酔うじょオペレーション   作:マキシマムとと

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今年もよろしくお願いします【コスプレ】リリーナ・ドーリアン

 

 「正月ぅ〜〜〜??」

 

 

 年末年始。

 配信活動を休止していたゴローへと、リスナーからの事情聴取が刺さっていた。

 

 「そら色々やってたわな〜。旅行でサウナ入ったり、カニ食ったり、あとはゲームしたりイロイロ」

 

 

 ーーー旅行!?

 ーーー裏山

 ーーーそれよりコスだるぉ!?

 ーーーどこ行ったん?

 ーーーカニ鍋か!? カニ鍋なのかッ!?

 ーーースゲー寂しかったんだゾ!

 ーーーサバンナだな

 ーーージャングル…?

 ーーー永遠に仕事してる俺

 ーーー海外?

 ーーーポーズください!!

 

 

 年始1発目となる生配信。

 今回は流石に気合いを入れたい。

 

 そこでゴローは考えた。

 己が新機動戦記ガンダムWと言うアニメの中で、もっとも好きなシーンは…心の奥底に刻まれた性癖を歪める最強のワンシーンは何ぞや…と。

 

 その答えが今回のコスプレなのである*1

 

【挿絵表示】

 

 「いや海外行くのは怖いし、そもそも遊びで旅行となると政府ちゃんが許してくれんのよね。おっちゃんこれでもそれなりに貴重なモルモットらしいですし? まー今回はちょっと国内にツテがあって運良くサウナに入れてな。カニも食えたし万々歳てなもんですが」

 

 久々のサウナ。

 朦朧とするほどの熱気に耐え、その後に肌が裂けるのではと思えるほどキンッキンに冷えた水風呂で身体と頭を急速冷却!!

 雪がチラつく馬鹿げた天候の下で強行した外気浴で脳の中に溜まったゴミをすべて放出したあの一時。

 最高だった。

 

 グツグツと煮え立つ鍋。

 赤く染まったカニ。

 出汁が染み込んだ白菜に豆腐。

 口にする白米は無限に旨さを脳へと伝える。

 そして、そこへ追い打ち(オーバーキル)する生ビールの悪魔的な苦味と旨味の奔流(スパイラル)

 最高だった………!!

 

 ーーーヨダレ垂れとるんだが??

 ーーー元旦明けからエロすぐるやろ…(激怒)

 ーーーエッなゴロー♡♡♡

 ーーーう、イぐぅぅ♡♡♡♡♡♡♡♡

 ーーー幼女がエロ過ぎて…ちぬぅ!!

 ーーーなんてエロいリリーナ様なんだ…(尊シ)

 

 「まぁアレよ、正月を満喫してきたんでね。ここらで配信再開しとこーと思ってさ」

 

 ポポちゃん土下座事件の後はひたすら羽を伸ばしていた。サプライズ旅行に連れて行ってもらった晦日と大晦日。

 

 あの旅行では娘達の気遣いに申し訳無さを感じながらも感謝した。二人と一緒に家族旅行に行けたのは本当に嬉しかったし、家に帰ってからはポポちゃんワールドサーキットで遊び倒たりと、本当に有意義な年末年始となったのだ。

 

 そして今。

 

 「つーか配信前に何度か潜った感想なんじゃけど、プレイヤーのレベルさ、なんかすんげー低なってない??」

 

 連休前のバトオペプレイヤーが血に飢えた野良犬だとするならば、今このバトオペに集うプレイヤーの大半は動物病院に連れてこられたチワワのようにか弱い。

 

 ーーーヒント︰連休

 ーーー引退者が遊びで舞い戻る時期ですし

 ーーー今が稼ぎ時なのよね〜

 ーーー珍しくデカい口叩くじゃんw

 ーーーわかるわ〜

 ーーー人が増えるとどうしても…ね?

 ーーー勝ってから言えよオォン??

 

 「いや…なんつーかジム・レイドくんがおっちゃんのプレイスタイルに合ってんか、単純に機体パワーがあんのかは知らんのじゃけどな〜?」

 

 ピコピコとカーソルを移動する。

 選ばれたのはジム・レイドLv4。

 

 「防御は複合装甲材[Type-B]といつものリンク[装甲]でカバー。残りスロットに移動系パーツを5個も付けてっから、後はなんとか上手いことカスパ拡張ガチャの拡張[攻撃]が入ったら完璧なんじゃけどなー」

 

 ーーーレ・イ・ド・www

 ーーーオモチャ使ってんのw

 ーーーん………カスパ増えてね??

 ーーー流石に高レベルでレイドは無いわ

 ーーーまた泣くんか(ワクワク((o(´∀`)o)))

 ーーー確かにLv2までは勝率悪くなかったけど

 ーーー年末ガチャ回したっぽいな

 ーーー完全強化まで行っとる…

 

 「おっちゃんも最初は思ってたんよ? この子のショッガンは即よろけだからマニュに弱いし遠距離武装も終わってる。流石に無理だろな〜って」

 

 ーーーけど。

 

 ぺろりと唇を舐め、愉快なリスナーを発狂させながらゴローのジム・レイドLv4がコスト500の戦場へと降り立った。

 

 「今回はコロニー落下地域な〜」

 

 楕円形マップ・かつ左右対称のステージであり、今回のゴローはAチームーーーその最後方に配属されていた。

 開幕は右回りに移動するセオリー通り、初期降下地点にほど近い中継地点Bを無視して先頭組の背を追うゴローのジム・レイド。

 しかし、そのレーダーが異変を捉えた。

 

 「バカ野郎…!?」

 

 一緒に降下した僚機が、Aランクまで来たプレイヤーであればまずしないセオリー無視をして堂々と中継地点B制圧のために開幕お座りを敢行してしまった。

 

 即座に確認したレーダーには敵影が…2機!

 

 「クッソが」

 

 これで敵が3機なら諦めもついた。

 しかし2機。

 後続で3・4機と増える可能性もあるが、それでも今は2機だけがレーダーに映っている。

 

 ーーーヤメとけゴロー!

 ーーー放置して安牌

 ーーー身の丈にあった行動が大事やで

 

 リスナーの声に逆らい、角から姿を見せた敵機へと散弾をばら撒く。

 

 ーーーお?

 ーーー2匹巻き込みHitやんけ!

 ーーーたまたまやね

 ーーー姑息な遅延行為…大好きでふ♡

 

 よろける敵機へ追撃はしない。

 即座に壁に姿を隠し、CTが冷えたらまた射撃。

 射程ギリギリの遠距離*2射撃だ。

 

 そのためダメージ量は完全に終わっているが、今はこれで十分である。2機相手に遅延攻撃をする間に僚機がお座り状態から復帰。

 

 その頃には敵影は4。

 3機のヘイトをゴローが受け持っていた。

 

 その先頭にはエンゲージゼロ([追加BST装備型])ーーーつまり、強襲機(マニュ持ち)の姿が…!

 

 ーーーオワタ\(^o^)/オワタ

 

 ゴローがG・レイド用アサルトショットガンを撃ち放つ。当然それはスラスターゲージを消費し高速移動を開始した敵機のマニューバーアーマーを穿く事はなく、脚の止まらない強襲機が一瞬でレイドへと肉薄する。

 

 ーーーだからソレじゃ無理だって!!

 

 「詰んで無いんだな〜…コレがッ!!」

 

 レイドのスラスターが青白く輝き、駆動系が軋みを上げる。若干の前傾姿勢、左肩を前に突き出し盾を構えて敵機へ突撃…!!

 

 「カウンタは取れず…けど!!」

 

 スラスターのゲージ管理、そしてジム・レイドのスキルとの組み合わせで2連続タックルを放つ。

 

 「まだまだぁ!!」

 

 ゴローに気付く余裕は無かったが、度重なる遅延行為の影響、そして引き撃ちによる敵機の炙り出しにより開けた射線が僚機からの狙撃を可能としており、画面の外側では敵の僚機が次々とBRの光に脚を焼かれていた。

 

 タックル後にはCTを終えていた散弾でよろけを継続、即座にダガーに武装を持ち替えてN格闘、そこから繋がるか微妙な副兵装のサーベルがギリギリでHit。

 そのままN→下格闘で敵のHPを一気に半壊させて床に押し倒す。

 

 

 ◇

 

 

 その後も基本、散弾→ダガーN→サーベルN→ダガーNのハメコンを軸にジム・レイドが奮闘を続け、キャリーと言っても差し支えない戦果を叩き出してチームを勝利へと導いた。

 

 「やはり継続」

 

 カシュ…新調したビールジョッキへとお薬を注ぎ。

 

 「継続は力なり。今年も日陰の苔のようにシットリ細々と配信続けてくから、思い出したら見に来てチョンマゲ〜☆」

 

 乾杯!!

 高らかに、ジョッキを空へ掲げるのであった。

 

*1
ワンピ姿で見下してくる姿と競合してかなり悩んだ

*2
実質は中距離

wキャラのコスプレ、誰を選ぶ?

  • やはり主人公! ヒイロ・ユイ
  • ココこそヒロイン! リリーナ・ドーリアン
  • お母さん! デュオ・マックスウェル
  • スネ夫! トロワ・バートン
  • 頑固ショタ! カトル・ラバーバ・ウィナー
  • オデコ紳士! 張五飛
  • 火消しの! ゼクス・マーキス
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