酔うじょオペレーション   作:マキシマムとと

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ニコゃん、みんなでお風呂…の巻!

 

 「ぷ…! ぷ……!!」

 

 

 その日、ニコちゃんはとてもビックリした。

 目が覚めたらお姉ちゃんが二人も居たのだ。

 ひとり…ふたり。

 指で順番に二人を指した。

 

 背の高いお姉ちゃん、

 

 「ねぇね!」

 「はい、ねぇねですよ〜」

 

 とびっきり優しい笑顔でニコを見つめる。

 

 背の低いお姉ちゃん、

 

 「ねねた!」

 「おはよニコたん、ねねたんも来たよ〜!!」

 

 弾けるような明るい笑顔でニコに手を振る。

 

 「…ぷ!!」

 

 ふたり居る!

 すごい!

 ふたり居る!!

 

 嬉しさと驚きで身体が跳ねる。

 ピョンピョンしてたら何故か大きなお姉ちゃんに捕まってしまった。

 

 「はいはい、嬉しいねー? ニコちゃんねぇね達が来て嬉しいですね〜?」

 

 「ブ!!」

 

 跳ねたい!

 もっとピョンピョンしたい!

 もがくけど、ちからが足りなくて抜け出せない。

 

 「う〜ぅ!! ブ、ブッ!」

 

 「サヲリ、嫌がってるよ!」

 

 小さなお姉ちゃんが何か言ってるけど、顔は笑ってるし手はニコの頭を撫でてくる。

 

 「ブ〜!!」

 

 ガブっと噛み付く。

 あんまり強く噛むと痛いし、けど強くなくちゃニコちゃんのイライラは伝わらない。

 だから絶妙な力加減でガブガブとねねたの手を噛んだ。

 

 「うわ痛〜うぇへへへへへ♡」

 

 何故か嬉しそうなお姉ちゃんにまたイライラ。

 噛む力を強くしようとして、両手でねねたの手を抱えようとして、気付いた。

 

 「………ぷ?」

 

 服が違う。

 なんか…モコモコした服になってる。

 

 「あ、気付いた〜? もう冬だしニコちゃんもあんまエアコンガンガンにするの嫌いかなのかなーと思ってぇ…新しい服を造ってみたんだ! ねねたんの手作りなんだよー!」

 

 スミレが嬉しそうに笑い、ニコの首裏を撫でるようにしてネコミミ付きのフードを頭に被せた

 

 「かっ…………かわいぃ♡♡♡」

 「ヤッバ! 天使♡」

 

 白とオレンジ縞模様が美しいの茶トラカラーのパーカー&スエット。スエットには足にかからない程度のフサフサ尻尾が縫い付けられており、保温性、機能美、映えを高クオリティで実現したスミレご自慢の一品である。

 

 可愛い可愛いを連呼してくるお姉ちゃんズよりも、ニコちゃんは頭に被せられた布が気に入らない。

 

 「ブ…!! ゔ〜〜〜!!」

 

 フードを跳ね除け、その勢でサヲリの拘束から逃れる。

 両手両足で地面を掴み、フーッ!! と怒りを示したのだが…。

 

 「マジでやベェ…」

 「動画撮っときゃ良かった…」

 

 二人のお姉ちゃんは何故か嬉しそうだった。

 

 

 

 ◆

 

 

 

 その後はたくさん遊んで、たくさん食べた。

 

 「う〜ゔ! う〜〜ぅ゙!!」

 

 そしてニコちゃん念願のお風呂タイム。

 

 一人だと寂しい。

 二人だと楽しい。

 それなら、三人で入ったら!

 

 ワクワクが止まらないニコちゃん。

 何故か最初は嫌がられたけど、みんな一緒に入ると決めたニコちゃんはツオイ。

 泣いて叫んで脚にも腕にもしがみついて、お姉ちゃん達が折れるまで絶対に止まらなかった。

 

 そうして実現した三人でのお風呂タイム♪

 

 「きゃい!!」

 

 はだかんぼは面白い!

 みんなみんなはだかんぼ!

 ニコもねぇねもねねたもみんな!

 みんなでお風呂!

 みんな!

 最初は泡泡する!!

 あわあわ!

 

 泡の作り方は覚えている。

 サヲリが教えてくれたやり方を思い出し、ニコが集中して作業に入る。

 モジャモジャのボディタオルにお湯と石鹸をつけて、それをゴシゴシ磨り合わせて作った泡。

 ニコはタオルから泡だけを手に取り、小さなお手々で一生懸命にお姉ちゃんを洗ってあげた。

 

 大きなねぇねはカッチカチ。

 泡でモコモコさせてキレイにする。

 ねぇねの一番凄いところはお腹。

 シュッとしてて、硬くて強くて格好良い!

 

 背中をゴシゴシ、お腹をゴシゴシゴシゴシゴシゴシしてくるニコに、サヲリは必死で笑いを堪えた。

 

 小さなねねたはぽにっぽに。

 泡でポコポコして良い子良い子する。

 ねねたの一番凄いとのろはお胸。

 ポヨンとしてて、ムッチリしてて面白い!

 首筋をゴシゴシ、オッパイをゴシゴシゴシゴシゴシゴシしてくるニコに、スミレはなんとも言い難い笑み浮かべてサヲリに助けを求めた。

 

 エロ目的ならなんとでも出来るのだが、ニコは純粋に興味のある部位をゴシっているだけ。

 

 「………耐えろ、ロリ巨乳の宿命w」

 

 真剣な表情のニコ。

 困り果てたスミレ。

 新たな1面を見せる二人に、サヲリは笑みを堪えきれない。

 

 

 

 そして、後にはみんなで一緒にお湯に浸かる。

 

 ーーーザ…ザパァァァァァァァァァ!!

 

 湯船からあふれるお湯に大興奮。

 甲高い怪獣のような歓喜の鳴き声がニコちゃんの口から溢れ、浴室の中でビリビリと反響した。

 

 三人が入ってもまだ余裕のある広い浴室。

 その排水口の上にはお湯を満載した桶が置かれ、僅かな隙間にはタオルが敷かれている。

 

 浅くて、広い温泉プールが浴室の床に完成した。

 

 「キャピぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」

 

 衛生上よろしくは無いのだが、子供は汚れに無関心。

 むしろ汚れている物ほど好きまである。

 ニコは大喜びでお湯に満ちた床に乗り出し、アヒル伍長を手にしてひとり遊びを始めた。

 

 生暖かい目でその様子を見守る二人。

 

 「懐かしいなぁ…小さい頃お父さんがよくこうやって遊ばしてくれたっけ」

 

 「あぁ…スミレも」

 

 幼少期の二人の接点はとても少ない。

 それでも、親を同じくした二人だからこそ分かち合える過去にゆっくりと思いを馳せた。

 

 「…にしても、5年前のアーシがこの状況聞いたらどんな反応したかねー」

 

 「お父さんが可愛くなっちゃったこと?」

 

 「ん〜、それもあるけど…」

 

 対面する姉妹の視線がかち合う。

 

 「サヲリと一緒にお風呂だなんて、ありえなかったっしょ?」

 

 「ふふっ、それは…確かに」

 

 高級マンションの一室だけはあり、浴槽の広さは十二分だ。大人二人がゆっくりと伸ばした脚をお互いに突きあって遊べる程度には。

 

 「それにしてもサヲリ、鍛えてるよね」

 

 「ふむ…最近はトレーニングの頻度が落ちて中の肉は随分弱くなっているのですが、学生時代に培った筋肉で形がついていますからね」

 

 「アーシが今から鍛えたらどうなるかな?」

 

 「どうでしょうね…まずその胸の贅肉が邪魔で動けないのでは?」

 

 「はぁ〜!?」

 

 「そも、スミレは根性が足りません。3日で()まるのが目に見えてますね」

 

 「そりゃキツイのは苦手だけどさぁ! もっと言い方あるくない!?」

 

 ツンツンと脚を攻撃してくる妹。

 それを微笑ましく見つめて。

 

 「それで、あの日の事…話してくれるんですよね?」

 

 穏やかに本題を投げた。

 ーーーあの日。

 自身が寝落ちした後に何があったのか。

 

 今こそ聞くべきだと思ったのだ。

 

wキャラのコスプレ、誰を選ぶ?

  • やはり主人公! ヒイロ・ユイ
  • ココこそヒロイン! リリーナ・ドーリアン
  • お母さん! デュオ・マックスウェル
  • スネ夫! トロワ・バートン
  • 頑固ショタ! カトル・ラバーバ・ウィナー
  • オデコ紳士! 張五飛
  • 火消しの! ゼクス・マーキス
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