で繰り広げた。

 

 この事から予想していた通り『VERY HARD』では現実を模倣した空間にMSが出現し、大混乱した様子の暴走自動車や電車、撒き散らされるビームや弾丸に被弾して何故かゴロー目掛けて墜落してくる大型旅客機までもが超リアルに再現されていた。

 (人間の姿は無し。もしそこまで再現されてたら絶対にグロ映像になるからコレが正解)

 

 「昔取った…杵柄(きねづか)ぁぁぁぁ!!」

 

 バトオペの腕前は残念なゴロー。

 しかし、意外なことにバイクの運転に関しては過去の経験と天性の才があり、ものの2日で闇鍋のようなポポちゃんワールドサーキットの『VERY HARD』を乗りこなせるまでに成長していた。

 (ゲーム開始からしばらくはMS2機と混乱する車両しか存在しないヌルゲー←?? だった事も影響する)

 

 しかし『VERY HARD』開始から30分が経過した頃に変化が起こる。

 

 「ビグ・ザム! オーサムコサムの大戦争やで!?」

 

 青空から突如襲来したMAビグ・ザム。

 乱立するビルを特徴的な二本の脚でグワシと掴み、ビルが崩れるより先にスラスターを吹かしながら移動して行く。

 

 その全長は実に60m。

 20階建ての建物に相当するモンスターマシン。

 地上から見上げたその威容(ジオン驚異のメカニズム)に身が震えるほどに感激して、デタラメに発射された拡散メガ粒子砲に脳の血管がブチ切れそうなほどキレ散らかしたゴロー。

 

 「バカ野郎がーーーッ!?」

 

 メガ粒子砲を受け、空から降り注ぐ無数のビルの残骸や白熱して液化したコンクリートを華麗にかわすゴローだが、襲来したビグ・ザムに対抗するべく地下空間からエヴァよろしくジムの大部隊(やられモブ)緊急出撃(スクランブル)してゴローの行く手を遮った。

 

 ビグ・ザム襲来後前からガンダムとゲルググによって荒らされていたステージはあっと言う間にもとの原型を探す事すら難しい状態に成り果て、今のゴローのバイク性能ではマトモに走行する事は不可能に近い。

 

 そんな折に見つけたのだ。

 

 凄まじい速度で荒廃し続ける東京のお街の中、唯一ピカピカと健在するバイクショップ『☆OK☆ポポちゃんモータース』を。

 

 使いみちがわからず大量に余っていたゲーム内通貨でバイクをカスタマイズ。エンジンを変えることで初速・馬力・最高速を跳ね上げ、超小型Iフィールド発生装置を取り付ける事でビームによる被弾を3回まで防ぎ、ビームで融解した道路への一時的な接触を許容して。タイヤを変更することで今までスリップ判定を食らっていたキツイ傾斜や不安定な路面へも対応出来るようにパワーアップした。

 

 これによりポポちゃんワールドサーキットでの新しい楽しみが開けたのだがーーー。

 

 

 

 ◆

 

 

 

 「ーーーと、言う訳で! 今回はここまで!!」

 

 

 ーーーえ〜!?

 ーーーもっとお喋りしてクレヨん

 ーーーもうちょっとだけ、先っちょだけでイイから!

 ーーー乙

 ーーーおつかれ〜♡

 ーーーOKだぜゴロー! 今日も素敵だった♡

 ーーー次は流石にヒイロ君だろ?

 ーーーまだ昼過ぎじゃん!?

 ーーーもっと遊んでくれーー!!

 ーーーポージングが良かったよね! 声優繋がりw

 ーーー男装っていうから構えてたけど…これは良い♡

 ーーーおま○こビショビショになっちゃった♡

 ーーー100%キメポーズ練習したやろww

 ーーーキレッキレだったぜ!

 ーーーショタに目覚めそうで怖かった

 ーーーらんま味もあって良かったわね

 ーーー死ぬほど出たぁぁぁ(絶望)

 ーーーなんでこんな可愛くて登録者数伸びんのか、そーれーが〜わからない

 ーーーほっぺたツンツンしてぇ…!

 

 

 今日はコスプレ回。

 初の男装と言う事もあり、スミレが気合を入れてセットしたのは新機動戦記ガンダムWのあの人。

 お母さんと名高い三つ編み少年、デュオ・マックスウェルだった。

 

【挿絵表示】

 

 「デュオくん『お母さん』って呼ばれる事あるじゃん? おっちゃんが思うにソレって昔コミックボンボンに掲載されてた4コマ漫画の影響があるんじゃねーかな、と思ってるんだよな〜! あの2頭身具合が良かったらしくてさ、オト………お友達がスゲーハマってたっけな〜………っと、それじゃ今日はこの辺で! またな(@^^)/~~~♡」

 

 配信終了。

 キチンと電源OFFを現場猫で指差し確認。

 

 「配信終了、ヨシ!」

 

 そそくさと向かうのは隣の部屋。

 

 「ウサさ〜ん、配信終わったよー! 今日はウサさんも好きだったデュオくんのコスプレなんだぜー? スミレが気合入れて作ったからサイズぴったしなのに動きやすくてなー……どーよ? なかなかイカスやろ…っと、あぶね! 今日は時間無いんだった、すぐに支度するから待っててな!」

 

 身動ぎしないウサギの人形。

 楽しく優しく語りかけ、ゴローはその頭を撫でた。

 

 「え〜っと? ここのボタンを外して…頭はそのままで良かったんよな?」

 

 黒い服を脱ぎ、ウイッグを外して。

 そしてゴロが着替えたのは漆黒のライダースーツ。

 

 「え〜っと、(サカキ)ってドコに置いたっけか」

 

 神道でよく使用する植物を探し出して準備は完了。

 ウサさんをギュッと抱き締めて。

 

 「んじゃ、行こっか」

 

 お墓へと、ゴローは向かった。

 

wキャラのコスプレ、誰を選ぶ?

  • やはり主人公! ヒイロ・ユイ
  • ココこそヒロイン! リリーナ・ドーリアン
  • お母さん! デュオ・マックスウェル
  • スネ夫! トロワ・バートン
  • 頑固ショタ! カトル・ラバーバ・ウィナー
  • オデコ紳士! 張五飛
  • 火消しの! ゼクス・マーキス
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